昭和の町のSNS映えスポットとデジタルアートや史跡巡りデート|大分県豊後高田市

今回の記事では、大分県豊後高田市を中心に国東半島(くにさきはんとう)の見どころをめぐるドライブデートプランを2つ紹介します。

最初に訪れるのは、昭和30年代のレトロな街並みを満喫できる「昭和の町」です。昭和の町は、かつて栄えた豊後高田市の市街地がさびれゆく中、地域活性化を目的として2001年に興された取り組みです。

昭和生まれなら懐かしさを、平成生まれなら物珍しさを、それぞれ感じることができるスポットです。チームラボのデジタルアートもあり、SNS映えも抜群ですよ。

今回は、豊後高田市職員の小池悠介さんにお話を伺いながら、昭和の町の魅力や近隣のデートスポットをまとめてみました。次のデートプランを練っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

このデートプランの特徴
向いてる年代:20歳以上
おすすめカップル:アートに関心があるカップル、自然に浸りたいカップル
どんなデート?:アート、レトロ、海、SNS映え、史跡めぐり、ドライブ
目安時間:1日
目安予算:3,000円程度

概要:国東半島を味わうデートプランを2つ紹介!

昭和の町で昭和ロマン蔵やチームラボギャラリーの展示を見た後は、散策しながらレトロな街並みやお店を楽しみましょう。その後は海辺のデートスポットをめぐる定番デートと、歴史を感じる史跡をめぐるデートの2通りを提案します。基本的に移動は車をおすすめします。

定番!海辺のSNS映え&縁結びデートプラン

「恋叶ロード」というデートにぴったりな名前の道を走り、美しい海を満喫できるドライブデートです。縁結び祈願ができる神社やお花が見られるSNS映えスポットに立ち寄れるので、付き合いたてのカップルにぴったりです♪

10時 昭和の町の展示を見る&商店街を散策
12時 昭和の町でランチ
13時 恋叶ロードをドライブ
13時半 チームラボギャラリー真玉海岸の作品を鑑賞
14時半 粟島社で縁結び祈願
15時半 長崎鼻のお花畑やアートを鑑賞
17時 真玉海岸の夕焼けを見る

仏の里・国東半島の国宝や史跡をめぐるデートプラン

国東半島は、古代仏教に神道が習合した「六郷満山」と呼ばれる文化があることで知られています。そのため、山間には大小のお寺が今も残っており、大切にされていますよ。歴史が好きなカップルやゆったりとした大人デートがしたいカップルは、国東半島の神秘的な文化を堪能してみてはいかがでしょうか?

10時 昭和の町の展示を見る&商店街を散策
12時 昭和の町でランチ
13時 移動(15分)
国宝・富貴寺を見学
14時 移動(10分)
国内最大級の仏像を所蔵・真木大堂を見学
15時 移動(5分)
熊野磨崖仏まで山道を歩く
15時半 迫力満点の熊野磨崖仏を鑑賞
16時半 移動(10分)
田染荘展望台で美しい棚田を見る

昭和30年代を再現したレトロな商店街「昭和の町」

レトロな雰囲気を残す商店街

引用:昭和の町公式Facebook

豊後高田市の中心地にある「昭和の町」は、昭和30年代の懐かしい街並みを楽しむことができるスポットです。豊後高田市に来たなら外せない観光名所のひとつと言えるでしょう。広すぎない範囲にレトロ要素がぎゅっと詰め込まれているので、ちょっとしたお散歩気分でしっかり見て回れますよ。

昭和の町プロジェクトに認定されている店舗は、実に53店舗にのぼるそう(2021年9月現在)。まるでタイムスリップしたかのような不思議な気分を味わえます。

東野圭吾さん原作の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のロケで使われたお店もあったり、道にはトリックアートが仕掛けられていたりと、SNS映えする写真が撮れること間違いなしです。

また、見どころをがっつり見ていきたいカップルには「案内人」に案内をお願いし、解説していただくと見逃しがありませんよ。(※要予約)

