
神戸時計デザイン博物館で世界各国のデザインを楽しむデート|兵庫県
この記事では、兵庫県にある「神戸時計デザイン博物館」をメインとしたデートを紹介します。
神戸時計デザイン博物館は、さまざまなデザインや仕掛けの時計を見比べることができる博物館です。世界各地の時計があるので、まるで旅行しているような気分も味わえるかも?
今回はスタッフの松本さんと、看板娘のブリュー※に詳しく話を伺いました。
※神戸ドールミュージアムの看板娘「ブリュ ジュン」。1880年に作られたフランスのアンティークビスクドールのbebe dollのこと
時代によって違う時計を見比べられる「神戸時計デザイン博物館」の展示
神戸時計デザイン博物館は、古今東西さまざまな時計を見ることができる場所です。
レトロなアナログ時計の世界を満喫することができますし、多様なデザインを眺めることができるので、珍しいものや美しいもの、アンティークものが好きなカップルならきっと満足!
なお、姉妹館として併設の神戸ドールミュージアムと絵葉書資料館、藤野美術館があるので、1日で幅広い展示を見ることも叶います。
さっそく、神戸時計デザイン博物館の展示内容について伺っていきましょう。
常設展では多様な角度から時計を見て知ることができる
編集部
神戸時計デザイン博物館では、どんな展示を見ることができますか?
松本さん
当館では「デザインに見る時計」をテーマに各素材、機能、からくり時計などなど、デザインにこだわった世界の時計をご覧いただけます。
多様な角度から時計を見て楽しむことができるのが特徴なので、以下のような観点で時計を見てみてくださいね。
編集部
なかでも、松本さんが特に好きな展示はどちらでしょうか?
松本さん
当館の展示室の真ん中に設置しております「ローリングボールクロック」は、ぜひご覧いただきたい一品です。今から200年以上前にイギリスで考案された時計で、絶妙な傾斜によって鉄のボールが1分間で1往復する仕掛けなんですよ。
▲左下にある銀色のボールがジグザグに転がる「ローリングボールクロック」
ボールが左右に動きながら時を刻む様子を見ているだけで、時間を忘れてしまいそうになります。時計本体の精密な造形や仕組みに、心が惹きつけられるんです。

わたしもつい見惚れてしまうほど好きだわ。
編集部
神戸時計デザイン博物館の展示を見た方には、どんなことを感じてほしいと思いますか?
松本さん
当館の藤野館長は、「アナログだからこそできたデザイン。その部分を見ていただきたい。」という思いを持っています。

展示を見て、懐かしいアナログ時計の世界にぜひタイムスリップしてほしいわ。
姉妹館「神戸ドールミュージアム」や「藤野美術館」で企画展も
編集部
これまでは、どんな企画展を催してこられましたか?また、今後のご予定があれば教えてください。
松本さん
過去には、姉妹館である「神戸ドールミュージアム」で企画展を開催しました。
- シルエットロマンス絵葉書展
- 懐かしのセルロイド人形展
- アルフォンス・ミュシャのグラフィック展 など
2023年度には「藤野美術館」にて、人形とテディベアの展示販売会の合同企画展の実施を予定しております。

ぜひ遊びにきてほしいわ。
神戸時計デザイン博物館の魅力は貴重な展示内容
編集部
松本さんは、神戸時計デザイン博物館の魅力はどんなところにあるとお考えですか?
松本さん
藤野館長が長年をかけて集めた国内の置時計や壁掛け時計、約550点が展示されている館内は、圧巻の展示内容となっております。館内には、ガラスを使った高級な装飾時計や、人形がかわいらしく動くからくり時計などが所狭しと並んでおり、見ているだけで時間を忘れてしまいそうになります。
また、館内に併設されたドールミュージアムでは、所蔵されている大変貴重な「ビスクドール、オールマタ、ドールハウス、和洋人形歴史コーナー」を合わせてご覧いただけますよ。
絵葉書資料館では、明治後期から大正・昭和のはじめにかけての国内外絵葉書の一部を常設展示しております。また、復刻絵葉書コーナーも充実し、合わせてお楽しみいただけますよ。

