豊岡市出石町で城下町の情緒ある映えデートスポット巡り|兵庫県

今回ご紹介するデートプランは、但馬國(たじまのくに)出石(いずし)観光協会の中原さんにお尋ねした情報を元に作成した、出石町の撮影スポットをめぐる、“映え”デートプランです。

かつて城下町として栄えた豊岡市出石町は、古い町並みが現存する「但馬の小京都」とも呼ばれる美しい町です。

時計台の「辰鼓楼(しんころう)」や近畿最古の芝居小屋「出石永楽館」をはじめとした伝統的な建造物に加えて、風情ある町家が立ち並んでいます。

出石町は関西屈指のそば処としても知られており、名物の「出石皿そば」のお店は約40軒あり、味比べやお気に入りの店を見つける楽しみ方もおすすめです。

地酒や地ビール、伝統工芸品など、たくさんの魅力が凝縮された出石の「旬」を味わうことができますよ。

豊岡市出石町の映えスポット巡りおすすめルート

今回紹介するデートプランは、徒歩で散策できる歴史と情緒を堪能する映えスポット巡りです。

まずは「出石城跡」へ行き、出石町の城下町を一望していただくのがおすすめです。

その後は明治から時を知らせている時計台「辰鼓楼」を通って、元出石郡役所の「出石明治館」へ向かいます。出石に唯一残っている明治時代の洋館で、当時の雰囲気を味わってみてください。

次に行く「出石酒造酒蔵」は1708年創業の老舗の蔵元で、店内では日本酒の試飲も行っています。

最後に「出石永楽館」へ向かいます。「出石永楽館」は近畿最古の芝居小屋で、舞台裏を見学したり、花道や舞台に上がって、役者の気分を体験することができます。

他ではなかなか味わえない貴重な体験を、伝統ある「出石永楽館」で体験してみてください。

散策の途中でお腹が減ったら、出石町名物の「出石皿そば」がおすすめです。

また、出石町では「EVカーレンタル」のサービスが行われており、2〜4人乗りの小型電気自動車で、町内をアトラクション気分で散策できます。徒歩だと少し億劫になりそうな場所も快適に周遊できますよ。

EVカーの詳細や予約は下記のホームページをご覧ください。

参考:出石観光案内(EVカーレンタル)

おすすめ“映え”スポット1「出石城跡」

出石町の「出石城跡」

城下町として栄えた出石町は、1604年に築城された出石城とともに整備されました。「出石城跡」では当時から残っている野積みの石垣や、復元された登城門や登城橋など、出石町の歴史を感じることができます。

城郭の最上段に登って、出石町の城下町を一望してみてくださいね。

男性スタッフのアイコン
中原さん

出石城跡にはたくさんのソメイヨシノが植わっており、春には満開の桜をお楽しみいただけます。秋には紅に色づいた木々がより一層空間を彩ってくれますよ。

鳥居を見つめる魅力的な1枚を撮ろう!

インスタグラムに投稿された出石城跡の写真
▲出石城跡の鳥居や隅櫓(すみやぐら)の趣ある写真が多数掲載されています。(引用:インスタグラム

出石城跡では、石段に立ち並ぶ朱色の鳥居がおすすめの撮影スポットです。

出石城跡の立ち並ぶ鳥居
▲鳥居を眺めている様子などは魅力的な一枚となりますよ。

出石城跡周辺の観光スポット

出石城跡の周辺には以下のようなデートスポットがあります。

神秘的な雰囲気が漂う「諸杉神社」

出石城跡から徒歩3分ほどのところに「諸杉(もろすぎ)神社」があります。御神木の木陰につつまれ、民家から隔離された神聖な雰囲気の神社です。

秋にはイチョウの葉が地面いっぱいに広がり、その様子を撮影しに多くの人が訪れます。

参考サイト:諸杉神社

出石城跡で歩き疲れたら「いずし観光センター」のカフェで小休憩

出石城跡から徒歩3分ほどのところにある「いずし観光センター」にはカフェが併設されており、小休憩を取ることができます。

アイスクリームやパフェがテイクアウトでき、食べ歩きもできるので、より楽しく散策できますよ。

参考サイト:いずし観光センター

出石城跡の基本情報(アクセス)

住所 〒668-0214
兵庫県豊岡市出石町内町
電話番号 0796-52-4806
営業時間 年中無休
散策自由
アクセス 全但バス「出石」停留所より徒歩5分
北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山」ICから約30分
公式サイト https://daytrip-izushi.jp/about/izushijyo/

おすすめ“映え”スポット2「辰鼓楼」

出石町の辰鼓楼

辰鼓楼は札幌市時計台に次いで古い時計台とされており、明治4年から住民に時を知らせています。

男性スタッフのアイコン
中原さん

辰鼓楼の背後にそびえる有子山(ありこやま)が、燃えるように紅く染まる秋の紅葉シーズンがおすすめです。

気候も過ごしやすく、タイミングが合えばさまざまな祭りに参加できるかもしれませんよ。

少し引いたアングルから町並みと一緒に撮影しよう!

