【山形県大江町への移住】魅力はどんなところ?暮らしの特徴・仕事・支援情報

この記事では、地方移住を検討している方に向けて「山形県大江町」をご紹介します。

大江町は山形県のほぼ中央部に位置するまちです。豊かな自然と、農業に適した気候に恵まれていることから、果樹の栽培が盛ん。「農業をしたい」という目的をもって移住される方も多くいらっしゃるそうです。

町には、国内最長の川としても知られる最上川が流れ、町内の左沢(あてらざわ)地区は舟運の港として発展してきました。自然と歴史の織りなすその景観は、国の定める「重要文化的景観」のひとつにも選ばれ、情緒ある美しい風景の中に暮らす喜びを感じさせてくれます。

また大江町は、子育て世帯にもおすすめのまちです。自然豊かな環境で子どもがのびのびと遊べることはもちろん、保育園や小学校では地元食材を用いた自校調理の給食を実現していたり、中学校では生徒も田植えや稲刈りに参加したりと、食育につながる取り組みが多数。そのほか、英語教育にも力を入れています。

そんな大江町に暮らす魅力や、仕事・住まい探しなど、移住に役立つ情報をお届けします。

大江町のご担当者様

大江町の暮らしの特徴3つ

大江町の暮らしの特徴

地方移住を検討している方の中でも、特に次のような方には大江町が向いていると言えそうです。

  • 農業をしたい
  • 古民家や史跡など、歴史的なものに興味がある
  • 景観の美しいまちに暮らしたい
  • 子どもがたくさん自然と触れ合える環境で育児をしたい
  • 子どもへの食育を大切にしている

このような方に大江町をおすすめする理由を、まちの特徴と合わせてご紹介します。

特徴1:気候・風土に恵まれた農業のまち。新規就農者にも手厚い支援

カゴの中に入ったたくさんのすもも

大江町は、年間の寒暖差の大きい気候によって、農作物、特に果物が豊富に収穫できる「農業のまち」です。

りんご、ぶどう、桃、ラフランスなど栽培可能な品目はさまざまですが、中でも有名なのは「すもも」です。大江町でしか栽培できない品種もあり、他のエリアが産地化していないため、高く売れるという特徴もあります。

大江町には農業目的で移住される方が多く、町には、新規就農者に対する手厚い支援が整っています。

新規就農者住宅 大江町に定住する意思があり、町の農業の活性化に貢献すると期待される方が入居可能な戸建て住宅
(2022年10月現在はすべて入居済み)
新規就農者家賃補助 家賃4万円、光熱水費1万円を上限とする補助金
単身者は研修施設(男子寮・女子寮)を無料で利用できる
農機具バンク スピードスプレヤーや乗用草刈機などの農業機械がレンタル可能
農機具等購入補助
(未来を耕す農機具支援事業補助)
認定新規就農者などを対象とする、農機具など購入費の1/3補助金
上限:30万円
新規就農者育成総合対策
※国の補助制度活用
○就農準備資金
「OSINの会」で研修を受ける場合、最長2年間、150万円/年の給付が受けられる(他の給付要件あり)

○経営開始資金
給付要件を満たす認定新規就農者は、最長3年間、150万円/年の給付が受けられる

各支援制度について詳しくはこちら

新規就農者住宅
▲新規就農者住宅は、地元産の西山杉を使った「大江町型住宅」。薪ストーブも設置され、自然のぬくもりが感じられる

また、JAなどと連携する「大江町就農研修生受入協議会(OSINの会)」では新規就農を目指す方のための研修が行われており、「農業はまったく初めて」という方にも心強い環境です。実際のところ、元IT系、元工場勤務など、農業とは関係のない分野から転向される方も珍しくないそうですよ。

