「札幌市資料館」で法廷の世界を体験して美しい景観に酔いしれるデート

今回は、札幌市の中心部にある「札幌市資料館(旧札幌控訴院)」の見学をメインとするデートプランをご紹介します。

裁判所として使われていた建物を資料館として開館した施設では、かつての法廷の場を復元した展示室を見学できます。興味深い展示も魅力ですが、大変貴重な建造物の外観や内部の装飾にも目を奪われます。

札幌でおなじみの大通公園の西端に面しており、公園側から眺めるとロマンチックな景観が大変印象的です。カップルで訪れて満足度の高いおすすめのスポットですよ!札幌方面でデートをお考えのカップルはぜひ参考にしてみてくださいね。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:20歳〜59歳
おすすめカップル:札幌でデートしたいカップル、街の歴史や文化に興味があるカップル
どんなデート?:札幌の文化施設の見学、観光スポットの絶景を堪能する

概要:札幌の重要文化財と絶景で満たされる知的なデート

今回は、札幌市の歴史がわかる「札幌市資料館」をメインにまわるデートプランをご提案します。施設の内部では、法律や裁判に関するさまざまな資料や、北海道の歴史や文化がわかる展示物を見ることができます。なかでも法廷の場が再現された展示室は必見ですよ。

今回のデートのメイン
札幌市資料館
周辺のデートスポット
・札幌大通公園
・さっぽろテレビ塔
ランチやディナーにおすすめのお店
・焼鳥・串カツ&飲み放題たまテレビ塔店

施設内には、まっすぐ延びた大通公園を見渡せるギャラリーや、漫画家・おおば比呂司の記念室やカフェなどがあり、ゆっくりした時間を過ごすことができます。貴重な石材で造られた資料館の建物は国の重要文化財にも指定され、美しい外観は多くの人に親しまれ魅了し続けています。

目の前には、札幌の中心部となる大通公園が広がっています。端から端までゆっくりと散策し、東の端にある「テレビ塔」の展望台へ上って逆方向からの眺めを堪能するのもいいですね。日暮れ時はきれいな夕暮れの絶景を2人でじっくり味わうと素敵な思い出になりますよ。

周辺にはグルメスポットも多く、食事をとる場所には困りません。文化施設で感性に刺激を受け、美味しいものを食べるデートがしたいカップルには、おすすめのプランになると思いますよ。

ここからは、札幌市資料館の楽しみ方や魅力についてご紹介していきます。

知的好奇心が満たされる札幌市資料館

札幌市資料館は札幌市中央区にある文化施設です。大正15年に裁判所として建てられた施設を、裁判所の移転を機に昭和48年に資料館として開館しました。

メインとして展示されているのは、法廷の場を復元した「刑事法廷展示室」で、自由に座ったり法服を羽織ったりして、裁判の雰囲気を体感できるのが魅力です。学生の模擬裁判の学習にも活用されています。

司法に関する資料や街の歴史がわかる展示物が豊富にあり、じっくり学びたい人にとっては宝の山と言える施設です。内部には美術作品も展示され、趣あるらせん状の階段やステンドグラスなど、知的好奇心が満たされる芸術的な空間も魅力です。

また、外壁には「札幌軟石(*1)」という貴重な石材が使用され、その美しい外観が目を引きます。その歴史的価値から、2020年には国の重要文化財にも指定されています。

(*1)札幌軟石について

札幌大通公園を挟んで東にあるテレビ塔に対面する西端のロケーションとしても知られ、多くの人が訪れる観光スポットです。公園と一体になったように見える景観は、英国庭園を思わせるような優美な景色が印象的で、周辺には撮影映えするスポットも満載です。

季節によって異なる景色が眺められるので、カップルで訪れるにはおすすめのスポットですよ。

今回は札幌市資料館のスタッフ・川股さんに見どころについてお話をうかがいました。

法廷を再現した展示室でリアルな裁判シーンが体感できる

札幌市資料館の刑事法廷展示室
▲控訴院時代の法廷が再現された「刑事法廷展示室」。裁判官席に座ったり、被告席や弁護士席に立って違う角度から法廷内を眺める機会は貴重です。

編集部

札幌はおしゃれな建物が多い街というイメージがありますが、こちらの札幌市資料館もデザインが印象的な建物ですね。どのような施設なのでしょうか。

川股さん

かつて札幌控訴院(今の高等裁判所)として創建された建物を有効活用した文化施設で、大正時代の法廷を再現した「刑事法廷展示室」をメインで公開しています。

編集部

裁判所と聞くと、規律があって近寄りがたいといった堅い印象があります。でも法廷の場というと、ドラマや映画の裁判シーンでもおなじみの光景なので、イメージしやすく興味が湧きますね。

