
「岩国市ミクロ生物館」で海の生物に出会い景色を堪能するデート|山口県の博物館
今回の記事でご紹介するのは、山口県の「岩国市ミクロ生物館」を中心に過ごすデートプランです。
ミクロ生物館は、ミドリムシやゾウリムシなど原生生物たちの世界を紹介している博物館で、その生態をいつでも顕微鏡で見られるところが大きな魅力です。
施設内にはレストランや販売コーナーがありますし、目の前のビーチや遊歩道ではデートらしい時間を過ごすこともできますよ。
足を延ばせば高台から眺望が広がる観光スポットもありますので、さまざまな景色を楽しみたいカップルに特におすすめのデートコースだと思います。ぜひデートプランの参考にしてみてくださいね。
おすすめカップル:海が好き、ミクロ生物に興味がある、昔の建造物好き
どんなデート?:海の生物を学び海を楽しむデート
概要:ミクロ生物の世界に親しむ博物館デート
今回は「岩国市ミクロ生物館」を中心に過ごすデートプランをご紹介します。
今回のデートのメイン |
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岩国市ミクロ生物館 |
周辺のデートスポット |
・岩国城 ・錦帯橋 |
ランチにおすすめのお店 |
・レストラン潮風(潮風公園交流館内) ・うみの見えるおうちcafe Kurumi |
ミクロ生物館では、海や川の中にいる原生生物の生態に迫ります。顕微鏡を使ったり展示物や映像で学ぶ時間は、子供のころの科学の時間を思い出して懐かしく感じることもあるでしょう。
珍しいミクロの世界が垣間見えて、普段とはちょっと違うデートになると思いますよ。
ミクロの世界をしばし堪能したあとは、目の前の美しいビーチでゆっくりと語り合うのもいいですね。いつまでも見ていたいような青い海が、2人の素敵な思い出を彩ってくれます。
売店で地元のお土産をチェックしたら、隣接するレストランでランチはいかがでしょうか。
少し気分を変えたければ、海沿いを南下していくと見晴らしの良いカフェがあります。また岩国市の観光スポットでもある岩国城や錦帯橋を見学すると、違った雰囲気でデートを締めくくることができますよ。
ここからは、メインとなる「岩国市ミクロ生物館」について詳しくご紹介していきます。
海を遊び・学び・ふれあう「岩国市ミクロ生物館」
「岩国市ミクロ生物館」は、山口県岩国市南部の由宇港海岸につくられた「潮風公園みなとオアシスゆう」の中にある小さな博物館です。
「潮風公園みなとオアシスゆう」は、高潮対策に伴い整備されてきた全長450mの人工ビーチを中心に、複合施設として2005年にオープンしました。
「海をあそぶ、海に学ぶ、海でふれあう」をテーマにした地域交流や憩いの場として、またドライバーの休憩所として多くの方が訪れています。
施設内の交流館にはミクロ生物館、ふれあい交流・体験学習施設のほか、美味しい地元の特産品の販売コーナーやレストランもあり、地域の「YOU・遊・ゾーン」として親しまれています。
なかでも「岩国市ミクロ生物館」は、海に生息する微生物について学べる世界初のミクロ生物専門の科学館です。子供も大人もワクワクできる空間ですよ。
日常なかなか触れることのないミクロの世界を覗いて、生命の力強さや不思議さを体感できる貴重なスポットです。カップルで顕微鏡を覗きながら、懐かしい子供のころの記憶について語りあうと盛り上がると思いますよ。
今回は、そんな「岩国市ミクロ生物館」のスタッフ・佐々木さんに、ミクロ生物館の魅力や見どころについて、お話をおうかがいしました。
ミクロ生物から感じてほしい生命の不思議
編集部
ミクロ生物館では、どのようなものが展示されているのですか?
