常陸太田市で暮らす良さとは?移住のための仕事・住居・支援情報

この記事では、茨城県の常陸太田市(ひたちおおたし)への移住を考えている方のために、市の魅力や暮らしに関する情報をご紹介します。

常陸太田市は茨城県の北東部に位置し、南北に長い形をしています。自然が豊かな地域で、春は樹齢約300年を誇る泉福寺の見事な七反のシダレ桜、秋には竜神大吊橋から見る絶景の紅葉が目に飛び込みます。都会とは一味も二味も違う風景に囲まれながら毎日を過ごしたい方にはぴったりな場所です。

さらに常陸太田市は「歴史と文化」が色濃く根付く土地でもあります。残されている多くの史跡や寺院から、いにしえの時代から続く人々の息遣いを感じ取ることができるのも、他のまちにはない常陸太田市ならではの魅力です。

そんな常陸太田市で生活する魅力や移住支援情報について、市役所の會澤さんに伺った内容をもとに詳しく紹介します。

常陸太田市企画部少子化・人口減少対策課の會澤さん

常陸太田市の暮らし、3つのメリット

常陸太田市の暮らしの特徴

茨城県の市町村の中でも最大の面積を有する常陸太田市は、田園風景や特産品であるソバの畑が広がるのどかなまちです。市が主催している独自のお祭りやイベントが盛んで、観光名所である竜神大吊橋では、鯉のぼりまつりや風鈴まつりが行われています。また、竜神大吊橋ではバンジージャンプなどのアクティビティもできます。

そんなワクワクする催し物がたくさんありながらも、市の歴史は深く、国の重要文化財に指定されている建物や史跡が多くあります。過去と現在がうまく調和した常陸太田市にしかない雰囲気があふれているのも、人気を集めているポイントです。

そして今ではメジャーになった子育て支援ですが、常陸太田市は10年も前から全国に先駆けて行ってきた草分け的な存在だったということも忘れてはいけません。そんな常陸太田市での暮らしが向いているのは、以下のような方です。

  • 大都市へのアクセスが便利な場所に住みたい
  • 自然が豊かな場所で暮らしたい

特徴1:大自然を満喫できるスポット、イベントが豊富

常陸太田市に広がる田園風景

周りをぐるっと山に囲まれた常陸太田市は、見渡すかぎりの大自然であふれています。都会のようなレジャー施設はありませんが、あくせくした雑踏から少し距離を置きたい人、美味しい空気を吸いながら大自然の中で子どもを育ててみたい人にはおすすめの土地です。

常陸太田市は、全国に誇るそばのブランド品種「常陸秋そば」の生産地です。珍しいそば畑の風景は、まるで絵画の一部を切り取ったかのような美しさです。写真で見るだけでもハッと息をのむ光景ですので、実際に見てみるとその美しさに心を打たれる人は多いのではないでしょうか。

常陸太田市のそば畑
▲常陸太田市に広がるそば畑の様子

さらに、常陸太田市の自然の美しさを引き立たせるイベントも数多く開催されています。市内に咲き乱れた桜を愛でる「桜まつり」や、歩行者用のつり橋では全国2位の長さを誇る竜神大吊橋を舞台にした「鯉のぼり祭り」に「風鈴まつり」、個性が豊かなかかしの出来栄えを競う「かかし祭り」など、他では見ることができないユニークな催し物がめじろ押しです。

常陸太田市西山公園の桜まつり
▲桜まつりが行われる常陸太田市西山公園の様子

楽しいことが大好き、自然の中で仲間や家族とたくさんの思い出を作りたいという人にとっても、常陸太田市での暮らしは肌に合っていると思います。

特徴2:長い歴史と文化がある

常陸太田市には国が指定する重要文化材や、歴史のある史跡や寺院が存在しています。派手さはありませんが、由緒のある歴史を重んじたり、昔から残る建物に思いをはせたりすることができます。歴史が好きな人、歴史的価値のある土地でゆっくりと過ごす時間を大事にしたい人にはぴったりな場所です。

