新宮市観光協会厳選!世界遺産の神社と城跡を巡る”映え”スポット巡りデート|和歌山県

今回ご紹介するデートプランは、新宮市観光協会の山本さんにお聞きした情報を元に作成した、和歌山県新宮市の撮影スポットをめぐる、"映え"デートプランです。

新宮市は、紀伊半島の南端に位置する海・山・川に囲まれた自然豊かなまちです。「熊野信仰」と呼ばれる自然信仰をベースとした独自の信仰が根付いており、聖地・熊野速玉大社をはじめ、巡礼の古道は2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。

市内には世界遺産が、日常の風景に溶け込むように点在しています。神代と現代、神域と俗界がまるでモザイクのように折り重なる不思議なまち、それが新宮市です。

今回は世界遺産である熊野速玉大社・神倉神社・阿須賀神社や新宮城跡を巡るデートプランをご紹介します。さらに、楽しめる川下りや、熊野古道ウォーキング、おすすめの飲食スポットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

新宮市の世界遺産を巡る効率的なデートコース

このデートコースは徒歩・自転車で巡ることができます。まずは巨大な岩の御神体が有名な「神倉神社」からスタート。新宮駅から徒歩約15分で到着します。

紫陽花の季節(6月頃)であれば、次の目的地「熊野速玉大社」の前に「渡御前社」に寄ると良いでしょう。

「熊野速玉大社」にお参りした後は、「新宮城跡」へ向かいます。城跡からの景観を満喫し、お腹が空いたら途中でランチを取りましょう。最後は「阿須賀神社」に立ち寄り、世界遺産巡りは終了です。

移動の際には、新宮市観光協会で貸し出しているレンタサイクルを活用してください。普通自転車7台、クロスバイク3台、電動自転車2台、E-Bike10台を用意しています。

新宮市観光協会で貸し出しているレンタサイクル
▲徒歩でも移動可能ですが、自転車を利用するとより効率よくスポット巡りができます

時間に余裕がある場合は、公共交通機関や車を利用して「熊野川舟下り」や、熊野古道の散策を楽しめる「高野坂ウォーキング」もおすすめです。

世界遺産を余すことなく楽しめる贅沢なデートコースとなっています。

おすすめ"映え"スポット1「神倉神社」

神倉神社とゴトビキ岩
▲神倉神社の後ろにはご神体のゴトビキ岩がそびえ立つ

熊野地方には、熊野権現と呼ばれる神様がいます。熊野権現は、熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)に祀られていますが、その中でも神倉神社は、熊野権現が最初に降臨したとされる聖地です。

神社は天ノ磐盾(あまのいわたて)と呼ばれる崖の上に位置しており、538段の急な石段を上ると、社殿と御神体である「ゴトビキ岩」に到達します。

神倉神社は年間を通して美しい景色と荘厳な雰囲気を楽しめますが、特に桜の季節がおすすめです。社殿、御神体、桜が一枚の写真に収まる絶景を撮影できます。

さらに、社殿下の広場は新宮市と海を一望できる絶景スポットとなっており、訪れた際にはぜひこの景色も堪能してください。

ゴトビキ岩と538段の石段で迫力ある"映え"写真を

Instagramの「神倉神社」に投稿された写真
▲被写体の中に人を入れると、御神体の大きさとの比較で迫力のある写真が撮れる(引用:インスタグラム

神倉神社では、様々な魅力的な写真スポットがあります。最高傾斜角45度の急な石段の下から鳥居を見上げる構図や、御神体「ゴトビキ岩」を下から支えているようなポーズ、さらに新宮市内と熊野川、そして熊野灘を一望できる景色など、多彩な"映え"写真を撮影することができます。

