
【大阪】広い御社殿を構える「大阪護國神社」で叶う!親しい友人の前で二人の愛を誓う神前式
「大阪護國神社(おおさかごこくじんじゃ)」は大阪市にある神社です。大阪市で最も広い御社殿で結婚式を挙げることができるので、親族だけでなく友人に参列してもらうことができます。
戦時中、家族と国を護るために命をかけたと言い伝えられている英霊を祀っていることもあり、大阪護國神社での挙式は幸せな家庭を築けるよう英霊が護ってくださると言われています。
和婚に興味のあるカップルはもちろん、参列者の心にも残るような挙式をしたいと考えているカップルに参考にしていただける内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
”英霊を参拝したい”という府民の願いで創建「大阪護國神社」
大阪市の住之江区南加賀屋にある「大阪護國神社」は、大阪メトロ四つ橋線「住之江公園駅」から徒歩1分の場所にありアクセスが良いです。
明治維新前後の尊王攘夷派の武装集団「天忠組」の10柱と105665柱の「英霊」を御祭神として祀っている神社で、結婚式はもちろん、厄除、安産、初宮、七五三、交通安全、地鎮祭などの祈願を行っているため、地域の人々に親しまれています。
今回は大阪護國神社の禰宜(ねぎ)である藤江正鎮さんに、神社の由来や神前式について詳しくお話を伺いました。
インタビュアー
大阪護國神社がどのような神社か教えてください。
禰宜:藤江さん
明治維新以前、尊皇攘夷を掲げて挙兵した天忠組10柱を始め、西南の役・日清戦争・日露戦争・大東亜戦争に至るまでの戦いの中で、命を落とした大阪に所縁ある御英霊10万5千余柱をお祀りする神社です。
昭和15年、府民の願いにより創建されています。
戦後は仁徳天皇と東郷元帥をお祀りした「浪速宮(なにわのみや)」と呼称されたこともありますが、昭和27年に大阪護國神社に復称されています。
戦争の中で國を思い、家族のために尊い命を投げ出してたおれられた英霊が御祭神であり、何よりも國を護り、家族を護ろうとするそのご加護とその御恩に感謝する神社です。
インタビュアー
大切な家族のために命をかけて日本を護ってくださった英霊がたくさん祀られているので、私も今の日本があることに感謝しつつ、このあとで参拝させていただきます。
大阪府民にとって、とても大切な神社なので、参拝する人があとをたたないでしょうね。
禰宜:藤江さん
大阪護國神社は大阪メトロ四つ橋線の南の終点である住之江公園駅のすぐ側にあり、交通の便がとても良いところに鎮座します。また、新なにわ筋に面しており、広い駐車場もあります。
神社のすぐ隣には市民の憩いの場、住之江公園があり、広々とした境内と豊かな緑に囲まれた空間となります。
インタビュアー
交通アクセスが良いというのは参拝する上ではもちろん、挙式会場としてもとても魅力的です。
遠方から参列してもらう場合、説明しづらいところだと申し訳なく思ってしまいますが、大阪護國神社ならその心配もありませんね。
見どころは「奉安殿」と「大鳥居」
インタビュアー
訪れた際に「ここは見て欲しい」といった見どころなどはありますか?
禰宜:藤江さん
広い境内には、大きな御本殿と浪速宮と呼ばれた頃の御祭神をお祀りした奉安殿があります。
正面の大鳥居は市内で一番大きな鳥居であり、御本殿に祀られている御神鏡は戦前の技術で造られうる最大のものです。
また境内には21基の立派な慰霊碑があり、戦没者を慰霊すると共に、平和への誓いを新たにするものです。
その他にも特攻兵士を顕彰する像や、多くの兵士を支えた母親を讃える像があります。
インタビュアー
先ほど大きな鳥居を拝見しましたが、ものすごい迫力でした。高さが13mもあるそうですね。大阪護國神社で挙式したなら、ぜひここで写真を撮りたいなと思いました。
また大阪護國神社へ参拝すれば、今ある平和が当たり前ではなかった時代に思いを馳せることができますね。多くの人が護ってくれたことに感謝しつつ、心を込めて参拝したいと思います。
神前式は戦後世代の挙式が増えはじめた昭和40年代から
インタビュアー
大阪護國神社で神前式を行うようになったのはいつ頃からですか?
