【奥多摩デート】渓谷・鍾乳洞・湖畔を巡る絶景撮影プラン

今回ご紹介するデートプランは、奥多摩観光協会・事務局次長の矢作さんにお尋ねした情報を元に考えた、東京都奥多摩町の人気フォトスポットを中心とする“映え”デートプランです。

奥多摩町には、奥多摩湖をはじめとして、鍾乳洞や数々の渓谷など、大自然を感じられるフォトスポットが充実しています。

首都圏近郊でできる、自然に癒やされるデートを求めているカップルに、特におすすめのエリアです。

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奥多摩町の絶景フォトスポット巡りおすすめコース

奥多摩町は東京都の最西部に位置する、山深い森林に囲まれた町です。豊かな自然環境に恵まれており、四季折々の風景を楽しむのに適したエリアですよ。

今回は写真映えするスポットを中心にご紹介しますが、キャンプやSUP、釣り、キャニオニングなどアウトドアスポーツも盛んに行われています。

観光の起点となるJR奥多摩駅までは、都内から車、電車ともに2時間ほどでアクセスできます。

奥多摩の秋の渓谷の風景
▲大自然を感じられる、奥多摩の渓谷の風景

JR奥多摩駅に到着したら、まずはすぐ近くにある「氷川渓谷」を散策しましょう。おすすめのフォトスポットは、渓谷の風景を見渡せる吊り橋です。

周辺には本格ピザ店やカフェなど、ランチにおすすめのお店が充実しているので、移動の疲れを癒やすのにもぴったりのエリアです。

午後はバスで約30分移動して、国内でも有数の規模を誇る「日原鍾乳洞(にっぱら・しょうにゅうどう)」を目指します。長い年月を経て生み出された、幻想的な光景に浸ってみてください。

最後は、奥多摩駅でバスを乗り継いで「奥多摩湖」へ向かいます。展望スポットなども利用しつつ、のんびりと湖の風景を眺めるのも良いですし、さらに移動して「麦山の浮橋」などのスポットを巡るのも楽しいですよ。

奥多摩湖の全景
▲山々に囲まれた、広大な奥多摩湖

それでは、各スポットの詳細について見ていきましょう。

おすすめ“映え”スポット1「氷川渓谷」

奥多摩町にある氷川渓谷

氷川渓谷は、JR青梅線の奥多摩駅から徒歩5分ほどでアクセスできる渓谷です。多摩川と日原川が合流する地点を中心に遊歩道が整備されているので、デートでの散策にもぴったりのスポットですよ。

特に多摩川に架かる「登計橋(とけはし)」と日原川に架かる「氷川小橋(ひかわこばし)」は、眺めの良い絶好のフォトスポットです。多摩川上流部の静かな流れに癒やされましょう。

日原川に架かる氷川小橋
▲吊り橋になっている氷川小橋を、少しドキドキしながら渡ってみては

氷川渓谷にある登計橋
▲氷川渓谷に架かる登計橋。美しい渓谷の風景と川のせせらぎに癒やされる

氷川渓谷周辺で楽しむデートランチ

氷川渓谷のあるJR奥多摩駅周辺は、奥多摩の中でも飲食店が充実しているエリアです。ここではデートにおすすめのお店をご紹介します。

森の中のカフェ「クアラ」で癒しのティータイム

「カフェ クアラ」は、氷川キャンプ場の森の中にあるカフェです。ランチでは、鹿カツをトッピング可能な「奥多摩産治助芋の野菜カレー」が人気ですよ。

また「【奥多摩産】柚子ティー」や自家製のスイーツなど、こだわりのカフェメニューもあるので、デート中のちょっとした休憩にもぴったりです。

公式サイト:カフェ クアラ

週末限定!「薪窯pizza HACHINOKI」の絶品ピザ

「薪窯pizza HACHINOKI」は、「山荘 鉢の木」が運営する土日限定の本格ピザ店です。窓からは氷川渓谷の清流が見える、素晴らしいロケーションです。

薪窯で焼き上げたピザはもっちりとして、食べ応えも十分です。オーソドックスなメニューはもちろん、奥多摩の名産・わさびを使ったピザもありますよ。

公式サイト:山荘 鉢の木(薪窯Pizza

氷川渓谷へのアクセスと基本情報

住所 東京都西多摩郡奥多摩町氷川
電話番号 0428-83-2152
(奥多摩町観光案内所)
最寄り駅
アクセス
【公共交通】
・JR青梅線「奥多摩駅」から徒歩5分
【車】
・圏央道「青梅IC」から約40分
営業時間 通年
参考サイト 奥多摩観光協会(ハイキング・ウォーキング:ふれあい森林浴コース

おすすめ“映え”スポット2「日原鍾乳洞」

奥多摩町にある日原鍾乳洞内の幻想的な光景

日原鍾乳洞(にっぱら・しょうにゅうどう)は関東随一、全国でも有数の規模を誇る鍾乳洞です。洞内は一年を通して約11度に保たれており、特に夏場は涼を求める観光客で賑わいます。