壮大な自然と神社の雰囲気を活かした、印象に残る大迫力の一枚を狙ってみてください

神倉神社周辺で楽しむ涼やかスイーツ

神倉神社の石段を登って疲れた時は、周辺にあるかき氷店で一休みするのがおすすめです。

石段登りの後は「仲氷店」で名物かき氷

仲氷店の店先
▲レトロな雰囲気が漂う仲氷店

神倉神社から徒歩約5分のところにある「仲氷店(なかこおりてん)」では、一年中かき氷を楽しむことができます

かき氷を食べると頭がキーンとなる経験をしたことはありませんか?仲氷店のかき氷は「キーンとこない自慢のかき氷」として知られています。その秘密は、「平成の名水百選」に選ばれた和歌山県内を流れる古座川(こざがわ)の良質な原水を、72時間かけてじっくりと凍らせた純氷を使用しているからです。

自家製シロップをたっぷりとかけた、ふわふわの食感のかき氷は、見た目も美しく、食べ応えも十分な大きさです。

温州みかん味のかき氷
▲「温州みかん」のシロップがかかったかき氷。暑さで火照った体に嬉しい一品

おすすめメニューの一つが、見た目がスイカそっくりの「スイカ氷」です。興味深いことに、その味はメロン、レモン、イチゴの風味が組み合わされた独特なものとなっています。

仲氷店の名物「スイカ氷」
▲見た目も可愛い「スイカ氷」で写真映えも抜群

観光で歩き疲れたら、涼しさと写真映えを兼ね備えた仲氷店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか

神倉神社へのアクセスと基本情報

住所 〒647-0044
和歌山県新宮市神倉1丁目13-8
電話番号 0735-22-2533(熊野速玉大社)
アクセス JR紀勢本線「新宮駅」から徒歩約15分
営業時間 境内は24時間自由に参拝可能
定休日 年中無休
公式サイト https://kumanohayatama.jp/?page_id=18

おすすめ"映え"スポット2「渡御前社」

紫陽花の季節の渡御前社
▲赤い鳥居と青い紫陽花が映える渡御前社

神倉神社から徒歩約7分の場所にある「渡御前社(わたりごぜんしゃ)」は、紫陽花の見頃の時期に特におすすめのスポットです。境内には約30種類もの紫陽花が植えられており、多彩な色合いが訪れる人々の目を楽しませています。

荘厳な雰囲気を漂わせる社の石碑
▲明るさを落として撮ると雰囲気のある写真が撮れる

境内の紫陽花だけでなく、手水鉢に浮かべられた紫陽花も幻想的な美しさを醸し出しています。6月に新宮市を訪れる際は、ぜひこの素晴らしい景色をご自身の目でお確かめください。

紫陽花の鮮やかさを活かした雰囲気のある写真が撮れる

Instagramの「渡御前社」に投稿された写真
▲手水鉢に浮かぶ紫陽花と背景に咲き誇る紫陽花が美しい風景(引用:インスタグラム

紫陽花の飾り方には様々な工夫が凝らされています。それぞれの角度から写真を撮ることで、異なる表情を捉えることができます。例えば、紫陽花にピントを合わせつつ、背景をぼかすポートレートモードで撮影すると、より雰囲気のある写真が撮れるでしょう。

渡御前社へのアクセスと基本情報

住所 〒647-0081
和歌山県新宮市新宮
アクセス JR紀勢本線「新宮駅」から徒歩約15分
公式Instagram https://www.instagram.com/watarigozensha/

おすすめ"映え"スポット3「熊野速玉大社」

熊野速玉大社の神門
▲境内へと続く熊野速玉大社の神門。門の向こうには拝殿が見える

熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は、熊野本宮大社と熊野那智大社と共に、熊野権現を祀る熊野三山の一つです。

主祭神は、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)という夫婦神で、縁結びと家内安全の神様として知られています

熊野速玉大社に祈りを捧げる
▲平安衣装に身をつつんだ参拝客はまるで昔にタイムスリップしたよう

境内では、樹齢1,000年を超える御神木、ナギの巨木が植えられています。ちなみに、天然記念物に指定されたこの木の葉は、葉脈が縦に入っていて丈夫でちぎれにくいことから、縁結びの木と言われているそうです。

