福山市で港町を堪能する“映え”デートスポット巡り|広島県

今回ご紹介するデートプランは、福山観光コンベンション協会の高橋さんにお尋ねした情報を元に作成した、福山市の撮影スポットをめぐる、“映え”デートプランです。

福山市は広島県東部に位置する人口約46万人の都市で、瀬戸内の豊かな自然に育まれた歴史と文化の街です。

日本一新幹線の駅から近いお城「福山城」や、古くから潮待ちの港として栄えた「鞆の浦(とものうら)」、戦後復興のシンボルである「ばら」など、歴史好きのカップルにはピッタリのスポットがたくさんあります。

写真映えするスポットや福山市のおすすめのグルメも紹介していきます。 瀬戸内の穏やかな風を感じながら、のんびり福山を旅してみてはいかがでしょうか。

福山市の映えスポット巡りおすすめルート

今回は車やバスで周る福山市のデートにおすすめする写真映えするスポットを紹介します。

福山市の定番スポットの「福山城」と「鞆の浦」です。福山城は2022年8月に400周年を迎え、福山城博物館はリニューアルオープンしました。鞆の浦は福山駅からバスで30分の場所にあり、古い町並みが残る観光に最適なエリアです。

鞆の浦近辺のスポットは徒歩でも散策できるエリアです。古い町並みの雰囲気をじっくりと楽しみたい方にはピッタリですよ。鞆の浦には写真映えスポットがたくさんあるので、時間に余裕を持ってゆっくり周るのがおすすめです。

また、鞆の浦は鯛料理が有名です。鞆の浦の「活魚料理 鯛めし 千とせ」や「茶房 船番所」でランチがおすすめです。

ここからは歴史を感じることができるおすすめ“映え”スポットを紹介していきます。

おすすめ“映え”スポット1「福山城」

福山市の福山城

福山城は、徳川家康のいとこである水野勝成が入封、築城した江戸時代建築最後の名城です。新幹線のホームから見える城としても知られています。

見どころも多く、1622年の福山城築城にあたり将軍徳川秀忠から拝領した伏見櫓と筋鉄御門は、国の重要文化財に指定されています。

築城400年を迎えた2022年8月には、北側鉄板張りなどの福山城天守の外観復元が行われました。福山城の中は博物館となっており、2022年(令和4年)8月28日にリニューアルしています。

福山城と福山藩の歴史が学べる展示内容に特化しており、一番槍レース体験や火縄銃体験などの体験型コンテンツや壁面を活用した大型3面シアターなど最新のデジタル技術が採用されているので、楽しみながら福山の歴史を学ぶことができますよ。

ちなみに館内で流れる映像では、福山城築城400年応援サポーターの「落語家 春風亭昇太さん」や「声優 福山潤さん」などがナレータ―を務めています。柔らかく温かみのあるナレーションで、じっくりと館内を散策できますよ。

福山城のベストアングルを散策しながら探そう!

インスタグラムに投稿された福山城の画像
▲福山城が映えるアングルを探しながら散策すると楽しいですよ。(引用:インスタグラム

高橋さんからのおすすめポイント

女性スタッフのアイコン
高橋さん

福山城は春になると桜が満開になり、福山城を眺めながらお花見をされる方もたくさんいます。夜間にはライトアップされるので、昼と夜でそれぞれ雰囲気の違う福山城を楽しんでくださいね。

福山城周辺の観光スポット

福山城を中心に散策したい方は、下記の場所を参考にしてみてください。

JR福山駅北口スクエアはばらと一緒に福山城の写真が撮れる!

福山城博物館から徒歩5分、福山駅の北口には、「JR福山駅北口スクエア」があります。こちらには、芝生広場とばら花壇があり、春と秋にはばらの花が咲き誇ります。

JR福山駅北口スクエアからも福山城を見ることができるので、ばらと一緒に福山城を写真に収めてみてくださいね。

福山城でお茶をするなら「Maison Anbe」

福山城の敷地内にある「福寿会館」

福山城の敷地内にある「福寿会館」の洋館1階に「Maison Anbe(メゾンアンベ)」というカフェがあります。福寿会館には、緑豊かな広大な庭園や「数寄屋(すきや)造り」を基本に造られた本館、洋館が建っており、いずれも国の有形文化財に登録されています。

洋館のカフェで福山城や庭園を眺めながらいただくコーヒーは格別ですよ。「Maison Anbe」で贅沢な時間を過ごしてみてくださいね。

福山城の基本情報(アクセス)

