花酵母を使用した新感覚テイスト!「来福酒造」の日本酒で華やかなおうちデートを

「自宅デートでお酒を楽しみたい」とお考えのカップルに向けて、今回は茨城県筑西市の酒造「来福酒造」の日本酒をご紹介します。

来福酒造は築波山麓に蔵を構える、300年の歴史を誇る老舗蔵です。花酵母を使用した日本酒造りが特徴的で、代表銘柄の「来福」をはじめとする多彩なラインナップがあります。

今回は来福酒造の歴史や酒造りに対するこだわりについて解説するとともに、人気の銘柄をピックアップしました。また、相性のよい料理やおすすめしたい飲み方なども合わせてご紹介します。

ぜひ来福酒造の美味しい日本酒で杯を交わしながら、お2人にとって思い出深い時間をお過ごしください。

飲酒は二十歳になってから

飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や乳児期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量を。飲んだ後はリサイクル。

1716年創業、300年の歴史をもつ「来福酒造」

来福酒造の酒造りの様子

来福酒造は創業1716年(享保元年)、茨城県の県西地域北部・筑西市に位置する老舗の酒造です。美しい水の流れる筑波山麓に蔵を構えており、その名水を活かした酒造りは300年以上の歴史を誇ります。

実は来福酒造の代名詞である「来福」は、創業当初から存在する銘柄です。受け継がれてきた伝統を守りながらも日々研究が重ねられ、2003年以降は花から分離した「花酵母」を採用するなど、オリジナリティあふれる酒造りが行われています。

「来福」以外にもさまざまな日本酒銘柄が揃っており、軽快なのど越しの「本醸造酒」やフルーティーな香りの「吟醸酒」、濃厚な味わいの「純米酒」など種類が豊富です。

また、焼酎やリキュール酒、ワインなども製造されており、地場産の原料や伝統的な手法にこだわった来福酒造ならではのテイストを堪能できます。

今回はそんな来福酒造の代表取締役社長でいらっしゃる藤村さんに、来福酒造の歴史や酒造りへのこだわり、商品の魅力などを教えていただきました。

水・米・酵母にこだわった「品質本位」の酒造り

編集部

まずは、酒造を始めたきっかけや歴史、お酒づくりに対するこだわりについて教えてください。

藤村さん

来福酒造は1716年、近江商人が筑波山麓の良水に惹かれ、この地で創業いたしました。以来、筑波山麓の伏流水(軟水)の特徴を活かしながら、「品質での真っ向勝負」を理念とした酒造り一筋で現在に至ります。

美味しい酒造りのためにこだわっているのは、原料である米や酵母です。米は日本全国の農家と契約栽培を行っており、20種類の酒造好適米を使用しています。

また、酵母は花から分離した「花酵母」を採用し、伝統の技術を生かしながらも時代のニーズに合った酒造りを行っています。

蔵元と同じ名をもつ代表銘柄「来福」は、「お飲みになるお客様に福が来る」ことを願う弊社の想いが、名付けの由来です。そのほかにも老若男女が楽しめるようなさまざまな味わいの商品を多数取り揃えておりますので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。

編集部

日本酒造りに使用される酵母というと「清酒酵母」をよく耳にしますが、「花酵母」は初めて聞きました。

来福酒造ではナデシコやベゴニア、ツルバラ、シャクナゲ、月下美人といった花酵母を自家培養して使用されているそうですね。

愛飲者の方の口コミを見ると「ほかの銘柄にはない華やかな味わい」と絶賛の声が多く、花酵母によって洗練された風味が生み出されているようです。

来福酒造の銘柄を味わう際には、どの花酵母が使用されているのか注目してみようと思います。

数々の名誉あるコンテストで受賞

来福酒造で作業を行っている職人さんの写真

編集部

過去の受賞歴などあれば教えていただけますか?

