
【青森市】青森県立美術館を中心に世界文化遺産を訪れるアカデミックなデートプラン
今回紹介するのは、青森県立美術館をメインに、三内丸山遺跡と青森県観光物産館アスパムを巡るデートプランです。
青森県立美術館は白を基調とした建物が特徴で、青森県ゆかりの作家の作品と合わせて建築美術も鑑賞できます。施設全体で芸術を体感できるため、アート好きのカップルは充実した時間を過ごせるでしょう。
三内丸山遺跡は「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する遺跡の1つとして、2021年の夏に世界文化遺産に登録されました。青森県観光物産館アスパムには地元の特産品・工芸品を販売するショップや展望台があり、デートの締めくくりに訪れるのにおすすめのスポットです。
アート好き・歴史好きのカップルは、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめカップル:アートや歴史が好き、興味があるカップル
どんなデート?:芸術と歴史を巡るアカデミックなデート
目安時間:7時間
目安予算:2人で9,000円
概要:青森の芸術と歴史を巡るアカデミックなデートプラン
今回紹介するのは青森県立美術館をメインに、世界文化遺産に登録されている三内丸山遺跡も訪れるアカデミックなデートプランです。
10:00 | JR青森駅集合 |
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移動 | バスで約20分 |
10:20~12:00 | 青森県立美術館で作品を鑑賞 |
12:00~12:50 | 美術館内にあるcafe「4匹の猫」でランチ |
移動 | 徒歩約10分 |
13:00~15:00 | 三内丸山遺跡とさんまるミュージアムを見学 |
移動 | バスで約30~40分 |
15:40~17:00 | 青森県観光物産館アスパムでお土産探し&展望台へ 港周辺を散策 |
それぞれのデートスポットは少し離れているので、集合場所であるJR青森駅からはバスを使った移動がおすすめです。
午前は青森県立美術館で青森県ゆかりの作品を鑑賞し、午後は2021年夏に世界文化遺産に登録された三内丸山遺跡を訪れます。
青森県観光物産館アスパムにはお土産物屋や展望台があるため、デートの思い出の品を購入したり、記念写真を撮ったりしてみましょう。時間が余ったら、港周辺の遊歩道を散策するのもおすすめです。
次に今回紹介するデートプランのメインスポットでもある、青森県立美術館の見どころや展示内容について詳しく紹介します。
青森県立美術館は施設全体が芸術的な空間になっている美術館
青森県立美術館は、青森県とゆかりのある作家の芸術作品を主に展示している美術館です。屋外には奈良美智の「あおもり犬」と「Miss Forest/森の子」を展示しています。2作品とも高さが5mを超える巨大な作品で、一目見ただけで迫力に圧倒されます。
魅力は展示品だけでなく、建物にも特徴があり、美術館の空間全体でアートを体感できるところです。建物は白を基調とした洗練されたデザインで、館内の案内表示には水平・垂直・斜め45度同幅の直線だけで構成した、青森県立美術館だけのオリジナルフォントを使用しています。
美術館の中心には「アレコホール」と呼ばれる縦・横21m、高さ19m、四層吹き抜けの大空間があり、マルク・シャガーが描いたバレエ「アレコ」の背景画を展示しています。
作品は1枚1枚が映画館のスクリーンほどの大きさがあります。全4枚の絵のうち青森県立美術館で常に見られるのは3枚ですが、残りの1枚を所蔵している美術館の改修工事の関係で、現在は全ての絵を一つの空間の中で鑑賞することが可能です。 ※2022年1月時点
また、美術館にはミュージアムショップとカフェも併設されています。ミュージアムショップでは展示作品にちなんだデザインのグッズを多数販売しており、購入するとデートの思い出に残るでしょう。カフェはカレー・パスタ・スイーツなどを食べることができ、鑑賞終わりの小休憩におすすめです。
今回は青森県立美術館のスタッフ・今真弓さんに、美術館の見どころや主な展示内容などを教えていただきます。
主な展示品は青森県ゆかりの作家の作品
編集部
青森県立美術館は、真っ白な外壁と館内の広々とした空間が印象的で、洗練された雰囲気が漂う美術館ですね。どのような作品をメインで展示しているのでしょうか?
