【静岡デート】ふじのくに茶の都ミュージアムで学ぶ日本茶文化と体験を楽しむカップルプラン
今回紹介するのは、静岡県島田市でのんびりと過ごすデートプランです。
メインとなるのはお茶を学んで体験できるスポット「ふじのくに茶の都ミュージアム」です。展示を眺めるだけでなく、茶室での茶道体験や抹茶挽き体験などに気軽に参加できるのが魅力です。
島田市には世界的にも有名な夜景スポットや美しいバラ園など、デート向きのスポットが満載です。心躍る瞬間の連続で、きっと大切な思い出になるでしょう。
仲を深めたいと考えているカップルにぴったりのプランです。ぜひ次のデートの参考にしてみてください。
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ふじのくに茶の都ミュージアムを中心とした島田市の日本茶文化デートプラン
島田市はお茶の名産地として知られていますが、美しい景観スポットにも恵まれています。今回は、島田市でお茶と絶景を楽しむデートプランをご紹介します。各スポットには心を奪われるような魅力があふれているので、楽しい会話が尽きないはずです!
今回のデートのメイン |
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ふじのくに茶の都ミュージアム |
周辺のデートスポット(サブ施設) |
島田市ばらの丘公園 牧之原公園 蓬莱橋 |
ランチにおすすめのお店 |
丸尾原(ふじのくに茶の都ミュージアム) 食堂カフェ「樵 kikori」 とろろ屋ととろ |
ふじのくに茶の都ミュージアムは、お茶をテーマにした博物館です。展示を眺めるだけでなく、日本庭園の散策や様々な体験ができる充実した施設となっています。見て学び、触れて味わうことで、二人でお茶の魅力にすっかり魅了されることでしょう。
ふじのくに茶の都ミュージアムの後は、島田市が誇る美しいバラを眺めるのがおすすめです。バラの見頃は5月~6月頃ですが、シーズン外の場合は牧之原公園での散策も楽しめます。
牧之原公園には展望台があり、島田市の緑豊かな美しい眺望を楽しむことができます。夜に訪れると、日本夜景遺産に認定された輝く夜景を一望できる素敵なスポットです。
それでは、メインスポットであるふじのくに茶の都ミュージアムから詳しく解説していきます。
五感で楽しむ「ふじのくに茶の都ミュージアム」の魅力
ふじのくに茶の都ミュージアムは、「茶の都しずおか」の拠点施設として2018年に誕生した博物館です。常設展では、お茶の起源、世界各国のお茶、日本・静岡のお茶をテーマに、お茶の文化や歴史が詳しく紹介されています。
世界各国のお茶の展示では、60種もの茶葉に実際に触れたり香りを嗅ぐことができます。また、映像を通してお茶の健康効果について学べる展示も見逃せません。
ふじのくに茶の都ミュージアムの魅力は、多彩な体験コンテンツにもあります。茶道体験や抹茶挽き体験など、お茶に詳しくない方でも楽しめるものばかりで、複数の体験にチャレンジしたくなるでしょう。多くの体験が比較的短時間で完結するので、カップルでも2つ、3つと試してみるのがおすすめです。
展示と体験を楽しんだ後は、敷地内の日本庭園散策がおすすめです。庭園内にはハート形のお茶の木があり、記念写真スポットとして人気です。さらに、美味しいお茶を使ったグルメが楽しめるカフェレストランやミュージアムショップも併設されています。
お茶を五感で体験できる施設なので、きっと心に残る思い出となるでしょう。
それでは、ふじのくに茶の都ミュージアムの広報担当である藤下さんに、施設の詳細についてお話を伺いましょう。
世界のお茶文化と日本茶の歴史を学べる充実の展示内容
編集部
周囲を茶畑に囲まれている立地も特徴的で、館内に足を踏み入れる前からワクワクが募りますね。まず、ふじのくに茶の都ミュージアムのコンセプトから教えてください。
藤下さん
当館は、全国でも珍しいお茶専門の博物館です。展示や体験を通して、お茶について楽しく学ぶことができます。
日本や静岡のお茶の産業・文化・歴史・民俗に加えて、世界の喫茶文化を実物の資料や映像で分かりやすく紹介しています。ただ眺めるだけではなく、実際に茶葉に触れて香りを嗅いだり、お茶を飲んだりといった体験型の展示スタイルをとっているのも特徴です。お茶の魅力を、五感で感じていただけるような仕掛けが盛りだくさんですよ。