さて、昭和の町のメインは、展示品を見ることができるミュージアム施設「昭和ロマン蔵」とレトロな商店街です。まずは、「昭和ロマン蔵」について紹介します。

中心となる施設「昭和ロマン蔵」ではレトロな教室や民家、駄菓子が見られる

昭和ロマン蔵内にある「駄菓子屋の夢博物館」の様子

引用:昭和の町公式Facebook

「昭和ロマン蔵」では、昔懐かしい駄菓子や玩具の展示と、昭和30年代を忠実に再現した民家の内観や教室の様子など、多角的に昭和の時代を感じることができます。

昭和ロマン蔵の中にある「昭和の夢町三丁目館」で見られる民家や教室、商店内部の様子は実物大で迫力があります。よりリアルに当時の雰囲気を味わうことができるうえ、特定の行動をすると声が聞こえてくるなどの工夫があり、カップルでわいわいできる空間です。

また、同じくロマン蔵内にある「駄菓子屋の夢博物館」の館長は、駄菓子屋とおもちゃの収集にかけては日本一といわれる小宮裕宣氏。なんと40万点におよぶコレクションのうち、6万点を鑑賞することができます。どんな世代でも懐かしさや面白さを感じられるでしょう。

若い世代のカップルであれば、初めて見るおもちゃの遊び方をあれこれ想像しておしゃべりするのも醍醐味ですし、今も売られているけれどデザインが違う駄菓子を見つけてみるのも良いですね。

最新のデジタルアート×地元文化を感じる「チームラボギャラリー昭和の町」

チームラボギャラリー昭和の町で人間の絵を描く子どもたち

また、ロマン蔵内には「チームラボギャラリー昭和の町」があります。最先端の技術を用いたデジタルアートで有名なチームラボの作品を見て体感することができるスポットで、SNS映えすること間違いなしですよ。

ここに展示されているのは、「お絵かき草地おどり」という作品です。「日本夕日百選」に選ばれている地元・豊後高田市の真玉海岸や、江戸時代から伝わる郷土遺産の「草地踊り」をモチーフにした作品で、馴染みのある風景を楽しめるだけでなく、地元への愛着も増します。

実はこのデジタルアートは、ただ鑑賞するだけでなく、鑑賞者が参加することで完成するアートなんですよ。

紙に自由に人間の絵を描きスキャンしてもらうと、大きなアートの中に自分が描いた人間が登場します!そして自由に動き始め、10分おきに音楽が流れはじめると一斉に草地踊りを踊り始めます。自分が描いた絵が動くさまは、とてもキュートで目が離せませんよ。

■豊後高田市職員・小池さんコメント

過去には絵本の美術館をやっていて、平成29年4月に館内を改修して今の形(チームラボギャラリー昭和の町)としています。
このように、自分が描いた絵がデジタルの中で動きだすギャラリーは世界的に見ても少ないと思います。
SNS映えすること間違いないですし、ご自分が絵を描いた台紙はお渡ししていますので、ぜひ思い出を持ち帰っていただきたいと思います。

チームラボギャラリー昭和の町の展示「お絵かき草地おどり」
▲鑑賞者が描き、命を吹き込まれたイラストは一斉に草地踊りを始める

展示作品の中で遊ぶイラストの人間たち
▲ユニークにコミュニケーションをとる作品内の人々

チームラボギャラリー昭和の町の入り口
▲星のついたロゴが目印のチームラボギャラリー昭和の町・入り口

実際に鑑賞された方からは、次のような声が届いているそうです。

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自分の描いた絵が動きだすことは凄いし、触るとアクションをおこすのは面白い
アイコン
10分に1度、伝統芸能でもある草地おどりを踊る仕組みもあるので、長時間楽しめる

なお、草地踊りは豊後高田市の郷土芸能として有名な盆踊りです。展示を見て関心を持たれたカップルは、毎年8月18日に催される観光盆踊り大会を見に行ってみるのも良いでしょう。

郷土遺産の草地踊りを紹介する観光盆踊り大会の踊り子さんたち

引用:昭和の町公式Facebook

屋台もたくさん出て、お祭りの独特の熱気にテンションが上がる1日になりますよ。

商店街には、昔懐かしい学校の給食が食べられる喫茶店もあり

昭和の香りを色濃く残す昭和の町の商店街では、街並みを楽しむことはもちろんのこと、ユニークなグルメスポットも合わせて回ることができますよ♪

ちなみに、昭和の町では「一店一宝」を掲げ、それぞれのお店にウリとなる一品を持つこととしています。その背景には、1980年に大分県で始まった、各市町村に名物を作る取り組み「一村一品」運動の影響もあったと言われています。

