飲みやすい日本酒ならこれ!「金光酒造」の日本酒でおうちディナーを楽しもう|縁結び大学

自宅でゆったりとデートを楽しんでいる方も多いでしょう。本記事では、おうちディナーで楽しみたい広島県の酒蔵「金光酒造」の日本酒をご紹介します。

1880年創業の金光酒造は、現在黒瀬町にある唯一の酒蔵です。フレッシュでジューシーな味わいを目指しており、「こころに残るおいしいを求めて」をキャッチフレーズに酒造りを行っています。

今回は、金光酒造の歴史から始まり、日本酒愛好家におすすめの銘柄や日本酒初心者カップル向けの日本酒をご紹介します。おうちディナーを計画している方は、ぜひ参考にしてみてください。

飲酒は二十歳になってから

飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や乳児期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量を。飲んだ後はリサイクル。

1880年創業の金光酒造

1880年(明治13年)創業の金光酒造は、時代とともに様々な種類の日本酒を製造してきました。2003年(平成15年)には新ブランド「賀茂金秀」を立ち上げ、個性豊かな酒造りに力を注いできました。その努力が実を結び、現在では数多くの賞を受賞する酒蔵へと成長しています。

2020年(令和2年)4月には、酒蔵内の「貯蔵蔵」「井戸小屋」「煙突」といった建物の一部が登録有形文化財として正式に認定されました。これにより、金光酒造の建物自体が持つ歴史的価値も高く評価されています。

金光酒造が製造する日本酒は、主力ブランドの「賀茂金秀」を中心に多岐にわたります。伝統的な味わいから革新的なものまで、幅広い種類の日本酒を造っているのが特徴です。来訪の際は、複数の銘柄を選んで飲み比べをすることをおすすめします。

今回は、金光酒造の代表社員である金光さんに、酒蔵の歴史や特におすすめの銘柄についてお話を伺いました。

広島県産のお米を中心にお酒造りに邁進

編集部

酒造を始めたきっかけ・歴史を教えていただけますか?

金光さん

1880年に創業いたしました。東広島市(合併前は賀茂郡)黒瀬町には戦前に10数件酒蔵がありましたが、現在は弊社のみです

編集部

日本酒造りではお水とお米が重要な要素ですが、金光酒造ではどのようなこだわりがありますか?

金光さん

蔵の敷地内に湧く中硬水を洗米から仕込みまで使用しています。これにより、飲み込んだ後も余韻が残る味わいを実現しています。

原料米については広島産米を8割、残りを岡山から調達しており、瀬戸内で栽培されるものに限定している点が特徴です。なかでも岡山県の雄町は酒造りの品種としては最古であり、膨らみある味わいのお酒造りに適しています。この米を使用することで、より豊かな風味のお酒を生み出すことができます。

「祖業謹守」と「不易流行」の思いで酒造りを行っている

編集部

お酒づくりに対するこだわりについても教えていただけますか?

金光さん

フレッシュでジューシーなお酒を目指しており、そのための低温管理が徹底できるよう設備を積極的に導入しています。

編集部

お酒造りというと原料や蔵人に目が行きがちですが、設備も大切ですよね。理想のお酒を追求する姿勢は、とても魅力的だと感じました。

どのような想いでお酒造りをされていますか?

金光さん

「こころに残るおいしいを求めて」をキャッチフレーズに私たちの思いがお客様に伝わるよう「祖業謹守(そぎょうきんしゅ)」と「不易流行(ふえきりゅうこう)」の思いで酒造りに勤しんでいます

編集部

先祖から受け継いだお酒造りのノウハウを守りながら、新しいものを取り入れていく…金光酒造ではそうした姿勢を大切にされているのですね。

若者の日本酒離れが叫ばれる昨今、伝統を守りながらクオリティをアップデートさせるのは大変な作業かと想像できます。カップルにはおうちで金光酒造のお酒を飲んでいただき、ぜひ「こころに残る」瞬間を共有してほしいですね。

金光酒造の主なラインナップ

金光酒造では、代表銘柄「賀茂金秀 特別純米13」をはじめ、多様な日本酒を製造しています。

全国新酒鑑評会では、直近10年間で8回の金賞を獲得しています。さらに、伝統ある酒造が集まる西条酒造協会の品評会では、令和3年に2回の優勝を飾るなど、数々の受賞歴を誇ります。(参考:https://www.kamokin.com/brewery/award.html

