
【京都府】愛の懸け橋・天橋立が目前!「元伊勢籠神社」で叶う格式高い結婚式
京都府宮津市に鎮座する籠神社は、「お伊勢さんのふるさと」「伊勢神宮の元宮」として崇拝される古社です。
日本三景のひとつとして名高い天橋立を目の前にして格式高い結婚式が行えるとあって、「ぜひここで人生最良の日を迎えたい」と希望するカップルが途絶えません。
夫婦だけでなく参列者の心にも残るような結婚式を挙げたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
神代から続く伊勢神宮のふるさと「籠神社」
籠神社は京都府宮津市にある古い歴史を持つ神社です。古来「籠」の字を「こ」と読んでいたことから「このじんじゃ」と読み、伊勢神宮に祀られている天照大神、豊受大神がこの地から伊勢に移ったという故事から「元伊勢」とも呼ばれています。
本殿にある「五色の座玉」は伊勢神宮と籠神社の2つの神社にしかありません。このことから伊勢神宮とのつながりや、格式の高さを感じられます。
また、籠神社には数々の歴史深いエピソードがあります。
例えば、はるか昔の神代の時代。天にいた男神が地上の女神のもとに通うために使っていた梯子が壊れ、それが天橋立になったという神話があります。古代には天橋立は神と人、男と女を結ぶ愛の懸け橋として信じられてきたのです。
現在では、天橋立は男女を結ぶ良縁成就の地として伝えられています。美しい景色の中で、日本らしい伝統的な結婚式を叶えてくれますよ。
今回は籠神社の巫女さんに、神前式の内容や籠神社の見どころについて詳しくお話を伺いました。
深い歴史を持つ格式高い神社
インタビュアー
籠神社はどのような神社か教えてください。
巫女
籠神社は、奥宮・真名井神社とともに“元伊勢”として信仰され、山陰道で一番の社格を有していた丹後国の一宮です。
元伊勢とは、伊勢神宮に鎮座する天照大神と豊受大神がかつて鎮座していた場所と伝承される神社で、奥宮には古くから豊受大神をお祀りし、この地より外宮へとご遷座になったと伝えられています。
平安時代には、山陰道八ヶ国中で最も高い社格に位置づけられ、朝廷より重要視されていたことが窺えます。
それに加え、丹後国一宮と称され、丹後国内で最も霊験あらたかなお社として篤い信仰を集め、現在においても全国各地よりご参拝に訪れる方が多くおられます。
インタビュアー
格式の高い籠神社で結婚式ができることは、新郎新婦にとってこの上ない幸せでしょうね。
境内には和装が映える場所も多くあるので、思い出を写真に残すのも楽しみです。
日本で2つの神社にしかない「五色の座玉」が見どころ
インタビュアー
籠神社を訪れた際の見どころはどこですか?
巫女
籠神社の本殿には、五色の座玉(ごしきのすえたま)という、大変珍しい社殿装飾があります。
これは、伊勢神宮と籠神社のみにみられるもので、元伊勢としての伝統をあらわすともいわれます。
ご参拝の折には、是非ご覧下さい。
インタビュアー
五色の座玉は、日本の中で2つの神社にしか許されない装飾なんですか!
私も先ほど、本殿の高欄にある青・黄・赤・白・黒の五色の座玉を拝見しましたが、籠神社が他の寺社とは格が違うということを実感しました。
巫女
また、奥宮・眞名井神社には、古代祭祀場である磐座(いわくら)があり、古くからの神祭りの姿を現在まで伝えています。
奥宮は2年前に社殿の修繕を終えたばかりで、大変美しい姿です。
インタビュアー
この地は、縄文時代から神聖な場所だと考えられてきたそうですね。
このような籠神社の歴史を理解した上で神前式の準備を進めていくことで、より神前式が感慨深いものになるのではないかと感じました。
籠神社で執り行う神前式の特徴・魅力を紹介
インタビュアー
籠神社で神前式を行うようになったのはいつ頃からですか?
巫女
当神社での結婚式の奉仕について、それがいつからはじまったのかは正確には分かりません。
残された記録では平成5年のものがございますが、それよりも前から奉仕は行われておりました。
インタビュアー
こちらの神社では、少なくとも30年以上前から神前式が執り行われてきたんですね。
籠神社は「元伊勢」「伊勢神宮のふるさと」と称され、全国的にも有名な古社なので、親子2代にわたって挙式を希望する方もいらっしゃるのではないかと思います。
「縁結びの架け橋」である天橋立の前で結婚式を挙げられる
インタビュアー
籠神社の神前式ならではの良さを教えてください。
巫女
籠神社は、日本三景・天橋立の北浜に鎮座しております。
奈良時代に編纂された『丹後国風土記』の逸文には、国づくりをなされた男神「いざなぎの命」が天に通うために梯(はしご)をお掛けになり、命がお眠りになっている間に梯が倒れて天橋立になったという伝承が残されています。
このことより、天橋立は、当神社の奥宮・真名井神社に鎮座する女神「いざなみの命」と男神「いざなぎの命」の間をとりもつ“縁結びの架け橋”と考えられるようになったのです。
現在では、良縁成就の御神徳を求めてご参拝になる方が多くいらっしゃいます。
遠き神代の縁結びに習い、天橋立を目の前にした当神社にて神前結婚式を行うことは、この上ない喜びとなり、かけがえのない思い出となることと思います。
インタビュアー
日本三景で有名な天橋立が、実は男女の仲を取り持つパワースポットだったとは知りませんでした!
果てない日本神話に思いを馳せることができる結婚式は、特別な思い出になるでしょうね。
実際の神前式の内容
インタビュアー
神前式では実際にどのようなことを行うのでしょうか?