また、江戸時代の大名茶人・小堀遠州(こぼりえんしゅう)ゆかりの日本庭園と茶室も見どころです。日本庭園は後水尾院の仙洞御所の東庭を、茶室「縦目楼(しょうもくろう)」は京都の石清水八幡宮の滝本坊と伏見奉行屋敷の一部を復元したものです。これらの歴史的な建築物を通じて、日本の茶文化の深さを感じていただけます。
▲後水尾院の仙洞御所の東庭を復元したお庭は、和の情緒たっぷり
ご来館された方には、見て・触れて・味わって、奥深いお茶の魅力を感じていただければと思います。世界の喫茶文化や日本および静岡のお茶の歴史・製法・機能性を知り、実際に飲んでいただくことで、お茶への興味をより一層広げていただけると幸いです。
編集部
常設展で、日本のお茶だけでなく、世界のお茶についても学べるのは嬉しいですね。
中国上海の観光地「豫園(よえん)」にある茶館「湖心亭」を復元した展示があるのには驚きました。湖心亭は、200年以上の歴史がある茶館として有名ですよね。日本にいながらにしてその雰囲気を感じられるのは貴重だと思います。
「お茶と健康コーナー」も興味深かったです。自分の体の気になる項目に対して、お茶がどのような効用をもたらしてくれるのかがわかり、お茶を積極的に飲みたくなりました。
なお、ふじのくに茶の都ミュージアムでは、毎日11時と14時に、エデュケーターによるミュージアムガイドツアーも行っているそうですね。常設展示を解説していただけると、理解がより深まりそうです。
60種類の世界のお茶を香りで楽しむ体験コーナー
編集部
藤下さんが特に好きな展示はどちらですか?
藤下さん
博物館3階の茶葉ギャラリーです。こちらでは、世界各国から収集した60種類の茶葉を展示しています。実際に茶葉に触れたり、香りを嗅いだりすることもできるんです。中国やインド、スリランカなどの世界のお茶はもちろん、日本国内の珍しいお茶も紹介しています。例えば、和紅茶や阿波晩茶など、普段なかなか目にすることのない茶葉も展示されています。
編集部
これだけ多くの種類を同時に嗅ぎ比べるのは、なかなか難しい体験ですね。ふじのくに茶の都ミュージアムだからこそ叶う、貴重な機会といえそうです。世界のお茶について理解を深めることで、日本のお茶の魅力を再発見できる可能性もありそうですね。
本格的な茶室での茶道体験と抹茶挽き体験の魅力
編集部
ふじのくに茶の都ミュージアムでは、体験コーナーも充実していると聞きました。どのような体験ができるのか詳しく教えてください。
藤下さん
お茶に関する体験は毎日実施しています。
本格的な茶室でお点前を見ながら抹茶と季節の和菓子をいただける「茶道体験」や、抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)を石臼で挽く「抹茶挽き体験」などがあります。挽いた抹茶はお持ち帰りいただけます。
また、「日本茶のいれ方体験」「世界のお茶体験」も開催しています。
期間限定で、毎月第2・4日曜日には「茶手揉み体験」を行っています。さらに、4月下旬~5月上旬・6月下旬・8月上旬・9月下旬には「茶摘み体験」も実施しています。
▲茶摘み体験で手摘みした茶葉は、新芽を使ったレシピと一緒にお持ち帰りできます
編集部
どれも魅力的な体験ですね。特に、本格的な茶室での茶道体験は、「一度体験してみたい」と思いながらなかなか機会がない方も多いでしょう。人気が高そうです。
体験時間が20〜30分程度と短めなので、気軽に参加できる点もポイントですね。
絶景茶畑を眺めながらのワイングラスティー体験
編集部
藤下さんおすすめの体験はありますか?
藤下さん
広大な牧之原大茶園を眺めながらお茶を楽しめる「牧之原ティーテラス体験」がおすすめです。自分で急須でお茶をいれる「バスケットタイプ」と、ワイングラスで高級ボトリングティーを味わう「ワイングラスタイプ」の2種類があります。
特に新茶の時期である4月下旬~5月上旬には、周囲の茶畑が美しい萌黄色に染まり、絶景を楽しめます。
編集部
ワイングラスでお茶を飲むという新しい体験は、多くの方にとって斬新に感じられそうですね。茶器とワイングラスでは、同じお茶と景色でも異なる味わいが楽しめそうです。
また、バスケットタイプが1セット400円、ワイングラスタイプが1杯200円という手頃な価格設定も魅力的です。美しい景色を眺めながらゆったりと過ごせるので、施設見学の締めくくりにぴったりですね。
季節ごとに変わる企画展とイベント情報
▲企画展「日常茶の魅力―日本各地に伝わる番茶の世界―」の展示
編集部
常設展示が充実しているふじのくに茶の都ミュージアムですが、企画展など期間限定の催しはありますか?
