鹿嶋神社で一願成就！季節の御朱印とプチ登山で心身リフレッシュデート｜兵庫県高砂市

この記事では、兵庫県高砂市にある鹿嶋神社で御朱印を頂き、さまざまなパワースポットを巡りつつ、高御位山の自然を体感するデートプランを紹介します。

鹿嶋神社は「一願成就」の参拝スポットとして知られており、境内には縁結びなどのパワースポットも充実しています。御朱印は直筆で、月ごとに変わる花の印や金色のアマビエ印が魅力的です。

鹿嶋神社の境内には登山口があり、参拝後に山歩きを楽しめます。さらに、近くには山や池を眺められる自然派カフェもあるので、山の自然をゆったりと味わえるデートを楽しむことができます。

概要：鹿嶋神社のパワースポットと周辺の自然を満喫するリフレッシュデート

鹿嶋神社の周辺には、見晴らし良好な高御位山をはじめとして、さまざまな伝承が残るパワースポットが充実しています。

また、近隣にナチュラルな食事を提供するカフェもあることから、心身ともにリフレッシュできるデートプランをご紹介します。

今回のデートのメイン
鹿嶋神社
周辺のデートスポット
・高御位山、鷹ノ巣山 ・石の宝殿（生石神社）
ランチにおすすめのお店
ナチュラルカフェchaco（チャコ）

まずは「鹿嶋神社」を訪れ、境内にあるさまざまなパワースポットを巡りつつ、御朱印を頂きましょう。

鹿嶋神社の境内からは鷹ノ巣山へ続く登山ルートが始まっており、片道1時間ほどの適度な山歩きを楽しむことができます。頂上からは海まで見渡せる絶景が広がります。お弁当を持参するのもおすすめです。

お店でランチをするなら、近くのナチュラルカフェ「chaco（チャコ）」がおすすめです。周囲の山や池を眺めながら、ヘルシーな満足ランチを味わえます。

さらに車で15分ほど行けば、同じ高砂市内に生石（おうしこ）神社があります。こちらでも御朱印を頂けます。境内にある巨大な「石の宝殿」は、古代の技術で造られたとされる謎に満ちたパワースポットとして有名です。

それでは最初に、メインとなる鹿嶋神社について詳しく見ていきましょう。

一願成就の聖地「鹿嶋神社」で四季折々の魅力を体験

鹿嶋神社は武甕槌命（たけみかつちのみこと）と経津主命（ふつぬしのみこと）をご祭神とする神社です。特に「一願成就」の神社として知られており、参拝者が心を込めて一つの大切な願い事をする場所として親しまれています。

境内に立つチタン製の大鳥居は、高さ26メートルと国内最大級の規模を誇ります。鹿嶋神社では御朱印を頂くことができ、この特徴的な大鳥居がデザインされたオリジナルの御朱印帳も用意されています。

今回は、鹿嶋神社で宮司を務める西谷さんにインタビューを行い、神社の見どころやカップルにおすすめの参拝方法について詳しくお話を伺いました。

圧巻の威容！高さ26メートルのチタン製大鳥居

▲チタン色に輝く大鳥居。周りの建物と比べるとその大きさがよくわかる

編集部

この辺りは山の空気が清々しいですね。まずは鹿嶋神社のロケーションについて教えてください。

西谷さん

兵庫県の高砂市阿弥陀町に鎮座する「鹿嶋神社」は、周辺を山に囲まれた自然豊かな場所にあります。「播磨富士（はりまふじ）」の愛称で親しまれる高御位山（たかみくらやま）などがあり、多くの登山者が鹿嶋神社で参拝してから山に登られています。

▲小高い位置にある鹿嶋神社からは、高砂市内を一望できる

鹿嶋神社へ車でお越しの場合、国道2号線から北へ1.6キロほど進んだところにあります。日本で5番目に大きな鳥居（チタン製では日本一）が、皆様を出迎えます。その近くには、400台収容可能な駐車場をご用意しています。

編集部

チタン製の大鳥居は、高さが26メートルもあるそうですね。金属光沢が力強くて美しく、印象に強く残りそうです。ホームページによると耐久性が1500年とのことで、その長期性にも驚きました。

聖武天皇ゆかりの鹿嶋神社、「一願成就」の由緒ある歴史

編集部

続いて鹿嶋神社の由緒沿革について教えていただけますか？

西谷さん

鹿嶋神社は聖武天皇の勅願により、国分寺と国分寺の東院として大日寺が建立された時、その鎮護の神として奉祀されました。

天正6年（1578年）に羽柴秀吉が神吉城を攻めた際、この地方も大きな戦火を被りましたが、幸いにも御神殿は焼け残りました。

寛文年間（1661～73年）に新しく神社建立の議が上がり、当時の藩主・松平直矩公から境内地と各種資材の寄進を受けました。

そこで現在の社域に、景勝地として知られる「鷹の巣崖」の栄によって社を建て、かつての祭神であった武甕槌命（たけみかつちのみこと）、経津主命（ふつぬしのみこと）を勧請（※1）しました。
※1：かんじょう。神仏の来臨や神託を祈り願うこと。また神仏の分霊を迎えること。