その法廷を再現した展示室では、裁判官席や被告席、傍聴席がそのまま再現されていて、学習の場として模擬裁判が開廷されることもあるとうかがいました。

実際に裁判の当事者として法廷の場に立つ機会は中々ないと思うので、リアルな雰囲気を感じられる展示室は魅力的な空間と言えますね。

刑事法廷展示室の八咫鏡
▲刑事法廷展示室中央の壁にある八咫(やた)鏡。鏡が曇りなく真実を映し出すことから裁判の公正の象徴とも言われ、裁判官のバッジは八咫鏡を形どっています。

札幌市資料館の法の女神像
▲正面玄関脇には「法の女神像」が飾られています。

建造物は重要文化財!貴重な札幌軟石の建物は現存最大級

編集部

かつての控訴院としての建物は、大正15年に建造されたそうですね。貴重な建築物ということで国の重要文化財にも指定されているそうですが、建築当時の様子を少し聞かせていただけますか?

川股さん

はい。札幌控訴院は4年4ヶ月という通常より長い工事期間を経て完成しました。これは第一次大戦後の不況と政府の緊縮財政政策の影響を受けて設計変更を余儀なくされたこと、大正12年9月の関東大震災により予定していた建材が入手困難になったことが主な理由です。

第二次世界大戦後には、かつて建物の上部中央を飾っていた菊の紋章がGHQ(連合国軍総司令部)の指示により取り外されたという経緯もありました。

重要文化財の指定については、札幌の近代を代表する建材である札幌軟石の建物では現存最大級であることや、意匠と構造の両面で建築の近代化を具体的に示しており、高い価値を有しているという点が評価されました。

編集部

札幌軟石というのは初めて知りました。開拓時代から使われていた建築資材で、市内には札幌軟石の建物がまだあちらこちらに現存しているそうですね。

特徴的な石の風合いからは時代が感じられ、街の歴史を映し出す貴重な財産だということがうかがえます。重厚感がありつつも、どこか温かい味わいが感じられるのは札幌軟石の魅力だと思いました。

札幌市資料館の正面
▲札幌市資料館の正面。外壁には札幌軟石が使用されています。

刑事法廷展示室の扉上部の意匠
▲刑事法廷展示室の扉上部にも凝ったデザインが施されています。

札幌の歴史を学び、ゆかりの漫画家の展示作品を楽しむ

編集部

さまざまな資料も展示されているようですね。他にはどのような展示物があるのでしょうか。

川股さん

大通公園や札幌の歴史を学べる「まちの歴史展示室」があります。展示資料からは建物の時代背景や、国の重要文化財指定に至った経緯などを知っていただくことができます。

札幌出身の漫画家・おおば比呂司さんの作品を展示した「おおば比呂司記念室」もあります。おおばさんのイラストレーション、絵画や絵本の挿絵など多くの展示を見ていただくことができ、グッズ売り場もあります。

また、貸室で開催している市民による美術作品の展示を観覧することができますよ。

編集部

建造物や街の歴史を紹介する資料の展示も、資料館の重要な役割だということがわかりました。

おおば比呂司さんのイラストは、優しく温かみを感じる作風で観ていて心が和みますね。記念室ではアトリエの再現や可愛らしいグッズもあり、ほっとする時間が過ごせそうです。

魅力的な空間が有効に活用されていて、施設内は見どころ満載ということですね。

>>「おおば比呂司記念室」について

札幌市資料館の「おおば比呂司記念室」の売店
▲「おおば比呂司記念室」では、50~60点ほどの作品が展示され、没後30年が過ぎても多くの人を魅了し続けています。

札幌市資料館「まちの歴史展示室」の様子
▲「まちの歴史展示室」では、札幌の街づくりの様子がパネルや写真によって詳しく紹介されています。昔の地図や街並みの写真から得られる情報も多く、じっくりと見ているとあっという間に時間が過ぎていきます。

大正モダニズムの息吹を感じられる空間が最大の魅力

編集部

川股さんが思う施設の魅力はどのようなところにありますか?