佐々木さん
ミドリムシやゾウリムシなどの小さな生物について学べる展示物があります。教科書にも登場する生物なので、子どものころ顕微鏡で見たことがある方も多いのではないでしょうか。
その顕微鏡で、微生物の生きているすがたをいつでも観察することができるんですよ。
▲館内で培養している多種多様なミクロ生物や、近くで採集した小さな生物を、顕微鏡で観察できます。
編集部
たしかに、ミドリムシやゾウリムシを顕微鏡で見るという体験は、子供のころの理科の実験で体験していますよね。顕微鏡を通して見る小さな世界には驚きと感動があって、思い出すとあのワクワク感がよみがえってきます。
顕微鏡を覗くというだけで、子供のころを思い出して懐かしいと感じる人も多いでしょうね。
ミクロ生物館を訪れる方に「こんなことを考えながら見てほしい」ということがありましたら、教えていただけますか?
佐々木さん
テーマとしては3つあります。1つめは「ミクロ生物から生命を感じ取ろう!」です。
ミクロ生物のすがた・形はとても個性豊かです。その小さな体の中には、私たちも持っていないような驚くべきしくみがたくさん備わっているんですよ。ミクロ生物は、生命がいかに不思議で尊く、そして奥深い存在であるかを私たちに気付かせてくれます。
2つめは「ミクロ生物から環境問題を考えよう!」です。
ミクロ生物は他の生き物の食糧となったり、汚れた水をきれいにしたりするなど、人間を含む多くの生命を支えています。一方で漁業に問題を引き起こす赤潮などの原因生物にもなり、私たちの暮らしに大きな影響を与える存在でもあるのです。
そして3つめは「ミクロ生物から科学を好きになろう!」です。ミクロ生物を知ることは科学の魅力や奥深さを知ることそのものなんです。
▲ミクロ生物の知られざる生態を映像で楽しく紹介しています。
編集部
顕微鏡などを使わない限り見ることができないミクロの世界には、どこか神秘的なものを感じますよね。
子供のころ、初めてミジンコが動くすがたを見て衝撃を受けたことを思い出しました。命の源が動いているのを見て感動さえ覚えた記憶があります。
肉眼では見られない小さな世界だからこそ、より生命の不思議さを感じるのかもしれませんね。
赤潮の問題は目で見てわかる現象ですが、目に見えない微生物の存在が、私たちの生活に大きく関わっているということを知る良い機会になりそうです。大人の科学実験という感じで親しめそうだと思いました。
企画展で知るミクロ生物の世界!ワークショップも豊富
編集部
これまでミクロ生物館で開催されてきた企画展などがあればご紹介ください。
佐々木さん
「ミクロ生物でつくる小さな小さなバネ」「牛や羊のおなかで活躍するミクロ生物たち」というミニ企画展を行っております。また、不定期に「クリオネ展」などの展示会も行っています。
編集部
興味を惹かれるタイトルですね。企画展はいずれも専門家の監修によるもので、内容の正確さと面白さは折り紙付きだと聞きました。ミニ企画展といっても、かなり内容の濃い情報が得られそうです。
クリオネは水族館で見たことがありますが、触手を動かして優雅に泳ぐようなすがたが印象的でした。妖精のように動くかわいらしいすがたが幻想的で、話題にもなりましたね。
展示物のほかに、ミクロ生物館で体験できることがありましたら、ご紹介いただけますか?
佐々木さん
次のような体験ができます。すべて予約制です。
- 海の生き物採集観察体験
- ミクロ生物模型作り体験
- ネイチャーラボ(実験室利用)
「海の生き物採集観察体験」では、目の前の海から特別なアミを使ってミクロ生物を採集し、顕微鏡で観察します。ミクロ生物の写真撮影をしてデータのお持ち帰りが可能です。参加費は1人150円です。
「ミクロ生物模型作り体験」は、クリオネやヤコウチュウ、ミカヅキモなど、透明粘土を使ってミクロ生物の模型作りが行えます。こちらは1個150円です。
▲ミドリミシ(右下)、ミカヅキモ(右上)、ヤコウチュウ(真中上の丸ピンク)、クリオネ(右サイドのピンク)などの模型が並んでいます。
「ネイチャーラボ」は、実験室を使って自由研究などに活用いただいています。使用料金は1日100円です。
編集部
私の住んでいる地域は川が近いので、川の生物を観察するという場面には馴染みがありますが、海のミクロ生物というとイメージが全く違ってきますね。
目の前の海はきれいだと評判ですから、実際にどのようなミクロ生物が生息しているのか大変興味があります。ミクロ生物館のロケーションだからこそできることですね。ミクロ生物の模型作りも面白そうです。
これらは子どもも楽しめる体験イベントだと思いますが、ほかにもワークショップのようなものは行っていますか?