スタッフ・今さん
青森県立美術館の中心にある「アレコホール」と呼ばれる大きなホールには、20世紀を代表する画家、マルク・シャガール(1887-1985)によるバレエ「アレコ」の背景画を展示しています。アレコホールは縦・横21m、高さ19m、四層吹き抜けの大空間なんですよ。
また常設展示室からつながる屋外トレンチには、青森県出身の奈良美智(1959-)が制作した「あおもり犬」を展示。高さ8.5mの立体作品で、多くの方に親しまれています。
ほかにも、以下のような近・現代の青森県出身作家およびゆかりのある作家の、個性的で優れた美術作品を多く展示しています。
- 棟方志功
- 関野凖一郎
- 工藤甲人
- 寺山修司
- 成田亨
- 奈良美智
編集部
「アレコ」も「あおもり犬」も、その迫力に圧倒されますね!こちらの2作品を見たいがために訪れたという口コミを多数拝見したのですが、みなさん「スケールの大きさに圧倒された」「美しさと迫力に圧倒されて数分間立ち尽くしてしまった」など驚かれていました。
青森県立美術館はとても人気の高い美術館ですが、青森県立美術館ならではの特徴はどのような点でしょうか?
スタッフ・今さん
真っ白な「ホワイトキューブ」と土の床や壁が露出する隙間の「土」の展示室が、対立しながらも共存する強度の高い空間は、当館の大きな特徴です。青木淳氏の設計で、三内丸山遺跡から発想を得ています。
当館の建物は発掘現場のトレンチ(壕)のように地面が幾何学的に切り込まれ、その上から白く塗装したレンガの塊が覆いかぶさっています。建物自体が非常に美しいので、展示品と併せてじっくりご覧いただきたいです。
また、展示替えの際にはその都度使用する展示室を変更していますので、通行できる廊下が変わり、まるで迷い込んだかのような気持ちになることもあると思います。展示ルートは看板やスタッフがご案内していますので、ご安心ください。
編集部
導線を1つに固定せず、展示ごとに様々なルートを通れるよう工夫している美術館は珍しいのではないでしょうか。通る道が変わると「こんな道もあったんだ」「前回と逆方向に歩くだけで雰囲気が変わるな」など新しい発見ができるので、何度でも訪れたくなります。
個性的な建物を活用した展示を行っている青森県立美術館ですが、どのような想いで日々活動されているのですか?
スタッフ・今さん
当館では特徴的な空間を活かした舞台芸術活動も展開しています。ご来館いただいた皆様に、より「青森らしさ」をお伝えできる、魅力にあふれた展示や公演、そして様々なイベントを国内外へ発信してまいりたいと思っております。
編集部
青森県立美術館は絵画や彫刻のような美術だけでなく、舞台芸術も鑑賞できる美術館なのですね!イベントのタイミングに合わせて訪れると、目で見たり耳で聴いたりと、五感を使ってアートを体感できそうです。
企画展は青森を中心に東北地方に特化したものを開催
編集部
青森県立美術館では青森県にゆかりのある作家さんの作品を中心に展示を行っているとのことでしたが、どのような展覧会を開催しているのでしょうか?
スタッフ・今さん
当館のコレクション展(常設展)は、年4回展示を変えておりますので、過去にご覧いただいた方も楽しめると思います。
企画展もさまざま行っており、2021年度から2022年度にかけては、以下のような企画展を行います。
- 企画展「東日本大震災10年 あかし testaments」:2021年10月9日(土)~2022年1月23日(日)
- プロジェクト「美術館堆肥化計画2021」:2021年10月2日(土)~2022年4月17日(日)
プロジェクト「美術館堆肥化計画2021」は当館だけでなく、津軽地方(五所川原市、中泊町等)を中心に県内各地で関連イベントを開催しました。2022年2月5日から当館で成果展示を行います。
編集部
青森県をはじめ、東北地方と関連した企画展を行っているのですね。過去には以下のような企画展を開催したと伺いました。
- 富野由悠季の世界:ロボットアニメの変革者
- めがねと旅する美術展 世界をとらえる、秘密をのぞく、次元を越える、だまされてみる?