禰宜:藤江さん
昭和40年代、第1次ベビーブームで生まれた戦後世代が適齢期を迎えて挙式が大幅に増えた頃より、神前式を行っております。
インタビュアー
戦後世代の挙式が増えた頃に始められたのですね。何か始めたきっかけがあったのでしょうか?
禰宜:藤江さん
当社は戦争で亡くなった兵士をお祀りしていますので、お参りする方もご遺族が中心でした。
戦争で家族を亡くした遺族の方々が当社にお参りをするわけですから、”そこで挙式を”という方が多かったのが大きな理由かもしれません。
また当時は境内に遺族会が運営する「住之江会館」と呼ばれる施設があり、そこに遺族の方々がお集まりになっていました。
ですから、当初はその会館にて挙式を行っておりましたが、社殿での挙式を希望する方も多い事から、本殿に移ったようです。
インタビュアー
なるほど、「結婚式を見ることができなかった遺族にも見守ってほしい」という思いがきっかけとなったのですね。なんだか胸が熱くなるお話です。
神前式が一般的だった頃には1日10組の挙式を行ったことも
インタビュアー
神前式にまつわるエピソードなどあれば教えてください。
禰宜:藤江さん
神前式が一般的だった頃は、1日に10件もの挙式を行った事もあったようです。
その当時は披露宴を行う施設もあり、土日は多くの結婚式で境内が賑わっていたとの事です。
インタビュアー
1日に10件とはスゴイですね。もしかすると、3世代に渡って大阪護國神社で挙式したという人もいるかもしれませんね。
今は教会での挙式が主流となってはいますが、最近また日本の伝統的な挙式スタイルが見直され、神前式に興味を持つカップルが増えてきていると聞いています。
神前式はとても素晴らしい挙式スタイルなので、もっと神前式を選ぶカップルが増えるといいですよね。
大阪護國神社の神前式について
インタビュアー
神前式では実際にどのようなことを行うのでしょうか?
禰宜:藤江さん
大阪護國神社では、次の流れで神前式を行います。
- 参進:控え室から本殿までご移動いただきます
- 修祓:お清めのお祓いをいたします
- 献饌:大神様にお供えを差し上げます
- 祝詞:お二人の結婚の報告と、末永いご多幸を大神様に祈念いたします
- 巫女舞:神様に舞を奉納することにより、二人の新たな門出を祝います
- 誓いの盃:三三九度の杯を酌み交わすことにより、夫婦の契りを結びます
- 指輪の義:指輪を交換し、夫婦の縁を確認します
- 誓詞奏上:お二人の門出に際し、大神様に誓いを立てていただきます
- 玉串拝礼:神道の作法に則り、玉串を捧げて神様にお参りをします
- 親族固めの杯:ご両家皆様のご縁を強めます
- 撤饌:お供えをお下げします
- 宮司挨拶:宮司より御祝辞を申し上げます
挙式は殿内で席に着いてから30分くらいです。
インタビュアー
神前式は神様に夫婦となることを報告し、新郎新婦両家のご縁を結ぶ儀式なのですね。
大阪護國神社はとても厳かな雰囲気があるので緊張してしまいそうですが、とても心に残る結婚式になりそうです。
社殿が広いので親族だけではなく友人にも参列してもらえる
インタビュアー
大阪護國神社の神前式ならではの良さを教えてください。
禰宜:藤江さん
大阪市内で最も広い社殿をもつ当社ですから、広い殿内でゆったりとした挙式を行えます。
特に、親族以外に参列を希望するご友人にもお入りいただけますので、多くの皆様に祝福された厳かな挙式を行うことができます。
当社のご祭神は明治維新の魁となった天忠組の戦死者を筆頭に、西南の役や日清日露戦争、そして先の大東亜戦争と日本の國を、家族を守るために命をかけた方々です。
10万余柱の御英霊が見守ってくださいますので、ここで結ばれた方々にはきっと大きなご加護があることでしょう。
インタビュアー
日本を支えてきてくれた御英霊に見守られながら挙式ができるのですね。今の平和な日本があるのは御英霊のおかげなので、結婚後も平和な家庭を築けるんじゃないかと思いました。
神前式は親族でないと参列できないという神社も多いので、友人も参列できるというのは嬉しいです。
参列人数は両家30名ずつ
インタビュアー
参列は何名まで可能ですか?