金光酒造のお酒は、甘口と呼べるものはありませんが、どの銘柄も飲みやすさが特徴です。日本酒初心者から愛好家まで、幅広い層に親しまれています。

代表銘柄「賀茂金秀 特別純米13」

「賀茂金秀 特別純米13」 原料米 50%精米赤磐雄町、60%精米八反錦
アルコール分 13度
金額 720ml 1,540円
1800ml 2,860円
味わい 日本酒本来の味わいがしっかり感じられる
飲み方 冷や

「賀茂金秀 特別純米13」は原酒でありながらアルコール分13度代の飲みやすい日本酒です。日本酒本来の味わいがしっかり感じられることに加え、フルーティーな風味も魅力です。アルコール度数が低めのため、お酒に慣れていない方でも気軽に楽しめるでしょう。

辛口好きには「賀茂金秀 辛口特別純米」

「賀茂金秀 辛口特別純米」 原料米 50%精米赤磐雄町、60%精米八反錦
日本酒度 +8
アルコール分 16度
金額 720ml 1,518円
1800ml 2,816円
味わい 辛口
飲み方 冷や、常温、お燗

辛口の日本酒が好みという方におすすめなのが「賀茂金秀 辛口特別純米」です。口当たりが柔らかく、飲み込んだ後に辛さを感じる、奥深い味わいの辛口酒となっています。冷やから燗まで幅広い温度帯で楽しめるため、様々な料理に合わせやすいのも特徴です。

「苺」と「檸檬」のリキュールも人気

日本酒以外では、「太陽の雨音」というブランドの「苺」と「檸檬」のリキュールが人気を集めています。特殊な製法でピューレにした果実を使用し、香料・保存料は一切使用していません。

果実をまるごとかじっているような豊かな香りと味わいは、他の商品では味わえない特徴です。炭酸水などで割ると、よりさわやかな飲み口になります。爽やかなパッケージデザインも魅力的で、女性へのギフトとしても最適です。

「太陽の雨音」の「苺」 原材料 いちご(福岡県産、メキシコ産)、醸造アルコール、日本酒、果糖/クエン酸
アルコール分 7度
金額 500ml 2,200円
飲み方 ストレート、炭酸割り
「太陽の雨音」の「檸檬」 原材料 レモン(広島県産)、醸造アルコール、日本酒、果糖/クエン酸
アルコール分 7度
金額 500ml 2,200円
飲み方 ストレート、炭酸割り

日本酒好きにおすすめの銘柄

日本酒とお料理のペアリングを自由に楽しめるのも、おうちディナーの魅力の一つです。日本酒好きのカップルであれば、これまでの経験を生かして様々な組み合わせを試すことができるでしょう。例えば、辛口の日本酒と脂の乗った魚料理や、甘口の日本酒と和スイーツなど、新たな発見があるかもしれません。

このページでは、日本酒の専門家である金光さんに選んでいただいた、日本酒愛好家におすすめの銘柄を紹介しています。各銘柄の特徴や最適な飲み方、相性の良いお料理についても詳しく解説していますので、おうちデートの参考にしてみてください。

1位:「賀茂金秀 特別純米13」

金光酒造の代表作として、お米の旨味がしっかり感じられる「賀茂金秀 特別純米13」は外せません。通常、原酒のアルコール分は15~20度が一般的ですが、賀茂金秀 特別純米13は、アルコール分が13度と低アルコールなのが特徴です。

日本酒愛好家の中でも、この度数の原酒を飲んだ経験がある方は少ないでしょう。冷蔵庫から出したばかりの冷えた状態で飲むのがおすすめです。低アルコールながら、お米本来の味わいを楽しめる一品です。

カルパッチョや前菜と合わせてみよう

「賀茂金秀 特別純米13」は、カルパッチョや前菜などの軽めの料理と一緒にいただくと、お酒の繊細な風味がより引き立ちます。すっきりとした味わいで食中酒として取り入れやすい日本酒なので、夕食時の晩酌にも最適です。和食はもちろん、洋食との相性も良く、幅広い料理と楽しめます。

2位:「賀茂金秀 純米吟醸 雄町」

味わい深いお酒を求める方には、「賀茂金秀 純米吟醸 雄町」がおすすめです。酒造米の最古品種「雄町」を100%使用し、やや辛口の味わいが特徴です。

雄町の豊かな旨味を存分に楽しめるだけでなく、食事と一緒に楽しむ食中酒としても高く評価されています。軽やかな香りを楽しみながら、様々な料理とのペアリングを試してみてはいかがでしょうか。

「賀茂金秀 純米吟醸 雄町」 原材料 50%精米赤磐雄町
アルコール分 16度
金額 720ml 1,760円
1800ml 3,366円
味わい やや辛口
飲み方 冷や、常温

ラタトゥイユとも相性ばっちり!