常陸太田氏源氏川横に咲く彼岸花
▲源氏川の彼岸花

車での移動が一番便利ですが、市内を巡る路線バスに乗って文化財を巡るのも楽しいかもしれません。運転していると見逃してしまいがちな常陸太田市の美しい景色を、バスの車窓から堪能するのも良いですね。道中は常陸太田市のシンボルであるけやきの木や、市内を流れる源氏川に咲き誇る彼岸花を見つけながら目的地を目指してみてください。そのような時間も、心休まるひと時となるのではないでしょうか。

常陸太田市に残る主な文化財をいくつかピックアップしましたので、移住前に気になる場所へ足を運んでみるのも良いと思います。そうすることで一層、常陸太田市での暮らしがリアルにイメージできるかもしれません。

西山御殿 水戸黄門で知られる水戸光圀公が晩年を過ごした場所。美しい庭園もあり国指定の史跡となっている。西山御殿の公式ホームページはこちら
旧茨城県立太田中学校講堂 当時流行したスティックスタイルと呼ばれる造りになっており、現存しているものは非常に稀といわれている。国の重要文化財に指定。
西金砂神社(にしかなさじんじゃ) 神社内は自然に囲まれ、県の天然記念物に指定されているイチョウやサクラの木を見ることができる。72年ごとに行われる大祭礼での田楽舞(国選択・県指定無形民俗文化財)も有名。
佐竹寺 鎌倉時代から江戸時代にかけて常陸国を支配していた佐竹氏の祈願寺。安産や厄除けに効果があるといわれている十一面観音像もあり、多くの参拝者が訪れている。

特徴3:子育てをこの地域でしたいと思える制度がある

常陸太田市は全国の自治体に先駆けて、いち早く子育て支援制度の拡大と充実を図ってきたパイオニアであることを忘れてはいけません。今ではさまざまな自治体が子育て支援政策を打ち出していますが、常陸太田市のように10年以上も前から先進的に取り組んできた地域は多くありません。

常陸太田市では「子育て上手」の市と銘打ち、結婚・妊娠・出産・育児に関わる手厚い支援を展開しています。他では見られないユニークな制度もありますので、さっそく見ていきましょう。

また助成金を受ける際には細かな条件が設定されています。詳細ページを確認し、自身が対象になるのか確認してみてくださいね。

妊娠・出産時に受けることができる制度

内容 概要
妊婦インフルエンザ予防接種助成 全額助成 妊娠した方に向けてインフルエンザ予防接種の費用を助成
風しん予防接種助成 5,000円助成 妊娠を希望する方とそのパートナー、または妊娠している方とその同居家族に向けて麻しん風しん混合ワクチンの接種費用を助成(風疹単独ワクチンも可能)

また、妊娠期から産後まで母親、2歳までの子を対象に助産師が相談に乗ってくれる「助産師なんでも相」もあり、特に初産のママには頼れる存在です。妊婦1人につき3回まで、沐浴、授乳についての相談などに無料で対応してもらえます。

子どもの医療費に関する支援制度

内容 概要 リンク
医療福祉費支給制度 〔自己負担〕
外来:1日600円(月2回を限度)
入院:1日300円(月3,000円を限度)
所得制限により茨城県の医療費助成制度を利用することができなかった0~18歳の方・妊婦を対象に、医療費を助成 公式
任意予防接種助成(おたふくかぜ) 2,440円助成 1~6歳未満の子のおたふくかぜの予防接種料金を助成 公式
任意予防接種助成(小児インフルエンザ) 1回につき2,000円を助成(接種期間は10月~2月末まで)
1~13歳未満:2回
13~19歳未満:1回
1~19歳未満の子のインフルエンザの予防接種料金を助成 公式

