層雲峡観光協会おすすめ！絶景”映え”スポットを巡る大人のデートプラン｜北海道

この記事では、層雲峡観光協会事務局長の中島さんにお聞きした情報をもとに、北海道上川郡上川町にある「層雲峡」での魅力的なデートプランをご紹介します。

層雲峡は、2,000m級の山々が連なる大雪山国立公園にそびえる、黒岳（くろだけ）の麓に位置する峡谷です。豊かな原生林や断崖を流れる滝、迫力ある奇岩などを擁する景勝地として知られ、道北地域最大規模の温泉郷としても人気があります。

今回は、見どころ満載の層雲峡において、特に印象的な景観を楽しめるスポットを巡るデートコースをご提案します。カップルでの旅行計画の参考にしていただければ幸いです。

層雲峡の“映え”スポットを巡るおすすめルート

今回は、層雲峡のおすすめ“映え”スポットを車で回るコースをご紹介します。

まずは上川層雲峡ICから約20分のところにある「黒岳ロープウェイ」の駐車場に車を停めて、ロープウェイを利用して黒岳5合目にある展望台へ向かいましょう。時間に余裕があるカップルには、トレッキングで5合目を目指すプランもおすすめです。

その後は、ロープウェイの駅舎から徒歩約4分の場所にある「ビアグリル・キャニオン」でゆったりと洋食ランチを味わい、昼食後には車を5～10分ほど走らせて「銀河・流星の滝」や「大函（おおばこ）」での撮影を堪能します。

それでは、各スポットの魅力について詳しく見ていきましょう！

おすすめ“映え”スポット1「黒岳ロープウェイ（5合目駅の展望台）」

黒岳は、日本百名山のひとつ・大雪山に属する標高1,984mの秀峰です。山麓の層雲峡から5合目までロープウェイが運行しており、黒岳の5合目まで一気に移動することができます。

5合目駅の上には見晴らしの良い展望台があり、大雪山の山並みを360度の大パノラマで堪能できます。絶景をバックに記念撮影を楽しむのがおすすめです。

5合目から7合目まではペアリフトが運航しており、7合目からは登山にて1時間から1時間半程度で山頂に到達できます。比較的短い時間で登頂できることから登山初心者でもチャレンジしやすく、高山植物の群生地を通る魅力もあり、"大雪山国立公園内の銀座通り"と呼ばれるほど多くの登山客で賑わっています。

中島さん

黒岳5合目からの眺めはどの季節も素晴らしいですが、特に雲海が発生しやすい7月から9月の早朝がおすすめです。また、冬から春にかけては5合目から7合目までが天然雪100％のスキー場となり、美しいパウダースノーの中でスキーやスノーボードを楽しめます。

公式：冬の黒岳

黒岳ロープウェイ周辺で立ち寄りたいカフェ＆レストラン

ここでは、黒岳ロープウェイ周辺にあるおすすめのカフェとレストランをご紹介します。山歩きの前後の休憩や、ハイキング後のランチにぴったりの場所ばかりです。黒岳を訪れる際は、ぜひこれらの飲食店に立ち寄ってみてください。美味しい食事や飲み物で、より充実した旅行になること間違いありません。

アウトドアブランドのコロンビアが展開するおしゃれカフェ「BLACK MOUNTAIN COFFEE by Columbia」

黒岳ロープウェイが発着する山麓駅の3階には、人気アウトドアブランドのコロンビアが展開するカフェ「BLACK MOUNTAIN COFFEE by Columbia」があります。店長こだわりのコーヒーや紅茶、手作りの焼菓子などを楽しみながら、ゆったりとしたカフェタイムを過ごせます。

中島さん

店内には上川産のトドマツを加工したテーブルや椅子が配置され、心地よい木の香りに包まれます。大きな窓からは層雲峡の絶景を楽しむことができ、くつろぎの時間を過ごしたいカップルや自然を愛する方におすすめのスポットです。

公式：BLACK MOUNTAIN COFFEE by Columbia

地元食材を使った絶品料理が楽しめる「ビアグリル・キャニオン」でランチタイム

層雲峡で食事を楽しむなら、「ビアグリル・キャニオン」がおすすめです。日帰り入浴施設「黒岳の湯」の1階にあるレストランで、大雪山の豊かな自然で育った大雪高原牛をはじめ、地元の川魚や新鮮な野菜をふんだんに使用した絶品メニューを味わえます。

カップルで異なるメニューを注文してシェアすれば、より多くの味を楽しむことができます。

中島さん

私のおすすめは「渓谷ハンバーグカレー」です。肉厚でジューシーなハンバーグに、スパイシーなカレーが絶妙にマッチしており、一度食べたらやみつきになります！

公式：ビアグリル・キャニオン

黒岳ロープウェイへのアクセスと基本情報

おすすめ“映え”スポット2「流星の滝・銀河の滝」

大雪山国立公園の北部に位置する「流星の滝」と「銀河の滝」は、層雲峡を代表する景勝地の一つです。流星の滝は約90mの断崖から一気に轟き落ちる豪壮な響きが力強く男性的な印象を与えることから「男滝」、銀河の滝は約120mの高さからキラキラと銀の糸を引いて流れる様子が繊細で女性的な印象を与えることから「女滝」とも表現されます。この2つの滝をあわせて「夫婦滝」と呼ばれています。

中島さん

駐車場からは流星の滝と銀河の滝を間近に見ることができ、多くの観光客が滝をバックに記念撮影をしています。また、山側にある売店「滝ミンタラ」の裏から約20分ほど登ったところにある双瀑台（そうばくだい）もおすすめの撮影スポットです。ここからは、2本の滝が不動岩の左右を流れ落ちる姿を同時に眺められる絶景を楽しむことができます。

▲秋には紅葉と夫婦滝が織りなす風情あふれる絶景に出会えます

流星の滝・銀河の滝へのアクセスと基本情報

おすすめ“映え”スポット3「大函」

大函は、高さ約200mの巨大な柱状節理の岩壁が整然と並ぶ峡谷です。約3万年前に噴火した大雪山の溶結凝灰岩が長い年月をかけて浸食されて形成されたと考えられており、この断崖絶壁が石狩川の両岸に沿って約24kmにわたって続いています。

中島さん

屏風のようにそびえ立つダイナミックな岩壁は、壮大な景観を作り出しています。多くの方がフォトスポットとして訪れ、岩壁をバックに記念撮影をしています。ここで撮った写真は、きっと心に残る素晴らしい思い出になるでしょう。

▲「大函」は層雲峡で"最も素晴らしい峡谷美"と称されています

大函へのアクセスと基本情報

取材協力：層雲峡観光協会（https://sounkyo.net/）