佐々木さん
年に2回、青少年が科学の面白さや奥深さを体験的に学べる青少年サイエンスセミナーを開催しています。参加者は、大学や企業の研究者が行う講義や科学工作、実験を通して科学の楽しさを学ぶことができます。
またこれまでに、オリジナルキャラクター「みくろん」の光るフィギュア作り、自由研究サポート、プラ板で作ったミクロ生物がコロコロと動き光る万華鏡作り、ゾウリムシの不思議についての科学講座など、さまざまなワークショップも行ってきました。
▲2018年度開催の「暗やみで光るスーパーボール!?ヤコウチュウ模型を作ろう」のお知らせ画像。
さらには「宮島水族館」の協力による海の生き物ふれあい講座、ペンギンなでなで講座、「なぎさ水族館」協力によるクラゲ講座なども行い、好評でしたよ。
>>宮島水族館について(公式サイト)
>>なぎさ水族館について(公式サイト)
編集部
いろいろ充実した内容ですね。個人的には、万華鏡作りにチャレンジしてみたいです。
海沿いのルートを辿っていくと、協力を仰げる素敵な水族館があることもわかりました。さすが海に面したロケーションですね。
「海に学ぶ、ふれあう」というテーマを存分に楽しめそうです。素敵な海でのデートシーンも浮かんできました。
ミクロ生物との出会いが楽しい!数百種類もの顔ぶれ
編集部
佐々木さんがお考えになるミクロ生物館の見どころとは、どういうところにありますか?
佐々木さん
ミクロ生物館は、ミクロ生物の知られざる生態と役割について楽しく学べる、世界でもめずらしい科学館です。さまざまなミクロ生物が動いているすがたを顕微鏡で間近に見られるというのが、まさに見どころではないでしょうか。
ミクロ生物は、食物連鎖の底辺として私たちを含む多くの生命を支えていること、そして彼らがいなければ豊かな自然環境が成り立たないことなどを、面白く学んでいただけたらと思います。
編集部
顕微鏡を覗きこんで、ふいに未知の物体が視界に飛び込んできて驚いたという、そんな経験をした方もいると思います。顕微鏡の世界とは、そんなドキドキや高揚感が得られる不思議なアイテムですよね。
そんな驚きと感動をカップルで共有できたら、記憶に残るデートになると思います。
佐々木さんが特に気に入っている展示はありますか?
佐々木さん
毎日採水する海のミクロ生物の展示ですね。夏場は動物性のミクロ生物が多く、冬場は植物性のミクロ生物が多いんです。
季節やその日の天気によって見つかるミクロ生物が異なるところが、非常に面白いと感じています。年間を通じて採取するミクロ生物は、数百種類にのぼることもあるんですよ。
編集部
そんなに何種類ものミクロ生物が見られると、飽きることがないでしょうね。それだけ、自然豊かな環境だということになるのでしょうか。
お話を聞いていて、久しぶりに顕微鏡を覗いてみたくなってきました。
ミクロ生物館だからこそという、何か自慢できることはありますか?
佐々木さん
肉眼ではよくわからないミクロの世界を観察するなかで、運がいいと、微生物が分裂して仲間を増やす瞬間に遭遇できるかもしれません。そういった驚きに出会えるというのが自慢ですね。
編集部
映像などでは見る機会もある細胞分裂ですね。学校で習ったことが浮かんできました。いろいろな面白さが体験できるミクロ生物館は、デートをするカップルにも刺激を与えてくれそうですね。
カップルは仲良くモニター鑑賞&オリジナルグッズは売店で
編集部
ミクロ生物館内でカップルがゆっくりできる場所はありますか?
