因島で“映え”スポット巡り!瀬戸内海×季節の花々の絶景に触れるデート|広島県

この記事では、因島(いんのしま)観光協会の主任・小林さんにお聞きした情報をもとに作成した、因島の“映え”スポットを巡るデートプランをご紹介します。

因島は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ海の道「しまなみ海道」の中に位置する島です。温暖な気候や美しい自然環境を背景に、2016年4月に日本遺産となった「村上海賊」をはじめとする伝統文化が深く根付いています。

春にはかつて蚊取り線香などの殺虫剤の原料として栽培されていた「除虫菊」が花を咲かせ、夏には村上海賊を彷彿とさせる「因島水軍まつり」で盛り上がり、秋には紅葉、冬には柑橘を楽しめるなど、四季折々の異なる魅力がありますよ。グルメとしては、はっさく発祥の地であることからはっさくを使ったスイーツが人気です。

今回はそのような魅力あふれる因島において、人気の“映え”スポットを巡るデートコースを考えました。ぜひ次回のデートの参考にしてみてくださいね。

因島の“映え”スポットを巡るおすすめルート

「食と伝統・文化を楽しむコース」です。エリア内にはバスも運行していますが、便数が少ないため車での移動をおすすめします。

まずは、お城型の資料館である「因島水軍城」からスタートです。村上海賊に関する貴重な資料が数多く展示されており、村上海賊の功績を垣間見ることができます。

その後は「お好み焼きT&K」を訪れて、因島村上海賊焼きを味わってはいかがでしょうか。具材にうどんとタコを含む海鮮素材を用いて作られる因島の新たなグルメで、村上海賊の幟をイメージした赤い旗が立てられた“映え”メニューです。

ランチの後は、発酵について詳しく学べるテーマパーク「HAKKOパーク」へ。万田発酵株式会社による植物発酵食品「万田酵素」の製造過程を見学できるほか、自然あふれる広場や足湯などでゆったりとした時間を過ごせます。

そして、最後は瀬戸内の景色を大パノラマで一望できる「白滝山(しらたきやま)」を訪れて、のんびりとハイキングをしながら絶景の写真撮影を楽しめます。

ここからは、各スポットにおける特徴や映え写真の取り方について詳しく解説していきます!

おすすめ“映え”スポット1「因島水軍城」

因島水軍城の外観

因島水軍城は、南北朝から室町戦国時代にかけて活躍した因島村上氏にまつわる資料を展示している資料館です。甲冑・刀剣などの武具や戦術を記した巻古文書などの歴史資料が公開されており、展示品を通じて村上水軍の功績をじっくりとたどれます。

女性スタッフのアイコン
小林さん

特におすすめのシーズンは「春」です。ソメイヨシノや寒緋桜、枝垂れ桜などの桜をはじめ、菜の花がお城型の建物に華を添えます。城門近くには皐月も咲き誇り、彩り豊かな光景を堪能できますよ。

因島水軍城と桜の風景
▲桜越しの水軍城は情緒たっぷり!

因島水軍城と皐月の風景
▲ビビッドなピンク色の皐月が緑に良く映え、お城の白さを引き立たせています

青空×建物のコントラストが映える!

インスタグラムに投稿されている因島水軍城の写真
▲春なら桜×建物の風情あふれる写真を撮影できます!(引用:インスタグラム

インスタグラムで「因島水軍城」と検索してみると、下方からお城型の建物を見上げるアングルで撮影した写真がたくさん掲載されていました。お天気が良ければ、青空の青と建物の白とのコントラストによってより一層美しい写真を撮影できますよ

春の時期に訪れて、桜や皐月(さつき)とともに建物を撮影するのもおすすめです。

因島水軍城の基本情報(アクセス)

住所 〒722-2211
広島県尾道市因島中庄町3228-2
電話番号 0845-24-0936
アクセス (本州方面)
・しまなみ海道「因島北IC」から車で約5分
(四国方面)
・しまなみ海道「因島南IC」から車で約10分
営業時間 9:30~17:00
※入城は16:30まで(1月2日・3日は10:00~15:00)
定休日 木曜日、12月29日~翌年1月1日まで
公式サイト https://kanko-innoshima.jp/sightseeing_leisure/suigunjo(因島観光協会)