- 化け物展
絵画だけでなく、彫刻・写真・現代アートなど様々なジャンルの作品を展示しているので、事前に公式サイトの「展覧会・イベント」から企画展の開催状況を確認してから訪れてみたいです。
企画展以外にも、青森県立美術館ではイベントやワークショップを実施しているそうですね。
スタッフ・今さん
はい、2021年11月26日(金)~27日(土)と12月18日(土)は、「ナイトミュージアム」として、開館時間を20:00まで延長するイベントを開催しました。
アレコホールを無料開放するほか、夜間「Miss Forest/森の子」「あおもり犬」のライトアップで、夜ならではの雰囲気を体験できるイベントとなりました。
またナイトミュージアムの開催期間中は、ピアノ演奏体験会・アレコ特別鑑賞プログラム・ミュージアムコンサートを行ったり、カフェ「4匹の猫」で特別メニューを提供したりもしました。
編集部
暗闇の中でライトアップされた真っ白な建物はとても幻想的でしょうね。ほかにも館内のアレコホールを使った音楽劇や、ピアノ演奏体験会などのイベントも開催しているとのことですし、施設全体で芸術に触れられるのは素敵だと思います。
今さんおすすめの作品は奈良美智作「Miss Forest/森の子」
編集部
建築・美術作品・音楽と、アートにあふれている青森県立美術館ですが、今さんが思う施設の魅力は何でしょうか?
スタッフ・今さん
館内のいたるところに配置されている、菊地敦己氏がデザインした統一感のあるロゴタイプやサインの書体が魅力だと思います。水平・垂直・斜め45度同幅の直線だけで構成されたオリジナルフォントで、ロッカーの番号や消火器表示に至る細かい部分まで、徹底して統一されていますよ。
▲オリジナルフォントを使ったエントランスの案内表示。すみずみまで施設のデザインにこだわっているのが伺えます。
編集部
言われてみれば、普段見かける活字とは異なる書体の文字ですね。水平・垂直・斜め45度同幅の直線だけで、画数が多い漢字まで再現できるなんて驚きです。
施設の魅力とあわせて、今さんが特に好きな展示についても教えていただけますか?
スタッフ・今さん
私が好きな展示品は、屋外の八角堂に設置された「Miss Forest/森の子」ですね。高さ約6メートルのブロンズ像で、ちょっと微笑んでいるように見える表情がかわいらしいです。
今日の「Miss Forest / 森の子」は青空の下、たたずんでいました。 右から見た顔、左から見た顔。#青森県立美術館#aomorimuseumofart#奈良美智#missforest#森の子#八角堂 pic.twitter.com/HSLhWywCxX
— 青森県立美術館 (@aomorikenbi) September 2, 2021
編集部
観賞していると気持ちが落ち着くような、穏やかな表情を浮かべた作品ですね。屋外に展示されているとのことですし、晴れた日や雪が積もった日など、天気ごとに像を見たときの印象が変わるかもしれません。訪れた日に感じたことを大切にしながら鑑賞してみたいです。
シーズンごとの楽しみ方を紹介!冬の降雪時は必見
編集部
青森県は日本の中でもよく雪が降る地域ですが、時期や季節ごとの楽しみ方はありますか?
スタッフ・今さん
自然の中に佇む美術館の外観にもご注目いただきたいです。建物は晴れの日はもちろんですが、冬の降雪時も外観が非常に美しく、高い評価を得ています。「あおもり犬」の頭の上に、雪が綿帽子のように積もっていく様子は必見です。冬にしか会えない“雪帽子のあおもり犬”は、是非ご覧いただきたいです。
▲冬の青森県立美術館。晴れた日は入場する前に写真を撮っておきましょう。
編集部
白い雪と建物がマッチした、とてもきれいな景色ですね!寒くて外出が億劫になりがちな冬でも、この景色が見れるなら青森県立美術館に訪れてみたくなります。
高さ5mを超える巨大な作品の前で記念撮影ができる
編集部
ちなみに、館内には写真を撮影できるスポットはあるのでしょうか?