佐々木さん
中にはイスがあるので、カップルで座ってじっくりモニター鑑賞をされてください。顕微鏡を仲良く交互に覗きながら、教科書での学びだけでは得られない発見を共有できるかもしれませんよ。
編集部
理科の実験室で見た教材の映像が思い出されますね。カップルで一緒に見ることでそれぞれの学校の思い出などを語るきっかけとなり、お互いの違う一面が見られそうです。
ミクロ生物館では、お土産を買えるようなコーナーはありますか?
佐々木さん
ミクロ生物を採集できるプランクトン濃縮セットや、ミクロ生物の模型作りキットを販売しております。
▲オリジナルグッズコーナーではストラップのサンプルが並んでいます。
また潮風公園の売店では、原生生物カードゲーム「マイクロ王」や原生生物のストラップ、トランプ、岩国市ミクロ生物館監修の「日本の海産プランクトン図鑑」なども用意していますよ。
編集部
公式サイトで拝見すると、原生生物のストラップは5種類あるようですね。ミクロ生物のすがたを忠実に再現しているようで、手に取ってみてみたいです。
また、「プロチストランプ」という商品は興味深いですね。トランプをしながらミクロ生物たちの多様な魅力を学べるとか。丸型のデザインも素敵でお土産に良さそうです。
顕微鏡で観察したミクロ生物については、何か思い出に残る品が欲しくなりますね。お話を聞いて、ミクロ生物にすっかり親しみを感じてしまいました。
美しいビーチと海沿いの遊歩道でロマンティック気分に
編集部
ここからは、ミクロ生物館が入る「潮風公園みなとオアシスゆう」の施設全体についてお聞きしていていきたいと思います。
まずは、先程からもお話が出ていた潮風公園の海のエリアについて、どのような特徴があるのか教えてください。
佐々木さん
海を目の前に広がる全長450mの潮風ビーチは、上空から見ると「C」の形をしているため「カープビーチ」の名称で親しまれています。
▲カーブがきれいな潮風ビーチは美しい光景が広がっています。
瀬戸内海の穏やかで透明度も高いブルーの海と、砂浜の形がきれいなビーチを眺めてのんびりするだけでも癒やされますよ。
「さざなみフィッシングワーフ」から約1,200mの遊歩道が続き、美しい海と山に囲まれたこの一帯は、カップルのデートにぴったりの場所だと思います。
編集部
「カープビーチ」というのはプロ野球のチーム、広島東洋カープの「C」になぞらえているわけですね。写真で拝見すると白い砂浜が本当に美しいビーチで、青い海とのコントラストが眩しいです。
さざなみフィッシングワーフというのは、潮風公園からもっと北にある護岸整備された海釣りポイントですね。海沿いの遊歩道は、カップルが手をつないで歩ける絶好のルートではないでしょうか。
潮風ビーチや散策道では、みなさんどのように過ごされているのでしょうか?
佐々木さん
海ではスタンドアップパドルボートをされている方が多い印象ですね。7月中旬~8月中旬の夏の時期は、サメよけネットを設置しスタッフも常駐していますので、安心して海水浴も楽しめます。夏が一番おすすめの時期ですね。
遊歩道ではウォーキングを楽しんでいる方の姿も見られます。また、お弁当を持参して海ピクニックでくつろいでいるカップルやファミリーもいらっしゃいますね。
編集部
海は遠浅で足元に魚が泳いでいるといったクチコミもありました。きれいな海に実際に触れたり景色を眺めたりしながら、カップルで存分に満喫できそうですね。
海を見ながらお弁当をひろげてのんびりするのもいいなと思いました。
潮風ビーチに設置されている施設には、どのようなものが備わっていますか?