食べる“映え”スポット2「お好み焼きT&K」

お好み焼きT&Kの外観

お好み焼きT&Kは、因島名物の因島村上海賊焼きを食べられるお店のひとつです。因島でソウルフードとして愛される「いんおこ」とタコをメインとした瀬戸内の「海産物」を組み合わせたグルメで、「日本遺産に認定された村上海賊の魅力を、食を通じてたくさんの人に知ってもらいたい」といった想いから誕生しました。

女性スタッフのアイコン
小林さん

麺はうどん、トッピングはタコを含めた海鮮が2種類以上で、仕上げに村上海賊の「上」のマークが描かれた旗を立てたお好み焼きです。瀬戸内の海鮮の旨みを存分に味わえるおすすめメニューですよ。

因島村上海賊焼きをアップでパチリ!

因島村上海賊焼きの写真

お好み焼きT&Kでは、ぜひ因島村上海賊焼きを注文して撮影を楽しみましょう。村上海賊の幟をイメージした赤い旗が、因島を訪れた記念にぴったりです

お好み焼きT&Kの基本情報(アクセス)

住所 〒722-2211
広島県尾道市因島中庄町2509-7
電話番号 0845-24-0389
アクセス (本州方面)
・しまなみ海道「因島北IC」から車で約10分
(四国方面)
・しまなみ海道「因島南IC」から車で約5分
営業時間 11:00~14:00/17:00~19:00
※日祝は11:00~14:00
定休日 木曜日・年始
公式Twitter https://twitter.com/OkonoimiyakiTK

おすすめ“映え”スポット3「HAKKOパーク」

HAKKOパークの園内の風景

HAKKOパークは、万田発酵株式会社の本社横に併設されているテーマパークです。「HAKKOゲート」「HAKKOホール」「HAKKOガーデン」「HAKKOファクトリー」の4つのエリアで構成されており、見る・触る・食べる・匂う・遊ぶ体験を通して「発酵」について楽しく学べます

HAKKOガーデンの野菜や果物、園内の植栽、動物に対しても植物用・水畜産用万田酵素を与えて育てている点が大きな特徴です。ガーデンには全長45mの「海のウッドデッキ」や「足湯」もあり、美しい海や山の景色を眺めながら癒しの時間を過ごせます。

万田酵素で育った大根
▲万田酵素で育った野菜はジャンボサイズ!栄養たっぷりで甘みがあります

女性スタッフのアイコン
小林さん

敷地内には、万田酵素を使用したメニューが豊富に揃うカフェもあります。一押しは発酵甘酒を使用した「まんだぷりん」で、はっさくマーマレードを使用したここでしか味わえないプリンです。お天気が良ければ、ぜひ眺望の良いテラス席でガーデンや海を眺めながらのんびりと過ごしてはいかがでしょうか。

HAKKOパークのカフェで提供されている瀬戸内レモン甘酒
▲ドリンクのおすすめは「瀬戸内レモン甘酒」!さっぱりと爽やかな飲みやすいドリンクです

HAKKOパークのカフェで提供されているカレー
▲フードメニューでは本格スパイスカレーが大人気!

瀬戸内の景色やガーデンの植物をバックに撮影!

インスタグラムに投稿されているHAKKOパークの写真
▲瀬戸内の海の風景はもちろん、ガーデンで見られる花々や野菜も「映える」と話題!(引用:インスタグラム

HAKKOパークを訪れたら、瀬戸内の海に面したウッドデッキにて海をバックに撮影を楽しむとよいでしょう。タイミングが良ければ、船が行き交う風景を写真に収められますよ

HAKKOパークのウッドデッキから望む風景
▲こんなフォトジェニックな写真を撮影できるかも!

また、HAKKOガーデンの植物やヤギとともに撮影するのもおすすめです。

HAKKOガーデン内を彩る植物の風景
▲HAKKOガーデンは、春~夏にかけて色とりどりの草花で彩られます

HAKKOガーデンで季節の花をバックに記念撮影
▲季節の花をバックに、こんなふうに♡を作るショットもおすすめ!

女性スタッフのアイコン
小林さん

夏にはひまわりが咲き誇り、植物用万田酵素で育てられた背の高いひまわりを見ることができます。色鮮やかな“映え”写真を撮影できるので、ぜひ注目してみてくださいね。

万田酵素で育ったひまわり
▲背の高いひまわりが並ぶ光景は圧巻です!

