日本の原風景を訪ねて。雲南市の映えスポットを巡るデートプラン|島根県
この記事では、島根県雲南市観光協会の推進員・有元さんに伺った情報を元に作成した、雲南市の撮影スポットをめぐる、“映え”デートプランをご紹介します。
雲南市は、「縁結びの地」で知られる出雲市から車で30分ほどの場所にある、山間の自然豊かなまちです。例年3月に入ると、市内各地で桜が見頃を迎え、訪れる人を楽しませてくれますよ。
また、滝や棚田、紅葉など四季折々の自然のほか、出雲神話の地が数多く残っており、ドライブデートがおすすめです。
今回は、雲南市内で素敵な写真が撮れるデートプランを考えましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
雲南市の映えスポット巡りおすすめルート
今回ご紹介するのは、車で雲南市の映えスポットを回るルートです。
まずは「須我神社」からスタートします。須我神社と奥宮の夫婦岩両方を参拝する二宮詣りがおすすめです。
散策しておなかが空いたら、山王寺にある古民家カフェ「下上屋」に行って、景色とランチを楽しみましょう。
おなかがいっぱいになったら、2kmほど離れたところにある「山王寺の棚田」へ向かいましょう。日本の棚田百選に選定されている棚田は、地域の方によって大切に守られ、受け継がれています。
次に、映画にも登場した「願い橋」へ向かいます。「願い橋」は増水時には沈んでしまう、珍しい橋です。
最後は「龍頭が滝」です。駐車場からおよそ15分歩くと雄滝に到着します。滝に近づくと、落差40mから流れ落ちてくる水しぶきを浴びることができ、気分爽快ですよ。
車で雲南市の映えスポットを回るルートでタクシーを利用する場合、令和7年3月31日までの期間なら市内の観光地をお得に巡ることができる貸切タクシーがあります。
詳細はこちら:https://www.unnan-kankou.jp/ecruiting-tours/taxi/
▲観光タクシーを利用して市内の観光地巡りを楽しもう!
JR木次駅前にはカーシェアリングサービスがあり、15分単位でシェアカーを借りることができるので、鉄道を利用して木次駅を訪れる方にもおすすめです。利用するには、事前にスマートフォンの専用アプリへの会員登録が必要です。
詳細はこちら:https://www.unnan-kankou.jp/trip/sharecar/
▲シェアカーを利用するのもおすすめ
おすすめ“映え”スポット1「須我神社・奥宮」
須我神社は、スサノオノミコトとクシナダヒメが造ったとされる「日本初之宮」として知られているお宮で、悪切り開運や良縁結び、子授けなどのご利益があると云われています。
授与所で祈願の札を受け、願いごとを書いた後に、2kmほど離れた奥宮に向かいます。八雲山の登山口からおよそ400m、15分ほど歩くと奥宮である夫婦岩に出会うことができるので、願いごとを書いた札を納めましょう。
奥宮は、3つの岩が寄り添っていて、その姿はまるで仲睦まじい家族のようですよ。
▲寄り添うように佇む3つの岩
須我神社と奥宮の両方に参拝する二宮詣りがおすすめです。
年間を通じて参拝できますが、冬の時期には積雪や凍結の心配があるので、天気の良い日がおすすめです。
ランチや休憩におすすめ「山ん中の古民家Cafe下上屋」
▲美味しそうなランチメニューが並ぶ
「山ん中の古民家Cafe下上屋(したうえや)」は、地元の漬物屋さんが営む古民家カフェで、麹を使ったランチメニューなどがあります。
お店は高台にあるので、眺めのいいところで食事を堪能できますよ。天気の良い日には、屋外のテントの下でコーヒーを楽しむこともでき、多くの山々が連なっているようすを一望することができます。
▲ボリュームもしっかりあって大満足!
ランチは6種類のなかから選べます。メニューは季節によって少しずつ変わるので、何度足を運んでも楽しめるでしょう。
参考サイト:雲南市観光協会(山ん中の古民家Cafe下上屋)
「須我神社・奥宮」の基本情報(アクセス)
住所 | 島根県雲南市大東町須賀 |
---|---|
電話番号 | 0854-43-2906(須我神社・社務所) |
最寄り駅 アクセス |
<車>松江バイパス松江西ICより約15分 または松江自動車道三刀屋木次ICより車で約25分 |
営業時間・定休日 | 無休 |
公式サイト | https://suga-jinja.or.jp/ |
おすすめ“映え”スポット2「山王寺の棚田」
▲後世に残したい日本の原風景
標高300mの山腹にあり、面積19haを有する「山王寺の棚田」。約200枚の棚田が織りなす美しい景観で、日本の棚田百選にも選定されています。地域の人の手によって大切に守られている棚田は、思わず写真に残したくなる景観ですよ。
「山王寺の棚田」では、稲刈りの後に昔ながらのハデ干しの光景が見られます。ハデにきれいに並べられた稲を見られるのは3週間程度なので、この時期に訪れたらぜひその風景を写真に残してみてくださいね。
▲ハデ干しの作業風景
春には田植え前の水はり、夏には青々とした稲、秋には波打つ穂波、冬には雪景色と、四季の移ろいを感じられるので、年間を通じておすすめです。
名物出雲そばを味わえる「海潮路」
▲ほっとする雰囲気の店内
海潮路(うしおじ)は、日本三大そばの一つ「出雲そば」が味わえるお店です。週末のみの営業で、懐かしい感じの外観が特徴。ここで食べられる出雲そばは、店主が奥出雲町産の⽞そばを⼿打ちしています。
▲店主が手打ちしたそばを茹でたてで食べられる
メニューは、「釜揚げそば」と冷たいつゆをかけて食べる「割子そば」の2種類です。おすすめは「割子そば」で、そばの味を存分に楽しむことができます。
なお、海潮路(うしおじ)ではそばを注文すると、そば湯や香の物、手作りそばまんじゅう、季節の果物などがついてきます。
参考サイト:雲南市観光協会(手打ち出雲そば海潮路)
「山王寺の棚田」の基本情報(アクセス)
住所 | 島根県雲南市大東町山王寺 |
---|---|
電話番号 | 0854-43-5849(山王寺棚田実行委員会) |
最寄り駅 アクセス |
<車>JR木次線「出雲大東駅」から約15分 松江自動車道三刀屋木次ICから約25分 または松江バイパス松江西ICから車で約15分 |
営業時間・定休日 | 無休 |
公式サイト | https://shimane-tanada.net/sannouji/ |
おすすめ“映え”スポット3「龍頭が滝」
中国地方随一の名瀑と言われる「龍頭が滝(りゅうずがたき)」は、落差が40mある雄滝と30mの雌滝からなる滝です。しぶきを激しく飛び散らせて流れる様は、まるで昇天する龍のよう。龍頭が滝は、「日本の滝100選」にも選ばれています。
写真撮影は雄滝がおすすめです。滝の正面から水しぶきを感じたり、岩窟に入って滝を裏から眺めて、涼しい水のカーテンを間近に感じたりすることができます。
▲ここでしか見られない光景をぜひカメラに収めて!