藤村さん

弊社の銘柄は、以下のような各種コンテストにて数々の賞を受賞しております。

編集部

全国規模で新酒の出来栄えを競い合う「全国新酒鑑評会」では、2010年以降3度も金賞に輝いていらっしゃいますね。また、「SAKE COMPETITION」や「IWC」といった世界規模でのコンテストでも受賞されていらっしゃることからも、来福酒造の品質や味わいが幅広く評価されていることがうかがえます。

そのように日本でも世界でも認められている来福酒造の日本酒、ぜひいろいろな種類を味わってみたいです。

来福酒造で人気のラインナップをご紹介

来福酒造の代名詞である「来福」には、甘口~辛口までさまざまなラインナップがあります。また、焼酎やリキュール、ワインなど、日本酒以外の銘柄も魅力的です。

ここでは特に人気の商品を5点ピックアップし、それぞれの特徴についてご紹介します。

迷ったら選びたい、来福酒造を代表する「来福 純米吟醸 愛山」

来福酒造の一番人気は「来福 純米吟醸 愛山」です。やや甘口のバランスのとれた味わいで、リンゴを思わせる華やかな香りを感じられます。近年、各種コンテスト(IWC・KURA MASTER・全米日本酒歓評会など)で高い評価を得ており、どの銘柄にしようか迷ったらぜひ選びたい銘酒です。

1.8L:3,410円
720ml:1,705円

辛口テイストをお好みなら「来福 純米吟醸 超辛口」

辛口の日本酒を好む方には「来福 純米吟醸 超辛口」が人気です。日本酒度+18のシャープなのど越しが特徴的で、食事に合わせやすい、後味にキレがあるなどの魅力があります。

1.8L:2,915円

甘さのなかにキレのある「スイート 来福」

ほのかに甘いタイプの日本酒をお探しなら、「スイート 来福」がおすすめです。甘さのなかにキレがあり、甘さが残らないのですっきりと飲めます。

1.8L:2,750円

デザート感覚で楽しめる「Raifuku MELLOW」

食後のひとときを楽しみたいカップルには、「Raifuku MELLOW」がぴったりです。甘酸っぱいテイストが大人気で、デザート感覚で味わえます

1.8L:3,410円

日本酒以外のおすすめは「リキュール」

日本酒以外でおうちデートに最適なのが、地元の梨を使用した「梨リキュール」をはじめとするリキュールです。ほかにも「ヨーグルトリキュール」や「いちごリキュール」などさまざまな種類があり、カップルでのくつろぎタイムを華やかに演出してくれます。

日本酒好きの方におすすめの銘柄TOP3

日本酒好きなカップルなら、ぜひお好みの飲み方で日本酒を味わいましょう。来福酒造でも「好きな相手と楽しく飲む」をコンセプトとしており、どの銘柄においても飲み方は指定されていません。

日本酒を主役に用意して、その日その日で違ったおつまみを合わせるのもいいですね。普段より強めのお酒にチャレンジしやすいことも、おうちデートならではの醍醐味です。

それでは、来福酒造の藤村さんが教えてくださった、日本酒好きにおすすめの銘柄をご紹介します。

第1位:「来福 純米吟醸 愛山」

先ほど一番人気とご紹介した「来福 純米吟醸 愛山」は、普段日本酒を飲むことの多いカップルにぜひ試していただきたい銘柄です。兵庫県産のお米「愛山」とツルバラの花酵母の相性が抜群で、深みのあるやわらかな味わいを堪能できます。

来福酒造の「来福 純米吟醸 愛山」 原料米 兵庫県産愛山
アルコール分 15度
花酵母 ツルバラ
価格 300ml:605円
720ml:1,705円
1.8L:3,410円
味わい やや甘口
飲み方 お好みで

第2位:「来福 純米吟醸 山田穂」

「来福 純米吟醸 山田穂」は、山田錦の母に当たる酒造好適米「山田穂」を使用した純米吟醸酒です。ややドライな飲み心地で、上品な香りと山田穂のすっきりとした旨味を味わえます。
来福酒造の「来福 純米吟醸 山田穂 原料米 兵庫県産山田穂
アルコール分 16度
花酵母 ベゴニア
価格 720ml:1,705円
1.8L:3,410円
味わい やや辛口
飲み方 お好みで

第3位:「来福X(エックス) 黒」

「頭で考えて飲むのではなく、感じていただきたい」という来福酒造の想いにより、スペックは非公開の「来福X 黒」。常温のまま、冷酒、熱燗…と飲み方を変えながら、香りや味わいの違いをお楽しみください。
来福酒造の「来福 エックス 黒」 原料米 非公開
アルコール分 非公開
花酵母 非公開
価格 720ml:1,705円

1.8L:3,410円
味わい 普通
飲み方 お好みで

藤村さんからのコメント

「来福 純米吟醸 愛山」「来福 純米吟醸 山田穂」「来福X 黒」には、地元・霞ヶ浦の名物「わかさぎの一夜干し」が最高に合います!