保育・教育に関する支援制度

助成内容 概要 リンク
給食費の助成 給食費が無料 幼稚園・保育園・こども園に通う3歳以上の園児の給食費を無償化 -
保育園・こども園の保育料軽減 保育料の減額 保育園及びこども園に通う3歳未満児の保育料を減額。また、3人目以降の保育料を無償化 -
奨学資金制度 高等学校:月額1万8千円
大学:年額50万円
経済的理由により修学が困難な方に奨学資金を貸与する。(常陸太田市の優良な生徒や学生が対象) 公式
給食費減額 給食費が半額 小中学校の給食費が半額 -
路線バス利用学生定期券購入助成 期間が3ヶ月を超えるバス定期券の購入費の一部を助成 中学校・高等学校に通学する方を対象に、バス定期券の購入費を助成(市内に住所のある人が対象) 公式
中学生フリー定期券の交付 市内すべてのバス停留所における乗り降り可能なフリー定期券を交付 市内在住かつ市内の中学校に通う中学生を対象 -

たくさんの支援制度がありますが、特に3歳未満の子の保育料が減額、給食費が軽減される制度は親にとって、とてもありがたいと思います。子育てに関する制度が充実していることで、常陸太田市で子どもと一緒に暮らすイメージを膨らませることができますね。

その他のシーンで受けることができる制度

助成内容 概要 リンク
不妊治療費の助成 1回につき10万円 医療保険が適用されない「体外受精」及び「顕微受精」の費用を助成。対象年齢は43歳未満で所得制限はなし 公式
不育症治療費の助成 実際にかかった費用の2分の1
1年に10万円が上限
不育症治療の中で医療保険適用外の検査や治療に要した費用を助成。所得制限はなし。期間は通算で5年間を限度とする 公式

他にも、小・中学生への英語検定料の助成といった珍しい制度もあります。このように学習を後押ししてくれる制度があると、検定へのチャレンジを子どもに促すきっかけになるかもしれませんね。

子育てに関する相談・支援窓口が1か所にまとまっている

令和3年4月26日には、子育てに関する相談・支援窓口が1か所にまとまった「常陸太田市子育て世代包括支援センターここキララ」が常陸太田市役所分庁舎1階に開設されました。

常陸太田市子育て世代包括支援センター「ここキララ」の入口
▲常陸太田市子育て世代包括支援センター「ここキララ」

常陸太田市子育て世代包括支援センター「ここキララ」のキッズスペース
▲「ここキララ」のキッズスペース

「ここキララ」では、以下のような手続きや相談を受け付けています。

  • 母子健康手帳の交付、新生児訪問、養育医療
  • 妊娠・出産・育児に関する相談全般
  • 子育てや家庭内の悩みや不安に関する相談
  • 子ども相談室「にじいろ」(発達に関する相談)関係
  • 虐待・DVに関すること
  • 児童手当、児童扶養手当等に関すること
  • おむつ購入費の助成
  • 保育園・こども園・放課後児童クラブに関すること

市役所のさまざまな課にまたがっていた相談・情報提供の場を1か所にまとめることで、よりサポート体制が手厚くなっています。このような施設から、常陸太田市全体で子どもを育てよう、子どもを育てる親を応援しようという体制が整っていることが感じられます。

子育て施設も充実している

常陸太田市では「じょうづるはうす」という子育て支援施設があります。就学前までのお子さんがのびのびと遊んだり、保護者同士が情報を交換したりする交流の場として親しまれています。

子育て支援・じょうづるはうす屋外遊技場
▲子育て支援・じょうづるはうすの屋外遊技場

時には地域に根差した講師を招いて、ベビーダンスや体操教室などを行っています。他の地域にも子育て支援施設はありますが、保育園や幼稚園と併設しているというところも多いのではないでしょうか。単独でここまで規模が大きく、自由に活動できる施設はなかなかありません。移住先で、育児も楽しみたいと思う人にはおすすめの地域ですよ。

じょうづるはうすに関する詳しい情報は、こちらから確認していただけます。

(公式URL)じょうづるはうす

常陸太田市の暮らしに関する情報

常陸太田市の特産品・常陸秋そば(つけけんちん)
▲常陸太田市の特産品・常陸秋そば(つけけんちん)