佐々木さん
海浜棟には男女別のコイン式温水シャワーやトイレ、更衣室をはじめ、管理室や救護室も完備されています。フロアー式の多目的スペースもありますよ。
編集部
シャワーや更衣室も完備されていたら、安心して海遊びができますね。管理室や救護室があるのも心強いです。ミクロの生物を学んだあと、あらためて海を身近に感じるのもいいですね。
互いに向き合うスワンボートはSNS映えスポット
編集部
海でSNS映えしそうな撮影スポットがあれば教えてください。
佐々木さん
どこで撮影されても良い写真が撮れると思いますが、突堤や芝生の広場、砂浜などが人気の撮影場所ですね。
特にカップルは、砂浜にある赤と白のスワンボートが向き合ってハートを作っている場所で撮影される方が多い印象です。おすすめの撮影スポットですよ。
▲SNS映えするスポット。海をバックに向き合うスワンボート。
編集部
なるほど、いい場所ですね。ビーチデートは夏がぴったりだと思いますが、少し季節をずらして静かなビーチを2人で独占するのもいいなと思いました。
新鮮な魚介類と由宇町特産品をチェック
編集部
潮風公園みなとオアシスゆうには、海浜棟のほかに、売店やレストランの入った建物もあるようですね。ご紹介いただけますか?
佐々木さん
ミクロ生物館も入っている交流館では、物産販売コーナーとレストランがあります。
販売コーナーでは地元の特産品、各種海産物、野菜などが並んでいます。由宇町特産品には、由宇みそ、ぜにつぼ漬け、トマトジュース、苺ジェラートなどがあります。
また新鮮な魚介類やお刺身、巻き寿司、にぎり寿司なども買うことができますよ。
▲物産販売コーナーでは、海産物をはじめ地元の直売品などが並んでいます。
地元である由宇町(ゆうちょう)には広島東洋カープ由宇練習場があり、カープオリジナルグッズも販売しています。
▲カープオリジナルグッズが並ぶコーナー。
編集部
海沿いのエリアらしい特産品が並んでいますね。カープグッズがあるというのもひとつの特徴ですね。
販売コーナーでは、どのような品がよく売れますか?
佐々木さん
春から夏にかけては、由宇町特産の由宇とまとや、TARO苺ジェラート、大栗饅頭、山口大島みかん缶詰、切り花などが人気です。
秋から冬になると、さつま芋、フルティカ、寒ひじき、切り花などが売れますね。
編集部
この一帯は温暖な気候だということですから、特産品からは地域色が感じられますね。TARO苺は由宇町の農家さんがつくる品種だとわかりました。ジェラートはぜひ賞味したいです。
地元産のものが手に入る販売コーナーがあると、ゆっくりと見てまわりたくなりますね。道の駅のような感覚も味わえていいなと思いました。
おすすめは「冷やし担々麺」&「由宇トマトのソフトクリーム」
編集部
一方、レストランではどのようなメニューが楽しめるのでしょうか?
佐々木さん
交流館にある「レストラン潮風」では、人気のスープカレーや夏季限定の冷やし坦々麺などが美味しいと評判です。
和定食、洋食、丼もの、麺類、デザートなど、さまざまなメニューがありますよ。
▲交流館では、販売コーナーに隣接してレストランがあります
編集部
冷やし担々麺は、夏場に食欲をそそられるメニューでいいですね。一方、定食セットには小鉢や漬物、味噌汁やフルーツまで付いていて、カップルともに満足できそうです。大きい海老フライセットも気になりました。
デート中のランチとして食べるなら、佐々木さんのおすすめは何でしょうか?