きっと充実した時間を過ごせると思うわ。
神戸時計デザイン博物館のデートでの楽しみ方
ここからは、デートで神戸時計デザイン博物館を訪れた場合の楽しみ方について聞いてみましょう。
併設の藤野美術館ではグランドピアノの演奏ができる
編集部
神戸時計デザイン博物館や姉妹館で、カップルにおすすめの過ごし方はありますか?
松本さん
藤野美術館内、企画展示室のグランドピアノはご自由にお弾きいただけます。また長年にわたり蒐集した美術作品の企画展を随時開催しており、藤野直計(ふじのなおかず)の絵画を常設展示しピアノも弾いていただける、愉しみのある小さな美術館となっておりますよ。
神戸時計デザイン博物館3階にある天空のテラスからは、24時間LIVE配信を実施しております。ぜひご自宅からも、移り変わる風景をお楽しみいただければと思います。
LIVE配信パターン
基準の配信 |
・明石海峡大橋(南西)からの様子。右下に孫文記念館が見える。長距離フェリーは見どころ。日没からのライトアップは壮観! |
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随時の配信(見晴らしの良い日時) |
・関空SiSりんくうタワーからの様子。大阪湾から神戸沖にかけての船舶の動きも見える。夜間は大観覧車「りんくうの星」の光が花火のようにも見える。(南東) ・PLの塔・富田林方面(東南)や、五色塚古墳・埴輪列(南南東)、岩屋港・淡路サービスエリア(南)なども見れる。 |
特別イベント配信 | ・大型クルーズ船、淡路島花火大会、明石海峡大橋ライトアップスケジュールなど |
※LIVE配信の方向は予告なく変更することがありますのでご了承ください
▲テラスからは明石海峡大橋が見える
▲LIVE配信で自宅にいながら明石海峡大橋を見ることができます!
ミュージアムショップでは特に関連書籍が人気
▲印象的な時計の写真が載った絵葉書の数々
編集部
神戸時計デザイン博物館には、お土産を購入できるミュージアムショップはありますか?
松本さん
館内ミュージアムショップ、または「タイムロマンオンラインショップ」にて、神戸時計デザイン博物館関連グッズがお求めいただけます。
▲時計にまつわるデザインが施されている絵葉書。アンティークな雰囲気でおしゃれ
なかでも、下記のようなグッズが人気ですよ。
- 『写真集 出版物 / 神戸市ほか兵庫県編 VOL.1 絵葉書で見るタイムスリップ -明治・大正・昭和-』:明治後期から大正、昭和の風景・風俗・文化・歴史を伝える絵葉書を掲載
- 資料館が所蔵する絵葉書の写真を収録した写真集
- 『神戸ドールミュージアム図録』:神戸ドールミュージアムが所蔵しているアンティークドールのなどの書籍
▲時計デザイン博物館・絵葉書資料館関連の販売物
▲時計デザイン博物館・ドールミュージアム関連の販売物

遊びに来た記念にとってもおすすめなのよ。
神戸時計デザイン博物館周辺のデートスポット
編集部
神戸時計デザイン博物館でのデートを楽しんだ後におすすめのスポットを教えてください。
松本さん
元町に移転いたしました「タイムロマンショップ」では、リプロダクションドール・創作人形・アーティストベア・ぬいぐるみのコスチューム等の展示販売をしております。
可愛らしい雑貨や小物類、タイムロマンオリジナル商品の販売もございますよ。
なお、タイムロマンショップでは、年に数回人形とテディベアの企画展も実施しておりますので、ぜひこの機会にお越しください。
神戸時計デザイン博物館からのメッセージ
編集部
神戸時計デザイン博物館でデートをしようと考えているカップルに、メッセージをお願いします。
松本さん
いつの時代も変わることなく時を刻み続ける時計。しかしその形やデザインは時代と共に移り変わり、私たちの暮らしを彩ってきました。
そんな私達の生活に馴染みのある“時計”を通じて、昭和のプラスチック時計などの懐かしさや、繊細な造形・デザインなどをご覧いただき、会話を弾ませてゆっくりと展示をお楽しみいただける時間を、当館でお過ごしいただければ幸いです。

お会いできるのを待ってるわ!
編集部
時計は毎日確認しているはずなのに、その歴史やデザインの多様性についてじっくり考えたことはありませんでした。身近ながらも「意外」なテーマに、カップル同士で懐かしい話をするなど盛り上がりそうですね。
今回は、お話を聞かせてくださりありがとうございました。
神戸時計デザイン博物館の口コミ
編集部でも、神戸時計デザイン博物館についての感想や口コミを集めてみました。ご参考までに、紹介しますね。
- 様々な形式の多くの時計のコレクションが見られた
- 時計と共に、貴重なアンティークドールやオートマタなどを一緒に見ることができるのが大変魅力的
コレクションの豊富さや、併設されているドールミュージアムとあわせての満足感が挙げられていますね。今ではなかなか見ることができない時計の数々を見られる貴重な機会として、カップルで訪れると楽しそうです。特にアンティーク好きの方にはおすすめだと言えそうですね。
神戸時計デザイン博物館の料金・割引・予約・混雑しない日時
神戸時計デザイン博物館は、基本的に予約制なので、待ち時間なく入ることができます。
予約は公式サイトから可能です。時計デザイン博物館自体は1時間~2時間程度で見てまわれるので、姉妹館と共通で予約される方も多いそうですよ。
神戸ドールミュージアム・神戸時計デザイン博物館の共通入館料
大人(高校生以上) | 1,000円 |
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小人(小中学生) | 800円 |
神戸時計デザイン博物館の基本情報(アクセス・開館時間)
住所 | 〒655-0037 兵庫県神戸市垂水区歌敷山1-7-20 |
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連絡先 | 078-705-1512 |
アクセス | 【電車】 ・山陽電鉄「霞ケ丘駅」より徒歩7分 ・JR「垂水駅」西口よりタクシー1メーター |
営業時間・休館日 | 【開館時間】 11:00~17:00 【休館日】 ・月、水、土、日 ・お盆、年末年始 |
駐車場 | あり(2台) |
公式URL | https://www.kobe-clock-design-museum.org/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。