ここからは、実際に常陸太田市に移住して生活する時に必要なデータを紹介していきます。

気候 四季を通じて穏やかな気候の土地ですが、冬に積雪が観測されることもある。年間平均気温は12.9度だが、1月の平均気温は1.6度、2月は2.6度と低く、寒さ対策は必要。
常陸太田市の詳しい気候について→常陸太田市の気候データ
人口 約46,000人(令和5年6月1日現在)
病院 4つの総合病院と20件以上のクリニック、歯科医院がある。
学校 幼稚園2、小学校8、中学校8(うち県立中高一貫校1)、高校2、
特別支援学校1
文化・芸術 西光寺(本尊の木造薬師如来坐像は国の重要文化財)
佐竹寺(本堂は国の重要文化財)
旧茨城県立太田中学校講堂(国の重要文化財)
食べ物 金砂郷地区の蕎麦粉は、国内有数の産地。全国の中でも品質が高いと言われている「常陸秋そば」は贈答用にも有名。ぶどう、梨、柿、こんにゃく・納豆・醤油・コシヒカリ「天恵こがね米」など多数の名産品がある。
交通 東京まで、車・電車で約2時間。東京までの高速バスも出ている。
水戸駅まで電車で40分。
娯楽 竜神大吊橋からのバンジージャンプ、竜神峡でのカヌー、ボート、ハイキング、ゴルフ場・温泉
近隣都市 高萩市、日立市、常陸大宮市、那珂市、久慈郡大子町
福島県:東白川郡矢祭町、塙町

常陸太田市で移動をするなら、バスという選択肢もありますが、住む場所によっては近くにバス停がない場合もあるため、車があったほうが便利です。実際、市内にお住まいの方も車で移動される方が多いようです。

スーパーやドラッグストア、医療機関、金融機関など生活に必要な場所への移動に加え、温泉やゴルフ場などもすべて車で40分ほどの距離におさまっているため、車があれば不便がなさそうだということがここからも分かりますね。


また大きな商業施設も市内にあるため、日常の買い物に加え衣類や雑貨類なども、ほとんどのものが市内で揃います。これなら、買い物で困ることはなさそうですね。

最寄りの比較的大きな都市、かつ県庁所在地である水戸市までも常陸太田駅から電車で約40分で行くことができます。少し距離がありますが、もし常陸太田市内で揃わないものがあった場合は、週末にプチ旅行感覚で出かけてみるのも良いと思います。

東京までは2時間と、いつでも気軽に行ける距離ではありませんが、日帰りが可能な範囲内ではあります。朝早くに出発して東京で遊び、夕方過ぎに帰ってくるということもできますので、休日に足をのばしたり、家族旅行などで計画を立てたりするのも良いですね。

【仕事】豊富な求人案件がそろっている

常陸太田市の正社員の仕事を探すと、さまざまな職種が募集されています。大手求人サイトでは事務、販売、サービス業、教育、福祉などの案件がそろっていました。

隣接する常陸大宮市、高萩市、日立市、那珂市まで範囲を広げればさらに数も倍以上に増えますが、常陸太田市の中の求人だけで十分対応できるといって良いでしょう。

常陸太田市、茨城県、全国の平均世帯年収をまとめましたので、こちらも参考に求人を探してみてください。

▼平均世帯年収

常陸太田市 約460万円
茨城県 約510万円
全国 約500万円

※縁結び大学独自調べ(2022年9月)

また、移住者に特化した就業支援はありませんが、常陸太田市主催の就職セミナーや面接会などは毎年開催されています。これらの常陸太田市の就労支援に関する情報は以下のページに掲載されていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

常陸太田市の就労支援

常陸太田市のテレワーク移住奨励金事業

また常陸太田市ではテレワーク移住奨励金事業を行っており、常陸太田市に移住しテレワークで市外の仕事を継続している方に対して最大30万円の奨励金を支給しています。現在はますますテレワークが推奨されていますので、現在の仕事をそのまま続けながら常陸太田市に移住するという方法もありますね。

