岩手・一関「酒の民俗文化博物館」で日本酒の歴史と文化を学ぶデートプラン

今回「博物館めぐりデート」でご紹介するのは、岩手県一関市にある「酒の民俗文化博物館」さんです。

「酒の民俗文化博物館」は、東北でも最大級の土蔵を改築した、昔ながらの酒づくりについて知ることができる博物館です。

今回は、「酒の民俗文化博物館」の代表取締役社長である佐藤航さんに、酒の民俗文化博物館の見どころについてお話を伺いました。

お酒が好きな方はもちろん、博物館近くにある世界遺産「中尊寺」目当てで旅行に来る方にもおススメのスポットです。

ぜひ最後までご覧ください。

※記事中の金額はすべて税込表示です

酒の民俗文化博物館:東北最大級の土蔵で学ぶ日本酒の歴史と文化

酒の民俗文化博物館の外観

「酒の民俗文化博物館」は、東北でも最大級の土蔵を改築した、昔ながらの酒づくりについて知ることができる博物館です。お酒好きなカップル、友達同士で来館すると、日本酒の魅力を再発見できます。

大正時代に創られた文化財の仕込み酒蔵を改築した館内で、日本酒造りの技術や文化が紹介されています。展示されている大きな酒の桶には、実際に中に入って記念撮影が可能です。

館内には蔵元レストラン「世嬉の一」を併設しており、「果報もち膳」や「手切りはっと膳」「酒しゃぶ膳」など、一関や東北の郷土料理を食べることができます。併設されたビール工場のビール、酒造でつくられた日本酒も提供されています。

今回は、「酒の民俗文化博物館」の代表取締役社長である佐藤航さんに、酒の民俗文化博物館の見どころについてお話を伺いました。

昔の酒造場をそのまま博物館に改築

インタビュアー

コンセプトや、どのような展示品があるか教えてください。

佐藤さん

昔の酒造場をそのまま文化博物館にしています。

酒造りを体系的にわかるようにしており、最後には試飲も可能です。

また、地域の文学者を展示するミニ文学館も併設しています。

インタビュアー

歴史ある東北の酒づくりについて学べるのは、とても好奇心がくすぐられますね!

また、ミニ文学館では島崎藤村や幸田露伴、北村透谷など12人の作家の直筆原稿などを展示されているのですね。文学ファンにとってはたまらない展示内容だと思います。

「世嬉の一酒造」という社名は、明治天皇の弟君が命名

酒の民俗文化博物館の展示内容

インタビュアー

「他の博物館とはココが違う!」という、酒の民俗文化博物館ならではの魅力や良さを教えてください。

佐藤さん

大正時代に創られた文化財の酒蔵が、そのまま博物館になっています。

土蔵としては東北一の大きさで、中に入るとひんやりとした空気にきっと感動するはずですよ。

インタビュアー

実際に見てみると、本当に大きな土蔵ですね!

博物館を運営する「世嬉の一酒造」さんの社名は、明治天皇の弟君の閑院の宮様が命名されたそうです。

「世の中の人々が喜ぶような良いお酒を造りなさい」と気持ちが込められているとのことです。

そんなエピソードからも、この博物館で見られるものが歴史と伝統ある資料なのだと強く感じました。

酒の民俗文化博物館の見どころ:展示から体験、食事まで楽しめる施設

酒の民俗文化博物館のスタッフ

1,600点を超える展示で学ぶ伝統的な酒づくりの工程

インタビュアー

主にどのような展示物を拝見できますか?

佐藤さん

酒づくりの工程紹介や、それに沿った1,600点を超える道具展示などを行っています。スタッフつき解説もしていますので、ご希望の方はぜひご予約をお願いします。

インタビュアー

一企業の展示で1,600点は膨大な展示数ですね!

酒の神・松尾大明神を祀っている杜氏部屋や、米づくりに関する資料の展示も行っているそうです。

お酒づくりの前工程である米づくりから学ぶことで、よりお酒づくりを包括的に知ることができそうです。

ユニークな体験:大きな酒の桶に入って記念撮影

酒の民俗文化博物館の木の桶

インタビュアー

館内で記念撮影ができるスポットはありますか?

佐藤さん

酒の桶に入って記念撮影できます。桶に入れる博物館はそうそうないと思うので、ぜひ記念に撮影してみてください。

インタビュアー

4人ほどは入れそうなとても大きな樽ですね!これは良い記念になりそうです。

樽の中に入って大きさを実感することで、お酒づくりの大変さや杜氏さんたちの情熱などをより感じ取れると思います。

ビール好き必見!併設工場の見学と試飲体験

インタビュアー

手作り体験教室やワークショップなどはありますか?

佐藤さん

ビール工場も併設されていますので、試飲つきのビール工場の見学もできます(要予約)。

インタビュアー

酒蔵見学のだいご味と言えば試飲という方も多いと思うので、きっとお酒好きにはたまらないサービスだと思います。

蔵元レストラン「世嬉の一」で味わう郷土料理と地酒

蔵元レストラン「世嬉の一」の料理とビール

インタビュアー

館内にレストランは併設されていますか?