ラタトゥイユはフランスの南部プロヴァンス地方、ニース発祥の郷土料理です。トマトやナス、ズッキーニなどの野菜をじっくりと煮込んだこの料理と、「賀茂金秀 純米吟醸 雄町」という日本酒はとてもよく合います。野菜の旨味と日本酒の繊細な味わいが見事に調和するのです。

3位:「賀茂金秀 辛口特別純米」

「賀茂金秀 辛口特別純米」は日本酒度+8のキレの良い辛口酒です。口当たりの柔らかさが特徴で、冷や・常温・お燗と様々な温度帯で楽しめるところが魅力的。日本酒度+8とは、一般的な日本酒よりも糖分が少なく、すっきりとした味わいを指します。

旨味の強い辛口の日本酒を求めるカップルには特におすすめの銘柄です。食事との相性も良く、様々な料理に合わせやすいのも特徴の一つです。

おつまみには赤みの刺身がぴったり!

「賀茂金秀 辛口特別純米」は赤身の刺身と相性が良いです。キレの良い味わいが、マグロやカツオなどの赤身の刺身の旨味をより際立たせてくれます。この組み合わせで、日本酒と刺身の風味を存分に楽しめますよ。

日本酒初心者におすすめの銘柄

日本酒を初めて楽しむカップルや、お酒に慣れていない方には、飲みやすくアルコール度数が低いものがおすすめです。今回は、金光酒造が製造する「賀茂金秀 特別純米13」をご紹介します。この日本酒は、通常の日本酒よりアルコール度数が低く、まろやかな味わいが特徴で、初心者の方でも楽しめる一本です。

よく冷やして飲むのがおすすめ!「賀茂金秀 特別純米13」

オーソドックスな「賀茂金秀 特別純米13」は日本酒初心者にもぴったりの銘柄です。日本人は体質的にアルコールに弱い方が多いといわれていますが、賀茂金秀 特別純米13は通常の日本酒よりアルコール度数が低いため、お酒が苦手な方も比較的飲みやすい日本酒といえます。

720mlのボトルを購入して、「日本酒ってどのような味わいなのかな?」と試してみてはいかがでしょうか。まずはこの銘柄で日本酒の風味に慣れてから、金光酒造の他の銘柄にも挑戦してみることをおすすめします。

金光酒造の商品購入方法

金光酒造合資会社の外観

金光酒造の商品は、以下のリンクに記載されている酒販店で購入することができます。

▼酒販店一覧
https://kamokin.com/shop_list.html

金光酒造の日本酒に興味がある方は、ぜひ最寄りの酒販店に立ち寄ってみてください。店頭では、金光酒造の特徴ある日本酒を直接手に取って確認することができます。

まとめ:飲みやすい日本酒が揃っている金光酒造

最後に読者に向けて金光さんからのメッセージをご紹介します。

金光さんからのコメント

日本酒は難しく考えず、楽しくお飲みいただきたいと思います。また、お酒を選ぶ際は日本酒専門店に行き、店員さんのアドバイスを聞いてみてください。きっと自分好みの日本酒が見つかるはずです。

金光酒造は歴史と伝統を受け継ぎながら、現代の人々に受け入れられる新しい日本酒造りを追求している酒蔵です。どのお酒も飲みやすく、日本酒に詳しい方はもちろん、初めて日本酒を楽しむカップルにも挑戦しやすいお酒が揃っています

美味しいお酒があると、カップルでの会話も弾むはず。おうちデートのお供として金光酒造のお酒を選んでみてはいかがでしょうか。きっと素敵な時間を過ごせることでしょう。

金光酒造合資会社の基本情報

住所 〒739-2622
広島県東広島市黒瀬町乃美尾1364-2
お問合せ 0823-82-2006
営業時間 8:15~17:15(業務)
10:00~17:15(併設の蔵元直売所)
定休日 日曜日・祝日・お盆期間・年末年始
公式サイト https://kamokin.com/index.html

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