朱色が映える拝殿
▲拝殿の後ろには、結宮、速玉宮、上三殿、八代殿などが立ち並ぶ

訪れた際には、ぜひ熊野牛王宝印(くまのごおうほういん)を賜って下さい。八咫烏をモチーフとし、カラス文字でデザインされた熊野でもっとも神聖視されている厄除けの護符です。

朱色の社殿と樹齢1000年の御神木で"映え"写真を

Instagramの「熊野速玉大社」に投稿された写真
▲朱色の社殿と青空、緑の木々が美しく調和した写真が多く見られる(引用:インスタグラム

空の青、周囲の緑、そして社殿の朱色が調和する構図を意識して写真を撮影してみてください。人物を入れる場合は、朱色の社殿が引き立つよう、同系色の服装を避けるのがおすすめです。例えば、白や淡い色の服装が写真映えするでしょう。

熊野速玉大社周辺の歴史スポットを散策

熊野速玉大社の周辺には、歴史を感じる魅力的なスポットが点在しています。

江戸時代の風情が残る「川原家横丁」を散策

簡易商店をイメージした川原家横丁
▲「川原家横丁」では当時の簡易商店をイメージした建物が並ぶ

「川原家横丁」は熊野速玉大社のすぐそばに位置しています。江戸時代から昭和にかけて、熊野川の河川敷には「川原家」と呼ばれる簡易商店が軒を連ねていました。飲食店や鍛冶屋、宿屋など、熊野川を訪れる人々のための施設が、多い時には数百軒も建ち並んでいたそうです。

川の近くにあり、常に氾濫の危険性があったにもかかわらず、当時の人々は川が増水すると店を畳み、水が引くと再び組み立てるという、たくましさを持っていました。

新宮町時代の川原家
▲新宮市がかつて「新宮町」と呼ばれていた頃の川原家

現在の「川原家横丁」は、当時の簡易商店をイメージした施設で、土産物屋や喫茶店などが立ち並んでいます。昔の人々の生活や知恵に思いを馳せながら、ゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。

男性スタッフのアイコン
山本さん

熊野速玉大社の近くにあるカフェ「ニカイノマド」もおすすめです。アンティークな木造建築をリノベーションした建物の2階にある、スパイスカレーがメインの自然派カフェで、地元の方にも人気があります。

熊野速玉大社へのアクセスと基本情報

住所 〒647-0081
和歌山県新宮市新宮1番地
電話番号 0735-22-2533
アクセス JR紀勢本線「新宮駅」から徒歩約15分
営業時間 ・境内:日の出から17:00まで
・授与所:8:00~17:00
・神宝館:9:00~16:00
定休日 年中無休
公式サイト https://kumanohayatama.jp/

おすすめ"映え"スポット4「新宮城跡」

桜の季節の新宮城跡入り口
▲市街地の中心にある新宮城跡の入り口。桜が訪れる人を迎えるように咲いている

熊野速玉神社から「新宮駅」の方面に約1km、徒歩15分ほどで辿り着くのが「新宮城跡」です。現在は城の建物は残っていませんが、もともとは平安時代末期の武将「源為義」の娘「丹鶴姫」の住まいであったことから、「丹鶴城」として地元の人々に親しまれてきました。

新宮城の堅牢な城壁
▲現在でも堅牢な城壁が残っており、往時の繁栄を物語っている

熊野川の南岸、小高い丹鶴山にあるこの城跡公園は、眺望が良く、城郭からは昔の港の跡を垣間見ることもできます。かつて城下町として栄えていたこの地域の歴史を感じさせるスポットです。

2017年4月6日に日本城郭協会より「続日本100名城」に選定され、桜の季節には石垣と桜が織り成す見事な景観を楽しむことができます。

桜の季節の新宮城跡
▲夜桜のライトアップが幻想的な新宮城跡

3月下旬から4月上旬にかけ、城跡公園内では約230本の桜が咲き誇ります。ソメイヨシノ、シダレザクラ、ボタンザクラなど、様々な品種の桜を楽しむことができます。期間限定で行われる桜のライトアップでは、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を味わえます。

