
【大分県】絶品のブリに感動!佐伯市にある道の駅「かまえ」を中心に巡るデートプラン
今回、紹介するのは大分県佐伯市で過ごすデートプランです。
メインとなる「道の駅かまえ Buri Laboratory(ブリ・ラボラトリー)」は、まさにブリのワンダーランド!工夫を凝らして養殖されたブリの美味しさを新しい形で提案する、いま注目されるスポットです。
ブリが好きでなかった人でも道の駅かまえのブリを食べるとブリ好きになってしまうのだとか!
ぜひ次のデートの参考にしてみてください。
おすすめカップル:美味しいものが好きなカップル
どんなデート?:絶品のブリに感動するデート
目安時間:半日
目安予算:2人で5,000円
概要:お腹も心も満たされる!佐伯で過ごすデートプラン
今回は、お昼に集合するデートプランを考えてみました。
主役となる道の駅かまえには、ブリをはじめ美味しい魚介がいっぱいです。ぜひお腹をすかせて訪れてくださいね!
12:00 | 道の駅かまえに到着 |
---|---|
12:00〜13:00 | レストランでランチタイム |
13:00〜13:50 | ショップなど施設内を見て回る |
13:50〜14:00 | 「里の駅 たかひら展望公園」に移動する |
14:00〜15:30 | 「里の駅 たかひら展望公園」を散策する |
15:30〜16:00 | 「里の駅 たかひら展望公園」のレストランでひと休み |
道の駅かまえのレストランとショップを満喫したら、公園で腹ごなしです。
今回提案するのは、道の駅かまえから車で10分の距離にある「里の駅 たかひら展望公園」です。
植物を眺めながら遊歩道を歩くと清々しい気分が味わえますし、体を動かしたい二人はアスレチックをするのも良さそうです。
絶品のブリ料理がいっぱいな道の駅かまえ
道の駅かまえは、蒲江で養殖されている様々なブランドのブリを味わえるほか、伊勢海老やカンパチ、ヒオウギ貝など新鮮な魚介を豊富に揃える道の駅です。
活き活きとした鮮魚はもちろんのこと、水産加工品も豊富に手に入ります。ブリのもつ煮やブリの白子の燻製といった珍味もあり、今まで味わったことのないような新感覚なブリが目白押しです!
では、道の駅かまえの代表を務める早川光樹さんに施設の魅力について詳しく教えていただきましょう。
道の駅かまえは2019年にリニューアルオープン!
編集部
道の駅かまえはブリが主役の道の駅だそうですね。海鮮が好きなのでワクワクします!まず、道の駅かまえのコンセプトや特徴について教えてください。
早川さん
道の駅かまえは大分県最南端の街、佐伯市蒲江の蒲江漁港の目の前にある道の駅です。お隣の宮崎県との県境の近くに位置しています。
一年を通して比較的暖かく、魚類・貝類の養殖が盛んな漁師町です。
佐伯市の養殖ブリの生産量は日本でトップレベルを誇っています。味も全国の加工メーカーの方が唸るほどの評判で、その主な生産地が蒲江です。
豊後水道の豊かな漁場と生産者のこだわりにより育てられている蒲江のブリの魅力を伝えるべく、2019年に道の駅のリニューアルオープンと同時に誕生したのが「Buri Laboratory」です。
なお、佐伯市ではブリの他にヒラメや真鯛、カンパチなども養殖されています。ヒラメの生産量も全国でトップクラスです。カラフルで味はホタテを超えるとも言われている貝「ヒオウギ貝」を養殖しているのは、大分県では蒲江のみです。
編集部
HPで拝見しましたが、早川さんのお父さんは佐伯市のご出身だそうで、蒲江は早川さんにとって幼い頃から馴染みのある場所なのだそうですね。
大学在学中に、道の駅の指定管理者の公募に応募し見事受託され、23歳という若さでこちらの施設の責任者となったのだと知り、その熱意に胸を打たれました。
スタッフの皆さんや様々な生産者さんをまとめる大変さもありつつ、全員の意見を尊重しながら常にチャレンジを続けられているようで、応援の気持ちがますます募ります。
育て方で味が変わる!ブリの養殖は奥深い
編集部
道の駅かまえで扱われているブリは、養殖である点もポイントですよね。こだわりや生産者の方の思いについてお聞かせいただけますか?