住所 〒720-0061
広島県福山市丸之内一丁目8番
電話番号 084-922-2117
営業時間 【福山城公園】
6:00~22:00
休館日:無休
【福山城博物館】
9:00~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末(12月28日~12月31日)
アクセス JR福山駅より徒歩5分
公式サイト https://fukuyamajo.jp/

おすすめ“映え”スポット2「鞆の浦 常夜燈」

鞆の浦の常夜燈

鞆港西側の雁木(※がんぎ)の南端に立つ常夜燈は、鞆の浦のシンボルとして地元の人に愛されています。
(※)階段状になっている構造物。

この常夜燈は安政6年(1859年)に建てられた船の出入りを誘導してきた燈台で、燈の高さは5.5m、基礎石は3.6mで雁木や船番所とともに鞆の港の歴史を物語っています。

常夜燈の目の前には雁木という石階段があります。水鳥の雁が列をなして飛ぶ姿に似ていることから「雁木」と呼ばれており、潮の満ち引きに関わらず船着けができる特徴があります。

今では、鞆の浦の代表的な景観として、住民や観光客が腰を下ろして、ゆったりと過ごす憩い場となっています。雁木に腰を下ろして、潮風にあたりながら会話をすると、とても気持ち良くて癒やされますよ。

鞆の浦で情緒ある港町の写真を撮ろう!

インスタグラムに掲載されている鞆の浦の写真
▲港町として栄えた鞆の浦の歴史ある町並みを感じられる写真が撮影できますよ。(引用:インスタグラム

鞆の浦は福山市の中でも代表的な観光地で、港町の町並みを堪能できます。情緒ある港町の写真を撮影することができますよ。

「鞆の浦@カフェ」でのんびり海を見ながら会話を楽しむ

鞆の浦の常夜燈の目の前に、「鞆の浦@カフェ」があります。ランチやディナーに加え、テイクアウトもできますので、ドリンクをテイクアウトして、雁木に腰を下ろして会話を楽しんでみてはいかがでしょうか。

「鞆の浦 常夜燈」の基本情報(アクセス)

住所 〒720-0201
広島県福山市鞆町鞆834-1
定休日 無休
アクセス JR福山駅南口から鞆鉄バス鞆線で「鞆港」下車 徒歩10分
公式サイト https://www.fukuyama-kanko.com/travel/tourist/detail.php?id=21

おすすめ“映え”スポット3「いろは丸展示館」

福山市のいろは丸展示館

いろは丸展示館は、1867年に鞆沖で沈んだ龍馬と海援隊の船「いろは丸」に関する資料が展示されている博物館です。

いろは丸の引き上げ物や龍馬のかくれ部屋、沈没状況を再現したジオラマなど、多くの資料がわかりやすく展示されています。

時代を感じられる迫力ある建物も魅力!

インスタグラムに投稿されたいろは丸展示館の写真
▲タイムスリップしたかのような感覚を覚えるほど趣がある「いろは丸展示館」(引用:インスタグラム

展示館となっている建物は、江戸期に建てられた「大蔵」と呼ばれている蔵が使われています。建物には当時の太い梁が使われ、建物自体も迫力があるので、写真映えするスポットになっています。

いろは丸展示館の基本情報(アクセス)

住所 〒720-0201
広島県福山市鞆町鞆843-1
電話番号 084-982-1681
営業時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
土・日・祝のみ営業(年末年始を除く)
アクセス JR福山駅南口から鞆鉄バス鞆線で「鞆港」下車、徒歩10分
公式サイト http://www.tomonoura.jp/tomo/irohamaru.html

おすすめ“映え”スポット4「福禅寺 対潮楼」

福山市の「福禅寺 対潮楼」

対潮楼(たいちょうろう)は、真言宗の寺院「福禅寺」の客殿として1690年ごろに建立されたお寺です。

日本の漢学者や書家らとの交流の場として重宝されていたほか、1711年には、朝鮮通信使・李邦彦(イパンオン)が訪れ、対潮楼からの眺望を「日東第一形勝」(※)と称賛したと伝わっています。
(※)「日本で一番美しい景勝地」という意味。

対潮楼では多くの人々を魅了した、江戸時代から変わらない美しい風景を眺めることができますよ。

「日本一美しい」と称された絶景を堪能しよう!

