宮島手づくり工房で思い出をカタチに!写絵や焼印、着付を楽しむデート|広島県廿日市

この記事でご紹介するのは、安芸の宮島(広島県廿日市)にある「宮島手づくり工房」で、地元名産の木製しゃもじを使った「写絵(うつしえ)体験」や「焼印体験」、さらには平安貴族の衣装を身にまとう「着付体験」に参加するという、ほかでは楽しめないデートプランです。

宮島手づくり工房は、フェリー乗り場から徒歩約8分で、観光客で賑わう「宮島表参道商店街」の入口付近にある上、世界遺産の「厳島神社」へも徒歩約5分で着けるなど、宮島でのデートには大変便利なロケーション。

今回は、「宮島手づくり工房」での制作体験の特徴や魅力、デートでの楽しみ方などについて、同工房代表の高野さんにお話を伺いました。

思い出をカタチに残せる宮島手づくり工房での制作体験

「宮島手づくり工房」の店舗正面外観

工房代表で店長も務める高野さんが営む「宮島手づくり工房」は、国内有数の観光地・安芸の宮島を訪れる観光客にとって、今や見逃せない存在。最初に、製作体験を始めたきっかけや想いなどについて、お尋ねしてみました。

宮島での時間を存分に楽しんで!思い出をカタチにするお手伝い

編集部

初めて「宮島手づくり工房」にお邪魔していますが、焼き牡蠣屋さんやお土産物屋さんが立ち並ぶ「宮島表参道商店街」の入口近くにあって、「厳島(いつくしま)神社」へも徒歩で5分ほどという、観光客には絶好のロケーションですね。

最初に、手づくり体験や着付体験を始めたきっかけや想いなどについて、お話しいただけますか?

高野さん

毎年多くの観光客の方が安芸の宮島にいらっしゃいます。国内外を問わず、遠方から時間とお金をかけてお越しになる皆さんも少なくありません。せっかく宮島に来られたのに、施設の見学だけでは少々物足りないのではないかな、と思ったんです。

そこで、当地・宮島が発祥の地と伝わるしゃもじ(杓子)を使った、手づくり体験を思いつきました。皆さんには、楽しみながら思い出作りをしてもらいたいですね。宮島での滞在時間を少しでも有意義に、充実して過ごしていただくお手伝いができれば、と思っています。

「宮島手づくり工房」の「写絵体験」で制作できる琵琶しゃもじ型のストラップ(その1)
▲「写絵体験」で制作可能な琵琶しゃもじ型のストラップ。名前や目標、好きな格言などを入れても作れる

編集部

手づくり体験では、実際どのような方が対応してくださいますか?

高野さん

工房代表兼店長の私(高野さん)と、女性スタッフで対応させていただいておりますよ。一時に多くの方には対応できませんが、ていねいにしっかりとご説明しますので、お気軽にお越しいただければ幸いです。

宮島手づくり工房で写絵や焼印、平安衣装の着付を体験

「宮島手づくり工房」で参加可能な3つの体験と看板商品の宮島彫りしゃもじ
▲「宮島手づくり工房」で参加可能な3つの体験と、看板商品の宮島彫りしゃもじ(下)

「宮島手づくり工房」では、老若男女を問わず、さまざまな観光客の方が制作体験を楽しんでいます。宮島デートの思い出をカタチに残したい二人や、平安貴族の衣装で記念撮影をしたい国際カップルなど、さまざまな皆さんで賑わう工房です。

ここからは、同工房でどんな体験ができるのか、順を追って見ていきましょう。

オリジナリティあふれる宮島手づくり工房での体験内容

編集部

「宮島手づくり工房」では、どのような体験ができたり、何を作れたりするのか、具体的にご紹介をお願いします。

高野さん

当工房では、写絵(うつしえ)、焼印、そして着付の体験をしていただけますよ。

まず、「写絵体験」では、お客さまのデジタルカメラやスマートフォン、紙ベースのプリント写真の中から、宮島での記念写真など、お気に入りの写真をお選びいただきます。

木のしゃもじやストラップなどに、どのように写真を配置するか、どんな文字を挿入するかなど、都度ご相談しながらデザインしていくんですよ。世界で唯一の、宮島らしい思い出の品ができ上がります。

>>公式サイト「写絵(うつしえ)」

「宮島手づくり工房」の「写絵体験」で制作できるアイテムの数々
▲「写絵体験」で制作できるアイテムの数々。さまざまなデザイン・サイズで作ることが可能

「焼印体験」は、当工房であらかじめご用意した箸や箸置き、ストラップ、しゃもじに、宮島の風景印をお好みで焼き付けていただくものです。さらに文字やイラストを加えてから、オリジナルの一品物に仕上げます。