インスタグラムに投稿された辰鼓楼の写真
▲下から見上げる「辰鼓楼」の象徴性が伝わってくる写真がたくさん上がっています。(引用:インスタグラム

文字盤の前で記念撮影や、少し引いたアングルで時計台と町並み、出石城跡を一緒に撮影するのもおすすめです。

辰鼓楼と町並み
▲現代では見られない趣のある写真が撮れますよ。

辰鼓楼の基本情報(アクセス)

住所 〒668-0214
兵庫県豊岡市出石町内町1
電話番号 0796-52-4806
営業時間 年中無休
※外観のみ観覧自由
アクセス 全但バス「出石」停留所より徒歩5分
北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山」ICから約30分
公式サイト https://daytrip-izushi.jp/about/shinkoro/

おすすめ“映え”スポット3「出石明治館」

出石明治館は旧出石郡役場として明治20年に建てられた、木造の擬洋風建築の貴重な建物です。出石に残る唯一の明治期の洋館で、町の文化財に指定されています。

出石明治館には貴重な明治の資料や、当時の洋風建築の雰囲気を味わうことができます。

出石明治館の近くにある魚屋通りには、ワイン専門店があり、古民家を改装したカフェでくつろいだり、ワインの試飲をすることができますよ。

明治時代の洋館でレトロな写真を撮ろう!

インスタグラムに投稿された出石明治館の写真
▲綺麗な水色で洋風の建物の外観が映えます。(引用:インスタグラム

館内には蓄音機などのレトロな品が展示されており、それらと一緒に写真を撮影するのがおすすめです。

出石明治館の館内
▲まるで朝ドラのワンシーンのような雰囲気で、レトロな味のある写真を撮ってくださいね。

出石明治館の基本情報(アクセス)

住所 〒668-0215
兵庫県豊岡市出石町魚屋50
電話番号 0796-52-2353
定休日 毎週月曜日
12月28日~1月4日
アクセス 全但バス「出石」停留所より徒歩10分
北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山」ICから約30分
公式サイト https://www.city.toyooka.lg.jp/1019810/1019834/1019849/1002151.html

おすすめ“映え”スポット4「出石酒造酒蔵」

出石酒造酒蔵の土壁は約270年前に作られたとされており、歴史を感じさせる佇まいは圧巻です。酒蔵も140年の歴史があります。

出石酒造酒蔵の内部と製造しているお酒
▲趣のある蔵の中で地酒の試飲も楽しめます。

甘酒を使ったスイーツなども販売されており、お酒が飲めない方でも楽しめますよ。

男性スタッフのアイコン
中原さん

夏の暑い時期には「甘酒のソーダ割り」がおすすめです。爽やかで、疲れた体を癒してくれますよ。

歴史ある酒蔵で味のある写真を撮ろう!

インスタグラムに投稿された出石酒造酒蔵の写真
▲情緒ある土壁や酒蔵での写真が人気です。(引用:インスタグラム

歴史を感じる酒蔵の中の写真もおすすめです。

出石酒造酒蔵の外観
▲酒蔵を背景にした撮影や、店舗入り口の趣あるたたずまいも写真映えしますよ。

出石酒造酒蔵の基本情報(アクセス)

住所 〒668-0215
兵庫県豊岡市出石町魚屋114-1
電話番号 0796-52-2222
定休日 不定休
アクセス 全但バス「出石」停留所より徒歩10分
北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山」ICから約30分
公式サイト https://daytrip-izushi.jp/about/izushisyuzousakagura/

おすすめ“映え”スポット5「出石永楽館」

出石町の出石永楽館

出石城跡や辰鼓楼の近くにある「出石永楽館」は、兵庫県の有形指定文化財に指定されている、関西圏最古の芝居小屋です。

興行(※)を行っていない日は、自由に館内を見学することが可能で、舞台に上がったり、舞台裏を見学することができます。
(※)舞台や演劇などの催し

出石永楽館の奈落
▲奈落(舞台下)を見学することもできますよ。

現役の芝居小屋としても活用されているので、落語や歌舞伎、現代劇、音楽イベントなど開催しているときもありますよ。

出石永楽館だから撮影できる!花道や舞台裏で写真を撮ろう

インスタグラムに投稿された出石永楽館の写真
▲木造の歴史情緒あふれる写真が撮れますよ。(引用:インスタグラム

他の芝居小屋では体験できない、花道や舞台上での写真撮影がおすすめです。

出石永楽館の舞台からの写真
▲落語家や歌舞伎役者になりきって写真を撮るのも楽しいですよ。

出石永楽館の基本情報(アクセス)

