2019年以降に結婚した213人にアンケート!令和カップルが選ぶ「結婚式」の最新事情とは

6月と言えば「ジューンブライド(June bride)」ですが、令和になって6年目の今、結婚や結婚式のスタイルはどのように変化しているのでしょうか。

株式会社ネクストレベル(本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:田中大洋)が運営する『縁結び大学』では、令和になって以降(2019年5月1日以降)に結婚をした213人にアンケートを実施し、今どきの結婚式事情を調査しました。

令和のカップルたちが選ぶ結婚式の形とは?

結婚式をする人はどのくらい?

まずは、令和になってから結婚式をした213人に結婚式を挙げたかどうか聞いてみました。

令和に結婚した人に対する、結婚式をしたかどうかのアンケート結果

「結婚式をしたもしくは、これからする予定」が51.2%、「しない」が48.8%とほぼ半数に分かれました。

結婚式をした理由の1位は「思い出・記念になるから」

「結婚式をした・する予定」と答えた109人に、結婚式をした理由を聞いてみると…。

結婚式をした理由に関するアンケート結果

1位はダントツで「思い出・記念になるから」で73.4%となりました(※複数回答)。

一生に一度の思い出作りのためにした。(新潟・29歳・女性)
妻が自分との結婚をとても喜んでくれているので、思い出に残る結婚式を挙げさせてやりたい。(大阪・33歳・男性)
旦那が「ウェディングドレスを着せてあげたいし見たい」と言ってくれて、自分が主役になれるのは結婚式くらいなので一生の思い出として挙げようと思いました。(大阪・32歳・女性)

一生に一度の晴れ舞台。思い出作りのために式を挙げる人が多いようです。

次いで、「親がよろこぶから・親のすすめで結婚式を挙げた」が47.7%で2位となりました。

自分たちはフォトウェディングだけで良いと思っていたが、親から親戚にお披露目する場を作って欲しいとお願いされたため。また親戚も楽しみにしてくれていた。(東京・27歳・女性)
自分の両親が結婚式は絶対にしなさいと言ったから。(静岡・28歳・女性)
本音は式が必要だとは思いませんが、やはり妻と親は結婚式を楽しみにしていると思います。(福岡・33歳・男性)

コメントを見る限りでは、とくに女性の親が結婚式をして欲しい・花嫁姿を見たいと言うケースが多いようです。

お次は「憧れだったから」が僅差の46.8%で3位にランクイン。

ウェディングドレスを着て、プロにきれいなメイクを施してもらって、人生最良の日を多くの親族や友人に見てもらうのが憧れだったから。(東京・31歳・女性)
小さい頃からウェディングドレスを着るのが憧れだったから。(愛知・24歳・女性)
憧れの結婚式場で結婚式をあげるのが夢で、ゲストにも一緒に楽しんでもらい感謝を伝えられるような場を作りたかった。(神奈川・33歳・女性)
ウェディングドレスを着て「誓います」って言うのが憧れだった。(北海道・27歳・女性)

ウェディングドレスを着ること・チャペルで愛を誓うこと・親族や友人に祝福を受けること、憧れの形は様々ですが、せっかくなら夢見た結婚式を挙げたいものですよね。

4位は「周囲に感謝を伝えたいから」でした。

両親や周囲の方に感謝を伝えたかったから。(新潟・36歳・女性)
結婚を機に転居と退職予定だったため、職場や友人への感謝、何より親族に成長した姿を見せて感謝の気持ちを伝えたかったです。(愛知・30歳・女性)

結婚という節目に周囲の皆さんに「ありがとう」を伝えるために式を挙げた人も多数いました。

5位は21.1%で「けじめだから」でした。

同棲期間が長く、婚姻届を出すだけでは結婚した実感がなかったため、けじめや思い出作りのためにも結婚式を挙げようと決意した。(愛知・35歳・女性)
長男、長女の結婚式で、しかも新婦側が親族内での初めての結婚だったので、けじめ・世間体としての意味が強かった。(福島・34歳・男性)

その他、少数ですがこんな意見もありました。

結婚式は、結婚しないとできないから!(神奈川・37歳・女性)
夫に覚悟を持ってもらうため。(兵庫・36歳・女性)
父が「ヴァージンロードを歩きたい」と言うので。(神奈川・30歳・女性)
コロナ禍ということもあり、一度はしない方向だったが、親族から「結婚式をして欲しい」と言ってもらえたので感染対策を十分した上で決行。結婚式を理由に親族が集まることができて皆嬉しそうだった。(福岡・31歳・女性)

「ヴァージンロードを歩きたい」というお父様、かわいらしいですね!

人気の挙式スタイルは「教会・チャペル式」

「結婚式をした・する予定」のかたに、挙式のスタイルを教えてもらいました。

結婚式の挙式スタイルに関するアンケート結果

令和の挙式スタイル人気ナンバーワンは「教会式・チャペル」でした。

【教会式・チャペルで挙式をした人の声】

ウエディングドレスを着たかったし、王道だから、それしか考えられなかった。(北海道・35歳・女性)
チャペルで、ザ!結婚式!っていうのを絶対やりたかったので教会式を選んだ。(北海道・27歳・女性)

バージンロードを父と歩くことに憧れがあった。(福岡・31歳・女性)
結婚式をしたいホテルが教会式だった。(大阪・36歳・女性)

ウェディングドレス姿で神父様の前で愛を誓うスタイルは、令和も不動の人気といったところでしょうか。

2位は約5人に1人が選んだ「人前式」でした。

【人前式で挙式をした人の声】

チャペルで愛を誓うのに憧れていたが、賛美歌やキリスト教に縁がないため、自分たちらしい形にできる人前式を選んだ。(東京・31歳・女性)
あまりかしこまった感じは私たちらしくないなと思い人前式にしました。(大阪・26歳・女性)
支え続けてくれた周囲の人に感謝を伝えたいから人前式にした。(大阪・33歳・男性)