スタッフ・今さん
バレエ「アレコ」の背景画や奈良美智の「あおもり犬」「Miss Forest/森の子」、棟方志功作品については、著作権者のご好意により、個人での使用に限り写真撮影が可能となっております。春や夏は、あおもり犬の前に設置してあるエサ皿に色とりどりの花が植えられるため、多くの方が撮影されていますよ。
また現在はアレコ全4幕を展示していますので、ぜひそちらでも撮影を行っていただきたいです。 ※2022年1月時点
編集部
アレコ全4幕とはマルク・シャガールが描いた、バレエ「アレコ」の全4枚の背景画のことですよね。第1幕・第2幕・第4幕は青森県が、第3幕はアメリカのフィラデルフィア美術館が所蔵していますが、フィラデルフィア美術館の改修工事に伴い、現在は全ての作品が青森県立美術館に集まっていると聞いています。
それぞれが映画館のスクリーンくらいの大きさがある作品ですし、四面の壁に展示してある様子は圧巻でしょう。
青森グルメが楽しめるカフェ&あおもり犬の貯金箱も買えるショップは要チェック!
編集部
展示を一通り見終わったら、お土産を購入したりカフェで休憩したくなるカップルもいると思います。青森県立美術館にはショップやカフェは併設されていますか?
スタッフ・今さん
当館にはミュージアムショップとカフェがございます。どちらも独立したエントランスを持っているので、館内に入らなくても、公園側から直接入ることも可能です。
ミュージアムショップではミュージアムグッズのほか、美術関連書籍、図録等の販売も行っております。あおもり犬の貯金箱も販売していますので、展覧会観賞後のショッピングに利用していただきたいです。
カフェ『4匹の猫』では奈良美智の「八角堂」を眺めながら、青森県産食材を使ったオリジナルカフェメニューをお楽しみいただけます。県産りんごのアップルパイなどが好評です。
▲併設されているcafe「4匹の猫」。大きな窓から日光が入り、鑑賞後にほっと一息つけそうです。
編集部
ミュージアムショップでは、それぞれの企画展に合わせた限定グッズも販売しているそうですね。展示品にちなんだデザインのものが多く、見るだけでも企画展の内容を振り返れます。
カフェではスイーツだけでなく、カレーやパスタなどの食事メニューも充実しているので、午前からデートするときはランチスポットとして利用してみたいです。
青森県立美術館の口コミ・評価
編集部
建物や展示品など、施設全体で芸術を体感できる青森県立美術館ですが、来館者さんからはどのような感想を寄せられていますか?
スタッフ・今さん
年齢、性別を問わず多くの方からご好評をいただいています。特に「アレコ」「あおもり犬」「Miss Forest/森の子」等の巨大な作品に関しては「迫力に圧倒され、感動した」という声を寄せられることが多いです。
また、ウルトラシリーズでヒーロー・宇宙人・怪獣や、メカニック・セット等のデザインを担当した成田亨(1929-2002)の作品についても高評価をいただいています。
編集部
巨大な作品は一目見ただけで圧倒されますし、印象にも残りやすいですよね。それに青森県は成田亨や奈良美智など、日本を代表する芸術家を多く輩出しています。青森県立美術館は、今まで知らなかった地元の魅力を再発見できる場所だと思います。
Googleマップには、2,200件以上のレビューが寄せられています。評価も★4以上と高評価です。一部を要約して紹介します。
- シャガールの「アレコ」は迫力満点!展示室に入ってすぐに圧倒されました。
- 地元青森とゆかりのある作家の作品を、広々とした空間で鑑賞できました。内容も濃く、充実した時間を過ごせました。
- 展示品はもちろん、白を基調とした建物自体が芸術作品だと思う。ロッカーやトイレも真っ白でした。
- カフェのアップルパイがおいしかったです!店内からの見晴らしも良かったし、鑑賞後の休憩に訪れて正解でした。
展示している作品だけでなく、建物やカフェなど総合的に満足したという口コミが多く寄せられていました。アート好きのカップルなら、半日以上滞在できるほど素晴らしい芸術があふれている美術館だと言えそうです。
青森県立美術館の今さんからカップルへのメッセージ
編集部
最後に、デートでの来館を検討しているカップルへのメッセージをお願いします。
スタッフ・今さん
青森県立美術館は展示品だけではなく、建物自体が非常に美しいことでも有名です。隣の「三内丸山縄文遺跡」の発掘現場から着想を得て設計された白い建物を、自然に囲まれた四季折々の風景も併せてお楽しみいただければ幸いです。