石垣と桜の競演!新宮城跡で歴史的"映え"ショット

Instagramの「新宮城跡」に投稿された写真
▲城壁の下から見上げるようにした構図は迫力が出る(引用:インスタグラム

見るからに堅牢な城壁は、城があった当時の国力の高さを物語っています。実際に城壁を登ることは禁止されていますが、城壁の前で登っているようなポーズをとって写真を撮ると、面白い記念になるでしょう。

かつて本丸があった場所からは、熊野川と熊野大橋の壮大な眺望が広がっています。城跡の歴史的雰囲気と共に、この美しい景色も是非カメラに収めてください。

新宮城跡周辺のレトロでおしゃれなスポット

新宮城跡の周辺には、懐かしさを感じさせるおしゃれなスポットがいくつかあります。昼食にぴったりのレストランも点在しているので、城跡見学の前後に立ち寄ってみるのがおすすめです。歴史探訪と美味しい食事を組み合わせて、充実した一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

「旧チャップマン邸」で大正ロマンを感じるひととき

旧チャップマン邸の外観
▲洗練された雰囲気を漂わせながらどこかレトロな旧チャップマン邸

新宮城跡から歩いて約5分で、「旧チャップマン邸」が見えてきます。この建物は、新宮市名誉市民である西村伊作氏が設計し、アメリカ人宣教師チャップマン氏の住宅として建てられました。

昭和時代に増改築が行われ旅館として使用された後、2020年8月17日に国の登録有形文化財に登録されました。現在では宿泊やテレワークなどに利用できる施設となっており、大正時代のモダンな雰囲気を楽しむことができます。

公式:新宮市(旧チャップマン邸)

本格フレンチ「イル・ド・フランス」で優雅なランチ

イル・ド・フランスの外観
▲本格的なフレンチを気軽に楽しめるイル・ド・フランス

ビストロ「イル・ド・フランス」は、1983年創業の歴史あるフランス料理店です。フランスの伝統的な料理をベースに、独自のアレンジを加えた魅力的なフレンチを提供しています。

熊野牛ハンバーグセット
▲熊野牛を使ったハンバーグセット

地産地消を重視し、地元の新鮮な食材を使用した料理を昼夜問わず楽しむことができます。お店は城好きの寡黙な父と陽気な息子が営んでおり、新宮の歴史や城について詳しい知識を持っています。食事と共に地域の文化も味わえる、unique

公式:イル・ド・フランス

新宮城跡へのアクセスと基本情報

住所 〒647-0010
和歌山県新宮市丹鶴3丁目
電話番号 0735-22-2840(新宮市観光協会)
アクセス JR紀勢本線「新宮駅」から徒歩約10分
営業時間 散策自由
定休日 年中無休

おすすめ"映え"スポット5「阿須賀神社」

阿須賀神社の社殿
▲昼と夜ではがらりと雰囲気が変わる阿須賀神社

「阿須賀神社」は熊野川の河口付近の南岸に位置する古社です。2016年には世界遺産として追加登録され、社伝によれば紀元前423年、孝昭天皇の代に建てられたと伝えれられています。

境内からは弥生時代の竪穴式住居が出土しており、神社の背後にはかつて秦の始皇帝の命を受けた徐福の一行が目指したと言われる蓬莱山があります。

境内には梵字が刻まれた宮井戸遺跡や徐福の宮などもあるので、のんびりと散策するのも良いでしょう。

阿須賀神社の境内で風情ある"映え"スポットを探索

Instagramの「阿須賀神社」に投稿された写真
▲鳥居の中に社殿を入れるように撮影すると印象的な写真になります(引用:インスタグラム

参道には神社幟が立ち並び、鳥居の向こうには社殿が覗き見えます。神社幟を前景に、背後に社殿を配置した構図や、鳥居越しに社殿を捉えた構図など、様々な角度から魅力的な写真を撮影することができます。訪れた際には、これらの要素を組み合わせて、阿須賀神社の荘厳な雰囲気を存分に楽しんでください。

