
【岐阜県】モザイクタイルの魅力が満載!「多治見市モザイクタイルミュージアム」を中心に巡るデートプラン
今回は「多治見市モザイクタイルミュージアム」を中心に巡るデートプランをご紹介します。岐阜県多治見市を中心としたエリアは、昔から美濃焼(みのやき)という陶磁器が有名で、その技術と素材を応用してタイルも作られるようになったという歴史があります。
今回のデートプランのメインとなるモザイクタイルミュージアムは、多治見市の重要な地場産業となっているモザイクタイルを中心とした展示をしている施設です。モザイクタイルの魅力に溢れた施設内には華やかでフォトジェニックな空間が広がっています。
ミュージアムの前後にショッピングやグルメを楽しめるスポットも併せてご紹介します。華やかなモザイクタイルの世界から、歴史情緒あふれる街並みまで、多治見市の文化を様々な面から楽しめるデートプランとなっています。
それでは早速、今回のデートプランの詳細をご紹介します。
おすすめカップル:芸術に興味があるカップル、写真好きなカップル
どんなデート?:アート、歴史、陶磁器
目安時間:半日~1日
概要:多治見市の歴史と文化を感じるデートプラン
ご提案するデートでは、モザイクタイルミュージアムをメインに、近隣のデートスポットも併せて巡ります。美濃焼やタイルなど、焼き物の文化と伝統が息衝く多治見市ならではの雰囲気を満喫できるプランとなっております。
なお、今回ご紹介するスポットはいずれもJR多治見駅からバスで行くことができますが、効率よく回ることを考えると自家用車やレンタカーの使用をオススメします。
10:00~12:00 | 土岐プレミアムアウトレットでショッピング&ランチ |
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12:00~12:30 | モザイクタイルミュージアムへ移動 |
12:30~14:00 | モザイクタイルミュージアムを見学 |
14:00~15:00 | 隣接するカフェ ド ソレイユでお茶 |
15:00~15:30 | 本町オリベストリートへ移動 |
15:30~18:00 | 本町オリベストリートの街並み見学&ディナー |
デートの最初は土岐プレミアムアウトレットでショッピングを楽しみましょう。飲食店も色々あるので、ショッピング後はここでお昼を済ませるのがオススメです。
お昼を食べたら、今回のデートのメインであるモザイクタイルミュージアムへ移動し、展示を楽しみましょう。ミュージアムの見学後は、すぐ隣にあるカフェ「カフェ ド ソレイユ」でほっと一息。ミュージアムの余韻に浸りながら、美味しいケーキや焼き菓子をいただきます。
デートの最後はオリベストリートへ行ってみましょう。昔ながらの景観が残る通りには、陶磁器をはじめ雑貨やアンティーク、グルメまで様々なお店が並びます。色々なお店を回ってお土産を選んだり、雰囲気のあるお店でお茶やディナーを楽しめます。
それではここからは、今回のデートのメインである「モザイクタイルミュージアム」についての紹介です。
モザイクタイルが織りなす不思議な世界「モザイクタイルミュージアム」
モザイクタイルミュージアムは、その名の通りタイルにスポットを当てたミュージアムです。館内にはタイルに関する情報が盛りだくさんで、カラフルなモザイクタイルが醸し出す、華やかで不思議な世界を体験することができます。
ユニークな外観の建物も印象的です。これは世界的な建築家である藤森照信氏の設計によるもので、細部まで拘り抜かれた館内では、膨大な数の資料やコレクションを見学できるほか、タイルを使った工作体験やタイルの購入まで、色々な楽しみ方ができます。
今回はモザイクタイルミュージアムで学芸員をされている村山閑さんに、館の魅力についてお話を伺いました。
市の地場産業にスポット!建築家・藤森照信のセンスが光るミュージアム
編集部
ユニークな外観が目を惹きますね。なんだか絵本にでてきそうな雰囲気で、建物に入る前からワクワクしました。
改めて、モザイクタイルミュージアムがどのようなところか教えていただけますか。
村山さん
当館はモザイクタイルを主とした展示を行っている施設です。自然を生かし、ディテールにこだわった藤森照信氏による建築空間の中で、身近な生活に使われているタイルの新たな見方を感じていただけます。
ご来館のみなさまには常設展示や企画展示を通して、タイルの作り方から歴史、さらに多治見市笠原町が最大の生産地であることや、多様な色彩、デザインの可能性があることなどを知っていただきたいと思っています。
編集部
普段「綺麗な部屋だな」とか「面白いデザインの壁だな」と思うことはあっても、使われているタイルにまでは中々目がいきませんものね。タイルへの見方が変わりそうです。独特な魅力に溢れた館だと思いますが、村山さんから見た、他にはない「モザイクタイルミュージアム」ならではの魅力とはなんでしょうか?