佐々木さん
夏ならば、レストランの夏季限定「冷やし坦々麺」がおすすめですね。
▲おすすめの夏季限定「冷やし担々麺」900円。さっぱりして美味しそうです
編集部
冷やし坦々麺を食べると、さっぱりしそうですね。レストランでゆっくり食べるのもいいですし、販売コーナーで好きなものを買って外で食べるのも気持ちいいと思います。
「これだけは絶対に食べておきたい」という食べ物や飲み物があれば教えてください。
佐々木さん
物品販売コーナーの「由宇トマトのソフトクリーム」はここでしか食べられません。トマトの酸味とアイスの甘さのバランスが丁度良いです。「由宇トマトのスムージー」もおすすめですよ。
編集部
由宇町のご当地ソフトとスムージーですね。トマトのソフトクリームはこれまで見たことがありませんでした。トマトカラーで元気がもらえそうです。
ご当地ソフトはデートの定番アイテムと言えますから、カップルでぜひ賞味して話題にしてほしいなと思いました。
「岩国市ミクロ生物館」を訪れた方の感想と口コミ
編集部
「岩国市ミクロ生物館」を訪れた方からは、どのような感想が寄せられますか?
佐々木さん
いろいろな感想が寄せられますが、喜びのお声をいただくことが多いです。
- いつも泳いでいる海や川の中にこんな生物がいるのかと驚いた
- 久しぶりに顕微鏡をのぞき懐かしく楽しかった
小さなお子さんがお父さん、お母さんに抱っこされて顕微鏡を必死でのぞく姿を見ると、嬉しくなりますね。ミドリムシがウヨウヨ動く様子に「たくさんいる―!見てー!」と驚いている声がよく聞こえてきます。
多くは小中学生を連れたご家族ですが、カップルの方も2割ほどいらっしゃって、大人から子供まで楽しく過ごしていただけているようです。
編集部
顕微鏡は子供にとっては好奇心をかき立てるものであり、大人にとっても学校時代を思い出す懐かしいアイテムですよね。久しぶりにミクロの世界を覗いて楽しい時間を過ごす人たちの様子が伝わってきました。
予想以上に楽しい!童心に帰る時間
編集部でも、岩国市ミクロ生物館の口コミを見てみましたが、楽しまれている方が多い印象でした。その中でも参考になりそうなものを、要約してご紹介します。
- 小さな世界を覗けて予想以上に楽しかった
- ミクロの生物にテンションが上がる驚異的な場所
- 童心に帰ってワクワクできた、なかなか他にない施設
- 海を見ながら休める、こじんまりした感じがまたいい
クチコミからも、顕微鏡人気が高い様子がわかりますね。小さな世界にドキドキワクワクする時間は、カップル同士、豊かな表情を見るチャンスでもあります。普段とは違うパートナーの一面を知ることができるかもしれませんよ。
「岩国市ミクロ生物館」からカップルへのメッセージ
編集部
これから「岩国市ミクロ生物館」を訪れるカップルへメッセージをお願いします。
佐々木さん
美しい海や山、ミクロ生物たちに癒やされに来てください。ご来館をお待ちしています。
編集部
貴重なお話をうかがって、ミクロの世界のロマンと周りの素晴らしい環境にすっかり魅了されたカップルもいることでしょう。
今回は、興味深いお話を聞かせていただきましてありがとうございました。
「岩国市ミクロ生物館」の基本情報
住所 | 〒740-1488 山口県岩国市由宇町8500-6 潮風公園みなとオアシスゆう交流館内 |
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アクセス | ■車 山陽自動車道「玖珂I.C」より約40分 ■町営バス JR由宇駅より「相地行き」にて「有家」下車 ■市営バス JR神代駅より「笠塚カープ練習場前行き」にて「有家」下車 JR由宇駅より「潮風公園行き」にて「潮風公園」下車 ■いわくにバス JR岩国駅より「潮風公園行き」→「岩国医療センター」→「潮風公園」下車 |
駐車場 | あり |
営業時間 | ■岩国市ミクロ生物館:9:30~16:30 ■潮風公園:6:00~22:00 |
休館日 | ■岩国市ミクロ生物館 毎週火曜日(火曜日が祝日の場合はその翌日) 12/29~1/3 ■潮風公園 毎週火曜日(火曜日が祝日の場合はその翌日) |