巫女
神前式の中心は、神職が大神様にお二人の結婚をご奉告(ほうこく)する祝詞(のりと)の奏上(そうじょう)、そして、ご本人たちによる誓詞(ちかいのことば)です。
お時間は約40分になります。
日本は古来、言葉には魂が宿るとして、それを「言霊」と申してきました。
御神前において美しい言葉に心をこめて申し上げることにより、その言葉を神様はお聞きになり、きっと祝福してくださることでしょう。
インタビュアー
祝詞奏上の声が朗々と響く空間には凛とした空気が流れ、これから夫婦になる2人の身を引き締めてくれるでしょうね。
神前式を行った夫婦や参列者からは感謝の声が寄せられる
インタビュアー
ご夫婦や参列者からはどのような感想が多いですか?
巫女
感謝の言葉を仰っていただくことが多いです。
インタビュアー
古式ゆかしい挙式や新郎新婦のお姿に感動される方も多いでしょうね!
挙式をした夫婦の印象的なエピソード
インタビュアー
印象に残っている神前式のエピソードを教えてください。
巫女
私が奉仕させて頂いた何組かの方々は、挙式後も何度も足を運んでくださり、嬉しい報告など教えて頂きます。
挙式後も担当させて頂いた方々と繋がりがある事が大変嬉しく思います。
インタビュアー
実際に籠神社で神前式を行ったご夫婦にとっても、ご縁のある神社ができて大変嬉しいでしょうね。
神社での結婚式の魅力は、挙式後も安産祈願やお宮参り、七五三、厄祓などで訪れることができることだと思います。
挙式後も神様とのご縁を太くしていくことで、これまで以上の御神徳を頂ける気がします。
神前式の予約・申込について解説
インタビュアー
挙式申し込みまでの流れを教えてください。
巫女
ご来社、またはお電話にてご希望日時をお知らせ頂きます。
日時決定後は2週間以内にご来社の上、申込書のご記入と申込金(1万円)をお納めいただきます。
インタビュアー
電話でも日程の調整ができるのは有難いです。
日時決定までをスムーズに行えそうですね。
挙式の希望日がある場合は早めの予約がおすすめ
インタビュアー
挙式予約は何ヶ月前頃から可能ですか?
巫女
随時受付はしております。
土日、大安の申込みはご希望が多いのでお早めにご連絡ください。
インタビュアー
結婚式のオフシーズンでも、バレンタインデーや七夕、いい夫婦の日(11月22日)などの特別な日も予約が集中すると聞きます。
「どうしてもこの日に結婚式を挙げたい!」という強い希望がある方は、早めに予約しておきたいところですね。
神前式についてよくある質問
インタビュアー
毎年、何組くらい挙式が行われますか?
巫女
季節により異なり、春・秋は5件程、夏・冬は2件程行っております。
インタビュアー
やはり、気候の穏やかな春と秋が人気なんですね。
雨天でも挙式は可能
インタビュアー
雨天でも結婚式はできますか?
巫女
可能です。
インタビュアー
天気に関わらず挙式が行えるのは安心ですね。
もし挙式当日に雨が降ってしまっても、雨を写真の構図に入れた写真を撮ったり、和傘を差して参道を歩いたりして1日を楽しみたいです!
両家合わせて30名まで参列可能
インタビュアー
参列は何名まで可能ですか?
巫女
親族以外の方も含め、各家15名までになります。
現在は密を避けるため、各家7名までとさせていただいております。
インタビュアー
籠神社であれば、アットホームな雰囲気の中、心落ち着く結婚式ができそうです。
貸衣裳・着付け・ヘアメイク・写真などは手配が必要
インタビュアー
貸衣装や着付け、ヘアメイク、写真などはお願いできますか?
巫女
それぞれ各業者にお願いして頂いております。
インタビュアー
挙式準備をスムーズに進めるためにも、事前に確認できて良かったです。
各業者さんとはしっかりと意見をすり合わせて、理想の神前式をカタチ作りたいと思います。
待ち時間は控室を利用できる
インタビュアー
籠神社に控室はありますか?
巫女
ご両家それぞれ一部屋ずつ用意しております。ただし、着付け等でのご利用はできません。
インタビュアー
2部屋ご用意頂けるのは嬉しいです!
大切な我が子の晴れ舞台に緊張して、「緊張をほぐしたい」「気持ちを整理したい」という親御さんもいらっしゃるでしょう。
そんな時に気軽に使える場所があるというのは安心でしょうね。
籠神社のように参列者への配慮がある式場なら、大切なご両親や親族、友人にも結婚式を楽しんでいただけると思います。
結婚が決まったカップルへメッセージ
巫女
ご自身の生まれ育った地域の神社や、これまで訪れたことのある神社などで結婚式と挙げることは、ご本人をはじめご家族の皆さんにとっても、かけがえのない思い出となることと思います。
そして、神様もその様子をお慶びになり、見守ってくださる事と思います。
ご結婚の際には、神前式を考えてみるのもよいのではないでしょうか。
インタビュアー
籠神社での結婚式について、詳しくお話をして下さりありがとうございました。
天橋立を目の前にした籠神社は、結婚という“人と人を結ぶための場所”にふさわしいことが分かりました!
他の神社にはない特色がいっぱいの籠神社で、ぜひ多くのカップルに神前式を体験してみて欲しいですね。
籠神社の基本情報
住所 | 〒629-2242 京都府宮津市字大垣430 |
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電話番号 | 0772-27-0006 |
公式サイト | https://www.motoise.jp/ |