テレワーク移住奨励金事業の奨励金受給には条件がありますので、詳しくはこちらを参考にしてください。

(公式URL)常陸太田市テレワーク移住奨励金事業

【住まい】移住者向けの住宅支援も豊富

賃貸物件ですと、戸建てが6件、アパート・マンションが約44件見つかりました。常陸太田市で住まいを探すことは、それほど困らないといえるでしょう。

家賃も東京と比べるとおよそ4分の1程度です。家賃についての相場をまとめましたので、こちらも参考に住まいを検討してみてください。

【常陸太田市の家賃相場】

  • 1K〜1DK:4万円
  • 1LDK〜2DK:5.2万円
  • 2LDK〜3DK:6万円

※縁結び大学独自調べ

賃貸の他に、空き家や空き地を活用するという方法もあります。市の公式ホームページには空き家・空き地情報が登録されていますので、リフォームをしたり、家を建てたりすることを検討する場合にはチェックしてみるのがおすすめです。

【常陸太田市の空き地・空き家件数】

  • 空き家:13件
  • 空き地:14件

※縁結び大学独自調べ

▶常陸太田市の空き家に関する情報
常陸太田市空き家登録物件一覧

▶常陸太田市の空き地に関する情報
常陸太田市空き地登録物件一覧

住まいに関する助成金

常陸太田市では住まいに関する助成金の種類が豊富です。例えば、新婚家庭に家賃を補助するといった、他の自治体ではあまり見かけない助成金もあるので注目してください。

また、助成金を受けるには細かな条件が設定されています。条件に関する詳細は、公式ページ等でご確認ください。

▼賃貸住宅に関する助成内容

助成上限額 概要 リンク
新婚家庭家賃助成事業 最大月額1万5千円 結婚3年以内、かつ夫婦どちらも満50歳以下の新婚家庭を対象に家賃を助成。期限は最大4年間 公式

▼住宅購入に関する助成内容

助成上限額 概要 リンク
子育て世代向けの住宅取得促進助成金 新築住宅(築1年未満):30万円
築後1年以上10年未満の住宅:25万円
築後10年以上の住宅:20万円
子育て世代が住宅を取得する場合、助成金を交付する。結婚5年以内か中学生以下の子がいる世帯が対象 公式
子育て世帯等住宅増改築助成事業 増改築に係る費用が100万円以上の場合:20万円
増改築に係る費用が100万円未満の場合:10万円
子育て世帯等と同居するために増改築した場合、住宅増改築助成金を交付する 公式

▼空き家利用に関する助成内容

助成上限額 概要 リンク
空き家リフォーム工事助成事業 助成対象経費の総額に、2分の1を乗じた金額(上限100万円)
地域材使用した場合は木材費を上乗せして助成(上限10万円)
空き家(空き家・空き地バンクに登録された物件)のリフォームに要する費用の一部を助成する 公式
空き家家財道具等処理費用助成事業 助成対象経費の総額に、10分の10を乗じた金額(上限20万円) 空き家(空き家・空き地バンクに登録された物件)の家財道具等を処理にかかった費用の一部を助成する 公式
空き家・空き地点検や除草等の費用 見守り・点検:1回当たり上限2,000円
維持管理(除草・剪定・伐採):年度当たり上限5万円
空き家や空き地の点検、除草にかかる費用を助成する 公式

空き家の成約件数からもわかる常陸太田市の魅力

常陸太田市では平成27年から空き家の登録を開始し、これまで100件超の成約を達成したそうです。成約が1年に1〜2件という地域もある中、年間10件以上という数字はとても驚きです。この結果から、常陸太田市に住みたいと思った人が多く、魅力的なまちであることがわかります。

常陸太田市へ移住した人の体験談や感想

茨城県常陸太田市へ移住した人の声

実際に常陸太田市に移住した人はどのような思いを抱いているのか、気になることも多いと思います。ここでは移り住んだ人の生の声を紹介していきますので、日常の常陸太田市の情景を感じ取ることができると思います。

【常陸太田市に移住してよかったこと】

  • 地域の人々が温かく移住を受け入れてくれた
  • 地域の人と一緒に子育てをしているような環境に満足している
  • 水や空気がきれい

移住者にとって、地域の人から受け入れてもらえるかどうかというのは大きなポイントとなる項目だと思います。常陸太田市では移住者を歓迎し、地域の住民として一緒に過ごしていこうとする心が見られるようです。これは移住者としては願ってもない環境ですよね。