インスタグラムに投稿された対潮楼の写真
▲天気が良い日は更に映える写真が撮れますよ。(引用:インスタグラム

対潮楼の座敷からの眺めは、穏やかな瀬戸内海に浮かぶ仙酔島(せんすいじま)と弁天島を一望することができる絶好の映えスポットです。

対潮楼の座敷からの眺め
▲朝鮮通信使・李邦彦が「日東第一形勝」と絶賛した景色。

「カフェ&ギャラリー SHION」で景色を楽しみながらコーヒータイム

「カフェ&ギャラリー SHION(潮音)」という鞆の浦から弁天島や仙酔島を望む絶景カフェがあります。壁一面の大きな窓からは、絵画のような美しい景色を望むことができますよ。

「福禅寺 対潮楼」の基本情報(アクセス)

住所 〒720-0201
広島県福山市鞆町鞆2
電話番号 084-982-2705
営業時間 【平日】9:00~17:00
【土日祝日】8:00~17:00
無休
アクセス JR福山駅南口から鞆鉄バス鞆線で「鞆港」下車、徒歩5分
公式サイト https://www.fukuyama-kanko.com/travel/tourist/detail.php?id=23

おすすめ“映え”スポット5「鞆てらす」

福山市の鞆町町並み保存拠点施設「鞆てらす」

「鞆てらす」は、鞆町(ともちょう)町並み保存拠点施設で、鞆町を訪れた人々と地域住民とをつなぐ交流の場としても使われています。

鞆町の魅力を伝えている「鞆てらす」の東側部分は、明治時代の町家を思わせる作りです。昔ながらの技法を用いて建てられた伝統的建造物は、「鞆てらす」の魅力のひとつと言えるでしょう。

施設内では、町並み保存の取り組みの紹介をはじめ、伝統的なお祭りや日本遺産「福山・鞆の浦」に関する展示を見ることができます。

鞆てらすで鞆の浦のことを知ってから散策するのがおすすめ!

インスタグラムに投稿された鞆てらすの写真
▲伝統的な町屋の建築技法が光る「鞆てらす」内部の写真が多数投稿されています。(引用:インスタグラム

「鞆てらす」では天候に関係なく映える写真が撮影できます。「鞆てらす」で鞆町について学んでから鞆の浦を散策すると、より観光を楽しむことができますよ。

鞆てらすの基本情報(アクセス)

住所 〒720-0201
広島県福山市鞆町鞆812番地1
電話番号 084-982-6760
定休日 火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
アクセス ・JR福山駅よりバスで約30分
・「鞆の浦」バス停下車:徒歩約6分
・「鞆港」バス停下車:徒歩約2分
公式サイト https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/tomoterasu/

食べる“映え”スポット1「活魚料理 鯛めし 千とせ」

福山市の「活魚料理 鯛めし 千とせ」

「活魚料理 鯛めし 千とせ」では、福山市名物の鯛料理や小魚料理が味わえます。素材の魚介類はその日獲れたものだけを贅沢に使用し、魚のうまみを活かした料理が魅力のお店です。

千とせのおすすめ映えメニュー「せとうち会席」と「千とせ定食」

千とせでは「せとうち会席」や「千とせ定食」が人気メニューです。鞆の浦の景色を眺めながらぜひ鯛料理をお楽しみください。

千とせの鯛料理
▲目でも舌でも楽しめる千とせの料理で、鞆の浦の海の幸を堪能してください。

女性スタッフのアイコン
高橋さん

鞆の浦といえば鯛料理なので、「鯛めし」や「鯛そうめん」、「鯛茶漬け」もぜひ召し上がってみてください。

「活魚料理 鯛めし 千とせ」の基本情報(アクセス)

住所 〒720-0201
広島県福山市鞆町鞆552-7
電話番号 084-982-3165
営業時間 11:30~14:30(ラストオーダー)/18:00~20:00(ラストオーダー)
定休日:月曜日(夜)、火曜日
アクセス JR福山駅南口から鞆鉄バス鞆線で「鞆の浦」下車、徒歩3分
公式サイト https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/bingofish/121033.html
公式インスタグラム https://www.instagram.com/chitose_tomo/

食べる“映え”スポット2「茶房 船番所」

福山市の「茶房 船番所」

「茶房 船番所」はかつての船番所を活用しており、港を一望することができます。波の音を聞き、出船入船を眺めながらお茶をいただくことができますよ。

休憩がてらカフェとしての利用をはじめ、ランチでは瀬戸の小魚の定食や、えびじゃこカレーが評判です。

「茶房 船番所」の基本情報(アクセス)

住所 〒720-0201
広島県福山市鞆町鞆18
電話番号 080-8048-7121
営業時間 9:00~18:00
定休日:火曜日
アクセス 鞆鉄バス終点「鞆港」下車、徒歩2分
公式サイト https://www.fukuyama-kanko.com/travel/gourmet/detail.php?id=68

取材協力:福山観光コンベンション協会(https://www.fukuyama-kanko.com/