村山さん
地元の地場産業であるモザイクタイルに特化した博物館であるだけでなく、藤森照信氏による山のような形の建物は他に類を見ないものです。本格的な施工を希望する方々に、タイルを直接販売できる施設という点も特徴的です。
▲2階展示室。展示されているタイルはカウンターで注文できます。
▲2階展示室のキッチンブース。お部屋のコーディネートの参考になりそうです。
編集部
地元の産業に焦点を当てつつ、ミュージアムとして雰囲気の良い空間を作り上げているのは素晴らしいですね。近くにお家を建てる予定があるカップルにとっては、館内で建築の相談ができるのも嬉しいと思います。館内を見学しながら「ここの壁はあんな感じにしよう」などと盛り上がれそうです。
アーティストの特集から募集作品の展示まで!魅力的な内容の企画展示
▲3階展示室のコレクション展示室。併設のギャラリーで年3回程度企画展示も。
編集部
年間を通じて様々な企画展をされているそうですね。どのような内容の展示をされているのですか。
村山さん
過去には、タイルの原料、釉薬に関する展示や、近代の建築家に焦点を当てた展示、アーティストが製作したタイルの企画展示などを行いました。最近では、建築家・藤森照信氏がモザイクタイルミュージアムをどのように作り出したのかを探る企画展を行いました。(2022年1月10日まで)なお、2022年1月14日からは子供たちのタイルのアイディアを募集した未来のタイル展を開催しています。
これらの企画展は年間3回程度開催していて、それに併せてコレクション展示も一部変更しています。建物自体も、自然光を取り入れた室内空間も、天候や時間帯によって雰囲気や見え方が変化しますよ。
編集部
学べる展示からアート作品の特集まで、同じタイルでも色々な見方があるのですね。展示や館内の様子が時期ごとに変わるのも素敵です。ミュージアムへの道中で「今日のこの天気ならどんな雰囲気になっているか」などと想像してワクワクできそうです。
階ごとに違ったタイルの魅力に気付ける館内では、オリジナル小物づくりも
編集部
村山さんの思うミュージアムの魅力や好きな展示は何ですか?
村山さん
4階建ての各階展示室で、それぞれ異なるタイルの側面を感じていただくことができます。館内はほとんどの場所で写真撮影が可能なので、体験工房で作った作品と共に記念撮影される方も多くおられますよ。
館内には様々な展示がありますが、その中で私が好きなのは、4階展示室の開口部に取り付けられている「タイルのスダレ」の空間です。天気や時間帯によって見え方が変化しますので、今日の見え方をつい確認してしまいます。
▲4階展示室にあるタイルのスダレ
編集部
階ごとに違った楽しみができるというわけですね。フォトジェニックなスポットを探して写真を撮ったり、モザイクタイルの歴史を真剣に学んだり、ずっといても飽きなそうですね。
ちなみに、今お話しいただいた体験工房ではどのようなことができますか?
村山さん
体験工房では「ワンコイン工作」というタイルで飾るオリジナル小物づくりができます。こちらは特に男女お2人で予約される方が多い印象がありますね。現在は事前予約制で、1日5回ですが毎日開催しています。席が空いていれば当日参加も可能です。
その他にも年間数回、タイルにかかわるイベントを計画しております。詳細は随時当館ホームページで告知しておりますのでご確認ください。
▲体験工房のワンコイン工作。モザイクタイルを使って自分だけのオリジナル小物が作れます。
編集部
オリジナルの小物はミュージアムを訪れた記念にピッタリですね。どんな風に仕上げようか、2人で話し合いながら作るのも楽しそうです。
オリジナルのタイルグッズがたくさん!「ミュージアムショップ」
編集部
ミュージアムショップではどのようなグッズを購入できますか?
村山さん
ショップでは様々なタイルグッズ、タイルを使ったアクセサリーなどを販売しております。500円で紙コップ一杯のタイルが詰め放題のコーナーも人気があります。
また2階の産業振興エリアではDIY用のタイルも購入できますよ。
編集部
どれも可愛らしいグッズで目移りしてしまいます。タイルの詰め放題はこのミュージアムならではで、とても興味をそそられます。自宅で工作に使ったり、そのまま飾っても良さそうですね。
モザイクタイルミュージアムを訪れた人の感想・口コミ
編集部
ご来館の皆さまからよくいただく感想などがあればぜひ教えてください。
村山さん
普段あまり気に留めていなかったタイルの見方が変わった、いろんな使い方があることが分かったなどのお声をいただいています。ちょっとレトロで可愛らしいところが、年配の方には懐かしく、若い方には新鮮に映るようです。ユニークな建物が写真映えするというお声も多く、ショップで売っている商品は手軽で可愛らしいものが多いという声もいただいています。
ネット上では「写真映えするスポットがたくさん!」との声が多数
編集部独自でネット上の口コミについてもリサーチしました。その中からいくつかを要約してご紹介します。
- 建物の外観がメルヘン
- 大人も子供も楽しめる
- 館内はどこもフォトジェニック!