「宮島手づくり工房」の「焼印体験」で制作できる箸や箸置きなど
▲「焼印体験」で制作できる箸や箸置きなど。帰宅してから、日常使いできることも大いに魅力

そして、「着付体験」では、平安貴族の衣装をまとって、しばしタイムスリップしてください。私どもでしっかり着付をさせていただき、記念の写真をお撮りする体験です。宮島で、平安貴族になりきってのコスプレ体験ができますよ。

>>公式サイト「焼印・平安着付体験」

「宮島手づくり工房」の「着付体験」で着られる平安貴族の衣装
▲「着付体験」で着られる艶やかな(あでやかな)平安貴族の衣装。外国人の彼女・彼氏なら、とりわけ喜びそう

なお、体験いただく内容については、通年で変わりません。

人気の「写絵体験」!日常使いしたいなら「焼印体験」もおすすめ

編集部

大きく分けて、3つの体験ができるわけですが、特に人気のものはどちらになるでしょうか?

高野さん

「写絵体験」でしょうか。カップルやご家族でしたら、観光スポットで撮影された写真を使って、記念のしゃもじを作られる方が多いですね。あと、可愛いペットの写真をストラップにプリントし、バッグなど身近な物に付ける方もいらっしゃいます。

「宮島手づくり工房」の「写絵体験」で制作できる琵琶しゃもじ型のストラップ(その2)
▲「写絵体験」で制作可能な琵琶しゃもじ型のストラップ。家族の一員であるペットの写真をストラップにプリントする方も!

「焼印体験」は、自ら手を動かす楽しみとしては、おそらく一番ではないでしょうか。とりわけ箸や箸置きなどは、宮島で自ら作った品をお帰りになってから日常使いできる魅力もあり、喜ばれていますね。

ていねいな説明とサポート付き!完全初心者でも気軽に体験できる

編集部

手づくり体験のおおよその流れや、作業する場所などについても、ご説明いただけますか?

高野さん

いずれの体験でも、最初に完成見本をお見せしまして、作業の段取りなどをご説明させていただきます。その後は、必要に応じて、私どもの実演をご覧いただいたり、参加者の方に作業の練習を行っていただいたりすることもありますよ。

全体の段取りをご理解いただいてから、実際の作業スタートです。

「宮島手づくり工房」の「焼印体験」での焼印作業の練習風景
▲「焼印体験」での焼印作業の練習風景。完全な未経験者でも、問題なく参加できる

そして、作業いただく場所ですが、基本店頭となります。着付体験の場所は、店内奥にご用意しているスペースですね。

編集部

念のため伺いますが、完全な初心者カップルでも、問題なく体験参加できるでしょうか?もし上手く作業できない場合などは、高野さんやスタッフの方にサポートいただけますか?

高野さん

まったくの初心者の方でも問題ありませんし、大歓迎ですよ。必要なサポートは、もちろん私どもで致しますので、ご心配はいりません。

「宮島手づくり工房」の「写絵体験」で制作できる琵琶しゃもじ
▲「写絵体験」で制作可能な琵琶しゃもじ。まったくの初心者カップルでも、しっかりサポートしてもらえるので安心!

ただ「焼印体験」と「着付体験」に関しては、年齢制限を設けさせていただきました。子供さんがご一緒のカップルの方などは、ちょっと頭に入れておいていただければと思います。

焼印の作業については、火傷の危険がないわけではありません。安全確保のため、10歳未満の子供さんには、参加のご遠慮をお願いしているんですよ。

平安貴族の衣装の着付けは、物理的に身長での制限が出てきます。着付け可能なのは、個人差もありますが、おおよそ10歳以上からとお考えくださいね。

デート中のカップルも手ぶら参加OK!作業しやすい服装がベター

編集部

体験参加に必要な持ち物はありますか?また、こういった服装で参加した方がベターといった、アドバイスなどはあるでしょうか?

高野さん

必要なものは、道具類も含めまして、すべて当工房でご用意しております。デート中のカップルの方も、お気軽に手ぶらで参加してください。

また、服装につきましては、基本どのような格好でも大丈夫です。

ただ着付体験以外は作業を伴いますので、袖が垂れ下がったようなデザインの上着などは、なるべく避けていただいた方がよろしいでしょう。作業の状況に応じて、上着を脱いでいただくこともありますよ。

観光中に唯一無二の作品を!宮島手づくり工房の魅力

「宮島手づくり工房」の「写絵体験」で制作できるしゃもじ型のストラップ
▲「写絵体験」で制作できるしゃもじ型のストラップ。宮島訪問の度に新しいものを作って帰る方も!