就農見学会も開催しているので、農業に興味がある方は参加してみてください。

見学会は参加費無料で、実際の農作業や果樹園の様子を知ることができます。

初夏はさくらんぼ、夏はスモモ、秋にはりんごなど、時期によって内容は様々です。本気で移住と農業を考えているなら、冬に参加するのがおすすめだそうですよ。

「大江町就農研修生受入協議会(OSINの会)」公式サイト

特徴2:歴史と自然が織りなす、レトロで美しい町並み

楯山公園から眺めた、最上川と左沢の町並み

大江町の「最上川の流通・往来及び左沢(あてらざわ)町場の景観」は、平成25年、国の定める「重要文化的景観」(文化的景観=人間と自然、両方の力によって生み出された景観)のうちのひとつに選ばれました。

左沢の市街地は、最上川が楯山にぶつかり、流れの向きを変えて村山盆地に流れ出る、自然に抱かれた場所に位置しています。

左沢は最上川舟運の港として栄え、中世から近世初頭にかけては大規模な山城が築かれました。その後、江戸時代に入ると大江町内の小漆川に城が移り、町には城下町としてのにぎわいが満ちていきます。

このような歴史をもつ大江町左沢は、最上川などの自然環境と、城が置かれ政治的な拠点として栄えた歴史、そして舟運や農山村との往来の中で営まれた人々の生活が重なり合い、貴重な「文化的景観」をつくり上げているんです。

まちを歩けば、楯山城跡や旧最上橋、店蔵などが並ぶ原町通りといった、レトロな風景に心が落ち着きます。大江町は、何気ない日々の散策が楽しめたり、通勤・通学などで歩く道に愛着がもてるようなまちですよ。

特徴3:自然に親しみ、食への理解を育む教育

にじいろ保育園
▲子育て支援センター併設の「にじいろ保育園」では、英語で遊んだり自然体験活動をしたりと多彩な保育が行われる

大江町では、育児支援として、下記のような施策を実施しています。

誕生祝いすくすくベビー給付費 出生児1人につき、6万円分と商品券4万円分を支給
多胎児養育支援 多胎児の第2子以降1人につき、下記の支援金を支給
1歳未満:1万円/月
2歳未満:3,000円/月
ブックスタート ○乳幼児健診時に絵本の読み聞かせを実施
○3・4ヶ月児健診時に絵本をプレゼント

そして、各教育機関でも、特色ある教育を実施しています。

親が子どもを育てる上で求めることはさまざまですが、「自然の中でのびのびと遊ばせたい。土に触れる機会を持たせたい」「食に興味・関心を持ってほしい」「英語に慣れ親しんで、将来世界で活躍できる人になってほしい」ということは、それぞれかなり多くの方が望んでいるのではないでしょうか。

大江町では、そんな親御さんたちの希望がかなう育児環境が整っています。

自然の中で遊んで学ぶ

保育園では、敷地内の畑で園児が農作業をしたり、年長児は近くの川に行って遊ぶなど、自然とのふれあいを大切にしています。小学校でも農業体験が授業に組み込まれていたり、「川の楽校」「冒険学校」といった、自然の中で遊んで学べるカリキュラムが多数実施されているんです。

食への興味・理解を深める給食

大江町の保育園や小学校では、自校の調理室を用いた完全な自校給食を実現しています。食材には、町内産のお米「はえぬき」「つや姫」をはじめ地元産のものをふんだんに用いており、おいしいと評判だそうです。

中学校は、学校近くの給食センターで調理する完全給食。使用されるお米は、自分たちも田植えや稲刈りに参加する大江町内産の「山形95号」です。

大江町では、地産地消や食への理解といった食育が、ごく自然な形で取り入れられています。

保育園から英語教育をスタート

  • 英語に親しむ活動を、保育園からスタート
  • 小学校6年生時にスコア型英語検定を実施
  • 中学校で、オンライン英語学習や、1泊2日の英語体験学習を実施

英語教育は保育園と早い段階からスタートし、中学校まで行われています。一般的な学校教育にプラスアルファの内容を、一時的でなく継続して実施されるところが嬉しいですね。