藤下さん
企画展は年3回ほど開催しております。昨年は日本茶の輸出や抹茶をテーマにした企画展を実施しました。
現在は「日常茶の魅力―日本各地に伝わる番茶の世界―」を開催中で、2月14日(月)までとなっています。
3月5日(土)からは「ウーロン茶の魅力発見」という企画展を予定しています。
また、4月下旬~5月中旬に行う新茶フェアや、夏・秋・冬の特別イベント、セミナーなども季節に応じて開催しています。これらは通常ではできない、お茶に関する特別な企画ばかりです。毎回内容が異なりますので、詳細はホームページでご確認いただけます。
(※インタビュー時点の企画展情報のため、最新情報は公式サイトをご確認ください)
編集部
企画展のテーマがとても興味深いですね。番茶やウーロン茶は身近な飲み物ですが、製造方法や喫茶方法に奥深さがありそうです。地域ごとの個性も楽しめそうですし、知識を深めることでより美味しく味わえそうですね。
企画展やイベントは期間限定ですので、事前に情報をチェックして、気になる催しの時期に合わせてデートの日程を決めるのもおすすめです。
富士山を望む展望ホールで味わう季節の静岡茶
編集部
ふじのくに茶の都ミュージアムには、季節ごとに異なる楽しみはありますか?
藤下さん
はい、季節ごとに様々な楽しみ方があります。日本庭園では、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉など、四季折々の美しい景色をお楽しみいただけます。
博物館3階の富士山展望ホールでは、季節に合わせた静岡茶でご来館の皆さまをお迎えしています。冬の晴れた日に展望ホールから眺める雪化粧した富士山は見事で、息をのむほどの美しさです。
さらに、「日本茶のいれ方体験」や「世界のお茶体験」といったイベントのメニューも季節によって変わりますので、何度来ていただいても新しい発見があると思います。
編集部
お茶の味からも季節の機微を感じ取れるとは素敵ですね。雄大な富士山を眺めながらいただくお茶は、きっと格別な味わいでしょう。
3種の抹茶濃度を楽しむジェラートパフェの魅力
編集部
展示や体験を楽しんだ後におすすめの場所はありますか?
藤下さん
ぜひ、ミュージアムショップへお立ち寄りください。静岡県内各地の茶葉やお茶関連の商品を取り揃えています。また、静岡抹茶を使用したジェラートパフェも提供しています。
特に人気なのは、抹茶の濃さが異なる3種類のジェラートが楽しめる「抹茶食べ比べパフェ」です。
▲「抹茶食べ比べパフェ」。抹茶が濃いほど香りも苦味も強くなる
カフェレストラン「丸尾原」では、静岡抹茶を練り込んだ蕎麦を中心とした創作お茶料理をお楽しみいただけます。特に人気なのは「茶蕎麦カルボナーラ」です。一般的な抹茶蕎麦の2.5倍の抹茶を使用しており、抹茶の豊かな味と香りを存分に味わえます。
▲抹茶を練り込んだ蕎麦をカルボナーラ風に仕上げた一品
編集部
カップルの記念撮影におすすめの場所はありますか?
藤下さん
いち押しは、敷地内の茶園にあるハートの形をしたお茶の木です。その近くには急須の形のトピアリーもあります。
▲愛らしい形で目が釘付けに!二人がずっと仲良くあれますようにと祈りたくなりそう
また、博物館3階の世界の喫茶文化のコーナーも人気の撮影スポットです。ここでは、復元された中国の茶館やトルコのレストラン、チベット族の現代住宅など、まるで海外旅行をしているような気分を味わえます。
▲外観もさることながらインテリアもおしゃれで真似したくなりそう
来館者の声:ふじのくに茶の都ミュージアムの評判
編集部
ふじのくに茶の都ミュージアムへ来館された方からはどのようなお声がありますか?
