【山梨市への移住情報】自然の恵みに囲まれ、子育てしやすい環境が魅力|山梨県

この記事では、地方移住を検討している方に向けて「山梨県山梨市」での暮らしをご紹介します。

山梨市は水と緑に囲まれた自然豊かなロケーションにあり、四季折々の自然の恵みを堪能しながらゆったりと暮らせる町です。市内には果樹園や温泉、トレッキングコースなどのレジャースポットが多く、休日にアウトドアアクティビティを満喫したい方におすすめのエリアですよ。

さらに注目したいのが、医療機関が充実していること。総合病院が2ヶ所あるほか、全国初の公設民営の産婦人科医院があります。産前から産後にかけて一体的なケアが受けられるので、これから出産を控える方にはさらに魅力的ではないでしょうか。

そんな山梨市で生活する魅力や移住支援情報について、山梨市役所の方に伺った内容をもとに詳しく解説します。

山梨市役所の花田さん

山梨市での暮らしにおける4つの特徴

山梨市の暮らしの特徴

甲府盆地の東部に位置する山梨市は、日本百名山の甲武信ヶ岳に囲まれた自然豊かなロケーションにあります。市内を流れる笛吹川流域の斜面や平坦地にはモモやブドウの果樹園が広がり、美味しい水や名産のフルーツ、ワインなどを楽しみながらのんびりと暮らせるエリアです。

そのような雄大な自然に恵まれながらも交通網が整っているため、都心までのアクセスがしやすい点も注目したいポイント。子育てしやすい環境も整っており、子育てファミリーの移住先としても人気を集めています。

そんな山梨市での暮らしが向いているのは、以下のような方です。

  • 自然豊かな場所で暮らしたい
  • 田舎暮らしがしたいけれど、都心にもアクセスしやすいところが良い
  • 地方に移住してのびのびと子育てを楽しみたい

具体的にどのような暮らしが叶うのか、山梨市ならではの特徴を詳しくチェックしていきましょう!

特徴1:自然を満喫できるスポットが豊富

山梨県山梨市にあるハイキングコース
▲豊かな自然と触れ合える山梨市のハイキングコース

水と緑に囲まれた山梨市は、「自然とふれあう暮らしを楽しみたい」とお考えの方にぴったりな土地です。

面積の約8割を森林が占めており、森林セラピー基地にも認定された「西沢渓谷」や「セラピーロード(万葉ロード・乙女湖ロード・巨峰の丘ロード)」といった癒しのスポットがたくさんあります。

また、日本百名山の甲武信ヶ岳をはじめ、金峰山、乾徳山などの名峰には登山ルートが整備されており、天候に恵まれれば富士山を望むダイナミックな絶景を堪能できますよ。

さらに日帰り温泉や川釣り、キャンプなどを楽しめるスポットも多く、暮らしの中で自然のアクティビティを手軽に満喫できます

特徴2:都心部へアクセスしやすい

山梨市は交通網が整備されており、都心部にアクセスしやすい環境が整っています。商業施設や医療機関などが多く集結する甲府市をはじめ、主要都心部への所要時間は以下の通りです。

甲府市までの所要時間 車:国道で約30分
電車:JRで約15分
東京までの所要時間 車:有料道路で約1時間半
電車:特急と京王線で約2時間
名古屋までの所要時間 車:有料道路で約3時間半
電車:八王子〜新横浜経由で約4時間
大阪までの所要時間 車:第二東海自動車道経由で約5時間半
電車:八王子〜新横浜経由で約5時間(新幹線利用)

※縁結び大学独自調べ

東京へは片道1時間半~2時間程度でアクセスできるため、日帰りで行き来することも可能です。「都会の喧騒から離れてのびのびと暮らしたいけれど、時には都会の便利さや刺激も満喫したい」とお考えの方にとって、山梨市は魅力的な場所と言えます。

特徴3:水や食べ物が美味しい

山梨名産のシャインマスカット
▲山梨市なら名産のシャインマスカットも手軽に味わえる

美味しい水や新鮮な野菜・果物を手軽に味わえることも、山梨市で暮らすメリットのひとつです。

森林の多い山梨市はミネラルをたっぷりと含んだ地下水が流れています。市内のエリアにもよりますが、美味しい水が気軽に味わえるのが嬉しいですね。また、山梨市では「日照時間が長く昼夜の寒暖差が大きい」といった特徴を活かして農業が盛んに行われており、フレッシュな野菜や果物が手に入りやすいこともうれしいポイントです。