HAKKOパークの基本情報(アクセス)

住所 〒722-2102
広島県尾道市因島重井町5800-95
電話番号 0120-85-1589
アクセス (本州方面)
・しまなみ海道「因島北IC」から車で約10分
(四国方面)
・しまなみ海道「因島南IC」から車で約10分
開園時間 10:00~17:00
休園日 年末年始、水曜日
公式サイト https://mandahakkopark.com/

おすすめ“映え”スポット4「白滝山」

白滝山の頂上から眺める風景

白滝山は、参道の仁王門から山頂まで大小約700体の石仏がところ狭しと並んでいるほか、お堂の裏には『触れると恋が叶う』という伝説のある「恋し岩」があり、パワースポットとして大変人気を集めています。

白滝山の石仏
▲多彩な石仏が点在しているので、姿やお顔の違いに注目しながら散策を楽しみましょう

白滝山は、表参道駐車場からと八合目駐車場から登ることができます。八合目駐車場からは徒歩約10分で、登山初心者の方もチャレンジしやすいため、ぜひ石仏を眺めながら散策して山頂を目指してみてください。

女性スタッフのアイコン
小林さん

桜と紅葉の名所としても有名なスポットです。ぜひ春や秋の時期に訪れて、彩り豊かな風景を楽しんでくださいね。

なお、白滝山のふもとには食事処の「六大陸」があり、登山後の休憩や食事にぴったりです。地元の野菜を中心とした手作り料理を提供しており、オリジナルカレーや海鮮丼、アジフライなどを味わえます。

六大陸ランチのイメージ写真
▲ミニ海鮮丼やその時季に入る食材を使用した一品料理などがセットになった「六大陸ランチ」

六大陸の基本情報

住所 〒722-2102
広島県尾道市因島重井町989
電話番号 0845-25-1525
営業時間 11:30~15:00(L.O.14:00)
定休日 毎週火曜日、第2・4水曜日
公式Instagram https://www.instagram.com/rokutairiku/

山頂のベンチから望む石仏×瀬戸内の景色は絶景!

インスタグラムに投稿されている白滝山の写真
▲桜や紅葉の時期はさらに“映え”度アップ!(引用:インスタグラム

白滝山山頂には景色を楽しめるベンチが設置されているので、座ってゆっくり景色を楽しみながら写真撮影を楽しめます。『日本の里100選』にも選ばれた石仏と瀬戸内の絶景を、ぜひお好みのアングルで写真に収めてください。

白滝山の石仏×瀬戸内海の風景
▲『日本の里100選』に選ばれた石仏×瀬戸内海の風景

白滝山の石仏×瀬戸内海の風景(春)
▲春にはこのような華やかな光景を写真に収められます

周辺のおすすめ観光スポット:「馬神除虫菊畑」

馬神除虫菊畑の風景

白滝山を訪れたら、近隣にある馬神除虫菊畑(うまがみじょちゅうぎくばたけ)にも足を運ぶとよいでしょう。眼下に重井西港が広がるロケーションにあり、4月下旬~5月上旬には段々畑一面に咲く除虫菊の絶景を眺められます

女性スタッフのアイコン
小林さん

除虫菊は、かつては蚊取り線香などの殺虫剤の原料として栽培されていましたが、現在は観賞用として親しまれています。密集して咲く除虫菊はまるで真っ白なじゅうたんのように美しく、因島を代表する絶景のひとつです。

除虫菊のアップ写真
▲明るい色彩と整った花姿が魅力的な「除虫菊」

除虫菊畑で記念撮影を楽しむ人々
▲除虫菊畑の中に入って撮影を楽しむのもおすすめ!

白滝山の基本情報(アクセス)

住所 〒722-2102
広島県尾道市因島重井町
問い合わせ先 因島白滝保勝会
0845-25-0016(重井公民館内)
アクセス (本州方面)
・しまなみ海道「因島北IC」から車で約5分→8合目駐車場から徒歩約10分
(四国方面)
・しまなみ海道「因島南IC」から車で約10分→8合目駐車場から徒歩約10分
公式サイト https://kanko-innoshima.jp/sightseeing_leisure/shirataki(因島観光協会)

取材協力:因島観光協会(https://kanko-innoshima.jp/