商店街のお店を回る際は、各店舗の一品をチェックしておくと、その特徴を感じることができますよ。

そんな昭和の町の商店街について、小池さんおすすめのお店をはじめ、編集部でもおすすめのお店を特集してみました。

■豊後高田市職員・小池さんおすすめのお店

チームラボギャラリー昭和の町があるロマン蔵館内には、「旬彩 南蔵」というレストランがあります。豊後高田でしか味わえない米仕上げ牛の懐石などがおすすめです。

なお、商店街のお店リストはこちらから見られます。

豊後高田でしか食べられない米仕上げ牛の懐石「旬彩 南蔵」

「旬彩 南蔵」は、昭和の木造建築にモダンさを加えたおしゃれな建物で、新ブランド牛である「豊後・米仕上牛(こめしあげぎゅう)」のお料理が食べられるお店です。しっかりランチをとりたい場合におすすめです。

豊後・米仕上牛とは、大分県産のお米を食べて育った牛のこと。霜降りの脂の濃厚さと赤身の旨味をバランスよく味わえるのが持ち味のブランド牛です。

学校の給食が食べられる「ブルヴァール」

ブルヴァールは、昭和レトロな学校の給食が1,000円前後で食べられる喫茶店です。鯨の竜田揚げや揚げパン、ソフト麺など、「昔の給食」と聞いて思い浮かぶようなラインナップが揃っています。ランチやおやつで利用すると良いのではないでしょうか。

揚げパンはテイクアウトもできます。昭和の町を散策しながら、食べ歩きもできますよ。

名物・ミルクセーキをぜひ「森川豊国堂」

森川豊国堂は、大正時代創業の和菓子屋さんで、地元の方から愛されてきたお店のひとつです。アイスキャンデーやミルクセーキがとても評判のお店ですよ。

編集部のおすすめは、素朴な甘みが魅力的なミルクセーキです。森川豊国堂のミルクセーキはドリンクではなくシャーベットのような食感が楽しく、特に暖かい時期のデートであれば休憩にぴったりです。

絶品の揚げたてコロッケを食べ歩き「肉のかなおか」

各種揚げたてコロッケが人気の「肉のかなおか」。かなおかの「一品」は、初代店主の奥さんが作って評判だったというおからの味を受け継いで作っているおからコロッケです。さすがお肉屋さん、和牛コロッケもジューシーで美味しいですよ。テイクアウトができるので、カップルでかじりながらお散歩するのも良いでしょう。

昭和の町の基本情報

住所 〒879-0628
大分県豊後高田市新町989-1
アクセス 【車】
・国道10号を北九州方面へ、宇佐市岩崎交差点を右折
→国道213号に入り車で約10分

【電車】
・JR「宇佐駅」からタクシーで10分
・大交北部バス「豊後高田行き」または「伊美行き」に乗車
駐車場 あり(昭和の町駐車場利用)
※普通自動車1回駐車につき400円(40分以内は無料)
営業時間 <チームラボギャラリー昭和の町>
10:00~16:00(2021年7月26日~)
※土日祝は9:00~17:00
休館日 <チームラボギャラリー昭和の町>
木曜日、12/30、12/31
料金 一般(大学生以上):420円
小・中・高校生:270円
※チームラボギャラリー昭和の町、チームラボギャラリー真玉海岸ともに同じ
電話番号 0978-23-1860
(豊後高田市観光まちづくり株式会社)
予約 不要
比較的空いている日 平日
公式サイト https://www.showanomachi.com/
special/syowa.html

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です

豊後高田には常設デジタルアートが3つ!共通券でおトクにまわろう

常設デジタルアートを一挙に回れる「デジタルアート共通3館券」

引用:昭和の町公式Facebook

豊後高田市には、先ほど紹介した「チームラボギャラリー昭和の町」のほか、「チームラボギャラリー真玉海岸」と「不均質な自然と人の美術館」という3館の常設デジタルアートがあります。

