
東近江市で情緒ある町並みやお寺、自然の”映え”スポット巡るデート|滋賀県
今回ご紹介するデートスポットは、東近江市観光協会の清水さんにお尋ねした情報を元に作成した、滋賀県東近江市の撮影スポットをめぐる、“映え”デートプランです。
東近江市は「五個荘金堂(ごかしょうこんどう)の町並み」「伊庭(いば)の水辺景観」「永源寺と奥永源寺の山村景観」など、日本遺産に選定されている場所がたくさんあります。
本記事では、東近江市の歴史情緒あふれる景観や自然の美しさを存分に楽しめる映えスポットをたくさん紹介します。
東近江市の映えスポット巡りおすすめプラン
東近江市は琵琶湖の東側、滋賀県大津市から車で50分ほどの場所にあるまちです。鈴鹿の山々からびわ湖まで東西に広く、山間部や平野部、湖畔などさまざまな場所に歴史的・文化的スポットがあります。
ここでは、公共交通機関を使うルートと、車でめぐるルートの2つの参考プランを紹介していきます。
公共交通機関を使ったおすすめデートプラン
JR能登川駅から近江鉄道八日市駅行きのバスに乗車し、「ぷらざ三方よし前」バス停で降りると、近江商人の「ふる里五個荘金堂地区」に到着します。
ここでは、近江商人の本宅や白壁に舟板塀(※ふないたべい)の歴史ある町並みを散策しましょう。
(※)古い舟を解体した板を外壁材として利用した壁。
町並み散策が終わったら、再び八日市駅行きのバスで八日市駅に向かいます。駅前にある「ほんまち商店街」ではランチやお買い物を楽しめますよ。
ランチやお買い物を楽しんだら、永源寺(えいげんじ)車庫行のバスに乗車して、紅葉で有名な大本山永源寺に向かいます。永源寺では、歴史あるお寺や境内の風景を見て心を癒してくださいね。
最後は永源寺から徒歩約10分ほどの「八風(はっぷう)の湯」で、旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。八風の湯からは専用バスでJRの駅まで帰ることができますよ。
車でめぐるおすすめデートプラン
東近江市のなかでも山深い奥永源寺地域にある政所町では、山村に茶畑が広がる景色を望めます。ガイドの案内でお茶作りの話を聞いたり、試飲体験をしたりして楽しんでくださいね。(要予約)
奥永源寺から車で20分ほどの「マーガレットステーション」は、季節の花畑が見どころのスポットです。他にも地域の特産品のお土産やお食事を楽しめます。
昼食後は、紅葉の名所として有名な「百済寺(ひゃくさいじ)」に行ってみましょう。百済寺では、春には新緑、秋には紅葉と、とても美しい景色が見られますよ。
一日の最後は湖畔の「栗見出在家町(くりみでざいけちょう)」まで行き、琵琶湖の対岸に沈む夕日を二人で眺めてみてくださいね。
▲真っ赤に染まる栗見出在家町の夕日の絶景で締めくくってください。
おすすめ“映え”スポット1「太郎坊宮」
「太郎坊宮(たろうぼうぐう)」は、本殿前から東近江市の景色が一望できる絶景が見どころです。他にも「夫婦岩」というパワースポットがあり、大きな岩が割れている間を通るとご利益があると言われています。
清水さんからのおすすめポイント

近年は紅葉の隠れたスポットとして人気が出ています。石段を登りながら紅葉を楽しむ他、運が良ければ雲海を見られることもありますよ。
▲雲海は秋の早朝、よく晴れる日に出やすいと言われています。天気がいい日はより一層映えますよ
太郎坊宮は勝ち運の神様が祀られているので、勝ち運を求められているカップルにもおすすめですよ。
▲太郎坊宮の勝ち守り
また、太郎坊宮ではお守りづくり体験ができるので、ぜひ二人でオリジナルのお守りを作ってみてくださいね。
▲お守りづくり体験では150種類を超える袋と数種類の紐を選び、オリジナルのお守りを作る体験ができます。
太郎坊宮の割れた夫婦岩での撮影がおすすめ!