鍾乳洞とは、石灰岩の洞窟が溶けながら、時間をかけて形成されたものです。天井から垂れる鍾乳石も、下から盛り上がっていく石筍(せきじゅん)も、数センチメートル伸びるのに数百年を要すると言われています。

整備された約40分のコースに沿って、悠久の時が紡いできた幻想的な世界を巡れば、カップルで非日常的な時間を過ごすことができますよ。ライトアップされた光景は、映えスポットとしても注目を集めています。

男性スタッフのアイコン
矢作さん

夏に定番のスポットなのですが、少し時期をずらせばカップルでより静かに楽しめると思います。

なお、駐車場に限りがあるため、ゴールデンウィークや夏場の土日祝日などは、駐車待ちの渋滞(1〜3時間以上)が発生することもあるようです。ハイシーズンに訪れる場合は、公共交通機関の利用がおすすめです。

日原鍾乳洞周辺のランチスポット「日原鍾乳洞売店」

「日原鍾乳洞売店(御食事処)」は、日原鍾乳洞のすぐ側にある食事処・土産物店です。

うどん、そば、ラーメン、丼物をはじめ、「マス定食」や「みそ田楽」など、地元グルメも味わえますよ。

公式サイト:日原鍾乳洞売店(御食事処)

日原鍾乳洞へのアクセスと基本情報

住所 東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
電話番号 0428-83-8491
最寄り駅
アクセス

【公共交通】
■奥多摩駅から西東京バス乗車
・平日:「日原鍾乳洞行」終点下車、徒歩約5分
・休日:「東日原行」終点下車、徒歩約25分
※洞窟内の道が険しいため、歩きやすい服装、靴を推奨
【車】
・圏央道「青梅IC」または「日の出IC」から、それぞれ約60分

営業時間 【4月1日~11月30日】9:00〜17:00
【12月1日~3月31日】9:00〜16:30
定休日 12月30日~1月3日
公式サイト http://www.nippara.com/nippara/syounyuudou/syounyuudou.html

おすすめ“映え”スポット3「奥多摩湖」

奥多摩町にある奥多摩湖

奥多摩湖は、“首都圏のオアシス”として親しまれている広大な湖です。総貯水量が1億8,000万トンにも及ぶ、東京都を支える重要な水源の一つでもあります。

湖面はとても静かで、桜や新緑、紅葉など四季折々の風景を映し出します。湖畔には見どころやハイキングコースもあるので、カップルでゆったりと過ごしながら、爽快なパノラマ写真を撮影することができますよ。

桜の季節の奥多摩湖
▲桜の季節の奥多摩湖。湖に沿って散策に適した道路も整備されている

奥多摩湖周辺の観光スポット

奥多摩湖の周辺をじっくり見て回りたいというカップルには、次のようなスポットがおすすめです。

カップルで渡りたい!奥多摩湖の「麦山の浮橋」

奥多摩湖に浮かぶ麦山の浮橋

「麦山の浮橋(むぎやまのうきはし)」は、奥多摩湖に架けられた二つの浮橋のうちの一つで、「ドラム缶橋」とも呼ばれています。

昔は本物のドラム缶をつないでいたようですが、現在はドラム缶状の樹脂や金属によって構成されています。湖面に浮かぶ姿を撮影するのもよいですし、カップルで一緒に渡ってみるのもおすすめですよ。

また、歩くことが好きなカップルなら、麦山の浮橋(小河内神社バス停)から小河内ダム(奥多摩湖バス停)まで歩くハイキングコースもおすすめです。約15キロメートルと長いので、片道はバスを利用しましょう。

参考サイト:奥多摩観光協会("見る" 奥多摩の自然と観光施設など:麦山の浮橋

絶景ランチが楽しめる「奥多摩 水と緑のふれあい館」

奥多摩湖にある「奥多摩 水と緑のふれあい館」

「奥多摩 水と緑のふれあい館」は、奥多摩湖や小河内ダム(おごうちダム)について詳しく学べる施設です。地域の歴史・文化や奥多摩の豊かな自然、ダムの構造などの展示・解説を行っています。

館内には奥多摩湖を一望できるパノラマレストラン「カタクリの花」も入っているので、ランチでの利用にもおすすめです。

広大な奥多摩湖や周囲の自然を眺めながら、奥多摩の郷土料理や「小河内ダムカレー」を味わえますよ。

公式サイト:東京都水道局(奥多摩 水と緑のふれあい館)

奥多摩湖と水と緑のふれあい館へのアクセスと基本情報

住所 東京都西多摩郡奥多摩町原5
電話番号 0428-86-2731
最寄り駅
アクセス
【公共交通】
・奥多摩駅から西東京バス乗車約20分、「奥多摩湖バス停」下車すぐ
※「奥多摩湖」「鴨沢西」「丹波山村役場」「小菅の湯」「峰谷」「留浦」行きのいずれかを利用
【車】
・圏央道「青梅IC」から約1時間
営業時間 9:30~17:00
※レストランは10:00~16:00(ラストオーダー15:30)
定休日 水曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日から1月4日まで)
※冬期は臨時休館あり
公式サイト https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kouhou/pr/okutama/

取材協力:奥多摩観光協会(https://www.okutama.gr.jp/site/