利用料金 | ■岩国市ミクロ生物館 入場無料(各種イベントは100円~500円程度) ■海浜棟 温水シャワー・コインロッカーは有料(海水浴期間中9:00~18:00) |
飲食施設 | あり(潮風公園みなとオアシスゆう内) |
空いている日 | 平日の終日 |
滞在時間 | 平均1時間~2時間程度 |
公式サイト | https://micro.shiokaze-kouen.net/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
「岩国市ミクロ生物館」周辺のデートスポット
岩国市ミクロ生物館を見学したあとは、目の前のビーチでゆったりと2人の時間を過ごすのがおすすめです。美しい青い海は、見ているだけでもロマンティックな気分にさせてくれることでしょう。
少し気分を変えたくなったら、海沿いにあるカフェに移動するのもいいですね。また少し足を延ばすと趣の違った観光スポットがありますので、あわせてご紹介しておきます。
周辺のおすすめデートスポット
おうち感覚でくつろげる「うみの見えるおうちcafe Kurumi」
「うみの見えるおうちcafe Kurumi」は、海が見える高台にあるカフェです。おしゃれな一軒家の2階に上がると、大きな窓から海の景色が広がる明るい空間が迎えてくれます。
おうち感覚でくつろげるカフェで、隠れ家的な雰囲気がデートにぴったりです。緑が美しいガーデンやテラスもあり、2人のデート気分も高まりそうですよ。営業は平日のみで事前予約が必要です。
公式SNS:うみの見えるおうちcafe Kurumi
5連のアーチと組子の技術に圧倒される「錦帯橋」
錦帯橋(きんたいきょう)は、川幅200mの錦川に架かる日本を代表する木造橋です。1673年(延宝元年)に岩国藩主によって建造されました。
その特徴的な5連のアーチ橋は日本三大奇橋にも数えられ、1922年(大正11年)には国の名勝に指定されています。
頑丈な組木の技法によって強度を持たせた反り橋の構造は、下から見上げると迫力があります。技術的にも大変驚かされる建造物で、撮影スポットとしてもおすすめですよ。
セット券(※錦帯橋入橋券、ロープウェー(往復)、岩国城):970円
参考URL:岩国市公式サイト(錦帯橋)
展望台からの見晴らしがいい「岩国城」
岩国城は1608年(慶長13年)、初代岩国領主・吉川広家(きっかわひろいえ)によって築城された大きな山城です。標高200mの眼下には大きな外堀となる錦川が流れるのが見えます。
1962年(昭和37年)に再建された天守閣の展望台からは見晴らしがよく、岩国市街と海まで見渡せますよ。錦帯橋の全景を上から確認することもできます。
また天守閣の博物館では、錦帯橋の精密模型や写真、甲冑などの興味深い展示物が並んでいます。
岩国城へは錦帯橋を渡ってロープウェイに乗っていくのがおすすめですが、登山道で山頂まで上るコースもなかなかワイルドな気分が味わえますよ。
ロープウェイを利用するなら、錦帯橋、ロープウェイ、岩国城の見学が含まれるセット券がお得です。セット券は大人970円。セット券はロープウェイ乗り場、錦帯橋料金所などで販売しています。
全体で見学時間は1時間半~2時間くらいみておくと良いでしょう。
*整備点検などで運休・休館の場合もあるため、事前に要確認。
参考URL:岩国市公式観光サイト(岩国城)
まとめ:ミクロの世界と美しい海に魅了されるデート
今回ご紹介した「岩国市ミクロ生物館」では、ミクロ生物の不思議な世界に出会えることがわかりました。顕微鏡を覗くワクワク感をカップルで共有することで、相手の違う一面も発見できることでしょう。
目の前にはきれいなビーチや遊歩道が完備されていて、デートには申し分ないロケーションです。少し足を延ばして錦帯橋や岩国城を見学するコースもおすすめですよ。
岩国市の海沿いのエリアをめぐるデートをお考えの方は、ぜひ「岩国市ミクロ生物館」を訪れて、生命の不思議に触れてみてくださいね。