【静岡】焼津神社で叶える伝統の神前式!1600年の歴史が紡ぐ特別な一日

今から1600年前に創建された「焼津神社」は、古代日本の皇族として知られる「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」の知恵と勇気、優しさを称えて主祭神として祀っている神社です。

今川氏や徳川家などの武家とも深い関わりをもち、焼津地域の漁業関係者の心の支えとなっていたことから、現代に至るまでに多くの人々の信仰を受け継いでいます。

そんな歴史のある焼津神社で行う神前式では、堂々たる社殿で執り行われ、焼津神社ならではの雰囲気を感じられます。

神前式を検討している方はもちろん、婚活中の方にも参考になる内容になっていますので、ぜひご覧いただきたく思います。

1600年の歴史を持つ焼津神社:地域の守り神として

静岡県焼津市にある焼津神社の全景

静岡県の焼津市にある「焼津神社」は、焼津駅から徒歩13分の場所にあります。広大な敷地にそびえ立つ貫禄のある社殿では、「日本武尊」が主祭神として祀られています。

また、毎年8月12・13日に行われる焼津神社の大祭りは「東海一の荒祭」として知られ、地域の方々をはじめ各地から参拝客が訪れることでも有名です。

今回は「焼津神社」の宮司である鈴木啓央さんに、神前式や神社の由来などについてお話を伺いました。

インタビュアー

焼津神社はどのような神社か教えてください。

鈴木さん

焼津神社の御創建は反正天皇4年(西暦409年)と伝えられており、今から1600年以上も前になります。

御祭神日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の知恵と勇気と優しさを称え、焼津の守神としてお祀りをしたことが神社のはじまりです。

今川氏や徳川家などの武家の信仰も厚く、また焼津地域の人々や命がけで漁に出て働いていた漁業関係者にとっての心の支えとして崇められ、現代までその信仰が受け継がれています。

インタビュアー

日本武尊や武者との関わりや大盛況の大祭荒祭の様子から、焼津神社はパワーに満ち溢れた場所だというのが伝わります!

焼津神社に訪れる地元の方や観光客も、心身ともにエネルギッシュになれそうですね。

見どころ:杭迫柏樹先生揮毫の「扁額」と漁師町ならではの鈴緒

静岡県焼津市にある焼津神社の扁額

インタビュアー

訪れた際に「ここも見て欲しい!」とおすすめしたい、見どころなどはありますか?

鈴木さん

拝殿の中に有名な書家である杭迫柏樹先生揮毫の扁額(へんがく)が掲げてあります。この扁額には焼津大神(やいづのおおかみ)と書かれており、境内に生えていたヒノキを使用した一枚板です。

挙式・祈祷以外では殿内に入れませんが、お賽銭箱のあたりから見ることができますよ。

また、鈴緒の網は漁師町ならではの手作りです。

インタビュアー

現代書道家である杭迫氏の書は、圧倒的な存在感でしょうね。

さらに境内に生えていたヒノキを額材に使用してしまうとは、焼津神社の方がこの地に関わる全てを大切に思う気持ちも感じられます。

焼津神社の神前式:大正時代から続く伝統

インタビュアー

焼津神社で神前式を行うようになったのはいつ頃からですか?

鈴木さん

他の神社と同様、神前式が行われるようになったのは大正天皇の御成婚以降です。御創建より1600年の歴史を誇る神社での結婚式です。

インタビュアー

焼津神社の御創建が1600年前とは、とても長きにわたって神社が地元に根付いてきたのがわかります。

心身共に歴史ある空間に浸りながら愛を誓う神前式、忘れられない日になりそうですね。

神前式の実施状況:月1〜2組の少人数制

インタビュアー

焼津神社では毎月、何組くらい挙式が行われますか?

鈴木さん

月にもよりますが、平均して1~2組くらいですね。

インタビュアー

そうなんですね。焼津神社の神前式では、心をこめて挙式を執り行ってくださると伺っています。一組一組の式を大切に思ってくださる心遣いが嬉しいです。

焼津神社の神前式:式次第と参列者について

静岡県焼津市にある焼津神社の神前結婚式

インタビュアー

焼津神社の神前式当日の流れを教えてください。

鈴木さん

神前式は次のような流れでご案内しています。

  1. 修祓(おはらい)
  2. 献饌(お供え物を上げる)
  3. 斎主祝詞奏上
  4. 神楽「浦安の舞」(希望により)
  5. 三献の儀(三三九度)
  6. 指輪交換
  7. 誓詞奉読(新郎新婦誓いの言葉)
  8. 新郎新婦玉串拝礼
  9. 親族代表玉串拝礼(両家の両親による玉串拝礼)
  10. 撤饌(お供え物を下げる)
  11. 親族盃(親族固めの盃)

以上が式次第です。

インタビュアー

お供え物を上げたり玉串を奉ったりするのは、神前式ならではですね。

神前式の参列者数:両家18名ずつ、計36名まで可能

静岡県焼津市にある焼津神社の神前結婚式への参列

インタビュアー

神前式には何名まで参列が可能でしょうか?