阿須賀神社へのアクセスと基本情報

住所 〒647-0022
和歌山県新宮市阿須賀1丁目2-25
電話番号 0735-22-3986
アクセス JR紀勢本線「新宮駅」から徒歩約8分
営業時間 境内自由
定休日 無休
公式サイト https://iesui.com/nisi/

おすすめ"映え"スポット6「熊野川舟下り」

熊野川舟下り
▲青く澄んだ熊野川の川下りができる

新宮駅から車で30分ほどのところにある、道の駅「瀞峡街道熊野川」には熊野川舟下りができる船着き場があります。

かつて熊野川は神が往来する場所であり、熊野三山への重要な参詣道とされていました。船着場から更に30分ほど車で行ったところにある熊野本宮大社から熊野川を下り、熊野速玉大社へお参りをして都へ戻るのが一般的な参拝ルートでした。

当時は小舟に4,5人ほどが乗り、下りに4時間、帰りはその倍ほどの時間をかけていたそうです。この長い旅程からは、昔の人々の熱心な信仰心が窺えます。

笠を被って川下りに参加する人々
▲ライフジャケットは無料で借りることができる

現在では船着場から熊野速玉大社近くの権現河原まで、約90分で川下りを楽しむことができます。船頭さんが語る歴史や伝承を聞きながら、悠久の時を感じる旅を楽しめます。

川下りは事前予約が必要ですので、旅程を立てる際には忘れずに予約してください。

熊野川の雄大な自然を背景に"映え"写真を撮影

Instagramの「熊野川」に投稿された写真
▲どこを見ても雄大な景色が広がる熊野川(引用:インスタグラム

川下りを楽しむ際には、美しい景色に見とれすぎてカメラを川に落とさないように注意しましょう。カメラを守るために、防水ケースを使用するのもおすすめです。

熊野川舟下りの乗船場へのアクセスと基本情報

住所 〒647-1212
和歌山県新宮市熊野川町田長54-8
電話番号 0735-44-0987
アクセス 【JR紀勢本線「新宮駅」から】
・バス利用:「道の駅熊野川」まで約30分
・車またはタクシー:約25分
営業時間 予約受付時間:9:00〜17:00(完全予約制)
定休日 年中無休(ただし、12月〜2月の冬季は6名以上の団体利用のみ運行)
公式サイト https://kawabune.info/

おすすめ"映え"スポット7「高野坂」

苔むした高野坂の石畳
▲新緑の季節は緑がとにかく美しい、高野坂の石畳

「熊野古道を歩いてみたい」と思ったときに、おすすめしたいのが「高野坂ウォーキング」です。全長は約2.7kmで、苔むした石畳の道や、熊野灘の景色を楽しめる初心者向けのコースです。

高野坂登り口(広角側)から15分ほど林の中を歩くと、王子ヶ浜を一望できる絶景スポットに到着します。

王子ヶ浜の眺望
▲熊野灘の大海原を望むことができるので、ぜひ晴れた日に訪れたい

遊歩道は整備されているので、歩きやすいのが特徴です。念仏碑や江戸時代初期に建てられたと言われる地蔵、日本遺産の金光稲荷神社など、短い距離の中にも見どころがたくさん詰まっています。

初心者向けの気軽なコースではありますが、服装や装備などはしっかりと準備してください。距離は長くありませんが、平坦な道ではなく山道なので、可能であれば一泊二日で新宮市を訪れた際に、このコースを組み込むことをおすすめします。

高野坂の見どころを逃さず"映え"スポットを探索

Instagramの「高野坂」に投稿された写真
▲どこを撮っても絵になる写真が撮れる(引用:インスタグラム

とにかく見どころが多いので、自然の美しさや歴史的な建造物など、興味深いスポットを見逃さないよう注意深く観察しましょう。カメラやスマートフォンを持参し、思い出に残る写真を撮ることをおすすめします。

高野坂トレッキングコースへのアクセスと基本情報

住所 〒647-0081
和歌山県新宮市新宮2327
電話番号 0735-22-2840(新宮市観光協会)
アクセス JR紀勢本線「新宮駅」から車(タクシー)で約15分
公式サイト https://www.shinguu.jp/itineraries/detail/2