川股さん

建物を正面から見るとシンメトリーになっていること、縦長の両開き窓や屋根窓の配列など、古典的で重厚な外観は見る人を圧倒する力があると思います。

札幌市資料館のシンメトリーの外観
▲正面からの外観。左右対称な構造の建物は、特徴的な屋根窓の配列がアクセントになっています。

札幌市資料館の扉上部のアーチとキーストーン
▲建物正面の扉上部のアーチとキーストーン。キーストーン(要石)はアーチ型に組み立てた石の中央に差し入れて全体をささえる役割を果たしています。

正面玄関のひさし上部を飾る目隠しをした「法の女神」の頭部像は、見た目に惑わされず裁判を心の眼で見て、私情を挟まない「公平無私」の意味を持ちます。同じころに建てられた他の控訴院には見られない札幌控訴院独自のもので、見どころの一つです。

このような意匠が建物の随所に施されており、大正モダニズムの息吹を感じられる空間が当館の最大の魅力だと思います。

札幌市資料館の法の女神の頭部像
▲正面玄関の上部に施されたギリシャ神話の「法の女神」テミスの頭部像です。その下には右から「札幌控訴院」の文字が刻まれています。

札幌市資料館の玄関ホール
▲玄関ホールの木製の扉は重厚感が漂う造り。扉の上のアーチ型のデザインも印象的で、レトロで落ち着いた雰囲気が感じられます。

札幌市資料館の回り階段
▲内部のらせん状の階段は近代アートを思わせるような造りで、ステンドグラスの窓が明るい印象を与えてくれます。

札幌市資料館2階のシャンデリア
▲2階からみたステンドグラスとシャンデリア。レトロな雰囲気とその時代ならではのセンスを感じます。

札幌市資料館の中央ホールシャンデリア
▲中央ホール天井のシャンデリア。シンプルでも目を引くインテリアです。

編集部

建物の入り口や内部のらせん状の階段、ステンドグラスの窓など、工夫を凝らした装飾があちらこちらにあるのですね。重要文化財としての価値が感じられる施設内部も大きな魅力ですね。

建造物やデザインに興味のあるカップルなら、アート感あふれる施設内を十分に楽しめて、有意義な時間を過ごせると思いました。

続いて川股さんの好きな展示がありましたら教えてください。

川股さん

展示ではありませんが2階の研修室(旧会議室)の暖炉にハート型の飾りがついているところが気に入っています。

札幌市資料館の研修室の暖炉
▲研修室の暖炉には可愛いハート型の飾りがついています。

編集部

さすがに重要文化財とあって装飾にも凝っていますね。内部では、こうしたデザインを探すのも楽しそうだなと思いました。アートな要素が感じられる空間で感性に刺激を受けたら、外で見る景色も違ってきそうですね。

憩いの場としても利用できる!美しすぎる景観が自慢の敷地

編集部

札幌市資料館ならではのサービスや利用の仕方はありますか?

川股さん

この建物の歴史や構造、札幌・北海道の文化と歴史に至るまで、幅広い知識を持ったボランティアガイドによる説明を行っております。

また閉館時間が19時と比較的遅く、入館無料で出入り自由ですから、雨宿りなどでひと休みしていただくこともできます。オフィスビルやマンションが立ち並ぶ中心部にありますが、館内は静かでゆったりとした時間が流れているような感覚になれます。憩いの場としてご利用ください。

編集部

ガイドの説明があるのは嬉しいですね。自分達だけではわかり得ない貴重なお話も聞けそうです。

また、館内を気軽に使えるとわかれば、カップルが待ち合わせにも利用できそうですね。こんなモダンで素敵な空間でくつろげるとしたら、立ち寄る人も増えると思います。

建物には裏庭もあるようですが、散策することはできるのですか?

川股さん

はい。当館の敷地内にはさまざまな樹木や花が植えられており、春は桜、秋は紅葉、冬は雪景色といった季節の移ろいを感じていただけます。季節ごとに外観の雰囲気がガラリと変わりますよ。

札幌市資料館の春の裏庭
▲春の裏庭は桜のピンクで染まります。どの季節に訪れても、花木の美しい景観が迎えてくれます。

札幌市資料館の正面アジサイ
▲札幌市資料館の正面玄関付近には季節になるとアジサイが咲きます。鮮やかなブルーが印象的です。

札幌市資料館の夏の裏庭
▲夏の裏庭の様子。森に佇む建物という雰囲気があり、緑の季節は森林浴が楽しめそうです。

札幌市資料館の秋の様子
▲秋には紅葉した樹木が資料館を温かい雰囲気で包みます。

札幌市資料館の冬の裏庭
▲冬になると裏庭も雪で覆われます。樹木にかぶる雪が幻想的な景観を見せています。

編集部

大通公園からはわからない、裏側の景観も素晴らしいのですね。1年を通してこれだけの景色を見せてもらえると、あらためて日本の四季の偉大さを感じます。

四季折々に彩られた資料館の風景は、カップルで過ごすのに大変ロマンティックですね。何度も訪れて2人の思い出を重ねていくのもいいなと思いました。

施設内で何かイベントを行うことはありますか?

