栃木県那須烏山市で暮らす魅力とは?移住に役立つ仕事・住まい・支援の情報
この記事では移住を考えている人に向けて、栃木県那須烏山市(なすからすやまし)の特徴や仕事、住まいといった、暮らしに役立つ情報をご紹介します。
那須烏山市は栃木県の東部に位置し、宇都宮市まで車や電車で約1時間のところにあります。
今回は、那須烏山市の玉造さんに、地域の魅力や暮らし、移住支援などについてお聞きしました。
那須烏山市の特徴を3つご紹介
那珂川(なかがわ)をはじめ自然豊かな那須烏山市ですが、市内には5つの駅があり、市街地には商業施設や医療機関も揃っているため、生活に不便はありません。
そんな那須烏山市での暮らしは、次のような方に適しています。
- 自然に囲まれて暮らしたい
- 移住先での人との交流が楽しみ
- 買い物や通勤・通学などは便利な方がいい
上記のような方に適している理由を、那須烏山市に見られる3つの特徴から解説します。
特徴1:自然が豊か
▲龍門の滝。滝の上に鉄道が走っていて鉄道ファンの間では有名
那須烏山市は山々の緑や那珂川の清流など、豊かな自然に恵まれている点が魅力のひとつです。秋は那珂川を彩る紅葉が目を楽しませてくれますし、野鳥の種類が多くバードウォッチングを趣味にする人も。
また、移住者の中には家庭菜園を楽しむ人もいます。自然豊かなためか虫のサイズが大きいので、移住してすぐは驚く人も多いようです。
那珂川は関東でも有数のカヌーサイトとして有名で、カヌーやカヤックを楽しむことができます。また、やな場が数カ所あるので、鮎つかみ体験ができます。子どもたちの思い出づくりにも良さそうですね。
▲やな場。鮎つかみは9月下旬〜10月末がおすすめ
特徴2:地域の人が温かい
那須烏山市の移住者は口を揃えて「地域の人が温かい」と言います。
シャイな人が多い地域性ですが、一度打ち解けると面倒見がよく、とれたての野菜をもらったり、蛍が生息する小川を案内してくれるなど、近所の人が何かと気にかけてくれるそうです。「雨が降ってきた時に自宅の庭の洗濯物を取り込んでおいてくれた」と感動した移住者もいるとのこと。
移住者に対して排他的なところがない那須烏山でなら、地域の皆さんにもこちらから歩み寄ってすぐに仲良くなれそうですね。
特徴3:買い物や通学・通勤が便利
那須烏山市にはスーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストア、ホームセンター、家電量販店があり、普段の生活は市内で完結でき便利です。
また、移住者が驚くのが<美味しい飲食店が多いということ。地域に愛される蕎麦屋や大衆食堂、おしゃれなカフェ、和菓子屋などジャンルも豊富です。
那須烏山市にはJRの駅が5つあります。宇都宮駅に乗り換えなしで約1時間でアクセスすることもでき、通学・通勤に利用する人も多いようです。JRが利用しやすいこともあり、高校進学については、学生の5割程度が市外の高校に通学しています。進学先の選択肢が多いのは良いことですね。
自然豊かでありながら、利便性も良い那須烏山市は、田舎暮らし初級者から中級者におすすめのまちと言えそうです。
▲市内のグルメを網羅した「お食事マップ」。観光協会が作成している
那須烏山市の暮らしに関する情報
▲那須烏山市の中核病院である那須南病院
ここからは、那須烏山市の暮らしに関する情報をご紹介します。
気候 | 8月:平均気温25.4℃ 1月:平均気温0.9℃ ※参考:気象庁 |
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人口 | 人口:約24,000人 世帯:約10,400戸 (令和5年12月1日現在) |
病院 | 病院・クリニック:16院 歯科:12院 (令和5年12月現在) |
学校 | 保育施設:9所 小学校:5校 中学校:2校 高等学校:1校 (令和5年12月現在) |
交通 | 【電車】 JR烏山線:鴻野山駅(こうのやまえき)、大金駅(おおがねえき)、小塙駅(こばなえき)、滝駅(たきえき)、烏山駅(からすやまえき) 【バス】 那須烏山市営バス 那珂川町コミュニティバス デマンド交通 【車】 宇都宮市まで約1時間 那須町まで約1時間 |
近隣都市 | さくら市 |
那須烏山市では車は必須で、1人1台車を所有する家庭が多いようです。気候としてはおおむね温暖で、あまり雪は降りません。ただし、車はスリップ防止のためにスタッドレスタイヤは必須です。
