
高知県日高村への移住!暮らしの特徴・仕事・支援情報を紹介
この記事では、地方移住を検討している方に向けて高知県日高村の魅力をご紹介します。
日高村は、清流・仁淀川が流れる自然環境豊富なまちでありながら、県庁所在地である高知市まで30分、そのほか近隣市町村にも15〜20分ほどでアクセスできる好立地な場所に位置しています。
通勤や買い物に出かけるのにも便利で、自然環境の中子どもたちがのびのびと過ごせるまちとしてファミリー世帯の移住希望者からの注目を集めています。
それでは早速、日高村の魅力や移住情報についてご紹介しましょう。
日高村での暮らし:2つの特徴
日高村は緑あふれる田園風景と美しい仁淀川が流れる自然環境に恵まれたまちです。
特産品がトマトであることや、村長のオムライス好きがきっかけで、国道33号線沿いには「日高村オムライス街道」があるなど、ユニークな取り組みが話題です。
▲日高村は高知県を代表するトマトの産地。特産品の「シュガートマト」
▲全国からもオムライスファンが訪れる「オムライス街道」は2023年に10周年を迎える
そんな日高村への移住は、下記のような方に適しています。
- 休みの日はアクティブに出かけたい
- 日常的に自然に触れていたい
なぜ上記のような方に日高村の移住が向いているのか、特徴を交えながらご紹介していきます!
特徴1:近隣市町村へのアクセス良好!村内外へも気軽に遊びに行ける
日高村は、水質日本一に輝いたことのある仁淀川を有するまちです。一方で県庁所在地である高知市まで車や電車ともに約30分とアクセスが良いため、ベッドタウンとして生活している方も多くいます。JRの駅を3つ有しているので、公共交通機関も充実しています。
また、高知市だけでなく土佐市や佐川町・いの町などの近隣市町村までは、車があれば15〜20分でアクセスが可能です。日高村内には高速道路のICはありませんが、近隣の市町村にあり、村内感覚で利用できるので不便を感じないでしょう。
日高村は、村内にとどまらず色々なエリアにお出かけしたいアクティブな方にもぴったりな移住地といえます。
特徴2:自然環境が豊富!日常的に自然に触れられる
日高村は、高知県のほぼ中央に位置しています。北には清流・仁淀川が流れており、中心部は丘陵に囲まれた平野があるなど、豊かな自然に恵まれています。
村内には気軽に自然を感じられるスポットも多くあります。
▲県内最大級の大きさである内陸型湿地「めだか池」ウォーキングにも人気のスポット
▲仁淀川にかかる最長の橋「名越屋沈下橋」生活にもかかせない村道でもある
2022年には日高村の能津地区に「日高村錦山満天星キャンプ場」がオープンしました。キャンプ用品のレンタルもあるので気軽にキャンプが楽しめます。川遊びに山遊びはもちろん、バギーやカヤックが体験できるツアーも開始されているため、アウトドア派の方におすすめです。
日高村は、都会では味わえない魅力的な自然の景観を日常的に感じられる移住地です。都会の雑踏とした空気や、コンクリートの照り返しに疲れてしまった方は、日高村へ移住することで心豊かな暮らしが期待できるでしょう。
日高村の暮らしの情報
ここからは実際に日高村に暮らす際に役立つ情報をご紹介します。
人口 | 人口:4,629人 ※2023年7月時点 |
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学校 | 保育園:3 小学校:3 中学校:2 |
病院 | クリニック(内科・小児科・整形外科):1 歯科:1 |
交通 | 【定期運行バス】 デマンドバスもへいくん 【JR】 日下駅・岡花駅・小村神社前駅 |
アクセス | 高知市から約30分(国道33号線) 松山市から約2時間30分(国道33号線) 徳島市から約2時間40分(高速道路) |
※人口以外の数字は2023年8月時点のものです
日高村内にはスーパーやドラッグストア・コンビニが数軒あるので、生活する上で必要なものは問題なく手に入ります。近くのまちにはホームセンターなども点在しているため便利な暮らしが可能です。
医療機関も同様、日高村内には内科や小児科、歯科がありますが、専門的な病気や手術などは、高知市にある「国立病院機構 高知病院」に通院する方が多いそうです。
いずれも日高村から30分圏内で行けるため、村内感覚で利用できます。
【子育て】子育て支援センターや補助金制度が充実
日高村は子育てに関する支援も充実しています。2021年には日高村新庁舎の1階に日高村地域子育て支援センター「KidsRoomもへい」が開設されました。
季節に応じたイベントや製作活動などを開催しており、親子で気軽に通える憩いの場となっています。
▲「KidsRoomもへい」保育士が常駐しており子育ての相談に対応してくれる
村内には3つの小学校があります。そのうちのひとつ「能津小学校」は全校生徒20人未満の複式学級を実施しています。地域の人々の協力を得て、自然を活かした授業も多く取り入れるなど、子どもたちにとって貴重な経験ができる教育環境です。
また、18歳までの医療費が無料のほか、住まいを取得する際の支援として「光輝く子育て応援金」という制度を実施しています。
光輝く子育て応援金 | 義務教育終了までの子どもを養育している家庭 家屋に対する固定資産税の相当額を5年間交付 |
