大和郡山市の映えスポット巡り!金魚が泳ぐ城下町やあじさい寺を巡るデート|奈良県

この記事では、大和郡山市観光協会の主任・久保田さんにお聞きした情報をもとに作成した、大和郡山市の映えスポットを巡るデートプランをご紹介します。

奈良県北部に位置する大和郡山市は、県下最大級の城郭である郡山城の「城下町」として発展してきたまちです。また、金魚の一大産地としても知られており、まちなかを散策しているとさまざまな場所で金魚と出会えますよ。

今回は、そんな『金魚が泳ぐ城下町』としての魅力を存分に堪能しつつ、フォトジェニックな写真撮影も叶うデートコースを考えました。歴史や自然あふれる町並みのなかをのんびりと散策しながら、思い出深いひとときを過ごしてくださいね。

大和郡山市の映えスポットを巡るおすすめルート

大和郡山市の映えスポット巡りは、国の史跡に指定されている大規模な城郭である「史跡郡山城跡」からスタート。桜の名所としても有名なスポットで、自然×歴史の風情ある風景を眺めながらのんびりと散策を楽しめます。

郡山城跡周辺の城下町内には金魚の水槽が多数設置されているため、前後に見て回るとよいでしょう。金魚すくいや藍染め、醸造などの体験施設も充実しており、カップルでチャレンジしたらきっと盛り上がりますよ。エリア内には飲食施設も多く、ランチスポット選びに困ることもありません。

スイーツ好きのカップルなら、ぜひ近隣の「和カフェ モリカ」もチェックしてみてください。古代米や雑穀を使用したおはぎやぜんざいなどの甘味のほか、夏季はこだわりのかき氷も味わえるカフェで、ほっと心和む映え写真を撮影できますよ。

最後は、文化財指定された仏像を多数有する「矢田寺(金剛山寺)」へ。通称『あじさい寺』としても親しまれており、初夏には約60種・10,000株ものあじさいが咲き誇ります。

なお、上記は車でのルートですが、郡山城跡周辺は一方通行や狭い道も多いため、そのエリア内を散策する際は徒歩やレンタサイクルで巡ることをおすすめします。レンタサイクルは大和郡山市観光協会や箱本館「紺屋」などで利用できますよ。

公式:大和郡山市観光協会 レンタサイクル
公式:箱本館「紺屋」レンタサイクル

それでは、各スポットの特徴や映え写真の撮り方などを詳しく見ていきましょう!

おすすめ映えスポット1「史跡郡山城跡」

郡山城跡の外観

郡山城跡は、1580(天正8)年に筒井順慶が築城し、近世期には豊臣家・水野家・松平家・本多家・柳澤家の居城になったと伝わる「郡山城」の跡地です。

郡山城のシンボルである天守台は展望施設として開放されており、奈良盆地を一望できる展望デッキは「郡山城主になった気分を味わえる」などと人気を集めています。お月見や奈良の若草山焼き(1月の第4土曜日)の時期には夜間の特別開放も実施しており、眼下に広がる郡山の夜景も楽しめますよ。

また、郡山城跡は『日本さくら名所100選』に選定されていることから、春の時期に訪れるのもおすすめです。3月下旬~4月上旬にかけて、堀を取り囲むように桜が咲き誇る光景は一見の価値があります。

なお、お花見シーズン中には毎年恒例の「大和郡山お城まつり」が開催され、夜間はぼんぼりの灯りに照らされた夜桜も堪能できますよ。

郡山城跡のライトアップ時の風景
▲天守台のライトアップ×夜桜の光景は圧巻の美しさです

男性スタッフのアイコン
久保田さん

郡山城跡内にはオープンテラスのある「番屋カフェ」があり、テラス席からは壮大な石垣を一望できます。ぜひ人気メニューの「黒蜜きなこわらび餅ラテ」などを味わいながら、くつろぎのひとときをお過ごしください。

公式インスタグラム:番屋カフェ

天守台を見上げるアングルで撮影するのがおすすめ!

インスタグラムに投稿されている郡山城跡の写真
▲桜×天守は映え度120%!(引用:インスタグラム

インスタグラムで「郡山城跡」と検索してみると、天守を下から見上げるアングルで撮影した写真が数多くアップされていました。樹木の緑×天守のコントラストも素敵ですが、やはり桜のシーズンには風情あふれる優美な写真を撮影できます。

史跡郡山城跡周辺のおすすめスポット

郡山城跡周辺には観光や飲食を楽しめる施設がたくさん点在しているので、ぜひあわせて訪れるとよいでしょう。ここではデートにぴったりなおすすめスポットを2か所ピックアップしました。

多彩な金魚を鑑賞できる「金魚ストリート」

金魚ストリートに設置されている金魚鉢その1

城下町内の柳町商店街にある「金魚ストリート」は、さまざまな種類の金魚を鑑賞できる名物ストリートです。通り沿いの飲食店や呉服店、陶器店など数十店舗の店頭に個性豊かな金魚鉢が設置されており、多種多様な金魚が泳いでいます。

ぜひカップルで巡って、それぞれの"推し金魚"を見つけてみてはいかがでしょうか。

金魚ストリートに設置されている金魚鉢その2
▲お店によって金魚の見せ方はさまざま!