▲パワースポットの割れた夫婦岩や東近江市を一望できる本殿からの景色がおすすめの映えポイント。(引用:インスタグラム)
太郎坊宮の秋の紅葉や雲海は映えること間違いありませんが、太郎坊宮でしか見られない割れた大岩での写真もおすすめです。
太郎坊宮周辺の観光スポット
太郎坊宮の周辺にあるデートスポットや飲食店も紹介していきましょう。太郎坊宮を中心に楽しみたい方は以下のスポットも参考にしてみてください。
池田牧場で食べられる搾りたてジェラート
車で約20分ほどのところに「池田牧場」があります。鈴鹿山麓のきれいな空気とおいしい水で育った、牛たちの搾りたての牛乳で作られたジェラートが人気です。
▲池田牧場のジェラートは香料や保存料は使用せず、素材本来の味が楽しめるのが特徴です。
A5ランクの近江牛が食べられる「近江牛創作料理専門店 万葉 太郎坊亭」
太郎坊宮の麓に「近江牛創作料理専門店 万葉 太郎坊亭」があります。
A5ランクの近江牛が食べられるお店で、お手軽なランチメニューから会席・コース料理などを楽しめます。会席やコース料理を予約した場合は、お座敷の個室でゆっくりと堪能できますよ。
▲A5ランクの近江牛を堪能してみてはいかがでしょうか。
太郎坊宮の基本情報(アクセス)
住所 | 〒527-0091 滋賀県東近江市小脇町2247 |
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電話番号 | 0748-23-1341 |
アクセス | ・近江鉄道「太郎坊宮前駅」から麓まで徒歩約20分 ・名神高速道路「八日市インター」から約10分 |
参拝時間・定休日 | 参集殿の開館時間 9:00~16:30 年中無休 |
公式サイト | http://www.tarobo.sakura.ne.jp/index.html |
おすすめ“映え”スポット2「瓦屋禅寺」
先ほど紹介した「太郎坊宮」から車で4分ほどの場所に「瓦屋禅寺」があります。瓦屋禅寺は四天王寺の建立時に、山中の土を用いて瓦を10万8千枚焼かせたことが寺名の由来となっています。
瓦屋禅寺は春夏秋冬様々な花がを楽しむことができ、なかでも晩秋の紅葉が見ものです。
▲瓦屋禅寺には市内を一望できる、眺めの良いスポットもありますよ。
▲瓦屋禅寺では座禅や写経体験も行っています(要予約)。
清水さんからのおすすめポイント

紅葉の隠れた人気スポットのため、11月中旬から下旬がベストです。
ライトアップされた紅葉の撮影がおすすめ!
▲紅葉シーズンは夜間にライトアップも行っています。(引用:インスタグラム)
瓦屋禅寺は紅葉シーズン以外にも季節の花を楽しめますよ。
瓦屋禅寺の基本情報(アクセス)
住所 | 〒527-0007 滋賀県東近江市建部瓦屋寺町436番地 |
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電話番号 | 0748-22-1065 |
アクセス | ・近江鉄道八日市駅から徒歩約20分 ・名神高速道路「八日市インター」から約15分 |
拝観時間・定休日 | 9:00~16:00 無休 |
公式サイト | http://www.kawarayaji.com/ |
おすすめ“映え”スポット3「五個荘近江商人屋敷 中江準五郎邸」
近江商人のふる里・五個荘金堂地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている場所です。
近江商人の本宅や白壁、舟板塀などが並ぶ風情ある町並みが魅力で、錦鯉が泳ぐ「寺前鯉通り」がおすすめ写真スポット。
▲風情ある町の中を泳ぐ錦鯉の姿は、非常に映えます!