編集部

「ウチだからこそ!」という、「宮島手づくり工房」さんならではの、ほかの類似施設にはない魅力や特徴などがありましたら、ぜひご紹介ください。

高野さん

作業体験いただく当工房の品は、どれもメイドイン宮島の手作り品です。ほかの類似施設では手に入らない、オリジナリティが高いものとなっていますよ。サイズ・種類の選択肢も豊富です。

昨今の日本のご家庭では、木のしゃもじを使うことが少なくなってきました。木のしゃもじならば、実際にお使いいただいてもいいですし、お部屋のインテリアとして飾っていただいてもいいですね。

宮島名産の木のしゃもじに、焼印でお好みの模様を付けたりすれば、世界で唯一のオリジナルなキッチングッズになります。

「宮島手づくり工房」の「焼印体験」で制作できる木のしゃもじ
▲「焼印体験」で制作できる木のしゃもじ。自ら手がけた思い出の品を日々使えることも魅力

編集部

宮島の中でも、ロケーションに恵まれた工房だと感じますが、立地や環境の魅力について、何かあればコメントいただけますか?

高野さん

当工房は、「宮島表参道商店街」の入口近くに位置していますから、初めて宮島を訪れる観光客の方でも、迷わずスムーズにたどり着けるでしょう。

場所柄、周りのお店でのショッピングや、テイクアウトでの飲食なども楽しみやすいですよ。デート中のカップルの方にも、使っていただきやすい体験工房かと思います。

写真撮影OK!カップルで体験参加する場合の楽しみ方

「宮島手づくり工房」の「着付体験」での写真を「写絵体験」の木製しゃもじにプリント
▲「着付体験」の写真を「写絵体験」で木のしゃもじにプリントする、なんてことも可能!

ここまで、一般的な参加者の目線で「宮島手づくり工房」と、制作体験について伺ってきました。ここからは、カップルがデートで訪れることに特化して、お話を聞いてみましょう。

インスタ映えする一枚を狙おう!どの体験内容もデートで楽しめる

編集部

「宮島手づくり工房」さんの3つの体験コースの中で、デート中のカップルに特におすすめしたいのは、どちらになるでしょうか?

高野さん

3つの内でどの体験を選んでいただいても、それぞれお二人で楽しんでいただけますよ。いずれも参加当日に作品や写真を持ち帰り可能ですから、宮島デートのいい思い出になってくれるでしょう。

お二人でデートの記念として、協力して一つの作品を作ってもいいですし、それぞれが別の作品を制作して、体験後にお互い交換してプレゼントにするのもいいですね。より絆が深まるきっかけになるかもしれません。

「宮島手づくり工房」の「写絵体験」で制作できる木のしゃもじ
▲「写絵体験」で作る木のしゃもじ。宮島デートでのインスタ映えする一枚をプリントするのもいい

また、一緒に着付体験をするのも、忘れられない思い出の1ページになるかと思います。平安貴族のカップルに扮して、写真を撮ってもらう体験など、一生の中でも滅多にあるものではないですよね。彼女や彼氏が外国人ならば、一層喜んでもらえるでしょう。

編集部

最近は、お気に入りの写真をSNS投稿するカップルも増えています。体験参加中の写真撮影などは、問題ないでしょうか?

高野さん

いずれの体験中でも、写真撮影は自由に行っていただいて問題ありません。ぜひ、インスタ映えする一枚を狙ってみてください。作業終了後には、作品と一緒のお写真もお撮りしますよ。

「宮島手づくり工房」の「焼印体験」で制作できる箸や箸置き、ストラップなど
▲「焼印体験」で制作できる箸や箸置き、ストラップなど。自ら手がけた作品と一緒に写る一枚も思い出深いもの

宮島手づくり工房の周辺には豊富なデートスポットが!

編集部

カップルが「宮島手づくり工房」での体験に参加する前後で、立ち寄れるおすすめのデートスポットが周辺にありましたら、ぜひご紹介をお願いします。

高野さん

安芸の宮島でデートと言えば、ユネスコ世界遺産に登録されている「厳島神社」は、もちろん外せないでしょう。6世紀末のご創建と伝わっており、すでに1,400年以上が経つ日本を代表する古社の一つです。

国宝や重要文化財に指定されている建造物も多く、さすがに見どころたっぷりなので、十分な時間を確保して参拝されることをおすすめします。インスタ映えするシーンも多いですよ。

>>厳島神社(公式サイト)

雪景色の「厳島神社」の大鳥居
▲雪景色の「厳島神社」の大鳥居

宮島では、厳島神社を中心として、毎晩23:00ころまで神社仏閣のライトアップが行われています。夕暮れ後に海沿いのベンチから、お二人でゆったりと観賞するのも幻想的で、ロマンチックなひと時ですね。