住所 〒668-0234
兵庫県豊岡市出石町柳17-2
電話番号 0796-52-5300
休館日 毎週木曜休館
アクセス 全但バス「出石」停留所より徒歩5分
北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山」ICから約30分
公式サイト http://eirakukan.com/

食べる“映え”グルメ「出石皿そば」

出石町の名物「出石皿そば」

出石町の名物「出石皿そば」は、小皿に盛られた皿そばがテーブルの上に所狭しと並ぶ様子が特徴的で、わんこそばの様に自分が食べられる量をおかわりして食べていきます。

出石町の城下町には、たくさんの出石皿そば店が軒を連ねています。ガラス越しにそば職人が技術を披露しているお店や、店内から辰鼓楼を眺めながら出石皿そばを食べられるお店もあります。

そばと共に数種類の薬味(ネギ・わさび・生卵等)が用意されているので、お気に入りの組合せをパートナーとシェアしながら食べるのも楽しみの一つです。

何皿食べられるかを競い合い、積み重ねられた小皿と一緒に写真を撮影してみてください。色とりどりの薬味も刺し色として映えますよ。

「出石皿そば巡り」は食べ比べに便利!

「出石皿そば巡り」の永楽通宝と巾着

出石町では、色々なお店で出石皿そばの食べ比べがしやすいように、「出石皿そば巡り」というプランが用意されています。

「出石皿そば巡り」は町内にある36店の出石皿そばを提供しているお店で利用できる回数券のようなもので、チケットの代わりに永楽通宝(※)のレプリカを3枚1組で購入できます。
(※)室町時代から江戸時代初期まで流通していた一般硬貨

永楽通宝1枚で、出石皿そば1人前(3皿)の食事ができるので、1セットで3軒のお店の出石皿そばを食べ比べることができます。

関西屈指のそば処・出石町で、「出石皿そば巡り」を活用して食べ比べをして、お気に入りのお店を探すのも楽しいですよ。

また、永楽通宝と一緒に購入できる巾着は、出石の特産品『出石ちりめん』が使用されており、絹のなめらかな風合いが特徴です。出石皿そば巡りの後には、オシャレな小物入れとしても利用できますよ。

さらに「出石皿そば巡り」を利用すると、出石町のいくつかの施設の入館料が割引になり、お得に城下町の散策ができます。詳しくは下記のホームページをご覧ください。

公式:但馬國出石観光協会(出石皿そば巡り)

「出石皿そば巡り」は「出石まちづくり公社(いずし観光センター)」で購入可能です。

出石皿そばの基本情報(アクセス)

住所 兵庫県豊岡市出石町内
アクセス 全但バス「出石」停留所より徒歩5~30分
北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山」ICから約30分
営業時間 下記サイトをご確認ください。
公式サイト https://www.izushi.co.jp/sobamap/

食べる“映え”スポット1「但馬の郷」

「但馬の郷」はハムやウインナー、燻製、コロッケなどを取り扱う食肉加工のお店で、工場と店舗が併設されています。テイクアウトしてその場で食べられるフードから、お土産やギフトまで購入することができますよ。

但馬牛を使った贅沢なメンチカツがおすすめ!

「但馬の郷」のテイクアウトでは、地元産但馬牛を使用したコロッケやメンチカツがおすすめです。

注文が入ってから店内で揚げているので、但馬牛の旨みがたっぷりの出来立てを味わうことができますよ。

但馬の郷の基本情報(アクセス)

住所 〒668-0223
兵庫県豊岡市出石町鉄砲19-1
電話番号 0796-52-2111
定休日 毎週木曜日
アクセス 全但バス「出石」停留所より徒歩15分
北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山」ICから約30分
公式サイト https://www.tajimanosato.co.jp/

食べる“映え”スポット2「狩野牧場 内堀店」

狩野牧場は自家製ミルクを使用した、風味たっぷりのソフトクリームやジェラートが人気のお店です。

定番のソフトクリームとジェラートを組み合わせて注文することができるので、カップルで違うジェラートを注文して、味を比べてみるのもおすすめです。

また、色彩豊かなジェラートは非常に写真映えします。店頭ある可愛らしい牛のオブジェと一緒に写真を撮ってみてくださいね。

「狩野牧場 内堀店」の基本情報(アクセス)

住所 〒668-0214
兵庫県豊岡市出石町内町104
電話番号 0796-52-6603
定休日 不定休
アクセス 全但バス「出石」停留所より徒歩5分
北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山」ICから約30分
公式サイト

http://kano-boku.com/
※本店は閉店していますが、「内堀店」は営業しています。

取材協力:但馬國出石観光協会(https://www.izushi.co.jp/