
若松惠比須神社でえびす様に見守られる荘厳で和やかな神前式を|福岡県北九州市
今回は、福岡県北九州市にある「若松惠比須(わかまつえびす)神社」で行う神前式についてご紹介します。
若松惠比須神社は、創建以来千年以上の歴史ある神社で、地元では「おえべっさん」と呼ばれ親しまれています。
年間を通して様々な祭りや行事が行われ、中でも新年1月10日前後に行われる「十日えびす祭」や春に若松の街を練り歩く「春季大祭」、花火も打ち上げる盛大な「例大祭」は、商売繁盛や福徳円満を願って大いに賑わいます。
そんな若松惠比須神社で行われる神前式は、親族のみが本殿に昇殿し、厳粛かつあたたかみを感じる雰囲気で行われます。
歴史のある神社で伝統的な挙式をしたい、親族だけの少人数で結婚式をしたい、というカップルにおすすめです。
今回は、若松惠比須神社の宮司の方にお話を伺い、若松惠比須神社の特徴や神前式の魅力について教えていただきました。
基本情報
- 千余年の歴史ある神社で挙式ができる
- なじみのある恵比須さま・大黒さまが主祭神
- 夜の挙式(宵の結婚式)もできる ※4~9月限定
挙式スタイル | 神前式 |
---|---|
対応人数 | 神前式:~50名 宵の結婚式:~20名 ※変更の可能性あり。要問合せ |
予算目安 | 神前式(初穂料):5万円~ 宵の結婚式(初穂料):7万円~(要相談) |
千年以上の歴史を誇る「若松惠比須神社」
「若松惠比須神社」は、七福神の中でもおなじみの「惠比須さま」「大黒さま」を主祭神とする神社で、千年以上の長い歴史があります。
惠比須さまは商売繁盛や五穀豊穣、大黒さまは縁結びや福徳円満の神様と云われ、生活に密着したなじみのある神様であることから、幸福や良縁を願う地元の人々から親しまれ、信仰されてきました。
広々とした境内には豊かな緑や四季折々の花も見られ、春夏秋冬それぞれの季節を映す美しい写真を撮影することができますよ。
それでは、宮司の谷さんに若松惠比須神社について詳しく伺っていきましょう。
海底から上げられた光輝く玉石を祀ったのが神社の始まり
編集部
まずはじめに、若松惠比須神社がどんな神社なのか、歴史やご由緒を教えてください。
谷さん
若松惠比須神社の由緒は、仲哀(ちゅうあい※)天皇と皇后が筑紫国(ちくしのくに)にお出ましにいらっしゃったことにちなみます。
※)日本の第14代天皇、在位192年~200年
今からおよそ1800年前、仲哀天皇の熊襲(くまそ※1)征伐に従われてこの地に皇后がお出かけになりました。その折、侍従の武内宿禰(たけうちのすくね※2)が地元の漁夫に洞海(どうかい)湾の海底を調べさせたところ、とても清らかで神々しく光り輝く石を抱いて海から上がってきました。
※1)九州南部にあった大和王権に抵抗したとされる人々
※2)第12~16代天皇に仕えたという伝説の忠臣
武内宿禰は「この石こそ海の神が皇后の聖旅を守られる御しるしの霊石である」と考え、天皇からの命令を賜りました。そして波がきらめき鳥が遊ぶ白砂青松の海辺に祠(ほこら)を建て、石を祀りました。
これが当社御鎮座の始まりと云われています。
この光輝く玉石は若松惠比須神社のご神体として、今も本殿奥深く大切に、けがれのない暗闇に荘厳に鎮まっておられます。
なお、958年に「恵比須大神宮柱草創古キ跡クノ如シ」と記された棟札(むなふだ※)が在ることから、若松惠比須神社の創建はこの年となっております。
※)創建の記録を木札に記して梁などに打ち付けたもの
御祭神として、惠比須さまと呼ばれる「事代主神(ことしろぬしのかみ)」「大山昨神(おおやまぐいのかみ)」大黒さまでおなじみの「大国主神(おおくにぬしのかみ)」をお祀りしています。
編集部
1800年もの昔に海底から拾い上げた光輝く石が、今も神社の奥深い場所にあるなんて、とてもロマンティックなご由緒ですね!暗い場所で神秘的な光を放っている石を想像するとワクワクします。
若松のシンボル若松大橋の真下に鎮座
編集部
若松惠比須神社がある場所、周囲の環境について教えてください。
谷さん
若松惠比須神社は、若松の象徴「若戸大橋」の真下に鎮座しております。
▲鳥居越しに見上げる赤い若戸大橋の眺めは圧巻
編集部
真下から眺める「若戸大橋」は、若松惠比須神社ならではの光景ですね。歴史ある鳥居と赤い鉄橋のコントラストが印象的です。
谷さん
そうですね、「若戸大橋」は2022年に重要文化財に指定されました。
▲赤い大きな「若戸大橋」は若松の街のシンボル
「若戸大橋」は近年夜間ライトアップされており、若松を含む「北九州市」は新三大夜景都市※にも選ばれ、「映える街」としてカップルたちから脚光を浴びています。
※)(一社)夜景観光コンベンション・ビューローが全国の夜景鑑賞士に投票を実施して認定したもの
また若松惠比須神社のある若松は、大正・昭和にかけて石炭の積み荷だし港として隆盛を極めました。
商人や船人たちの街としての名残がいまだにあり、若松惠比須神社から500m先にある南海岸には、財閥が作り上げたビル群が当時のまま残っております。
編集部
商売繁盛の神である惠比須さまに見守られ、長年栄えてきた歴史が垣間見えますね。
恵比須さまのご神徳は「商売繁盛」と「海上安全」
編集部
若松惠比須神社は、どんな目的でお参りに来る方が多いですか?