早川さん
養殖は、実際に育てているところを見たことがないとイメージしにくいかもしれませんが、魚に餌をあげてただ大きくなるわけではありません。
魚も人と同じで、食べたものや生活環境によって身体が作られます。
蒲江の養殖業者は、小さな赤ちゃんの魚の頃から餌にこだわり、育て方にこだわり、最後出荷してお客様の口に届くところまでこだわっている方が多いです。
毎年の台風や大雨などの気候・赤潮などの海洋環境など、近年世界的な問題になっていることとも日々向き合い、自然と共存しながら養殖されています。そんな厳しい状況なうえ、陸では人口減少など地域の問題を抱えながらも、自分たちが育てた魚で笑顔になってもらいたいと全国に出荷しています。
同じブリでも、育てている方によって味わいや脂の質が違うところもとても魅力です。
編集部
養殖のブリには、餌に日本酒「東洋美人」の酒粕を配合をした「美人ブリ」、かぼすを餌に混ぜた「かぼすブリ」、豊後水道で育てられた「豊の活ぶり」など様々なブランドがあるようですね。
ブリの銘柄によって味が変わるのを食べ比べるのも楽しそうです。料理に興味のあるカップルでしたら、道の駅かまえでブリを購入した後、それぞれのブランドの特徴を加味して調理し分けるのも面白いでしょうね。
鮮魚や珍味を買って帰り、2人で夕食にいただこう
編集部
ショップでは、主にどのような商品を扱っていますか?
早川さん
蒲江ならではの「すり身」「うずまき」「干物」といった特産品をはじめ、「安心院ワイン」など県内各地の名品を多く取り扱っています。
直売所の隣に併設している鮮魚コーナーでは、ヒオウギ貝やサザエなどの貝類、ブリ・カンパチなどの鮮魚も販売しております。
さらに、久住高原ビールとのコラボ商品「ブリラボビール」や「ブリの白子の燻製」など、ここでしか購入できないブリラボオリジナル商品が多くございます。
▲道の駅かまえ限定のオリジナルラベルで販売されているくじゅう高原開発公社のクラフトビール
中でもとりわけ人気なのは、すり身天ぷら・ヒオウギ貝・あじのひらきです。観光客だけではなく、地元の方々も多く買われる印象があります。
特にヒオウギ貝に関しては、ホタテと似たような貝の形をしていて中身もよく似ているのですが、貝の色は鮮やかで色とりどりで美しく、贈り物としても重宝されています。食べるだけではなく、飾りとして使われることも多いです。
▲蒲江の名産・ヒオウギ貝。ホタテよりも甘みが強いのが特徴
道の駅の入り口の前にはヒオウギ貝の貝殻を用いたライトがございまして、夜の写真スポットして人気です。
▲お祭りのような高揚感を感じさせるムードあるヒオウギ貝のライト
カップルの方のご自身へのお土産でしたら、「ブリラボオリジナルTシャツ」をおすすめします。街の中でも着られるようなカジュアルなデザインで、白と黒をベースに作られているのでペアルックにも向いていますし、幅広くコーディネイトできるのではないでしょうか。
▲「Buri Caution」と書かれたオリジナルTシャツは3,500円~
編集部
鮮魚や水産加工品から、地域の特産品やオリジナル商品まで多彩な品揃えですね!見応えがたっぷりありそうです。
ヒオウギ貝は黄色にオレンジ色、紫色などカラフルで、初めて見たときは食べ物ではなくインテリアグッズかと思ったほどです。ヒオウギ貝の体内から分泌される物質の色素によって貝殻に色が付くと考えられているようですね。
味も絶品なようですので、殻のまま焼いたり蒸したりするだけでもごちそうになりそうです!
道の駅かまえはレストランも魅力的!ブリ料理だけでも10種類以上
編集部
道の駅かまえでイートインできる料理について教えてください。早川さんのおすすめはどちらですか?
早川さん
レストランには、当駅の自慢と言えるブリ料理が様々あります。
ひと口にブリ料理と言っても、当店では10種類以上ございますので、魚が苦手という方でもお口に合うものに出会えると思います。ぜひ試してみてほしいですね。
その中でも特におすすめなのが蒲江のブランドブリを使用した「日替わりブリ丼」です。品種によって味や食感が異なるのは、牛も野菜も、魚も同じです。きっと新しい発見がある一品ですので、ぜひご賞味ください。
新鮮だからこそできる、ブリの内蔵を使った料理「ブリのもつ煮」や、蒲江ならではの郷土料理「あつめし」もあります。あつめしというのは魚を甘めの醤油ベースのタレに漬け込み熱々のご飯にのっけた丼でして、最後は出汁をかければお茶漬け風にも食べられます。
▲ブリのもつ煮。甘辛い味付けでごはんが2杯、3杯と進みそう!
▲郷土料理・あつめしは自分のペースで味を変えながら食べ進められるのがポイント
他にも海鮮丼や上天丼、魚フライ定食など、海鮮の町ならではのメニューが満載です。
▲蒲江で獲れた魚介の天ぷらがたっぷり盛られた上天丼
デート中のランチでしたら、刺身定食もいいですね。目の前の蒲江漁港で水揚げされた旬の魚をプレートにふんだんに盛り付けるので、ボリュームがあり見た目も華やかです。
盛り付けにもこだわっていますので、どの角度からでもSNS映えするような写真が撮れます。ひとつのプレートで無限大の楽しみを感じられる刺身定食なら、2人揃って魚をより一層好きになれるのではないかと思います。
▲美しく盛り付けられた刺身は、まるでアートのよう!