禰宜:藤江さん
社殿はとても広く、ご両家それぞれ30名まではお入りいただけます。それ以上につきましてもご相談下さい。
インタビュアー
それぞれ30名で合計60名も参列できるとはスゴイですね。
大阪護國神社では親族だけでなく、友人も呼べるとのことですが、これだけ入れるのであればたくさんの人に参列してもらえますね。
挙式は雨天決行!控室から本殿までは傘を差して参進
インタビュアー
雨天でも挙式はできますか?
禰宜:藤江さん
挙式自体は本殿で行いますので、雨でも問題ありません。ただし控え室から本殿までの移動は、傘を差しての参進となります。
インタビュアー
参進だけは晴れた日と同じとはいかないですが、それを除けば雨でも問題なく挙式できるのですね。
晴れるにこしたことはありませんが、雨でも問題なく予定通り挙式できると聞いて安心しました。
「貸衣装・美容室・写真」は紹介可能!控室があるので着付けやメイクもお願いできる
インタビュアー
貸衣装、着付け、ヘアメイク、写真などはお願いできますか?
禰宜:藤江さん
大阪護國神社では現在挙式のみを執り行いますので、披露宴はご自身でお手配いただくこととなります。当社にてお願いしている貸衣装・美容室がありますので、そちらをご紹介することも可能です。
控え室がございますので、着付けやメイクは神社社務所にて承ります。写真撮影についても当社にてご紹介いたします。
インタビュアー
お気に入りの業者がある場合には自分たちで手配することもできるし、大阪護國神社でご紹介いただくこともできるのですね。
大阪護國神社でご紹介いただく業者であれば、和装での挙式に慣れていらっしゃるでしょうから、スムーズでしょうね。
神前式の予約について
インタビュアー
挙式申し込みまでの流れを教えてください。
禰宜:藤江さん
まずはお電話やメールで日程をご確認ください。希望の日時を確保されてから、当社にお越しいただきお申し込みいただきます。
インタビュアー
神社の行事もあるでしょうから、まずはお電話などで挙式ができない日を確認するとスムーズですね。
予約は1年前からOK!都合が合えば1ヶ月前でも対応してもらえる
インタビュアー
挙式予約は何ヶ月前頃から可能でしょうか?
禰宜:藤江さん
1年前から予約は承ります。大きな祭典以外であれば、基本いつでも承ります。
★大阪護國神社で行われる大きな祭典
- 5月20日の例祭
- 10月20日の例祭
- 8月15日の終戦記念日
- 正月期間
- 各祭典の準備及び片付けの為の前後数日
日程の都合さえ付けば、1ヶ月までにお申し込みいただければ御奉仕いたします。
インタビュアー
祭典や他の挙式などの予約が入っていなければ、1ヶ月でも予約できる場合もあるんですね。今は授かり婚も多いので、急な挙式をしたい人にとっては嬉しいと思います。
記念日などあらかじめ挙式したい日が決まっているのであれば、早めに予約すると安心ですね。
大阪護國神社から結婚が決まったご夫婦(カップル)へメッセージ
禰宜:藤江さん
令和2年で戦後75年が経ち、多くの日本人は戦争とは全く無縁の日々を送ってきました。
しかし、この平和な世の中を作るために自身を犠牲にしたご先祖たちの存在を忘れてはなりません。
多くの兵士達は國を家族を護るために命を投げ出されています。その強い気持ちを持たれた方々を御祭神として祀る当社は、何よりも國を家族を平和を願う神社です。
大勢の英霊の前で結婚式を挙げるご夫婦には大神様の大いなるご加護があるものと確信しています。
幸せな家庭を夢見て果たせなかった英霊の代わりに、ぜひとも幸せなご家庭をお築き下さい。
インタビュアー
幸せな家庭を夢見て果たせなかった英霊に代わり、今ある幸せが当たり前ではないありがたいものであることをしっかりと受け止め、大切にしたいなと思いました。
大阪護國神社で挙式することで、たくさんの英霊に護っていただけるような気がします。
本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
大阪護國神社の基本情報
住所 | 〒559-0015 大阪府大阪市住之江区南加賀屋1-1-77 |
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電話番号 | 06-6681-2372 |
公式サイト | http://www.osakagokoku.or.jp/ |