- タイルの歴史が知れてすごく勉強になった
口コミでは様々な年代が楽しめる、ミュージアム全体の雰囲気の良さが好評でした。ミュージアム内は写真が撮れる場所も多いので、多くの方があちこちでスマホやカメラを構えているようです。2人だけのお気に入り撮影スポットを探して記念撮影というのも良さそうですね。
村山さんからカップルの2人へメッセージ
編集部
最後にモザイクタイルミュージアムへデートでの訪問を考えているカップルにメッセージをお願いします。
村山さん
館内には写真スポットが多く、一緒に作品を作るなど、思い出作りができる施設でもあります。過去には館内で結婚式の前撮りを希望された方や、当館でのデートの後にご結婚されたとご連絡をくださった方もおられました。
2階展示室は、新築やリフォームをお考えの方に、実際にタイルを選んでいただけるコーナーです。理想のお部屋を想像しながらご覧いただくことも可能だと思いますので、お気軽にお越しいただきたいと思います。
編集部
村山さん、本日はインタビューへのご協力ありがとうございました。
多治見市モザイクタイルミュージアムの基本情報
住所 | 〒507-0901 岐阜県多治見市笠原町2082-5 |
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アクセス | ■公共交通機関 多治見駅南口を出て、「多治見駅前」2番バスのりばから 東鉄バス笠原線『東草口行き』または『羽根行き』に乗車、 「モザイクタイルミュージアム」下車。(駅からの所要時間:約17分) ■自動車 多治見ICから約25分。 土岐南多治見ICから約15分。 |
開館時間 | 9時~17時 (ご入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/3) |
駐車場 | 公民館、体育館と合同180台 |
入館料 | 個人310円、体験工房は500円 |
平均的な滞在時間 | 1時間から1時間30分 |
比較的混み合わない日 | 平日、土日の午前中 |
公式URL | https://www.mosaictile-museum.jp/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です
モザイクタイルミュージアムと一緒に訪れたいデートスポット
モザイクタイルミュージアムは1時間~1時間半ほどで回れるミュージアムです。多治見市内には他にもデートにピッタリなスポットがたくさんありますので、その中からいくつかをご紹介します。
周辺のおすすめデートスポット
ショッピングからグルメまで、何でも揃う「土岐プレミアムアウトレット」
土岐プレミアムアウトレットは多治見市の隣、土岐市にある商業施設です。異国の街並みを思わせる施設内には沢山のショップが並び、ショッピングはもちろんグルメも楽しめます。モザイクタイルミュージアムとは車で15~20分ほどの距離なので移動しやすく、多治見駅からバスも出ているのでアクセスが良いのもポイントです。
公式URL:https://www.premiumoutlets.co.jp/toki/index.html
タイル張りの空間がお洒落「カフェ ド ソレイユ」
「カフェ ド ソレイユ」はモザイクタイルミュージアムの隣、笠原町中央公民館の1階にあるカフェです。モザイクタイルで彩られたお洒落で可愛らしい店内では、美味しいコーヒーや手作りの焼き菓子が楽しめます。天気のいい日にはテラス席で、ミュージアムを眺めながら一息つくというのもオススメです。
公式Instagram:https://www.instagram.com/cafedesoleil/
古い町並みが素敵な「本町オリベストリート」
多治見市本町にある「本町オリベストリート」は、古い商家や蔵が立ち並ぶ、歴史情緒あふれるエリアです。美濃焼の文化が根付いた多治見市らしく、通りには陶磁器のお店がいくつも軒を連ねています。他にも雑貨やアンティーク、マッサージのお店もあり、色々な過ごし方ができますよ。もちろんグルメも充実して、美味しいうなぎやお蕎麦、郷土料理のお店などがあります。陶磁器のお店でお土産を選び、雰囲気のあるお店で美味しい料理に舌鼓なんていうのも素敵ですよ。
公式URL:https://www.oribe-street.com/
その他のオススメデートスポット
・虎渓山永保寺
・セラミックパークMINO
・多治見市美濃焼ミュージアム
まとめ:多治見市で焼き物の文化を味わうデートを
今回はモザイクタイルミュージアムを中心に、多治見市の焼き物文化を様々な面から味わえるデートプランをご紹介しました。随時行われる企画展に併せて館内の雰囲気も変わるので、何度も足を運びたくなるミュージアムです。
デートの最後に行く本町オリベストリートは、華やかな雰囲気のミュージアムとは変わって、古い落ち着いた町並みが印象的なエリアです。多治見市が培ってきた焼き物文化を違った側面から楽しめます。
今回のご紹介したスポットは、いずれも非常に写真映えしますので、デートを楽しみながら2人の思い出となる1枚を残してみてはいかがでしょう。