佐藤さん

蔵元レストラン「世嬉の一」を併設しています。そちらでは、郷土料理(もち料理、はっと鍋料理)や、酒屋料理が楽しめます。

インタビュアー

「世嬉の一」でつくられたお酒やビールはもちろんのこと、一関や東北のさまざまな郷土料理を提供しているのですね。

「果報もち膳」や「手切りはっと膳」「酒しゃぶ膳」など、どれも美味しそうな料理ばかりです。

蔵元レストラン「世嬉の一」の「手切りはっと膳」

お土産に最適:直売所で購入できる自社製品のお酒

酒の民俗文化博物館の日本酒イメージ

インタビュアー

博物館のグッズやお土産などを購入できるミュージアムショップはありますか?

佐藤さん

直売所では自社で製造したお酒をはじめ、ビールやジン、クラフトコーラを販売しています。このほか、地元のお菓子なども購入できます。

インタビュアー

地元のお菓子も販売しているのはありがたいですね!

1日目は世界遺産「中尊寺」を見学して、2日目に「酒の民俗文化博物館」さんを見学するという、一泊二日の旅行もよさそうです。

こちらでお土産を買えば、帰路どこかのお土産屋さんに立ち寄る手間も減らせそうですね。

今後の展開:オンラインでのバーチャル見学サービス

インタビュアー

オンラインで展示物などを紹介されているものがあれば教えてください。

佐藤さん

今後、バーチャル見学を企画しています。

インタビュアー

自粛が長引いている昨今ですから、ありがたい対応だと思います。今後の動きを楽しみに待たせていただきます。

酒の民俗文化博物館の利用案内:予約不要で気軽に立ち寄れる

蔵元レストラン「世嬉の一」の「酒しゃぶ膳」

当日でもOK!予約不要で気軽に立ち寄れる博物館

インタビュアー

予約は必要ですか?

佐藤さん

当日でも大丈夫です。

インタビュアー

旅行の道中にふらっと気軽に立ち寄れるのはありがたいですね!

リーズナブルな入館料:大人一人300円

インタビュアー

入館料、館内でのマナーなどを教えてください。

佐藤さん

お一人300円です。館内のマナーについては、たばこは控えていただくようお願いします。

インタビュアー

1,600点もの展示を見られて300円はリーズナブルでうれしいですね!

酒の民俗文化博物館周辺の観光スポット:世界遺産も近距離

酒の民俗文化博物館の外観イメージ

車で15分の世界遺産「中尊寺」:歴史と文化の融合デート

インタビュアー

付近でおすすめの食事処や観光スポットなどがあれば教えてください。

佐藤さん

世界遺産「中尊寺」をはじめ、毛越寺や自然景観のいい猊鼻渓(舟下り)、厳美渓(散策)などがあります。ぜひお越しください。

インタビュアー

世界遺産「中尊寺」や厳美渓まで車で15分、猊鼻渓までは25分といずれも好アクセスですね!

いずれもセットで旅行プランを組んだら、とても充実した旅行となりそうです。

まとめ:酒の民俗文化博物館で楽しむ歴史と文化の融合デート

酒の民俗文化博物館は、お酒づくりについて様々な資料展示を通じて学ぶことができる、お酒好きにはたまらない博物館でした。

「世嬉の一酒造」さんで作られたお酒とさまざまな郷土料理を、併設されたレストランで実際に味わえるのも、旅行のだいご味の1つですよね。

世界遺産観光と合わせて、ぜひ訪れてみて欲しい博物館です!

酒の民俗文化博物館の基本情報

住所 〒021-0885
岩手県一関市田村町5-42
電話番号 0191-21-1144
営業時間 9:00~17:00
公式サイト http://www.sekinoichi.co.jp/

酒の民俗文化博物館周辺のおすすめデートスポット

酒の民俗文化博物館と合わせて行って欲しい、おすすめのスポットを2つ紹介します。このスポットは今回お話ししてくれた佐藤さんもおすすめしているスポットです。

世界遺産・中尊寺:金色堂と松寿庵で歴史と茶の湯を楽しむ

中尊寺は、岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗東北大本山の寺院です。2011年に中尊寺を含む「平泉の文化遺産」が世界文化遺産に登載されました。奥州藤原氏三代ゆかりの寺として有名で、初代清衡公によって上棟された金色堂が名所です。敷地内には松寿庵という茶室があり、詫び・寂びの世界を気軽に一服いただけます。

中尊寺:https://www.chusonji.or.jp/

国の名勝・猊鼻渓:舟下りで自然美と季節イベントを満喫

猊鼻渓は岩手県の北上川支流の砂鉄川沿いに、高さ50mを超える石灰岩の岸壁が2kmにわたって続く渓谷です。大正14年に国の史蹟名勝天然記念物に、名勝指定県内第一号に指定され、日本百景のひとつに数えられています。船頭が棹一本で操る「舟下り」が名物で、こたつ船、茶席舟、舟上十六夜コンサートなど季節限定のイベントも開催されています。

猊鼻渓:http://www.geibikei.co.jp/funakudari/