アートが好きなカップルであれば、この3館をお得に回ることができるデジタルアート共通3館券(1,000円)を購入し、デートで回るのがおすすめですよ。なおチケットは、対象となる3館にて購入することができます。

ここからは、「チームラボギャラリー真玉海岸」と「不均質な自然と人の美術館」について紹介していきます。

四季の花のデジタルアート「チームラボギャラリー真玉海岸」

チームラボ真玉海岸のデジタルアート

引用:昭和の町公式Facebook

昭和の町から車で15分弱のところに、チームラボギャラリー真玉海岸(またまかいがん)があります。こちらでは「花と人、コントロールできないけれども、共に生きる」という作品が展示されています。

もともと縫製工場として使用されていた建物内部は真っ暗です。そんな部屋の壁一面にデジタルアートで表現された季節の花が咲き乱れます。壁に映し出された花が床にも映り、よりいっそう幻想的な雰囲気を醸し出します。

鑑賞している人間の動きによって、花はさらに咲き誇ったり、枯れてしまったりします。また、コンピュータがずっと描画を続けているので、同じ風景を二度見ることはできません。そんな点も、ずっと見ていたくなる理由の一つかもしれません。

幻想的なチームラボのデジタルアートを見ながらくつろぐことができる

引用:昭和の町公式Facebook

1時間で春夏秋冬を一回りする設計なので、ゆったり過ごす前提で訪れると良さそうです。

また写真撮影は自由です。アートと一緒に写真を撮るなら、お花が映える白い服で行くのがおすすめですよ。カップルの記念撮影にもぴったりなスポットです。

チームラボギャラリー真玉海岸を訪れた人の感想・口コミ

来館された方は、このような感想を持っているようです。

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幻想的な雰囲気で時間を忘れてしまった
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綺麗なお花や音楽に癒された

訪れたカップルは、アートだけではなく写真撮影も合わせて楽しむ方が多いようです。一方、施設の入り口を見つけづらかった方もいるようなので、場所をしっかり確認してから向かうとよさそうです。

チームラボギャラリー真玉海岸の基本情報

住所 〒872-1107
大分県豊後高田市臼野4467番地3
アクセス 【車】
国道10号を北九州方面へ、宇佐市岩崎交差点を右折
→国道213号に入り車で約16分
駐車場 あり
開館時間

<3月〜11月>
13:00~19:00(11月は18時で閉館します。)
<12月〜2月>
13:00~18:00

休館日 <12月~2月>
火〜木曜日
(月金土日・祝日のみ営業)
<3月~11月>
木曜日
料金 大人:420円
高校大学生:270円
電話番号 0978-23-1860
(豊後高田市観光まちづくり株式会社)
予約 不要
公式サイト https://www.showanomachi.com/
spots/detail/179

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です

自然の美しさをデジタルで再解釈する「不均質な自然と人の美術館」

不均質な自然と人の美術館の外観

引用:昭和の町公式Facebook

昭和の町から車で30分程度のところにある「不均質な自然と人の美術館」。こちらでは、常に変わりゆく自然にインスパイアされたコンセプト「不均質」を中心に展示を組み立てています。2021年3月にリニューアルオープンしたばかりの話題のスポットです。

中には「太陽と月の部屋」「海の部屋」「森の部屋」と、自然の名前がついた3つの展示スペースがあり、福岡を中心に活動しているanno lab(あのラボ)の作品を満喫できますよ。

太陽と月の部屋では、天井からさしこむ美しい自然光と戯れることができます。部屋に流れるピアノの音に合わせて、天井にある288の小窓が開閉し、床に模様を描きます。

さしこむ光が美しい「太陽と月の部屋」

引用:昭和の町公式Facebook

海の部屋では、特殊な噴水から出てくる水の玉にプロジェクションマッピングを映し出すという不思議な作品を見ることができます。水の玉はまるで自らの意思で動き回っているかのように見えますよ。

また森の部屋では、円錐型の部屋にアニメーションアートを映し出す展示を鑑賞できます。アニメーションは美術館の周りの風の様子を反映させていたり、部屋のスピーカーが鑑賞者の動きに合わせて向きを変えたりと、インタラクティブな体験ができます。