カフェもゆったりとしたクラシック音楽が流れておりますので、ほっと一息ついていただけると思います。夜になると建物にシンボルマークが美しく浮かび上がりますので、夕方以降に外観をご覧になることもおすすめします。
▲建物のシンボルマークが浮かび上がっている様子。青白い光が幻想的です。
編集部
今回お話を伺って、青森県立美術館は作品や建物など、施設のすみずみまで芸術を堪能できる美術館であることがわかりました。デートでは時間に余裕を持って訪れてみたいです。
今さん、本日はありがとうございました。
青森県立美術館の基本情報
住所 | 〒038-0021 青森市安田字近野185 |
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アクセス | 【青森駅より】 ・車で約20分 ・青森市営バス乗車「県立美術館前」下車、所要時間約20分 【JR新青森駅より】 ・車で約10分 ・ルートバスねぶたん号乗車「県立美術館前」下車、所要時間約10分 |
開館時間 | 9:30~17:00 ※入館は16:30まで |
休館日 | ・毎月第2・第4月曜日 ※祝日の場合は、その翌日 ・年末年始 ※2022年度は12月26日~1月1日 |
入館料 | ・一般:510円 ・大学生、高校生:300円 ・中学生、小学生:100円 |
駐車場 | 有 |
開いている時間帯 | 平日は比較的どの時間も空いている ※団体の予約がある場合は混雑が予想される |
平均滞在時間 | 1時間〜2時間程度 |
カップルの割合 | 不明 家族・カップル・友人グループが多い |
公式サイト | http://www.aomori-museum.jp/ja/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
青森県立美術館周辺のデートスポット
今回紹介するデートプランでは、青森県立美術館は午前中に訪れます。午後は時間がたっぷりあるため、他のスポットも巡ってみましょう。
今回紹介する三内丸山遺跡は、青森県立美術館からは徒歩10分で、2021年の夏に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の遺跡群」の中でも最大規模の遺跡です。
ここからはそんな三内丸山遺跡と、青森県観光物産館アスパムを紹介します。
おすすめのデートスポット
2021年夏に世界文化遺産に登録:三内丸山遺跡
三内丸山遺跡は現在から約5,900~4,200年前の、縄文時代の集落を復元した遺跡です。狩猟・採集を基盤にした定住生活の様子や、出土品の時代の幅広さから環境変化への適応を示す、人類史的に重要な遺跡として世界文化遺産に登録されました。
敷地内の遺跡エリアには、歴史の教科書でおなじみの竪穴住居のほか、柱の直径が約2mもある大型掘立柱建物や、床が高くなっている掘立柱建物などが復元してあります。また、体験コーナー・ショップ・レストランを併設している資料館もあるため、あわせて訪れてみてください。
公式URL:https://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/
青森市内を360度見渡せる展望台がある:青森県観光物産館アスパム
青森県観光物産館アスパムは、お土産物屋・展望台・食事処・体験コーナー・会議室などを併設している複合施設です。1階にはショップが集まっており、リンゴを使ったお土産やB級グルメ、青森県の民工芸品を購入できます。
最上階には360度をぐるりと眺望できる展望台があり、青森市内や陸奥湾などを一望することが可能です。近くには青森ラブリッジや、青森ベイ・プロムナードなどの遊歩道もあります。デートの締めくくりに夕日を眺めながら、海岸沿いをゆっくり散策するのもおすすめです。
公式URL:http://aspm.aomori-kanko.or.jp/index.html
まとめ:青森県立美術館の作品と建物の両方でアートを体感しよう
今回は青森県立美術館をメインに、三内丸山遺跡と青森県観光物産館アスパムを訪れるデートプランを紹介しました。
青森県立美術館は、青森県にゆかりのある作家の作品を中心に展示を行っている美術館です。真っ白な建物は美しく、美術館の施設全体でアートを体感できます。
三内丸山遺跡は世界文化遺産に登録されていますし、青森県観光物産館アスパムでは青森の特産品を購入できるので、芸術や歴史文化に触れつつ、地元の魅力を再発見できるでしょう。
デートで青森市を訪れる際は、ぜひ参考にしてみてください。