大江町の暮らしに関する情報

気候 年間気温:平均10.7度
最高気温(8月):平均29.5度
最低気温(1月):平均2.1度
人口 7,287人(推計人口、2022年9月1日)
近隣都市 寒河江市、西村山郡西川町、朝日町、東村山郡中山町、山辺町
町内公共交通 鉄道(JR東日本左沢線)
バス:山交バス、大江町営バス、大江乗合タクシー
大都市へのアクセス ○山形市まで
車で40分
○仙台市まで
車で1時間25分
○東京まで
山形空港まで車で25分、山形〜羽田1時間5分
○大阪まで
山形空港まで車で25分、山形〜伊丹1時間20分
病院 医院、クリニック、歯科あり
学校 高校1、中学校1、小学校2、特別支援学校1
買い物 道の駅おおえ、ほか「左沢駅」周辺に商店やドラッグストアなどあり
観光名所 大山自然公園、左沢楯山城史跡公園、朝日連峰
イベント 水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会

大江町は東西に長い地形で、西側は山が多く、東側が主な居住エリアになっています。

日常の買い物は、町内産の農産物などが販売される「道の駅おおえ」などを利用するほか、大型スーパーなどもそろう、お隣の寒河江市に出かける方も多いようです。西村山郡の中核都市である寒河江市までは車で10分程度と近く、大江町に住んでいる方にとっても生活圏内です。

自然の豊かな大江町には、山や自然公園など、四季折々の美しい風景を楽しめる場所がたくさんあります。大山の山頂に位置する「大山自然公園」では、朝日連峰や月山などの山々を眺めることができるほか、園内に植えられた約6万本のヒメサユリを愛でることもできますよ。

大山自然公園内に咲くヒメサユリ
▲ヒメサユリの見ごろは5月下旬~6月中旬。「大山自然公園ユリまつり」も開催される

8月に行われる「水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会」は、1922年にスタートした、山形県最古の花火大会です。最上川景観地から打ちあがる約4,000発の花火と川を流れる灯ろうが、大江町らしい情緒たっぷりの空間をつくり上げます。

商店街から眺める花火大会
▲夜空に打ちあがる花火と商店街の提灯の競演も、大江町らしさが感じられる、しっとりと美しい光景

【積雪状況】年間1m前後の積雪。屋根の雪おろしが必要になることも

山形県大江町の雪片づけの様子

大江町は、町域全体が「特別豪雪地帯」です。例年12月から3月にかけて積雪があり、1m前後の雪となることも珍しくありません。雪の少ない地域から移住する方、雪に慣れていない方は心構えが必要でしょう。

各家庭での雪対策は、町内のどの地区に暮らしているかによっても異なります。

大江町の東部の左沢地区、本郷東地区では、屋根の雪おろしが必要になる年もありますが、雪が少ない年や、屋根のつくりによっては、雪おろしをせずに過ごせる場合もあります。

一方、町の西側の七軒地区は積雪が3m近くに達することもあり、年に数回、屋根の雪おろしをする家がほとんどです。駐車場などを除雪する必要がある家庭では、多くの場合、家庭用の除雪機を使用しています。

道路については、およそ10cm以上の積雪がある場合に除雪が行われます。

【仕事】食品加工・農業関連の求人が多い

大手求人サイトで大江町の正社員求人を探してみたところ、約630件がヒットしました(※縁結び大学調べ 2022年10月現在)。

食品会社「マルハニチロ」の山形工場など、食品加工関連の仕事が多く見つかります。パートやアルバイトについても、農業関連の販売、パック詰めなどの求人が多く、働き口は見つかりやすい状況です。

また、隣接する寒河江市は、西村山郡の中核都市であり、求人も2,000件以上が見つかります。大江町から寒河江市までは車で10分と生活圏内なので、こちらもあわせて探してみると良いでしょう。