【常陸太田市に移住して感じた悩み】

  • 買い物をする場所が少ない
  • レジャー施設が少ない

東京都心部のような都会と比べると大型商業施設やレジャー施設は少ないかもしれませんが、生活に必要であるスーパーや商店、病院、学校といった施設はほぼ整っているように思います。

大きな施設への買い物は、休日に家族と一緒にミニ旅行感覚で出かけると考えると良さそうです。また遊ぶ場所に関しては、大自然の中で自ら考えて豊かな想像力を養っていく時間と考えてみるのはどうでしょうか。

移住前に、お試し移住をしてみよう!

移住する前に実際に住んでみてから決めたい!という方も多いのではないでしょうか。そんな要望に応えて、常陸太田市での生活を実際に体験できる施設があります。

お試し移住は、宿泊施設と比べると、費用を抑えながら常陸太田市の生活を体験することができる制度です。費用を抑えることで長期滞在も可能となり、たっぷりと常陸太田市での暮らしを体験してから移住を決めることができるので、失敗するかもしれないという心配が減ると思います。

常陸太田市田舎暮らしトライアルハウス「Jinba」

常陸太田市田舎暮らしトライアルハウスJinba(平成29年4月1日オープン)

居住物件 茨城県常陸太田市小菅町1522番地(平成29年4月1日オープン)
構造 木造平屋5DK
利用料 1日2,000円、8日目以降は1日1,000円(光熱水費込み)
その他 Wi-Fiがあるのでリモートワークもできます

常陸太田市田舎暮らしトライアルハウス「勉知庵」

常陸太田市田舎暮らしトライアルハウス勉知庵(平成31年1月4日オープン

居住物件 茨城県常陸太田市久米町1625番地(平成31年1月4日オープン)
構造 木造2階建・1階(4DK)を利用可能(2階はスタッフルームのため利用できない)
※常駐はしていない
利用料 1日2,000円、8日目以降は1日1,000円(光熱水費込み)
その他 Wi-Fiがあるのでリモートワークもできます

常陸太田市田舎暮らしトライアルハウス「Machiya」

常陸太田市田舎暮らしトライアルハウスMachiya(令和2年7月26日オープン)

居住物件 茨城県常陸太田市町屋町2212-1番地(令和2年7月26日オープン)
構造 木造平屋5DK
利用料 1日2,000円、8日目以降は1日1,000円(光熱水費込み)

常陸太田市お試し居住に関する詳しい情報は、こちらをご覧になってください。

じょうづるライフ「常陸太田市お試し居住!」

常陸太田市への移住に関する情報・お問い合わせ

常陸太田市へ移住を検討する際に役にたつ情報、お問い合わせ先を紹介します。

移住・定住相談室「じょうづるライフ3110(さあ,移住!)」

常陸太田市移住相談担当の皆さん

常陸太田市では移住・定住の相談業務を行う窓口「常陸太田移住・定住相談室 じょうづるライフ3110」を開設しています。本格的に移住が決まっていない場合でも、気軽に話を聞いたり、疑問に思っていることを質問したりできます。

常陸太田市に興味のある方はもちろん、移住に興味はあるけれど、何からはじめたら良いのかわからないという方もぜひ足を運んでみてください。移住するというのは人生の中でも大きな決断のひとつです。常陸太田市が大好きな優しい担当者が、あなたに寄り添いながらお話を聞いてくれますよ。

常陸太田市移・定住相談室で相談を受ける會澤さん

▶移住・定住相談室に関するお問い合わせ
少子化・人口減少対策課

▶移住に関する詳しい内容をもっと知りたい方はこちら
ひたちおおた移住・定住総合サイト じょうづるライフ さぁ移住!

問い合わせ先

担当課 常陸太田市少子化・人口減少対策課
住所 茨城県常陸太田市金井町3690
電話番号 0294-72-3111
問合せフォーム https://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/inq.php
公式サイト https://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/page/dir004947.html