日本酒初心者におすすめの銘柄TOP3

普段は日本酒を飲まないカップルも、おうちデートでぜひ日本酒デビューしてみてはいかがでしょうか。「日本酒はアルコール度が高くて不安」という方も、ご自宅でならチャレンジしやすいと思います。

ここでは、藤村さんに「日本酒初心者にも飲みやすい銘柄」を3つセレクトしていただきました。どれも甘めで飲みやすく、食後のデザートにもぴったりです。ぜひチェックしてみてくださいね。

第1位:「Raifuku MELLOW」

「Raifuku MELLOW」は、仕込み水の一部に純米酒を使用して仕上げた生酒です。「MELLOW」という名の通りとろけるように甘いテイストなので、日本酒初心者の方も抵抗なく楽しめますよ。お食事中に飲むなら、ぜひ生牡蠣と一緒に味わってみてください。

来福酒造の「Raifuku MELLOW」 原料米 非公開
アルコール分 15度
花酵母 非公開
価格 720ml:1,705円
1.8L:|3,410円
味わい かなり甘口
飲み方 ロックや炭酸割など

第2位:「スイート 来福」

「スイート 来福」は、地場産の酒造好適米「若水」を使用した純米生原酒です。爽やかなのど越しが心地良く、お米本来の甘さや旨みを存分に味わえます。甘さのなかにキレがあるので、スイーツと合わせても面白いかもしれません。

来福酒造の「スイート 来福」 原料米 地元産若水
アルコール分 17度
花酵母 おしろい花
価格

720ml:1,375円

1.8L:2,750円

味わい 甘口
飲み方 冷やして

第3位:「Sparkling Raifuku」

2019年のSAKE COMPETITIONではスパークリング部門でGOLD賞(第2位)に輝くなど、数々の受賞歴をもつ「Sparkling Raifuku」。まるでスパークリングワインのような風味を味わえる発泡清酒で、酸味を活かしたドライな口当たりです。料理に合わせやすいだけでなく、乾杯酒にもぴったりですよ。

来福酒造の「Sparkling Raifuku」 原料米 非公開
アルコール分 12%
花酵母 非公開
価格 375ml:990円
750L:1,925円
味わい 普通
飲み方 キンキンに冷やして

来福酒造の日本酒を購入する方法

来福酒造の日本酒は、全国の地酒専門酒販店にて購入できます。なお、酒造では販売は行っていませんが、「オンライン酒造見学」や「現地酒造見学」が行われているのでぜひチェックしてみてください。

「現地酒造見学」では来福酒造の蔵や酒造りの様子を見学できるため、特に日本酒好きのカップルは必見ですよ。

>>「オンライン酒造見学」や「現地酒造見学」について詳しくはこちら

まとめ:日本酒デビューにもおすすめしたい来福酒造

香り豊かな花酵母と米の融合により、個性豊かな酒造りを追求している「来福酒造」。その実力は権威ある品評会でも高く評価されており、特に代表銘柄「来福」は国内のみならず世界でも一目置かれる銘酒です。

甘口~辛口まで多彩なラインナップがあるので、まずはお好みのテイストに合わせて小さなボトルから試してみてください。特徴の異なる銘柄を何種類か用意して、「食前酒にはこれがいいかも」「この料理にはこっちのほうが合いそう」など、カップルで相談しながら味わうと楽しそうです。

日本酒デビューにもぴったりな飲みやすい商品もたくさんあるので、ぜひ来福酒造のラインナップをチェックしてみてくださいね。

最後に、今回インタビューに答えていただいた藤村さんから、メッセージをいただいたのでご紹介します。

藤村さんからのコメント

日本酒はずっと同じ銘柄を飲むのではなく、ぜひ何種類かをシェアしながらそれぞれの特徴を味わっていただきたいです。

来福酒造では乾杯酒からデザート酒まで豊富な種類をご用意しておりますので、弊社の製品だけでもいろいろとお楽しみいただけます。それぞれタイプが違うので、ご自身のお好みを探す楽しさもありますよ。

来福酒造の基本情報

住所 〒300-4546
茨城県筑西市村田1626
問合せ先 0296-52-2448
問い合わせフォーム:https://raifuku.co.jp/contact
営業時間 冬季:9:00〜17:00
夏季:9:00〜16:00
定休日 ・毎週日曜日
・第2、4、5土曜日
・祭日
公式サイト https://raifuku.co.jp/

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