鹿嶋神社は、奉祀された当時から特に霊験あらたかであるとされていました。元禄元年（1688年）には藩主・本多忠国公から約1ヘクタールの土地を境内地として献上され、祭礼には特使が派遣されていました。

現在の鹿嶋神社は、一人ひとりが心を定めてお詣りする時、その願いを聞き届けることから「一願成就の神」として親しまれています。遠方からも参拝に来られる方がいらっしゃいます。

編集部

聖武天皇の時代から続く、大変由緒ある神社なのですね。境内には神聖な空気が満ちています。

参拝者の中には、特別な「一願」を持って訪れる方が多いのでしょう。特にカップルなら、二人で心をそろえてお願いする時間を大切にしたいですね。

四季を彩る12種の花印と金のアマビエ、魅力的な御朱印

編集部

鹿嶋神社では御朱印が受けられると聞いています。御朱印はどのようなものでしょうか？

西谷さん

御朱印は直書きで1種類のみです。神職により字体が多少異なる場合がありますので、ご了承ください。朱印帳をお忘れの方には、紙に直接書いてお渡ししています。
季節の花の印は毎月変わります。

• 1月：椿
• 2月：梅
• 3月：蒲公英
• 4月：桜
• 5月：菖蒲
• 6月：紫陽花
• 7月：朝顔
• 8月：向日葵
• 9月：秋桜
• 10月：紅葉
• 11月：菊
• 12月：南天

また、ご希望の方には金色のアマビエの印も押しています。

受付時間は午前8時から午後4時まで、祈祷殿受付所にて承っています。初穂料は300円です。

編集部

御朱印はすべて直書きなのですね。花の印が毎月変わると聞くと、集めたくなります。アマビエのオプションも魅力的です。

鹿嶋神社では、オリジナルの御朱印帳も扱われているそうですね。

西谷さん

御朱印帳は2種類ございます。大（約12.3センチx約18.5センチ）は、表が鹿と鳥居、裏が神紋です。小（約10.8センチx約16.0センチ）は、表が桜と鹿、裏が紅葉と鹿のデザインです。

どちらも初穂料1500円です。

▲鹿嶋神社の大鳥居がデザインされたオリジナルの御朱印帳

編集部

鹿は鹿嶋神社の象徴で、本殿の近くには鹿の像もありますね。個人的には大鳥居が印象的だったので、大きい方の御朱印帳が気になります。

鹿嶋神社独自の祈願方法「神殿回り」で願いを込めて

▲本殿の側にある六角形の撫で石には、さまざまな祈願内容が彫り込まれている

編集部

鹿嶋神社で特徴的な参拝の仕方などはありますか？

西谷さん

鹿嶋神社には、数え年の数だけ神殿を廻る「神殿回り」があります。

その際、本殿の横に六角形の撫で石があり、各面に病気平癒・受験合格・一願成就・開運厄除・家内安全・商売繁盛が刻まれています。自分が祈願する内容に願いを込めながら、神殿を廻ることをおすすめします。

また、神宮遥拝所の横には「招福の玉」があります。人と人の縁や、人と仕事の縁を結んでくれるとされるもので、夫婦円満も祈ることができます。

実際に、ある参拝者の方から「トントン拍子に結婚が決まり、子宝にも恵まれました」という喜びの声をいただいています。

▲縁結びや夫婦円満を願うことができる「招福の玉」

編集部

さまざまな祈り方やパワースポットがあるのですね。特に招福の玉は縁結びを願う方に人気で、デートにもぴったりです。

末社も豊富で、戎社（商業・信用）、出雲社（国造り・医薬）、荒神社（かまど）、稲荷社（食物・農業）、三神合祀社（建国・成功・勝利）など、さまざまな願いに適した神様が祀られています。

カップルで参拝してまわりながら、お互いの大切にしているものを知ることで、関係性が深まりそうですね。

四季折々の絶景とカップルにおすすめの撮影スポット

▲カラフルで涼しげな風車は夏季限定

編集部

デートで鹿嶋神社を訪れるカップル向けに、季節ごとの見どころを教えていただけますか？また、おすすめの写真スポットも含めてお聞かせください。

西谷さん

春は、境内にソメイヨシノと枝垂桜が咲き誇ります。5月には、鯉のぼりが本殿前に所狭しと風になびきます。夏は参道に風車を設置し、ミストを吊るしているので涼しく過ごせます。秋には紅葉が鮮やかに色付きます。

▲春先にはサクラが咲き誇る

▲暑い時期にはミスト散布も

おすすめの写真スポットは、以下のようなところです。

• 一願成就の岩の前
• 参道の風車の下
• 本殿前の鯉のぼりと共に
• 可愛い絵馬の前
• 猪の目と瓢箪のくり抜きの中
• 七五三の時150㎝角の碁盤の上での撮影

