マスクをしていると恋愛できない?発展しづらい?Z世代・ミレニアム世代のリアルな意見

花粉症やインフルエンザなど、いろいろな理由で外出中にマスクをすること、ありますよね。新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着いた今でも、クセでマスクをしてしまうという人もいると思います。

顔の半分が隠れてしまうマスクをつけることで、私たちの恋愛に影響はあるのでしょうか?実は、Z世代(18〜25歳)・ミレニアル世代(26〜41歳)の男女で捉え方が少し異なるようです。

この記事では、18〜41歳までの男女301名へのアンケート調査で分かった、マスクの着用と恋愛への影響についてご紹介します。マスク派の人も、マスクなし派のみなさんも、ぜひ参考にしてくださいね。

マスクをしていると恋愛できない?

コロナ禍ではマスクの着用を義務づけられた期間が約2年ありました。今では事情がなければマスクをしない人の方が多いかもしれません。

では、マスク着用は恋愛に対して何らかの影響を及ぼすのでしょうか。「マスクをすると恋愛に発展しにくいと思うか?」についてもアンケートを実施しました。

Z世代とミレニアル世代に聞いたマスクは恋愛に影響するかのアンケート結果

もっとも多かったのは「(恋愛に発展しにくいとは)思わない」で、「むしろ頻繁に発展しやすい」も合計すると全体で44.5%と、4割以上の人が恋愛への影響は感じていないことが分かりました。

逆に「(恋愛に発展しにくいと)思う」と回答したのは全体の19.9%で、2割弱の人はマスク着用による恋愛のしづらさを感じているようです。また、Z世代のほうがミレニアル世代よりも「思う」の割合が高く、その差は6ポイントでした。『恋愛のしづらさ』には、世代による多少の差があるようです。

マスクがあると恋愛できないと考える人

まずは、「マスク着用が恋愛に影響する」と考える人の意見を聞いてみましょう。マスク着用で恋愛ができないと考える理由として、以下があげられました。

Z世代とミレニアル世代に聞いたマスク着用は恋愛が発展しにくいと思う理由についてのアンケート結果

もっとも多かったのは「顔が見えず、好きと感じるきっかけがない」で全体では58.3%、次いで「表情が見えず、気持ちを読み取れない(51.7%)」、「初対面の人と仲良くなりづらい(41.7%)」、「(マスクがあると)なんとなく人との距離を感じる(41.7%)」と続きました。

4位以降はいずれも10%台で、3位までの4つの理由に集中しています。また、男女で多少の傾向の違いが見られました。

男性は「顔が見えず、好きと感じるきっかけがない(58.6%)」「初対面の人と仲良くなりづらい(44.8%)」が上位であるのに対し、女性は「表情が見えず、気持ちを読み取れない(64.5%)」「顔が見えず、好きと感じるきっかけがない(58.1%)」が上位となりました。

女性で1位だった「表情が見えず、気持ちを読み取れない」は、男性では同率3位の37.9%で20ポイント近くも差があります。このことから、女性は恋愛において、『相手の表情』とそこから『気持ちを読み取る』を重視する傾向が強いといえそうです。

世代別の意見もみてみましょう。

Z世代の意見

(男性)顔の表情がわかりにくくなったため、関係が希薄にならざるを得ない気がします。そのため恋愛に発展する確率も減っていると感じます。
(男性)マスクを外した時のギャップがあるので、以前より初対面の人と仲良くなりにくくなった。その分異性に対しても警戒心が強くなった。
(女性)マスク詐欺と思われるのが怖くなった。

(女性)表情が見えないので相手の反応が分かりづらいと思います。恋愛に発展していく時に、表情が見えにくいと発展しづらいと感じました。

表情が見えないので警戒してしまう、親しくなりにくいといった意見が複数ありました。同時に、「マスク詐欺と思われるのが怖い」という、自分自身が消極的になってしまうという声も。

Z世代からは、相手がどう思っているのかわからないことへの不安な様子がうかがえます。

ミレニアル世代の意見

(男性)マスクをした状態だと相手の表情から感情を読み取ることが困難で、コミュニケーションが制約されて恋愛に発展しにくいと思う。
(男性)マスクがあると素顔が見えないので安心感が得られず、恋愛に発展しづらいと考えています。
(女性)顔全体の表情から相手の気持ちを読み取ったり、相手との距離をつめたり出来ると思うので、恋愛にはマスクが邪魔になっていたと思います。
(女性)マスクを外したときに思い描いていた顔と違ったらどうしようという不安から、なかなか恋愛に踏み込めないと思います。