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詳細については公式ホームページをご確認ください。
自然環境の中でのびのびと遊べるだけでなく、村内には公園も点在しています。中でも大きいのが「日高村総合運動公園」です。
▲サッカーや野球、テニスまで地域の方が気軽に利用できる施設
日高村は、子どもたちが活き活きと暮らせる環境が整っているので、子育て世帯の移住希望者にぴったりです。
【仕事】村外へ視野を広げると求人の選択肢が増加
日高村の正社員のお仕事を大手求人情報サイトで検索すると、約70件でした。(※2023年8月時点)職種は介護職員や工業系、ゴルフ場での仕事が多い印象です。※求人情報の一例
移住の先輩たちは、就農や周辺市町村へ働きに出る方が多いそう。実際に30分圏内で行けるエリアまで範囲を広げて求人を探すと約6,000件がヒットしました。村内にこだわらずに仕事探しをすれば、働き口に困ることはなさそうです。
【住まい】物件は少なめ。空き家改修に関する補助金あり
日高村への移住で困るのは住まい探しかもしれません。大手賃貸情報サイトで家を検索しても調べた時点ではヒットしませんでした。(※2023年8月時点)
移住者の先輩はというと、土地を購入して新築を建てたり、中古物件に住んだりとさまざま。日高村の移住サイトでは賃貸・売買可能な物件を掲載しているので、随時チェックしておくことで、理想の物件に出会える可能性があります。
※参照:高知県日高村移住促進プロジェクト日本の高知の村です。
理想の空き家が見つかった場合は、「日高村移住希望者等住宅改修費補助金」制度を利用しましょう。補助限度額は最大で270万円です。詳細は下記URLをご確認ください。
日高村の先輩移住者の声
ここでは実際に日高村へ移住した先輩方の声を紹介します。
- まちの人があたたかくてフレンドリー
- 自然環境が魅力
- 高知市まで気軽に出かけられるのが良い
- 子どもたちがのびのびと過ごす姿が見られる
- 地域ぐるみで子どもを育ててくれている
- 広い家や広い庭、ストレスフリーな生活ができる
移住の先輩からは、まちのひとたちが優しいという声が多く見られました。日高村は、人口5,000人以下のちいさな村なので、移住後は自治会への参加を促される場面があるでしょう。移住するエリアによって自治会の活動も異なるので、事前に確認しておくのがマストです。
そのほか、気軽に自然を感じられる点や、子育てしやすい点が高く評価されていました。高知市にも行きやすいという声から、都会と田舎の両方を日常的に味わえる移住地であることが分かります。
日高村長からのメッセージ
▲日高村 戸梶眞幸村長
日高村は県都高知市より16kmの距離にありながら、ホタルの乱舞する小川、貴重でめずらしいミナミヤンマをはじめとする多くの種類が生息するトンボ、水との闘いの歴史構造物の調整池に生息する絶滅危惧種のめだかや野鳥、湿地にしか生息しない動植物、蛇紋岩地帯特有のドウダンツツジなど、貴重な生態系が存在しています。
水質日本一に輝き、仁淀ブルーと称される「奇跡の清流仁淀川」では、屋形船の就航も始まり、自然探索のフットパスとともに日高村の豊かな自然を活かした観光にも力を入れています。
特産品には、高糖度トマトのブランドとして、「シュガートマト」の生産が盛んに行われており、11月~6月頃まで、出荷されています。また、中四国最大級の茶園を有する霧山茶業組合では、上煎茶から番茶まで、生産しており、特に「炙り茶」として認定されているほうじ茶は、県内の多くの店舗でスイーツの原料として使用されています。
その他、土佐二宮をいただいている小村神社には、国宝の「金銅荘環頭大刀」や、国の重要文化財である「木造菩薩面(2面)」、長宗我部元親の伝説がある「竜石神社」など歴史ある村です。
住んでいただいている方々が「住んでよかった」「ずっと住み続けたい」、村外の方からは「住んでみたい村」「子育てするなら日高村」「老後を過ごすなら日高村」と言ってもらえるような村づくりを行っていきたいと考えています。
日高村が実施している移住支援
ここでは日高村が実施している移住支援をご紹介します。
お試し滞在住宅を利用しよう!短期&長期あり
日高村では、お試し滞在住宅が2軒用意されています。ひとつは4週間までの利用が可能な「宮ノ谷お試し滞在住宅」です。
▲緑豊かな場所にある「宮ノ谷お試し滞在住宅」住宅の内観は木のぬくもりあふれる空間
もうひとつは、最大で1年間の滞在が可能な「夢団地お試し滞在住宅」です。
▲本格的な田舎暮らしが体験できる「夢団地お試し滞在住宅」
実際に住むことで、日高村の環境や、まちの人たちとの触れ合いができるので、移住後のギャップが防げます。宮ノ谷は4週間で20,000円、夢団地は月28,000円とリーズナブルな金額なので、ぜひ利用してください。
※参照:宮ノ谷お試し滞在住宅(短期)
※参照:夢団地お試し滞在住宅(長期)
日高村の移住に関する問い合わせ
日高村の移住に関するお問い合わせは下記へどうぞ。移住に関する悩みや不安を親身になって聞いてくれます。
担当課 | 日高村役場 企画課 |
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住所 | 〒781-2194 高知県高岡郡日高村本郷61-1 |
電話 | 0889-24-5126 |
公式サイト | https://hidakamura.net/ |