例年8月には「龍頭が滝まつり」が開催され、滝踊りが披露されます。
年間を通じて楽しめますが、新緑の季節がおすすめです。足元が悪い時には歩きにくいので、歩きやすい靴でお越しください。
「八重滝」にも立ち寄ろう!
龍頭が滝から車で20分ほど離れたところにある「八重滝」は、龍頭が滝とともに日本の滝百選に選定されています。
およそ1.5kmの清流には、変化にとんだ8つの滝があり、渓谷美を背景に美しい写真を残すことができますよ。
▲四季折々の風景は写真映えバッチリ!
渓流のせせらぎに耳を傾けながら二人でのんびりと散策を楽しんでくださいね。ちなみに、八重滝も例年8月に「八重滝祭り」が開催されます。
「道の駅掛合の里」でお土産購入を
龍頭が滝や八重滝で渓谷美を堪能したら、道の駅登録第1号という歴史あるスポット「道の駅掛合の里」に立ち寄ってみましょう。
「道の駅掛合の里」では新鮮野菜をはじめ、雲南地域の特産品や工芸品などのお土産を販売しています。
公式Instagram:https://www.instagram.com/kakeyanosato/
「龍頭が滝」の基本情報(アクセス)
住所 | 島根県雲南市掛合町松笠 |
---|---|
電話番号 | 0854-47-7878(一般社団法人雲南市観光協会) |
最寄り駅 アクセス |
<車>松江自動車道吉田掛合ICから約20分 または三刀屋木次ICから約25分 |
営業時間・定休日 | 無休 |
参考サイト | https://www.unnan-kankou.jp/trip/ryuzugataki/ |
おすすめ“映え”スポット4「願い橋(潜水橋)」
「願い橋」は、ヤマタノオロチ伝説の舞台となった斐伊川(ひいかわ)に架かる橋です。増水時には沈んでしまうため、地元では潜水橋と呼ばれています。
全長約160mの願い橋は欄干のない橋なので、渡るのがドキドキですよ。橋を歩いているときは水の上を進んでいるようにも見えるので、ぜひ写真に収めてみてください。
川幅がひろく、まわりには並木や民家などのどかな風景が広がっているため、開放的な気分を味わえるでしょう。
日本さくら名所100選に選定されている斐伊川堤防桜並木のすぐ近くにあるので、お花見シーズンの春が1番のおすすめです。
自然と共生するワイナリー「奥出雲葡萄園」
「奥出雲葡萄園」は、自社農園で丹精込めて育てられたぶどうを使用して丁寧にワインを作っているワイナリーです。
葡萄園を眺めながら飲食できる庭カフェがあり、木次乳業のチーズを使ったピザのほか、ソフトクリームやドリンクなどを楽しむことができますよ。
園内にはショップもあり、ワインやワインに合うおつまみなどを購入することができます。ここでしか購入できないワインもあるので、お土産として買って帰って二人で堪能してみてください。
公式サイト:奥出雲葡萄園
地元産の素材を使ったメニューが評判の「倉田カフェ」
「倉田カフェ」は、JR木次線日登駅の近くにあるカフェスタイルのお洒落なお店です。
線路沿いにあるので、タイミングがあえば店内から列車を眺めることができますよ。
木次の平地飼いの卵や木次乳業のパスチャライズ牛乳など、地産食材を取り入れた食事がおすすめです!
▲地元の味をゆっくり楽しんで!
公式サイト:倉田カフェ
「願い橋(潜水橋)」の基本情報(アクセス)
住所 | 島根県雲南市木次町木次 |
---|---|
電話番号 | 0854-47-7878(一般社団法人雲南市観光協会) |
最寄り駅 アクセス |
JR木次線木次駅より徒歩10分 松江自動車道三刀屋木次ICから車で5分 |
営業時間・定休日 | 無休 |
参考サイト | https://www.unnan-kankou.jp/trip/negaibashi/ |
取材協力:雲南市観光協会(https://www.unnan-kankou.jp/)