川股さん

北海道や札幌の歴史、および歴史的建造物に関する講演会を行ったり、生活に関する法律を現役弁護士から学ぶ講座を開くこともあります。

また、切り絵作品などのワークショップ、アマチュア団体によるコンサートなど、年間を通してさまざまなジャンルのイベントも計画しています。

ほとんどが事前申込みの必要なイベントですが、ぜひお気軽にお問い合わせください。

編集部

これだけ魅力的な建物で行うイベントには意義がありますね。街の中心にある重要な施設が活用され、訪れる人が歴史や文化に触れる機会が増えるのは素晴らしいことだと思いました。

法廷や大通公園を一望できるスポットで映えショットを撮る

編集部

魅力満載の施設ですが、カップルが思い出に残せるような撮影スポットや、ゆっくり過ごせる場所があればご紹介ください。 

川股さん

刑事法廷展示室では、普段はドラマや映画でしか見ることのない法廷の場で、法服のレプリカを着たり、裁判官や被告人などの席に座って写真を撮ることができますよ。

また、2階の「大通交流ギャラリー」では旧応接室を展望室として開放しています。窓からは大通公園を一望できるので、写真映えするスポットとしてよく撮影場所に使われていますよ。

1階には、札幌国際芸術祭(SIFA)にまつわる本や資料などが楽しめる「SIAF(サイアフ)ラウンジ」があります。ラウンジにあるカフェでは、オリジナルブレンドや手づくりスコーン、ケークサレなど季節に合わせたメニューをお召し上がりいただけますよ。持ち込みもOKですのでご利用ください。

編集部

大通公園を東に一望する景観は要チェックですね。大通交流ギャラリーもレトロな雰囲気でくつろげそうです。

ゆっくりできるラウンジがあるのも嬉しいですね。明るいラウンジには400冊以上の本が置いてあるということですから、憩いの場としての空間が用意されているのがわかります。

札幌市資料館の大通交流ギャラリー
▲大通交通ギャラリーの窓からは、大通公園が見渡せます。撮影スポットとして見逃せません。

札幌市資料館のSIAFラウンジ
▲SIAFラウンジでは資料の本を読んだり、リラックスすることができます。

札幌市資料館のSIAFラウンジのカフェメニュー
▲SIAFラウンジではコーヒーやケーキをいただくこともできます。

>>札幌国際芸術祭とSIAFラウンジについて

札幌市資料館を訪れた方の感想や口コミ

編集部

施設を訪れた方からは、どのような感想をいただきますか?

川股さん

北海道や札幌の歴史が学べて良かった、法廷の荘厳な雰囲気を感じることができた、などの感想をいただいています。また、これからも貴重な建物を残していってほしい、などのご意見もあります。

編集部

実際に訪れた方の、建物から受ける印象や得られたものの大きさがうかがえますね。重要文化財の価値や魅力を多くの方に知ってもらうことは大切なことだと感じました。

1週間通っても足りないほどの魅力

編集部でもGoogleやSNSに上がっていた感想を拾ってみましたので、要約してご紹介します。

アイコン
落ち着く雰囲気でとても気に入った
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建物がおしゃれで魅力的
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北海道の歴史に興味のある人は、1週間通っても飽き足りないと思う
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エントランスからの大通公園の眺めは絶景

ほかにも、木蓮や桜、裏庭の風情に感激する声が上がっていました。建物を取り巻く周りの景観も含め、魅力的な建造物だということがうかがえますね。

展示室や街の文化に触れるだけでなく、さまざまな発見がありそうな資料館は、カップルで訪れたら知的なデートが出来そうです。

札幌市資料館の市内施設のパンフレットコーナー
▲市内施設のパンフレットも揃っています。

札幌市資料館をデートで訪れるカップルへのメッセージ

編集部

これからデートで訪れるカップルへメッセージをいただけますか?