特に果物の美味しさは全国的にも評判が高く、ブドウ・モモ・スモモは日本でもトップクラスの生産量を誇ります。さらに、山梨市は国産のワインとして有名な「甲州ワイン」の産地ですので、ワイン好きな方にも非常におすすめです。

特徴4:子育て支援が充実している

山梨市では、出産から子育てまでの不安・負担を軽減するさまざまな取り組みを行っています。主な支援内容は以下の通りです。

  • 子ども医療費助成制度
  • 子育て用品支給事業
  • 健やか育児支援祝金制度
  • ベビー用品レンタル事業
  • 病児・病後児保育事業 など

また「待機児童ゼロ」であることも山梨市の保育環境における大きな特徴で、移住してすぐに子どもを預けて働くことが可能です。子どもたちは自然が身近にある環境で過ごすことができますので、豊かな感性や表現力を身に付けられます。

山梨市の暮らしデータ(気候・学校・交通など)

次に、山梨市の生活に関連する情報をご紹介します。

気候 年間平均気温は14.1度。
8月の平均26.1度が最も高く、1月の平均2.1度が最も低い。
夏・冬で気温差が激しく、夏は暑く冬は寒いなど、盆地特有の気候。
人口 約33,000人(2024年11月時点)
病院 加納岩総合病院、山梨厚生病院などの総合病院あり。歯科クリニックも多数。
学校 県立高校2校、市立中学校3校、市立小学校8校あり。
文化・芸術 市立図書館あり。著名人の記念館なども点在。
食べ物 ブドウ・モモ・サクランボ・イチゴ・甲州ワイン など
交通 ・鉄道:JR東日本中央本線
・バス:山梨市営バス
・車:甲府山梨道路(西関東連絡道路)
※中央道の勝沼IC(市外)もアクセスしやすい
娯楽 サントネージュワインワイナリーや山梨県笛吹川フルーツ公園が有名。
そのほか、高原・登山・果物狩り・温泉などのスポット多数。
近隣都市 甲府市・甲州市・笛吹市・埼玉県秩父市・長野県南佐久郡川上村

山梨市には特筆すべき不便な点は見当たらず、大自然に恵まれながらも比較的利便性の良い生活を送れます。主要駅である「山梨市駅」周辺にはスーパーやドラッグストア、食事処などが多く点在していますし、近隣の甲府市等を含めると大きな買い物にも困ることはありません。

ただし、車がないと移動時に不便なので、マイカーの所有は必須と言えるでしょう。車や免許を持っていない方は、移住前に取得することをおすすめします。

山梨市の公設民営の産婦人科医院
▲公設民営の山梨市立産婦人科医院

仕事情報:近隣都市も含めると豊富な求人数あり

大手の求人サイトで山梨市内と1時間圏内で通える近隣都市での「正社員の求人数」を検索したところ、以下のような結果となりました。

▼大手サイトで「正社員の求人数」を検索した結果

山梨市 約19,000件
甲府市 約19,000件
笛吹市 約21,000件
埼玉県秩父市 約9,500件
長野県南佐久郡川上村 約720件

※縁結び大学独自調べ

職種としては製造業(工場内での軽作業等)や医療・介護系、飲食系が目立つほか、事務や保育系の求人も多くみられます。市内はもちろん近隣エリアも含めると数が多いため、豊富な選択肢の中から条件に合う求人を見つけられるでしょう

なかにはカフェ経営にチャレンジするなど、移住を機に起業するケースも少なくありません。

ちなみに山梨市内の正社員における年収の相場は481万円で、全国平均(503万円)よりは下回るものの、県内の平均(478万円)はやや上回っている水準です(※縁結び大学独自調べ)。このような年収の相場も参考にしながら、条件の良い求人を探してみてください。

住まい情報:賃貸物件以外に、市営住宅・定住促進住宅や空き家バンクもあり

山梨市の空き家バンク
▲空き家バンクで契約した山梨市の物件

都心部から山梨市へ移住する場合、家賃の安さに驚くかもしれません。大手賃貸サイトでアパート・マンションを検索したところ、家賃は以下のような相場でした。

▼大手賃貸サイトで「山梨市×アパート・マンション」で検索した際の家賃相場

1K~1DK 約4万円
1LDK~2DK 約5万円
2LDK~3DK 約6万円

※縁結び大学独自調べ

たとえば東京における1K~1DKの物件は7万円以上の家賃相場となっているため、山梨市内の家賃がかなりリーズナブルであることがわかります。物価も安いため、生活コストを大幅に抑えた暮らしが叶うでしょう

なお、山梨市内で物件を探す際には「市営住宅」「若者定住促進住宅」「定住促進住宅」といった制度や、「空き家バンク」を活用するのもおすすめです。それぞれ条件や空き状況が異なるため、興味のある方はぜひ詳細をチェックしてみてください。