藤下さん
「身近な飲み物であるお茶について、種類や歴史など様々な観点から詳しく知ることができ楽しかった」という声をいただくことが多いです。また、体験メニューの豊富さも好評です。
編集部
お茶について深く知ると、いつものお茶でもありがたく感じそうですよね。また、お茶をいただくたびに二人でデートしたことが思い返されて、幸せな気持ちに浸れそうです。
来館者の感動:お茶の魅力に触れた体験談
編集部でも、ふじのくに茶の都ミュージアムの口コミをインターネットで調べてみました。参考になりそうな内容を紹介します。
- 入場料がリーズナブルなのに、展示内容が充実している
- 来館者へのお茶のサービスがあり、歓迎されている
- 美しい日本庭園の散策も楽しめる
- お茶に関する基礎知識から専門的な情報まで幅広く学べる
- ミュージアムショップで提供されるパフェが絶品
- 内容が充実しているので、1日ゆっくり楽しめる
展示の質の高さに感銘を受けている様子がうかがえるほか、体験への満足度が高いコメントが多数見られました。「時間をたっぷりとって再訪したい」といった声もあるため、余裕を持ったスケジュールで訪れることをおすすめします。
ふじのくに茶の都ミュージアムからカップルへのメッセージ
編集部
ふじのくに茶の都ミュージアムでのデートを検討しているカップルに向けて、メッセージをお願いします。
藤下さん
見て・触れて・味わって、五感を使って楽しく体験しながらお茶をお楽しみいただければと思います。当館にはフォトスポットも多いため、ぜひ色々な写真を撮ってみてください。
編集部
まさに、お茶がますます大好きになりそうな素敵な博物館ですね!本日はありがとうございました。
基本情報・アクセス
住所 | 〒428-0034 静岡県島田市金谷富士見町3053-2 |
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アクセス | 相良牧之原ICから車で約10分 島田金谷ICから車で約13分 大代ICから車で約10分 |
営業時間 | 9:00〜17:00(入館は16:30まで) 茶室は9:30〜16:00(入室は15:30まで) |
休館日 | 火曜日(火曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館) 年末年始 |
駐車場 | 無料(普通車約80台、大型バス最大8台) |
観覧料 |
一般:300円 体験プログラムに参加する場合は、別途料金がかかります |
比較的空いている時間帯 | 平日終日 土日祝日の午前中 |
カップル利用の割合 | 約10% |
公式サイト | https://tea-museum.jp/ |
※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
ミュージアム周辺で楽しむデートスポット紹介
ふじのくに茶の都ミュージアムの滞在時間の目安は1〜2時間です。さらにデートを楽しみたいカップルのために、周辺のおすすめスポットをご紹介します。
周辺のおすすめデートスポット
8,700株のバラに囲まれる「島田市ばらの丘公園」の魅力
「島田市ばらの丘公園」は、約360種、8,700株ものバラが植えられている公園です。庭園や大温室、トンネル温室などに分かれて咲き誇るバラは圧巻の美しさです。見頃の時期には公園中にバラの香りが広がり、その芳香に包まれながら散策すると心が癒されます。
特筆すべきは、島田市で誕生したバラ「ミスシマダ」も園内で見ることができる点です。色とりどりのバラに囲まれながら、二人でゆっくりと散策を楽しむのがおすすめです。ふじのくに茶の都ミュージアムからは車で約25分でアクセスできます。
島田市ばらの丘公園:https://www.baranookakouen.jp/
日本夜景遺産「牧之原公園」で楽しむロマンチックな夜景
広大な牧之原大茶園の一角にある公園です。最大の魅力は、日本夜景遺産に認定された、大パノラマに広がる美しい夜景です。まるで宝石箱をひっくり返したように、無数の光がきらめく様子はまさに圧巻です。ロマンティックな雰囲気を楽しめるので、デートの締めくくりにもぴったりです。
公園内には展望台やカタクリの群生地、茶道の祖とされる栄西禅師の像などもあり、日中の散策にも適しています。近隣の「ふじのくに茶の都ミュージアム」からは徒歩で3分の距離にあり、観光スポットを巡る際に立ち寄りやすい場所です。
牧之原公園:https://www.shimada-ta.jp/tourist/tourist_detail.php?id=29
島田市周辺のデートにおすすめの観光スポット
まとめ:ふじのくに茶の都ミュージアムでの体験を日常に活かすデートプラン
今回は、静岡県島田市で過ごすデートプランを紹介しました。ふじのくに茶の都ミュージアムは、見るだけでなく、触れて体感することができる博物館です。茶葉の香りを楽しんだり、茶器に触れたりと、五感を使って楽しめるので、きっと想像以上の満足感が得られるでしょう。
ミュージアムで発見した自分好みのお茶を飲んだり、学んだお茶の淹れ方を家で実践したりと、デートの思い出を日常生活に活かせるのも魅力的です。例えば、特別な日に二人で美味しいお茶を楽しむなど、デート後も楽しみが広がります。
お茶の香りと美しい自然景観が待つ島田市は、カップルのデート先として理想的です。静かな時間を過ごしたい方にもおすすめですので、ぜひ二人で訪れてみてください。