清水さんからのおすすめポイント

毎年2月上旬から3月下旬には、ひな人形を飾る「商家に伝わるひな人形めぐり」を開催しています。江戸時代の歴史あるひな人形から、現代のひな人形まで幅広い展示が特徴です。
江戸時代から引き継がれる近江商人屋敷で映え写真を撮ろう!
▲五個荘金堂地区にある近江商人屋敷では、まさに江戸時代にタイムスリップしたかのような写真が撮れます。(引用:インスタグラム)
近江商人屋敷の中は自由に撮影が行えます。京都風のお庭や屋敷はドラマや映画のロケ地にもなっているので、ぜひ写真撮影してみてくださいね。
「五個荘近江商人屋敷 中江準五郎邸」周辺の観光スポット
「五個荘近江商人屋敷 中江準五郎邸」を中心に散策したい方は、以下のスポットも参考にしてみてください。
手ぶらでSAP体験ができる琵琶湖の「PUKAPUKA」
車で20分ほどのところに、琵琶湖でSUPを楽しめる「PUKAPUKA」があります。道具類はレンタルできるので、気軽に楽しめますよ。
古民家で日本文化を味わえるお茶カフェ「茶ろん 坪六」
車で約5分のところには、「茶ろん 坪六(さろん つぼろく)」があります。日本茶と季節の和菓子を食べられる日本茶カフェで、茶の湯体験などの日本文化に触れることもできます。
「五個荘近江商人屋敷 中江準五郎邸」の基本情報(アクセス)
住所 | 〒529-1405 滋賀県東近江市五個荘金堂町643 |
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電話番号 | 0748-48-3399 |
アクセス | JR能登川駅から八日市駅行きに乗車し、「ぷらざ三方よし前」バス停で下車。徒歩約5分。 |
開館時間・休館日 | 10:00~16:30 月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日、年末年始(12月28日~1月4日) |
公式サイト | https://www.higashiomi.net/media/miru/a147 |
おすすめ“映え”スポット4「大本山 永源寺」
大本山永源寺は紅葉が有名なスポットです。紅葉シーズンは夜間ライトアップが開催されるため、この時期に行くなら夕方からがおすすめ。
▲趣のある永源寺の雰囲気とあいまって、紅葉のライトアップがより一層神秘的にみえます。
清水さんからのおすすめポイント

大本山永源寺を訪れるなら、紅葉シーズンの11月中旬から下旬がイチ押しです。夜間はイルミネーションもあり、映える写真も撮れますよ。
総門や山門と一緒に撮影するのがおすすめ!
▲永源寺の紅葉の写真が多数上がっています。(引用:インスタグラム)
永源寺は、総門や山門を背景に撮影できるスポットが人気です。真っ赤に染まった紅葉も綺麗ですが、黄色から赤色に変化するグラデーションや、落葉中の紅葉の絨毯も綺麗ですよ。
永源寺周辺の観光スポット
永源寺をメインに散策する方は以下のスポットも参考にしてみてください。
国産100%のにごりワインが自慢の「ヒトミワイナリー」
大本山永源寺から車で約5分のところに「ヒトミワイナリー」があります。
ヒトミワイナリーの看板商品「にごりワイン」は、国産の生葡萄を100%使用しているのが特徴。ろ過をしていないので、食物繊維やオリ(※)を含み、通常のワインよりも香り高く豊かな味わいがします。
(※)長く熟成された上質な赤ワインに多く見られ、タンニンや、ポリフェノール・酒石などが結晶化したも。
天然酵母パンやハード系のパンなど、ワインにぴったりなパンも製造しており、ドアを開けるとパンの香りが広がりますよ。
有機無農薬栽培のお蕎麦が食べられる「やまあいの里 永源寺そば」
大本山永源寺から車で約5分に「やまあいの里 永源寺そば」があります。永源寺そばでは、この地域で栽培された有機・無農薬の蕎麦を使った、こだわりのお蕎麦が食べられます。そば打ち体験も実施していますよ(要予約)。
永源寺の基本情報(アクセス)
住所 | 〒527-0212 滋賀県東近江市永源寺高野町41 |