▼山梨市が募集している各住宅の詳細

市営住宅 山梨市が提供している、家賃が比較的安く借りられる公営住宅です。
若者定住促進住宅 市内への若者の定住を促進するために提供された住宅で、比較的安く借りられます。年齢や所得などの条件があります。
定住促進住宅 住む家に困っている人に対して提供される住宅で、比較的安く借りられます。

>>山梨市の市営住宅・定住促進住宅に関して詳しくはこちら

>>山梨市の空き家バンクについて詳しくはこちら

山梨市に移住した人の体験談

山梨県山梨市に移住した人の声

ここでは、実際に山梨市に移住した人の声をご紹介します。どちらの方も、地域おこし協力隊として活躍されていました。

▼20代女性(神奈川県から山梨市へ移住)

山梨市は主に3つのエリア(山梨エリア・牧丘エリア・三富エリア)に分かれていて、それぞれに特徴があるのが面白いと思います。
山梨エリアにはスーパーや飲食店などが集結していて活気があり、牧丘エリアは農業が盛んで辺り一面がブドウ畑、三富エリアは山に囲まれた自然豊かな地域です。
地元の方々はとても温かく、みなさん家族のように接してくださいます。桃やぶどうの時期には食べきれないほどのおすそ分けをいただき、大好きな果物に囲まれて幸せです。

エリアによって雰囲気が異なるため、自分のライフスタイルに合わせて拠点を決めると良さそうですね。果物のおすそ分けのエピソードからも、地元の方が移住者を親身にサポートしてくださっていることが伝わってきます。

山梨市のぶどう畑の様子

▼40代男性(東京都から山梨市へ移住)

温泉がたくさんあるのがいいですね。仕事で疲れたときやリラックスしたいときに、気軽に行けます。
山や渓谷などの自然も豊かで、こちらも思い立ったらすぐに行けます。
フルーツ公園や万力公園など、家族で遊べる広々とした公園があるのも嬉しいです。
温泉・大自然・公園など、ご家族で楽しめるスポットがたくさんあるのが嬉しいという声も。都心部に住んでいた方なら、遠出をしないとできなかったような体験が、家のすぐ近くでできるのは驚きではないでしょうか。

>>移住インタビューはこちら

山梨市への移住に向けて行いたい2つのステップ

山梨市への移住を検討している方は、ぜひ以下でご紹介する2つのステップを参考に移住計画を進めてみてください。

【ステップ1】まずは移住について相談する

実際に現地で生活してみて「イメージと違う」と後悔することのないように、まずは移住相談をするとよいでしょう。山梨市役所では事前予約制の「オンライン移住相談」を行っているほか、東京近辺にお住まいの方には有楽町にある「やまなし暮らし支援センター」での相談もおすすめです。

>>山梨市役所の「オンライン移住相談」について詳しくはこちら

>>有楽町にある「やまなし暮らし支援センター」をチェック

【ステップ2】移住時に利用できそうな補助制度をチェック

山梨市には、移住時に役立つ補助制度が設けられています。条件が当てはまれば補助金を支給してもらえる可能性があるため、ぜひ事前にチェックしておきましょう。

山梨市移住支援金交付事業

東京圏から山梨市に移住して就業や起業をする場合に、支援金を受け取れる制度です。5年以上東京23区に在住、または東京圏に通勤していた人が対象で、単身の場合は60万円、世帯の場合は100万円が支給されます。

ただし、就業先が「山梨県移住支援・就業マッチングサイト」に掲載されている求人であることや、5年以上継続して勤務する意思があることなどの細かな条件が設定されています。詳しくは以下の「山梨市移住支援金交付事業」に関する案内をご確認ください。

>>「山梨市移住支援金交付事業」について詳しくはこちら

山梨市住宅リフォーム補助事業

山梨市の施工業者が行う住宅リフォーム工事費について、費用の一部を補助してもらえる制度です。建築後5年を経過した住宅が対象で、10万円以上のリフォームに対して工事金額の10%(最大10万円)が支給されます。

移住時に中古住宅を購入してリフォームを行う場合におすすめですが、こちらの制度にも細かな条件が設定されています。詳しくは以下の「山梨市住宅リフォーム補助事業」に関する案内を参照してください。

>>「山梨市住宅リフォーム補助事業」について詳しくはこちら

山梨市への移住に関する情報・お問い合わせ

担当課 山梨市役所 地域資源開発課
住所 〒405-8501
山梨県山梨市小原西843
電話 0553-22-1111
公式サイト https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/site/iju/