不均質な自然と人の美術館の口コミ評価

訪れた方の口コミをまとめてみました。

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大きくはないが、初めて見るような展示で楽しめた
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不思議な感覚を味わえる部屋だった
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子どもが見とれてくれたおかげで写真をたくさん撮れた

こちらも写真撮影は可能なので、記念写真を撮りたいカップルや素敵な一瞬を切り取りたいカメラ好きさんにとっては見逃せないスポットだといえそうです。

不均質な自然と人の美術館の基本情報

住所 〒872-1207
大分県豊後高田市4060
(長崎鼻リゾートキャンプ場内)
アクセス 【車】
九州自動車道「宇佐IC」を降りて約50分
駐車場 あり
開館時間 <12月~2月>
10:00~16:00
<3月~11月>
10:00~17:00
休館日 <12月~2月>
火・水・木
(ただし、祝日を除く)
<3月~11月>
木曜日
料金 ・一般:700円
・子ども:300円
電話番号 0978-23-1860
(豊後高田市観光まちづくり株式会社)
予約 不要
公式サイト https://nature-and-human.art/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です

合わせて訪れたい周辺のデートスポット&グルメ

1日デートや泊まりがけの場合、昭和の町やデジタルアート鑑賞と合わせて訪れることができる近隣のデートスポットを紹介します。

お食事におすすめのお店

豊後高田は蕎麦も有名!「そば処 響」

十割そばをいただける「そば処 響」。一般的に、そばは年に1回秋に収穫するパターンが多いものです。ところが豊後高田そばは年に2回の収穫時期があり、1年に2度、新そばを味わうことができます。

響は、そんな豊後高田そばを高い品質で提供する「手打ちそば認定店」の11店舗のうちの1つです。ひきたて・打ちたて・茹でたてを徹底する豊後高田そばをしっかり味わいましょう。編集部イチオシは、軍鶏のだしをしっかり感じられる軍鶏南そばですよ。

ちなみにこちらは、店主さんが俳優の石丸謙二郎さんのお兄さんだということでも有名なお店だったりします。

海辺でおしゃれなイタリアン「長崎鼻 花キッチンfiore(フィオーレ)」

海に向かって突き出した地形の「長崎鼻」にある花キッチンfioreでは、おしゃれな雰囲気のイタリアンと海の青さを満喫できます。地元の食材を使っており、なんとその日にとれた食材もお料理になっているとか♪新鮮なお野菜や魚介をカップルで楽しんでみてはいかがでしょうか。

「恋叶ロード」に沿って名所をめぐる定番デートスポットを紹介

ロマンチックな名前の恋叶ロード(こいかなロード)沿いには、豊後高田の見どころがぎゅっと詰まっています。この道をドライブがてら、デートでまわれるスポットを紹介していきます。

先ほど紹介した「チームラボギャラリー真玉海岸」や「不均質な自然と人の美術館」も恋叶ロード沿いにありますよ。ぜひ合わせて訪れてみてください。

カップルのドライブにピッタリ「恋叶ロード」

豊後高田の国道213号線は、「恋叶ロード」というロマンチックな名前で呼ばれています。そんな恋叶ロードは、昭和の町から海辺の長崎鼻(ながさきばな)まで続く、約30分のコースです。この後紹介する真玉海岸・粟嶋社・長崎鼻リゾートはすべて恋叶ロード沿いにあります。

国道なので、通行料はかかりません。海を眺めながらゆったりドライブデートするにはぴったりですよ。

日本の夕陽百選にも選ばれた、地平線に沈む見事な夕陽「真玉海岸」

真玉海岸に沈む夕陽

引用:昭和の町公式Facebook

遠浅の海特有の影がなんとも美しい真玉海岸。「日本の夕陽百選」に選定された真玉海岸の夕陽は、楽しかったデートの締めくくりにぴったりです。浜辺に腰かけて、ちょっとしたドリンクを飲みながら2人でゆっくり思い出を語り合ってみてはいかがでしょうか。