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電話番号 | 0748-27-0016 |
アクセス | 近江鉄道八日市駅から「永源寺車庫行」に乗車し約35分「永源寺前」下車。徒歩すぐ。 |
参拝時間 | 9:00〜16:00 |
公式サイト | https://eigenji-t.jp/ |
おすすめ“映え”スポット5「百済寺」
百済寺は、聖徳太子によって創建された寺院です。境内には赤門や表門など歴史的な建築物が残っており、風情を感じる写真映えスポットになっています。
▲庭園の上にある遠望台からは、天気の良い日に琵琶湖を望むことができるほど見晴らしがいい場所です。
清水さんからのおすすめポイント

百済寺は県内でも有数の紅葉名所なので、11月中旬~下旬がベストシーズンです。
四季折々の表情を見せる百済寺
▲インスタグラムでは百済寺の情緒あふれる写真がたくさん投稿されています。(引用:インスタグラム)
百済寺は春から夏に新緑で囲まれ、秋は紅葉、冬はうっすらと雪化粧になることもあります。四季折々の魅力があるので、いつ訪れても映える写真が撮れますよ。
▲歴史ある情緒と紅葉はベストマッチです。
百済寺周辺の観光スポット
百済寺周辺にあるおすすめスポットを紹介します。百済寺へ訪れた際は一緒に行ってみてください。
季節の花が咲き乱れる「道の駅 マーガレットステーション」
車で約10分のところに「道の駅 マーガレットステーション」があります。花畑や地元野菜の直売館、地元特産品の販売などが楽しめる人気のスポットです。
旬の野菜を使った田舎料理が食べられる「ファームキッチン野菜花」
車で約10分のところには、「ファームキッチン野菜花(のなか)」があります。田園風景と愛知川を一望できる店内は木の香りが漂い、落ち着いた雰囲気の中で美味しい食事が堪能できますよ。
メニューはその時々に採れる野菜を使い、こだわりの調味料で素材の味を生かした田舎料理が提供されています。
百済寺の基本情報(アクセス)
住所 | 〒527-0144 滋賀県東近江市百済寺町323 |
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電話番号 | 0749-46-1036 |
アクセス | ・JR能登川駅から路線バス角能線「百済寺本町」下車。徒歩約12分名。 ・神高速道路「八日市インター」から約15分。 |
拝観時間・定休日 | 8:30〜17:00(受付は16:30まで) 無休 |
公式サイト | http://www.hyakusaiji.jp/ |
食べる“映え”スポット6「ミモザキッチン」
ミモザキッチンは、無農薬野菜を好きなだけ楽しめるサラダビュッフェが人気のレストランです。テラス席からは、自然栽培の「MIMOSA FARM」が一望できます。
▲自家栽培の新鮮な無農薬野菜のサラダビュッフェは大人気なメニューです。
▲メイン料理やデザートもこだわりの詰まったお料理を楽しめます。
旬のフルーツをふんだんに使った1日10食限定のパフェ
ミモザキッチンのおすすめメニューは、旬の果物を使用した1日10食限定のパフェです。いちごやメロン、ぶどうなど、その季節の旬の食材がふんだんに使われており、インスタ映えするおしゃれなパフェになっています。
▲春にはいちごたっぷりのパフェが提供されています。
ミモザキッチンの基本情報(アクセス)
住所 | 〒527-0121 滋賀県東近江市小池町543 |
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電話番号 | 0749-31-3199 |
アクセス | 名神高速道路「八日市インター」から約10分 |
営業時間・定休日 | 11:00〜18:00(金、土21:00) 日、月(祝日変動あり) |
公式サイト | https://www.mimosakitchen.jp/ |
取材協力:東近江市観光協会(https://www.higashiomi.net/)