川股さん

全国に8ヵ所建設された控訴院ですが、現存する建物は名古屋と札幌の2ヵ所のみです。実際に裁判を行っていた場所を自由に見て回れるというのはあまり経験できないことかと思います。

外から見て「この建物はなんだろう」と興味を持たれた方はぜひ館内に入ってみてください。レトロな雰囲気がお好きな方には特におすすめです。

編集部

かつての控訴院について調べてみると、いずれも近代建築が進んだ時代のモダンで重厚感あふれる立派な建造物ばかりでした。現存する名古屋控訴院も今は資料館となり、重要文化財としての価値を伝えています。札幌市資料館は、芸術的建築物に触れる貴重な機会となりますね。

札幌軟石が使われた希少価値の高い文化財からは、独特の雰囲気を肌で感じられると思います。札幌市資料館独自の「法の女神」の頭部像も見どころの一つですから、実際に見て確かめてほしいと思いました。

重厚感あふれる外観が気になりながら中に入る機会がなかったというカップルは、ぜひ内部の魅力を知って素敵な時間を過ごしてもらえるといいですね。

今回は貴重なお話をありがとうございました。

札幌市資料館(旧札幌控訴院)の基本情報

住所 〒060-0042
北海道札幌市中央区大通西13丁目
アクセス 【電車】札幌市営地下鉄東西線「西11丁目駅」1番出口より西へ徒歩5分

【バス】JR北海道バス・北海道中央バス「北1条西12丁目」下車、南へ徒歩2分

【市電】「中央区役所前」または「西15丁目」下車、徒歩6分
駐車場 なし
開館時間 9時~19時
休館日  毎週月曜日。月曜日が祝休日に当たるときは翌平日が休館日となります。
年末年始(12月29日~翌1月3日)
料金 入館無料
空いている時間帯 16時以降は曜日を問わず空いています。
平均的な滞在時間 1時間程度
公式サイト http://www.s-shiryokan.jp/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

札幌市資料館周辺のデートスポット

札幌市資料館の入口からはまっすぐ東に大通公園が延びています。資料館見学を終えたらゆっくり歩いて東のテレビ塔に向かい、展望台で素敵な夕暮れ時を迎えるプランがおすすめですよ。

資料館に向かってまっすぐに伸びる街灯の光がとても綺麗に映り、カップルで眺めたらうっとりするようなひと時を過ごすことができます。

お食事におすすめのお店もありますので、合わせてご紹介していきます。

おすすめのデートスポット

常にワクワクさせてくれる札幌のシンボル「大通公園」

札幌といえば大通公園!というほどの観光スポットで多くの人が訪れています。札幌資料館とテレビ塔を結ぶ公園は全長約1.5メートル。5つのテーマゾーンがあり、花壇や芝生で楽しませてくれるだけでなく、YOSAKOIソーランや雪まつりなど、常に華やかなイベントで賑わっています。

どの方向にも心に残る景色が広がり、昼夜問わず、訪れたカップルを幸せな気分にしてくれますよ。

公式URL:大通公園

ライトアップした札幌資料館が望める「さっぽろテレビ塔」

札幌市資料館からまっすぐ東を望むと遠くに見える電波塔が「さっぽろテレビ塔」です。札幌資料館からは歩いて約20分ほどの距離にあり、札幌資料館から見た眺めとは逆の景色を見ることができます。

地上90.38mの展望台からは、札幌市の全景が望め、遠くの大倉山や手稲山などの山々も見渡せます。日没後に西側を臨むと、正面にライトアップした札幌市資料館が見下ろせてとても綺麗です。

足下から一面ガラス窓の「怖窓(こわそ~)」から見る直下の景色も必見です。季節ごとに見られる美しい景観は、訪れたカップルの忘れられない思い出に残ると思いますよ。

3階のスカイラウンジにはレストランやお土産ショップ、地下にはグルメコートもあります。夜景の余韻に浸りながらゆっくり食事するのもいいですね。

公式URL:さっぽろテレビ塔

串焼きが美味しい居酒屋「焼鳥・串カツ&飲み放題たまテレビ塔店」

こちらはテレビ塔地下のグルメコートにある串カツが楽しめる居酒屋です。20種類以上の串カツや炭火焼の焼き鳥がリーズナブルな価格でいただけます。生つくね、串焼き盛り合わせ、塩ホルモン鉄板焼きなど、メニューも豊富です。

詳細URL:焼鳥・串カツ&飲み放題たまテレビ塔店

まとめ:札幌の歴史と文化に触れて絶景に浸るデート

今回は、札幌市資料館を見学して街の歴史と文化を知るデートプランをご紹介しました。法廷の場を再現した展示室には興味を持った方もいるのではないでしょうか。

貴重な建造物や近代的な装飾が目を引く施設内部には、カップルで過ごすのに十分な魅力が詰まっていましたね。季節ごとに見せてくれる美しい景観も印象的でした。

大通公園との一体感が感じられるうっとりするような外観も心に残ります。興味を持ったカップルはぜひ、この機会に札幌市資料館を訪れてみてくださいね。きっと有意義で思い出に残る時間を過ごせます。