前述した通り、日常生活に必要なお店は揃っているので、普段の買い物は市内で済ませられます。大きな買い物や映画に行きたいときなどは、車で約1時間の宇都宮へ出かけることが多いようです。同じく車で約1時間の那須のアウトレットやカフェなどにお出かけする人もいるそうですよ。
那須烏山市では医療機関も揃っていますが、産婦人科は隣町(車で30分〜50分)まで行く必要があります。
子どもの遊び場は、市街地にあるせせらぎ公園がおすすめです。春は桜並木が綺麗で、広々としていてバドミントンなどを思い切り楽しめます。道路からも離れているため、安心して遊ばせられるのもいいですね。
夏はひまわり畑や蛍を見に行ったり、茨城県に海水浴に行く人もいます。自然の中で子どもの感性を育てられそうですね。
【子育て】病児保育や一時預かり保育があり、いざというときも安心
那須烏山市では、赤ちゃん訪問や育児支援教室、子ども同士・親同士の交流の場を提供するなどして子育てを支援しています。「子育て世代包括支援センター」では、妊娠・出産・子育てに関するさまざまな不安や相談に、保健師や看護師などが応えてくれますので、積極的に利用しましょう。
那須烏山市では「病児・病後児保育」や保育所を利用していない家庭が一時的に保育が困難になったときに利用できる「一時預かり保育」があります。親御さんの仕事の都合や病気等、万一の時にも安心ですね。
那須烏山市の経済的な子育て支援の一部は次のとおりです。
出産・子育て応援給付事業 | 出産応援給付金:妊婦1人あたり50,000円 子育て応援給付金:出生児1人あたり50,000円 |
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ようこそ!なすから赤ちゃん応援券 | 市内の登録店舗で使える「おむつ・ミルク券」を交付(最大36,000円相当) |
こども医療費助成制度 | 0〜18歳の子供にかかる医療費を助成 |
【仕事】市外へ通勤する人が多い
大手求人情報サイトで那須烏山市の求人を調べたところ、約700件ヒットしました(令和5年12月現在)。
※求人情報の一例
車での通勤時間30分圏内である25km以内で検索すると、約8,200件ヒットしました(令和5年12月現在)。近隣地域も含めて検討すると希望の仕事が見つかりやすいかもしれませんね。
※求人情報の一例
那須烏山市の住民は、近隣の市町や宇都宮市など市外に通勤する人が多いようです。
【住まい】賃貸物件は豊富。空き家バンクの活用も
大手住まい情報サイトで那須烏山市の賃貸物件を調べたところ、約50件ヒットしました(令和5年12月現在)。
※賃貸物件の一例
移住者ははじめは民間賃貸物件に住む人もいますが、特に子育て世帯では戸建てを新築する人が多いようです。
那須烏山市では空き家バンクが利用できます。家庭菜園付きの物件が人気のようです。空き家を取得した場合は、改修費用の補助も受けられます。詳しくはこちらからご確認ください。
那須烏山市に移住した人の声・感想
次に、那須烏山市に移住した方の感想をご紹介します。
- 自然が豊かだけど、スーパーなどがまとまった場所にあって生活に便利で程よい田舎
- 自治会活動などを通して、地域の方々によくしてもらっている
- ひぐらしや鳥の鳴き声など、自然の音がとても近くに感じられる
- カヌーに適した那珂川沿いに住みたくて移住してきた。交通の便が良く、大きなスーパーもあって生活しやすい点もいい
- 子どもと散歩していればみんな話しかけてくれて、子育てしやすいと感じる
- 庭で家庭菜園をしている。土いじりが楽しい
那須烏山市へ移住するために利用したい窓口・支援
那須烏山市への移住を検討したら、理想の生活や移住の目的をはっきりさせ、家族とよく話し合いましょう。情報収集をしっかりしたら、下見にも行ってみましょう。移住後の生活イメージが掴みやすくなるはずです。
那須烏山市では、オンライン移住相談を行っています。情報収集や住まいや仕事の相談などに活用しましょう。
公式:那須烏山市「『那須烏山市オンライン移住相談』を実施しています!」
地域おこし協力隊の協力により、令和5年度から空き家バンクのVR内覧が可能になりました。スマホで360°の内見ができるので、ぜひご利用ください!
那須烏山市への移住に関するお問い合わせ
移住相談窓口 | 那須烏山市 まちづくり課 |
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住所 | 〒321-0692 栃木県那須烏山市中央1丁目1番1号 |
電話 | 0287-83-1151 |
公式サイト | 那須烏山市定住促進「なすからいふ」 |