鈴木さん

新郎新婦と両親を除き、両家18名ずつ参列いただけます。多少の増員は対応しますので、ぜひご相談くださいませ。なお、親族以外の方でも参列にふさわしい服装であれば参列可能ですよ。

インタビュアー

親族だけでなく、友人も参加ができるということですよね。関わりの深い方々と、神前式での時間を共有できるのは嬉しいです。

神前式の感想とエピソード:厳かな雰囲気と心温まる瞬間

静岡県焼津市にある焼津神社で神前結婚式をする夫婦

インタビュアー

結婚式に参加されたご夫婦、または参列者の方々からはどのような感想が多いですか?

鈴木さん

「厳かな雰囲気で、焼津神社で結婚式をして良かった」とのご感想を頂いております。

インタビュアー

古くから信仰が受け継がれているという、焼津神社ならではの雰囲気でしょうね。堂々たるこの地で式を挙げられるというのは、新郎新婦の一生の思い出になりますよね。

神前式でとくに印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

鈴木さん

挙式中に体調が悪くなった新婦を、新郎が優しく気遣っていたことがありました。新郎の優しく頼もしい姿に深く感動しました。

インタビュアー

今まさに神前にて挙式を執り行うという状況では、お二人ともとても気持ちが引き締まっていたことでしょう。

そんなときでも新郎が新婦に優しく寄り添うという、素敵な一場面でしたね!

焼津神社での神前式予約:申し込み方法と注意点

静岡県焼津市にある焼津神社で神前結婚式をする宮司

インタビュアー

神前式の申し込みについて教えてください。

鈴木さん

日時をご予約頂き、一度神社にお越しください。本申込の用紙を渡しますので、式の説明を致します。挙式1ヶ月前までに本申込書と挙式料をお納めください

インタビュアー

焼津神社の神前式に予約するときは、まず神社へ問い合わせをするのがいいですね。

神前式の予約時期:1年前から可能、ただし例外あり

インタビュアー

挙式予約は何ヶ月前から可能でしょうか?

鈴木さん

予約は挙式日の1年前から可能です。

ただし、年末年始・大祭のある8月前半・七五三のある10月中旬から11月の土日祝日は承れませんので、ご了承ください。

インタビュアー

年間行事で賑わうシーズンは、避けた方がいいのですね。

1年前から予約が取れるとのことで、早めに日程確認ができるのが安心です。

焼津神社の神前式詳細:料金、所要時間、控室情報

焼津神社の神前式の料金や時間、控室の有無については以下の通りです。

料金 190,000円〜
時間 約30分
控室 両家合同

控室は、令和2年8月に新築された建物です。

焼津神社の神前式Q&A:雨天時の対応と準備について

ここからは「焼津神社」の神前式に関するよくある質問をまとめています。これから神前式を検討しているご夫婦(カップル)は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

雨天時の挙式:社殿内で行うため安心

静岡県焼津市にある焼津神社の社殿

インタビュアー

雨の日でも挙式は可能ですか?

鈴木さん

社殿内で行いますので雨天でも挙式が可能ですよ。

インタビュアー

当日、天気の心配をすることなく挙式に集中できますね!高尚な社殿で過ごす時間は、二度と経験できない特別な時間になりそうです。

衣装や写真の手配:カップル自身で準備が必要

インタビュアー

神前式の衣装や着付けについてお聞かせください。

鈴木さん

貸衣装、着付け、ヘアメイク、写真などは対応しておりませんので、ご自身で手配いただきます。また、着付け・ヘアメイクの部屋はありませんので、お済ませの上神社にお越しください

インタビュアー

準備を済ませてから、神社へ向かうのですね。お気に入りの衣装やヘアメイクを準備するのも、結婚式の楽しみのひとつですよね。

焼津神社からのメッセージ:永遠に残る思い出の場所

鈴木さん

神社は一般企業の営む結婚式場と違い、空調やサービスの面において快適でない面があることは否めません。

しかし神社での挙式では、お二人の思い出の場所が永遠に存在し続けるという価値があります。このような点を比べ、ご希望に添う場所での挙式をお勧めします。

インタビュアー

改めて、古くから信仰されている焼津神社で式を挙げることの価値を感じられました。

まずは焼津神社に訪れて、1600年の歴史に触れてみるのもいいかもしれませんね。本日は丁寧なご説明をしていただき、ありがとうございました。

焼津神社:アクセスと基本情報

住所 〒425-0026
静岡県焼津市焼津2丁目7番2号
電話番号 054-628-2444
公式サイト https://yaizujinja.or.jp/