「バラパン」で有名な阿部製菓さんとのオリジナルコラボ商品であるブリバーガーやみかんソフトなど、気軽に食べられる軽食もあります。
▲厚みのあるブリのフライを挟んだブリバーガーはボリューム満点
編集部
わぁ、魅力的なものばかりですね!刺身定食も実にカラフルで心ときめくようです。
ブリのもつ煮というのは初めて聞きました。濃い味付けで特徴的な食感だそうですが、クセになりそうです。
骨がホロホロになるまでじっくりと炊いた「ブリの頭のほろほろ煮」や、ブリの新鮮な活きた血合いをレバ刺しのようにいただく「血合刺し」といったメニューもあるようですね。なかなか他では味わえない、道の駅かまえならではの料理と言えそうです。
早川さん
ぜひ色々と試してみてくださいね。
ちなみに、レストランをご利用いただくと、大分県の「合わせ味噌」と蒲江の離島・深島で製造されている「深島みそ」の2種類の味噌汁が飲み放題になります。セルフサービスでお召し上がりいただけますので、飲み比べてみてくださいね。
なお、地元で造られる深島みそは、レストランで飲んで気に入ったら隣の直売所で購入することも可能です。
▲深島みそは素朴な甘さでほっとする味わい。塩分控えめなのも嬉しい
編集部
実際にレストランで味を確かめてから購入できるというのはいいですね!
カップルで味を確かめて納得した味噌なら、2人のお家ご飯の定番になりそうです。
道の駅かまえの口コミ評価
編集部
道の駅かまえを訪れた方からはどのようなお声がありますか?
早川さん
以下のようなご感想をよくいただきます。生産者の方がさらなる美味しさを追求し、日々研究を重ねながら育てたブリを食べて感動してくださる様子を見ると、とても嬉しく誇りに思います。
- 今まで食べたブリの中で一番美味しい
- ブリは好きじゃなかったけど、ここで食べて好きになった
編集部
私もGoogleの口コミを見てみました。
- ブリカマ燻製は燻製香がものすごくて美味
- 伊勢海老貝鮮丼は提供されたときにはまだ動いていてプリプリだった!
- 味噌汁には色々な魚のアラが入っていて絶品だった
- カメの手、イカトンビ、かますの干物など珍味も最高
- リニューアルして販売スペースもオープンな雰囲気になり商品が見やすくなった
「美味しい」という言葉のない口コミを見つけるのが難しいほど、皆さんすっかり魅了されていますね!
ブリ料理ももちろんですが、他の海鮮についても総じて好評で、蒲江漁港の底力と道の駅の皆さんの日々の努力が感じられるようです。
「道の駅かまえ Buri Laboratory」の基本情報
公式サイト | https://buri.fish/ |
---|---|
住所 | 〒876-2401 大分県佐伯市蒲江大字蒲江浦5104-1 |
アクセス | 【車】 東九州自動車「道蒲江IC」より5分 【バス】 大分交通バス「蒲江診療所」で下車後、徒歩5分 |
営業時間 | ・新鮮直売所 9:00〜18:00 ・海鳴り亭、売店スタンド 11:00〜14:30 |
駐車場 | あり(普通車96台・大型車5台) |
飲食施設 | ・海鳴り亭(レストラン) |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です
道の駅かまえの後に立ち寄りたいスポット
道の駅かまえ Buri Laboratoryでの滞在時間の目安は2時間前後です。
ブリ料理の数々を堪能した後は、周辺を散策して腹ごなしをしてはいかがでしょうか。デートにおすすめのスポットを紹介します。
おすすめのデートスポット
山の上でリラックス「里の駅 たかひら展望公園」
標高280mの山の上にある公園です。11月上旬からはのじぎくが美しく咲き誇る様子が見られます。
インスタ映えする写真が撮れる、大自然の天空ブランコもありますよ。レストランでいただける地元産のいちごを使ったソフトクリームが人気のようです。
道の駅かまえからは車で10分程度です。
里の駅 たかひら展望公園:https://www.visit-saiki.jp/
太平洋を見下ろせる「空の公園」
道の駅かまえから車で30分ほどのところにある公園です。眼下に日向灘(太平洋)が広がる絶景を見渡すことができます。
頬をなでる爽やかな潮風を感じながら、園内にある幸せの鐘を鳴らして二人の末長い幸せを願うのもおすすめです。
空の公園:https://www.visit-saiki.jp/
まとめ:道の駅かまえで海鮮をもっと好きになろう!
施設名でもある「Laboratory」というのは、実験室や研究室という意味をもつ言葉です。
道の駅かまえはブリをはじめとする海鮮の新しい美味しさを追求している施設です。まさに日々、研究と実験が繰り返されています。
日々、美味しさを追求しながら養殖されているブリの、新しい食べ方を提示し続ける道の駅かまえで、ぜひ驚きの食体験をしてみてください。