女性の願いを一つ叶えてくれるという「粟嶋社」

縁結びの神社である粟嶋社

引用:豊後高田市公式サイト

「粟嶋社(あわしましゃ)」は、岩窟にお社を構えた珍しい神社です。1625年に開かれた神社で、縁結び・安産の神様が祀られています。女性のお願いごとをひとつ叶えてくれると言われているので、叶えたい強い思いがある方はぜひ立ち寄るとよいでしょう。

隣にある粟嶋公園には縁結びのモニュメントがあったり、ハート型の石があったりと、カップルで訪れるにはぴったりの場所です。

花とアートの岬「長崎鼻」

長崎鼻(ながさきばな)は、周防灘を臨む岬です。春には菜の花、夏にはひまわりが咲き誇り、花を鑑賞したり写真撮影をしたりするカップルや家族づれで賑わいます。

また、夏なら海水浴やキャンプ・グランピングもおすすめですよ。話題のSUPやタラソセラピーなど女性に嬉しい癒し体験もできます。サウナや釣り、シーカヤックはカップルにおすすめのアクティビティです。

また、オノ・ヨーコさんのアート「見えないベンチ」をはじめとしたアートが随所に仕掛けられていて、美しい風景とアートをどちらも味わえる欲張りスポットと言えます♪

長崎鼻にあるオノ・ヨーコ作のアート「見えないベンチ」

引用:豊後高田市公式サイト

長崎鼻ビーチリゾート:https://nagasakibana-beach.com/
長崎鼻リゾートキャンプ場:https://www.nagasakibana-oita.jp/

山間に位置する史跡や絶好の景色もオススメ

国東半島の中心、山の方面には多くの寺や史跡があります。落ち着いた時間を過ごしたいカップルやいつもと違ったデートをしたいカップルにはイチオシのスポットを紹介します。

現存する九州最古の木造建築・国宝「富貴寺」

大分県豊後高田市の国宝「富貴寺」

引用:昭和の町公式Facebook

富貴寺(ふきじ)は、平安時代に開山した由緒あるお寺です。現存する九州最古の木造建築として知られており、その阿弥陀堂は国宝にも認定されています。日本三阿弥陀堂のひとつでもあります。

どの季節に訪れても、周囲の自然が素晴らしい表情を見せてくれます。カップルで訪れたなら、感じ取れた歴史の片鱗について語り合うと素敵ですね。

昭和の町からは車で15分程度。拝観料は一般500円です。

国指定重要文化財である9体の仏像が見られる「真木大堂」

真木大堂に安置されている重要文化財の仏像

引用:昭和の町公式Facebook

真木大堂(まきおおどう)は718年に開かれたとされるお寺です。日本一大きな不動明王像をはじめ、収蔵庫内には国指定重要文化財である仏像が9体安置されています。貴重な文化財の姿に圧倒されること間違いなしです。

拝観料は一般300円、昭和の町からは車で20分程度です。

公式サイト:http://www.makiodo.jp/

国内最古・最大級の岩に彫られた磨崖仏「熊野磨崖仏」

鬼の石段を上りきったところにある大迫力の熊野磨崖仏

引用:豊後高田市公式サイト

熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)は、平安時代に岩に彫られたという仏像2体が見どころです。国指定重要文化財で、日本最古かつ最大級であると言われています。

磨崖仏に至るまでは、「鬼の石段」といわれる、自然の石で造られた道をのぼる必要があります。そのため、熊野磨崖仏を見る場合は必ず歩きやすい靴を用意してください。苦労してのぼった後は、大迫力の磨崖仏を拝むことができます。きっと2人の思い出になりますよ。

拝観料は一般300円、昭和の町からは車で35分程度です。

ユネスコ未来遺産に認定された絶景の棚田「田染荘」

緑色の棚田が美しい田染荘

引用:豊後高田市公式サイト

田染荘(たしぶのしょう)は、ユネスコ未来遺産に認定された美しい棚田風景です。国の重要文化的景観にも選ばれた平安時代からの荘園の風景をそのままに残した貴重な景観を保っています。青々とした稲や黄金色の稲穂、水が張られた水田の時季、それぞれの季節で味わい深い景色を見ることができますよ。

夏にはほたるが飛び交うほどの美しい自然と空気を満喫してください。