公式:金魚ストリート

藍染体験を楽しめる!箱本館「紺屋」

箱本館「紺屋」の外観

箱本館「紺屋」は、江戸時代から続く伝統的な藍染を体験できる施設です。藍染とは植物染料「藍」を用いた染色技法で、事前予約を行えばハンカチやバンダナの藍染にチャレンジできますよ。

デートのお土産としてもぴったりなので、ぜひカップルで参加してみてください。

公式:箱本館「紺屋」

史跡郡山城跡の基本情報(アクセス)

住所 〒639-1011
奈良県大和郡山市城内町2-255
電話番号 0743-52-2010(大和郡山市観光協会)
最寄り駅
アクセス
・近鉄郡山駅から徒歩約5分
・JR郡山駅から徒歩約20分
営業時間 【天守台展望施設開放時間】
(10~3月)7:00~17:00
(4~9月)7:00~19:00
定休日 なし
公式サイト https://www.yk-kankou.jp/spotDetail1.html

食べる映えスポット2「和カフェ モリカ」

和カフェ モリカの外観

和カフェ モリカは、県内産の古代米や国産の雑穀を種類豊富に取り扱う老舗米店に併設されたカフェです。情緒あふれるおしゃれな店内では、おはぎやぜんざい、五穀餅といった和スイーツをはじめ、奈良県産の刀豆(なたまめ)茶や自然農法によって仕立てられた和紅茶、オリジナルブレンドコーヒーなどのこだわりドリンクも味わえます。
男性スタッフのアイコン
久保田さん

私のおすすめは、夏季に味わえる「こおりやま」という名称のかき氷です!大和郡山産大納言小豆のこし餡シロップが絶品ですよ。3色の白玉団子と奈良県産果物の手作りドライフルーツも付いています。

夏季に味わえるかき氷が「映える」と話題!

インスタグラムに投稿されている和カフェモリカの写真その1
▲カワイイ!と大人気なのはかき氷の「奈良いちご」(引用:インスタグラム

和カフェモリカで映え写真を撮影するなら、夏季限定で味わえるかき氷がおすすめです。なかでも地元大和郡山の朝摘みいちごをふんだんに使用した「奈良いちご」が人気で、いちごのみずみずしさが伝わるようにアップで撮影する方が多くみられます。

また、穀がつるされたおしゃれな白壁をバックに和スイーツを撮影すると、和の雰囲気漂う素敵な写真に仕上がりますよ。

和カフェ モリカの基本情報(アクセス)

住所 〒639-1134
奈良県大和郡山市柳3丁目1
電話番号 0743-52-2059
最寄り駅
アクセス
近鉄郡山駅から徒歩約3分
営業時間 10:00~17:00
定休日 土日祝日
公式サイト ▼公式インスタグラム
https://www.instagram.com/morikakometen.wacafemorika/

おすすめ映えスポット3「矢田寺(金剛山寺)」

矢田寺の境内の風景

矢田寺は、白鳳4年(675年)に入唐僧智通が天武天皇のために建立したと伝わるお寺です。正式名称を矢田山金剛山寺といい、境内には本尊の「地蔵菩薩立像」をはじめとする多くの貴重な文化財を有しています

また、『あじさい寺』の別名を持つこのお寺には約60種・10,000株のあじさいが植えられており、映えスポットとしても大人気。6月~7月初旬に見頃を迎え、境内に点在するお地蔵さまとの情緒あふれる風景を楽しめます。

矢田寺にあじさいが咲き誇る風景
▲ツルアジサイや中国あじさいなど多種多様なあじさいが植えられています

男性スタッフのアイコン
久保田さん

境内の北僧坊(月てらす)では「あじさいカレー」を味わえますよ。フルーティーでありながらコクのある懐かしい味のカレーです。ぜひ『お寺でカレー』という特別感も楽しんでくださいね。

公式:北僧坊(月てらす)

あじさい×お地蔵さまの写真をパチリ!

インスタグラムに投稿されている矢田寺の写真
▲あじさいをバックに御朱印を撮影するのもおすすめ!(引用:インスタグラム

矢田寺にはぜひあじさいシーズンに訪れて、あじさいの写真をたっぷりと撮影しましょう。特に、色とりどりのあじさいをお地蔵さまの姿も含めて撮影するアングルがおすすめです。

また、矢田寺ではあじさいがモチーフになったかわいい御朱印をいただけるので、あじさいをバックに御朱印を撮影するのも良い記念になりますね。

矢田寺の基本情報(アクセス)

住所 〒639-1058
奈良県大和郡山市矢田町3549
電話番号 0743-53-1445
最寄り駅
アクセス

【電車の場合】
近鉄郡山駅より奈良交通バス「矢田寺」行き乗車
※あじさいのシーズンは近鉄郡山駅・JR法隆寺駅より臨時バスも利用可能

【車の場合】
第二阪奈有料道路中町ランプから約15分

営業時間 8:30~17:00
定休日 なし
公式サイト http://www.yatadera.or.jp/

取材協力:大和郡山市観光協会(https://www.yk-kankou.jp/