大江町の就農に関する支援が充実しているのは前述のとおりですが、そのほか下記の起業支援もあります。移住を機に起業を考えている方はチェックしてみてください。

商売繁盛支援事業費補助金 起業、第二創業、新商品開発を行う方を対象とする補助金
上限:75万円(45歳以上は50万円)
若者起業支援利子補給事業 45歳未満で、山形県か日本政策金融公庫から開業資金を借り入れた方に対し、利子を補給(最長5年間)

地域おこし協力隊の仕事も視野に入れてみよう

移住後の仕事として、地域おこし協力隊として働くことも1つの選択肢です。

大江町では、地域おこし協力隊の実際の活動を体験できるイベントが行われています。自分が「地域おこし協力隊」に向いているかどうかも確かられるので、興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。

3〜4日に渡って開催されるイベントですが、参加費や滞在費は無料です。

2022年度は、7月・9月・10月・12月・1月の4回開催されます。

詳細内容や申込みは以下のホームページをご確認ください。

参考:仕事旅行

参考:移住スカウトサービス

【住まい】空き家バンクの利用が活発

住宅情報サイトで大江町の賃貸物件を調べてみたところ、ヒットしたのは1件のみでした(※縁結び大学調べ 2022年10月現在)。

町が整備する「特定公共賃貸住宅」は、1LDK~2LDKの間取りで、家賃は40,000円〜60,000円ほどです。
特定公共賃貸住宅について詳しくはこちら

大江町の空き家バンクは、近年、年間15件ほどの登録があり、成約状況も活発です。人気の物件は3日で成約が決まることもあるそうなので、利用を検討される方はこまめにチェックしてみてください。
空き家バンク登録物件一覧

また、移住の際に利用できる住宅関連の補助も充実しています。

制度名 対象 内容
移住促進家賃支援事業費補助金
(家賃補助)
町外から町内の賃貸住宅へ定住する45歳以下の方 家賃の1/2以内、月1万円+子ども1人あたり5千円を最大3年間補助
住宅ローン補助 住宅ローンを借り入れて「住宅を新築」または「新築住宅を購入」した45歳以下の方 所得税の住宅ローン控除と同じ額を3年間補助
上限:30万円/年
空き家利活用支援事業費補助 空き家バンクを利用する方 ○リフォーム
購入・賃借した物件の改修に要する経費の2/3を補助(上限:150万円)

○空き家定住奨励金
空き家バンクを利用して移住した場合、10万円を支給
住宅建築奨励事業補助金 町内建設業者を利用した方 下記の額を補助
新築:上限50万円
増築:上限30万円
リフォーム:上限30万円

大江町への移住に向けた行動

大江町の移住に興味が出たら、まずは実際に大江町に訪れてみて、暮らしの様子などを見てみましょう。

大江町では、仕事の体験とあわせて大江町の暮らしを体験できるような2種類のイベントが行われています。

1つは仕事情報のところで少し紹介した「地域おこし協力隊」の体験イベント。もう1つが、就農見学会です。

どちらもその仕事に興味がある人に向けたイベントですが、それぞれ大江町での暮らしについて知ることもできるような内容になっています。

どちらも参加費は無料なので、気になる方は問い合わせてみてください。

▼地域おこし協力隊の体験イベント詳細はこちら
参考:仕事旅行
参考:移住スカウトサービス


▼就農見学会の詳細はこちら
参考:大江町就農研修生受入協議会(OSINの会)

また、山形県として行っている相談会やセミナー、移住体験ツアーなどもありますので、あわせてのチェックをおすすめします。
相談会などについて詳しくはこちら(山形県移住交流ポータルサイト「やまがた暮らし情報館」)

大江町への移住に関するお問い合わせ

担当課 地域振興課 移住・定住推進室 地域交流係
住所 〒990-1101
山形県西村山郡大江町大字左沢882-1
電話番号 0237-84-1503
対応時間 月曜日〜金曜日
8:30〜17:15
公式サイト http://www.town.oe.yamagata.jp/oegurashi/

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