>>一般社団法人宮島観光協会「ライトアップ」(参考サイト)

ところで、当工房がある「宮島表参道商店街」には、名物「もみじまんじゅう」を扱うお店は11軒を数えます。それぞれのお店が個性的な一工夫をしていますから、焼きたてをいくつかテイクアウトして、海沿いのベンチで、のんびりと食べ比べてみるのもおすすめです。

>>一般社団法人広島県観光連盟&広島市「宮島表参道商店街」(参考サイト)

桜や紅葉の名所でもある「宮島弥山(みせん) 大本山 大聖院(だいしょういん)」を訪れてもいいでしょう。9世紀初めの開山で、1,200年の歴史がある宮島でも最古の古刹(こさつ)なんですよ。「恋みくじ」と「大開運みくじ」は、カップルの方にも人気となっています。

>>宮島弥山 大本山 大聖院(公式サイト)

宮島手づくり工房からのメッセージ

「宮島手づくり工房」でお土産品として販売中の「宮島彫りしゃもじ」
▲「宮島手づくり工房」で販売中の「宮島彫りしゃもじ」。地元で作られたしゃもじに、伝統工芸の宮島彫りを施して、漆塗りで仕上げた逸品

編集部

これから「宮島手づくり工房」を訪れるカップルへのメッセージや、今回のインタビュー取材で伝えきれなかった想いなどがありましたら、ぜひお話しください。

高野さん

安芸の宮島で過ごすひと時をカタチとして残せる当工房での手作り体験は、デート中のお二人にもおすすめできます。楽しみながら、世界でオンリーワンのお土産を作って、宮島の思い出にしてくださいね。

編集部

今日ご紹介いただいた3つの体験コースは、どれも「宮島手づくり工房」さんならでは、と言えるものですね。宮島を訪れる度に、必ず立ち寄られるお客さまもいらっしゃるようで、リピーターさんが多い貴重な体験工房だと思いました。

高野さん、本日はお忙しい最中にご対応いただき、どうもありがとうございました。

宮島手づくり工房の口コミ・感想をチェック!

デートの参考になるよう、実際に「宮島手づくり工房」での体験コースに参加した皆さんの口コミや、感想をいくつかご紹介しましょう。

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とても楽しい制作体験です。予想よりも、ずっといいものができました。
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スマホやデジカメから写真データを取り出し、希望のしゃもじにプリントできる!良心的な価格もありがたい。
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宮島に行った時には必ずお邪魔して、新しいしゃもじのストラップを作っています。次回もよろしくお願いします!
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工房の方が、ていねいに優しく対応してくれた。思い出の品が思ったよりも簡単にできる。

評判のよい制作体験です。国内有数の観光地にも関わらず、リピーターになる方も散見されました。実際に対応いただく工房代表の高野さんや、女性スタッフさんのお人柄による部分も大きそうだと感じます。

宮島手づくり工房の料金・予約・持ち物・服装

「宮島手づくり工房」の「焼印体験」で制作できる琵琶しゃもじ

料金 【写絵(うつしえ)体験】
一人600〜3,000円
※ベースの素材やサイズなどによって異なる(詳細は、公式サイトの「写絵(うつしえ)」ページをご参照)

【焼印体験】
一人400〜2,600円
※ベースの素材やサイズなどによって異なる(詳細は、公式サイトの「焼印・平安着付体験」ページをご参照)

【着付体験】
一人1,000円
※着付の平安貴族の衣装は、4種類から選択(詳細は、公式サイトの「焼印・平安着付体験」ページをご参照)
予約 【「焼印体験」と「着付体験」は予約必須】
電話:0829-40-2731
メール:mtk@salsa.ocn.ne.jp
持ち物 なし
※手ぶらで参加可
服装 特に指定なし
※袖が垂れ下がったような上着など、作業し難い服装は避けることを推奨

※金額は、すべて税込表示です

宮島手づくり工房の基本情報(アクセス・営業時間など)

住所 〒739-0559
広島県廿日市市宮島町566-1
連絡先 電話:0829-40-2731
メール:mtk@salsa.ocn.ne.jp
アクセス 【公共交通機関】
「宮島松大汽船フェリーのりば」宮島改札口より徒歩約8分
※「宮島表参道商店街」の入口付近
駐車場 なし
営業時間 9:30〜17:30
※「焼印体験」と「着付体験」は、10:00〜15:00に参加
定休日 不定休
※電話での確認を推奨
公式サイト https://miyajima-tk.com/
公式SNS Instagram
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※最新の情報は、公式サイト等でご確認をお願いいたします
※記事中の金額は、すべて税込表示です