ミレニアム世代からも、マスクによって「表情が見えない」ことから生じるコミュニケーションの取りづらさや反応の分かりづらさなどを理由に挙げる声が多く見られました。「マスクを外したときのギャップ」に関するコメントも、Z世代同様に一定数ありました。

マスクで恋愛がしづらいと感じる理由に、Z世代・ミレニアム世代の差はあまりないようです。

マスクがあっても恋愛に影響はないと考える人

次に、「マスク着用が恋愛に影響しない」と考える人に対し、その理由について尋ねました。

Z世代とミレニアル世代に聞いたマスクは恋愛に影響するかの理由についてのアンケート結果

もっとも多かったのは性別・世代を問わず「特に変化を感じない」という理由で、69.4%でした。続いて「コロナ禍で出会う場が減ったことが理由」が35.8%、「マスクがあるほうが相手が可愛く・かっこよく見える」が20.1%、「実際に恋愛に発展したから」が10.4%です。

マスクの着用義務期間に恋愛に発展したのは1割に留まっていますが、残りの9割は「恋愛に発展しなかったものの、それはマスクのせいではない」と捉えていることが分かりました。

年代別に具体的な意見を聞いてみましょう。

Z世代の意見

(男性)マスクで顔の一部が隠れることと恋愛に、関連性はないと思うから。
(男性)恋愛は行動力がすべてだと思うので、マスクの有無を言い訳にしてはいけないと思う。
(男性)マスクをつけてもつけなくても、外見だけで決めないので関係ないと思う。
(女性)マスクをしていると顔が半分隠れて恥ずかしさが軽減するので声をかけやすい。そのぶん恋愛に積極的になれると思う。
(女性)恋愛において大切なのは人間性や相性だと思うので、マスクがあっても大きな問題ではないと思う。

(女性)マスクに関係なく、顔しか重視していないのであれば、恋愛は長くは続かないと思います。マスクをしていても、会話をすれば波長が合う・合わないはわかると思うので、特に変化を感じない。

マスクによる影響はない、外見は関係ないという意見が多数見られました。また、「マスクがあることで逆に積極的になれる」という前向きな意見もありました。

マスクがあることをポジティブに捉えているのは、おもしろい意見ですね。

ミレニアル世代の意見

(男性)マスクをつけていると表情をうまく受け取りにくいと感じるが、ちょっとした気遣いなど内面で相手に惹かれることも多いと感じる。
(男性)マスクをしているから恋愛しにくいということは基本的にないと思う。人と親しくなるための場として飲み会等の交流ができるようになれば、自然に恋愛も発生すると思う。
(男性)マスクでむしろ多くの人が可愛く・かっこ良く見えるため、「話してみよう」というきっかけはむしろ増えるのではないかと思う。
(女性)マスクを取ると印象が変わることもあるが、性格が合えばそんなに気にならない
(女性)マスクの有無で第一印象が変わっても、相手を知る上では妨げにならないと思う。一緒に食事をすれば、マスクを外すから顔を見ることもできる。
(女性)実際に、マスクの着用関係なしに恋愛に発展しているから。

Z世代同様、マスクで恋愛への影響はないと考える意見、マスクがあることでより前向きな効果があるという意見がみられました。

特に特徴的だったのが、ミレニアル世代の男性のみ「マスクがあるほうが可愛く・かっこよく見える」が34%と、平均よりも15ポイント近く高くなっていることです。

まずは見た目のフィルターが外れて話しかけやすくなることで、その後の恋愛につながりやすいと感じる人が多いのかもしれませんね。

マスク着用で恋愛できないと思う人は少ない。お互いをよく知ることが大事

マスク着用に関する意識調査のまとめ

顔を大きく隠してしまうマスクですが、着用しているからといって恋愛に大きなマイナスがあるとは考えない人が多いようです。それどころか、ミレニアム世代の男性に関しては、マスク着用で恋愛にポジティブな影響があると考えている人も多いことがわかりました。

マスクをつける理由は人それぞれ。どうしても必要な人もいると思います。でも、だからといって恋愛ができない!なんて悲しむ必要はありません!むしろ、あなたの内面をしっかり見てくれる素敵な相手と出会えるチャンスかもしれませんよ。

 

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:18〜41歳までの男女301名
アンケート母数:計149名(男性)、計152名(女性)
実施日:2023年6月3日~6月11日
調査実施主体:縁結び大学
調査会社:株式会社ネクストレベル