宗教の縛りがなく、自分たちのスタイルが叶う「人前式」は、周囲の方への感謝を伝える場としてもぴったりですね。

2位と僅差で3位だったのが「神前式・仏前式」です。

【神前式・仏前式で挙式をした人の声】

パートナーが「結婚式場は将来なくなる可能性があるが、神社はなくならないから」と言って神前式に。(長野・36歳・女性)
和装と洋装どちらも着たかったから。(埼玉・25歳・女性)
他府県のゲストが来やすいように新幹線が停まる京都で式を挙げることに。せっかくだったら由緒あるところでという話になり、平安神宮を選びました。(愛知・30歳・女性)

「神社はなくならない」という意見は目からうろこですね。

結婚式を行った場所は?

続いて結婚式を行った場所についても聞いてみました。
結婚式をした場所に関するアンケート結果

「結婚式場」が44.0%で1位、2位以降は「教会・チャペル」「ホテル」と続きました。

令和に入ってからの約5年間はその大半がコロナ禍ということもあってか、「海外」「国内リゾート」などの回答はいずれも圏外となりました。

お招きしたゲストの人数は?

結婚式に招待したゲストの人数はこちら。
結婚式に招待した人の人数に関するアンケート結果

結婚式に招待した人数のボリュームゾーンは「11~50人」でした。

「50人以下」を合計すると58.7%となり、比較的こじんまりとした結婚式を挙げた方が多いようです。これもやはり密を避けた影響かもしれません。

招待した人はどなたか尋ねてみると…
結婚式に招待した人のアンケート結果グラフ

「親」と「兄弟・姉妹」はいずれも9割を超えました。次いで「親戚」78.0%、「友人」67.0%となっています。

前の質問の「招待したゲストの数」とも関連し、コロナ禍では職場の人の招待は3割前後にとどまりました。身内や親しい友人だけ招いての結婚式が多かったようですね。

結婚式をしない人に聞いた、しない理由はズバリなに?

令和に結婚をした213人のうち、「結婚式をしなかった」と回答した104人に結婚式をしない理由を尋ねました。

結婚式をしない龍に関するアンケート結果

結婚式を挙げない理由の1位は「結婚式よりも、新生活などほかのことお金をかけたいから」でした。

結婚式はお金がかかるが貯金もお互いそんなにないし、これからの生活費にまわしたかった。(北海道・35歳・女性)
結婚式の費用分で、夫と二人で旅行をしたり、生活での必要物品や好きな家具、電化製品を買ったりしたかったため。(岩手・36歳・女性)
結婚式に何度か参列しましたが、数年たって離婚するケースも多々。そんなことよりこれから始まる生活にお金を使って新生活を充実させた方がいいと思います。(愛知・49歳・女性)

そもそも「お金にゆとりがないから」が2位に。

目立つのが好きではなくお金にもゆとりがなかったので、結婚式をしようとは思わなかった。(栃木・37歳・男性)
しない方が経済的にも気持ち的にも楽だったから。(栃木・24歳・男性)

いくら少人数でもそれなりに費用がかかるのが結婚式。無理するくらいなら「やらない」と選択するのもひとつの方法ですね。

「目立つことが嫌い」が31.7%で3位でした。

注目を浴びることが好きではないので、式の間中いたたまれない気持ちになる。(東京・39歳・女性)
人前で着飾る姿を見せるのに抵抗あり。(宮城・31歳・女性)
子供の頃から目立つことが嫌いで、主役になる自分を前向きに想像できなかった。(長野・42歳・女性)

人前に出ることが苦手な場合は、あえて無理をしてまで結婚式をしなくてもよさそう。

結婚式の代わりにしたことは「食事会」「撮影」「SNS報告」

節目の記念や、両家の顔合わせ、周囲の方への結婚報告について、結婚式をしなかった場合はどのようなことをしたのか聞いてみました。

結婚式の代わりにしたことに関するアンケート結果

双方の両親と兄弟も参加してフォトウエディングをした。撮影場所もいくつか変えて、衣装もたくさん着させてもらい満足。(兵庫・29歳・女性)
チャペル併設の写真館で洋装・和装両方で写真も撮り、友人・親戚にはSNSで報告しました。たくさんお祝いの言葉を頂けて満足です。(兵庫・30歳・女性)
婚姻届の写真をInstagramに載せて、友達や知り合いに入籍の報告をした。(広島・22歳・女性)
二人で住む家に引っ越した日に焼肉食べ放題で豪遊した。(愛知・22歳・女性)

結婚式という形でなくても、記念や思い出になることはできますし、なにより、二人が納得・満足できるのが一番ですね。

令和の結婚式は、カップルの意向が反映されたスタイル

令和になってからの約6年間は、コロナ禍もあり思うような結婚式ができなかった人も多いようでした。

とはいえ皆さんの声から、二人で話し合うなどして自分たちらしい結婚を模索する様子が垣間見られました。結婚式をするのもしないのも自由。お金のかけどころや思い出の作り方も様々ですね。

最近は再び人が集まることができるようになり、これからまた新しい結婚のスタイルが誕生するのかもしれません。

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:令和になってから(2019年5月1日以降)結婚をした18~49人の男女
アンケート母数:男性42人・女性171人(合計213人)
実施日:2024年5月20日~2024年6月7日
調査実施主体:縁結び大学
調査会社:株式会社ネクストレベル