食べる"映え"スポット1「徐福寿司」

徐福寿司の外観
▲テイクアウトも可能だが、店内で食べることもできる。席数は限られているため、事前の確認をおすすめする

新宮の郷土料理と言えば「さんま寿司」です。徐福寿司は創業70年という老舗の寿司屋で、新宮駅の目の前という便利な場所にあります。昔ながらの製法で丁寧に作られた看板メニューである「さんま寿司」は、新宮を訪れた際に必ず食べていただきたい一品です。

新宮の名物「さんま寿司」
▲旨みがぎゅっと詰まったさんま寿司。秋刀魚の風味と酢飯の相性が抜群

さんま寿司の他にも、かんぴょうとごぼうを程よい厚みの昆布で巻いた「昆布巻寿司」、地元の名産品を使用した「熊野牛のり巻き」や「熊野牛昆布巻」もおすすめです。これらの郷土色豊かな寿司は、新宮の食文化を存分に味わえる逸品ばかりです。

徐福寿司へのアクセスと基本情報

住所 〒647-0020
和歌山県新宮市徐福2-1-9
電話番号 0735-23-1313
アクセス JR紀勢本線「新宮駅」から徒歩約1分
営業時間 ・店内飲食:11:00~15:00
・持ち帰り:10:00~17:00
定休日 毎週木曜日、および月1回水曜日
公式サイト http://www.cypress.ne.jp/jyofuku/index.html

食べる"映え"スポット2「Cafe 丹福」

Cafe 丹福の公式インスタグラムの写真
▲昔懐かしいクリームソーダなど可愛いスイーツを写真に撮ろう!(引用:インスタグラム

甘味が食べたいと思ったら行って頂きたいのが、新宮駅から歩いて約7分ほどのところにある「Cafe 丹福」です。

提供されるスイーツはどれもおすすめですが、新メニューである「バニラアイスに丹鶴自家製キャラメルソースをかけたタルト」や、「あんバタースコーン」がおすすめです。

昔懐かしいクリームソーダは3色と、選ぶだけでも楽しいラインナップがあります。

Cafe 丹福へのアクセスと基本情報

住所 〒647-0010
和歌山県新宮市丹鶴町2丁目3-1
アクセス JR紀勢本線「新宮駅」から徒歩約7分
営業時間 8:30~17:00(ご注文は16:30まで)
公式インスタグラム https://www.instagram.com/tanpuku_cafe/

食べる"映え"スポット3「香梅堂」

香梅堂の外観
▲150年もの歴史を持つ外観

「香梅堂」は1868年(明治元年)に創業した、150年以上の歴史がある老舗の和菓子屋です。新宮市のみで営業をしており、分店はありません。

熊野速玉大社にある神鈴をモチーフとした「鈴焼」
▲見た目も可愛い「鈴焼」

名物は、熊野速玉大社にある神鈴をモチーフとしたカステラ「鈴焼」で、新宮市の定番土産として有名です。お取り寄せや店舗からの発送も可能ですが、店頭でしか購入できないという希少性も人気の理由の一つです。

鈴焼は、しっとりもっちりとした食感と、和三盆を使用した上品な甘さが特徴です。一度食べ始めるとやみつきになる美味しさなので、ぜひお土産としてお買い求めください。

男性スタッフのアイコン
山本さん

さらにお土産を追加したい方には、厳選された最高級の和三盆糖を配合した「熊野名所せんべい」もおすすめです。伝統を受け継ぐ手作りの味わいは、まさにこだわりの逸品と言えるでしょう。

香梅堂へのアクセスと基本情報

住所 〒647-0004
和歌山県新宮市大橋通3丁目3-4
電話番号 0735-22-3132
アクセス JR紀勢本線「新宮駅」から徒歩約10分
営業時間 9:00~21:00(日曜日は9:00~17:30)
定休日 火曜日
公式サイト http://www.suzuyaki.jp/

取材協力:新宮市観光協会(https://www.shinguu.jp/