▲ひときわ目を引く大きな絵馬の前は、人気の撮影スポット

▲フォトフレームのように巨大な猪目は、カップルの記念撮影にオススメ

個人的に一番好きなのは、階段下から本殿へ向かうアングルです。神聖な雰囲気が感じられ、独特な景色を楽しめます。

▲本殿へ向かう階段は神聖な雰囲気を感じられるスポット

編集部

鹿嶋神社では一年を通して、季節ごとの自然や行事を楽しめるのですね。風車や鯉のぼりなど、どれも数が多くて印象的です。カップルならハート型の猪の目を背景に記念写真を撮りたくなりますね。

▲本殿の前にはたくさんの鯉のぼりがズラリ！

参拝者の声：鹿嶋神社の魅力と評判

編集部では、鹿嶋神社のネット上でのクチコミや評判を調べてみました。以下は、実際に参拝された方々の声です。

地域では非常に有名な神社のようで、小さいころからお世話になっているという声がたくさんありました。参道でできたてを頂けるという「かしわ餅」はファンが多いようです。地元の人だけでなく、遠方からの参拝者にも人気があるようです。

特に、さまざまな願い事を持って参拝に訪れるという方のコメントが印象的でした。また、デートで利用して、季節ごとに変わる景色を楽しむカップルもいるようです。鹿嶋神社は、信仰の場としてだけでなく、地域の憩いの場としても親しまれているようです。

鹿嶋神社へのアクセスと参拝情報

住所	〒676-0828 兵庫県高砂市阿弥陀町地徳279番地
電話番号	079-447-4676
参拝時間	24時間参拝可能
対応時間	・社務所：午前7時30分から午後4時30分 ・祈祷：午前8時から午後4時
休業日	年中無休
最寄駅・アクセス	JR曽根駅から徒歩30分、車で5分
駐車場	398台（大型バス駐車可）
飲食施設	なし
予約	不可
公式サイト	http://www.kashimajinja.or.jp/

※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。

鹿嶋神社周辺で楽しむ自然と歴史のデートスポット

鹿嶋神社の周辺は山に囲まれており、さまざまな登山道が整備されています。特におすすめなのが鹿嶋神社からアクセスのよい鷹ノ巣山です。片道約1時間で登れるため、気軽に挑戦できます。

また近くには、山の美しい景色を眺めながらくつろげる自然派カフェもあり、ランチにぴったりです。ここからは、鹿嶋神社と一緒に訪れたい周辺のデートスポットを紹介していきます。

周辺のおすすめデートスポット

高御位山・鷹ノ巣山からの絶景パノラマを楽しむハイキング

標高300メートルほどの「高御位山」は、頂上から360度のパノラマビューを楽しむことができます。瀬戸内海や市街地などの絶景が広がります。高砂市観光交流ビューローのウェブサイトでは、登山に便利な周辺地図が提供されています。

高御位山への登山時間は片道約2時間です。カップルで新鮮な山の空気を吸いながらリフレッシュし、山頂から海まで広がる美しい景色を一緒に眺めてみてはいかがでしょうか。

もし片道2時間の登山が少し長いと感じるカップルは、鹿嶋神社から「鷹ノ巣山」へのコースがおすすめです。こちらは片道約1時間程度で、より手軽に山歩きを楽しむことができます。

参考URL：高砂市観光交流ビューロー（高御位山）

謎に包まれた日本三奇「石の宝殿」でパワースポット巡り

生石（おうしこ）神社の境内にある「石の宝殿」は、高さ約5.6メートルの巨大な石造物です。

水の上に浮かんでいるような姿から「浮石（うきいし）」とも呼ばれますが、重さ500トンもの石を誰が何のために加工したのかは諸説あり、いまだ謎に包まれています。そのため「日本三奇」の一つに数えられています。

パワースポットとして非常に人気が高いので、ぜひカップルで訪れてみてください。

参考URL：兵庫県公式観光サイト（生石神社・石の宝殿）

雑貨&ナチュラルカフェ「chaco（チャコ）」でヘルシーランチ

「chaco（チャコ）」は、雑貨も取り扱うナチュラルカフェです。メニューはすべて、健康を考慮したヘルシーな料理ばかり。野菜をたっぷり使用し、砂糖やバターの使用を控えるなど、健康に配慮した調理法で提供されています。

コーヒーカップの形をした特徴的な建物が目を引きます。食事やケーキを楽しみながら、周囲の美しい山々や静かな池の景色を堪能できます。ただし、店内での撮影は禁止されていますので、ご来店の際はご注意ください。

公式URL：chaco

まとめ：高砂市の神社と自然が織りなす癒しのデートプラン

今回は、兵庫県高砂市にある鹿嶋神社を中心に、さまざまなパワースポットや自然を巡るデートプランを紹介しました。神社仏閣や美しい山々など、地域の人々が古くから大切に守り続けてきた神聖な場所を巡ることができます。

この地に息づく歴史ある神社仏閣や、雄大な山の景観は、地域の人々が神聖に感じ、代々大切に守ってきたものです。そんな悠久の歴史に思いを馳せながら、パワースポットのエネルギーを感じて、心身ともに元気をもらえることでしょう。

高御位山周辺でデートを計画している方は、ぜひこのプランを参考にしてみてください。自然豊かな環境で、大切な人と特別な時間を過ごせるはずです。