谷さん
若松惠比須神社のご祭神である事代主神(惠比須さま)のご神徳が「商売繁盛」「海上安全」ですので、これまで無事安全にお仕事をしてこられたことの感謝をするためにお参りに来られる方が多いですね。
また大国主命(大黒さま)も主神として祀られているため、最近では「病気平癒」や「恋愛成就」「家内安全」を願い、ご家族やカップルでお越しになる方が増えてきました。
編集部
周囲の人々や神さまに感謝するという謙虚な気持ちがあってこそ、商売繁盛や願い事の成就へと繋がるのでしょうね。
若松惠比須神社に、参拝や観光で訪れた場合の見どころがあれば教えてください。
谷さん
若松惠比須神社では、本殿内祈願の際に昇殿できるのですが、その際惠比須さまが描かれた大きな画を拝見することができます。本殿外からも遠くではありますが拝むことも可能ですよ。
▲明治時代の絵師によって描かれた惠比須さま
編集部
若松惠比須神社公式ブログを拝見したところ、この画は神社の由来に基づいて描かれたとありました。海底から上がったと云われる霊石のお話を知った上で画を拝見すると、より興味深く見ることができますね。
惠比須さまと大黒さまが見守る厳粛で和やかな神前式
編集部
若松惠比須神社では、どのくらいの頻度で神前式が行われていますか?
谷さん
若松の街が栄えていた頃は、1日に4~5件の神前式を別殿「祭座殿※現存せず」にて斎行していたこともあったようです。その後平成20年頃になると、転出過多や少子化に伴い、神前式は年に1件あれば良いという状況になりました。
私が平成24年に奉職した際には、神前式を行えるような「インフラ」がほとんどできておりませんでした。
そこで、急遽ホームページを作成して神前式の情報を掲載し、市内のブライダル企業や写真館へ片っ端から連絡して当社本殿の内覧をしてもらいました。
その後、若松惠比須神社の神前式について冊子等に掲載をしていただけるようになり、少しずつですが認知され、今では主祭神大国主命(大黒さま)のご神徳「家内安全」「福徳円満」を祈念して、月約1件ほど神前式を行っております。
編集部
谷さんの努力が実を結び、幸せな結婚式をされるご夫婦が一組ずつ増えていくのは、本当に嬉しいことですね。時代に合った方法で神社の魅力や情報を発信されているのが素晴らしいと思いました。
本殿の外からも祝福を受けられる挙式会場
編集部
若松惠比須神社の神前式を行う場所の様子や雰囲気について教えてください。
谷さん
若松惠比須神社では、ご本殿の大きな惠比須さまが描かれた画の目の前で厳粛に神前式を斎行いたします。
新郎新婦、ご親族のみご本殿に昇殿いただいていますが、本殿の外からも中の様子は拝見できますので、ご親族以外の方々も祝福していただけますよ。
▲開口部が広く、外からも本殿内の様子が分かる
編集部
惠比須さまのほがらかなお顔に見守られた儀式なら、厳粛な中にも心が和むようなあたたかみを感じられそうですね。
世代や国籍を超えて受け継がれる神前式
編集部
若松惠比須神社で結婚式をされる方に多い特徴、タイプなどはありますか?
谷さん
親子2代にわたって挙式をされる方が多くなりました。新郎新婦のご祖父母やご両親から「私も数十年前に若松惠比須神社で式を挙げましてね。ぜひ、娘や孫にもここで挙げてほしいと常々思っていました」などとおっしゃっていただけるのは、大変嬉しいことです。
歴史のある街に鎮座している若松惠比須神社だからこそ、親から子へ、そして孫へと伝承していく姿を拝見することができ、私たちも一緒にハレの日を過ごせることをありがたく感じております。
また、外国籍の方の神前式を行うことも多いです。以前に、大好きな日本で神前式をしたい、生まれのルーツである民族衣装を着た晴れ姿をご両親に見せてあげたい、とご希望された方がいて、了承し斎行したことがありました。
本来、神様の前で華美過大な服装はご法度とされていますが、神道のもとルールを守り、神様の前で粗相なき所作・姿勢であれば、国を越えた多様性があっても構わないと私は考えています。
▲若松惠比須神社には旅行がてら参拝にくる外国人も多い
編集部
しきたりにとらわれることなく、柔軟に対応されているのが素晴らしいと思います。新しい家族の誕生を祝い幸せを願う心は、世代や国に関係なく不変のものだと改めて気付かされる思いです。
すべてのことに感謝、周りに生かされていると実感する儀式
編集部
若松惠比須神社の神前式の流れの中で、ここに注目してほしい、というポイントなどはありますか?
谷さん
若松惠比須神社では、許可を頂いたうえで新郎新婦の「ご両親」のお名前を祝詞に入れて詠ませていただいております。
これまで育ててくれたご両親・ご親族に感謝し、またご両親のご子息ご息女のハレの舞台を皆で祝福している姿を、神様に見守っていただこうと考えているからです。
すべてのことに感謝し、皆に生かされていることをご参列の方々が感じ取ってくださると幸いです。
編集部
新郎新婦だけでなく、ご両親のお名前も詠みあげることで、親子の繋がりや家族同士の絆をより感じることができる気がします。
その他にも、若松惠比須神社ならではの特徴はありますか?
谷さん
若松惠比須神社は平地に鎮座しています。駐車場から本殿へ向かう際、距離も短く傾斜や段差はほとんどないので、おみ足の宜しくない方でも不自由なく参拝できるのが特徴です。
また、昇殿する際もバリアフリーを施していますので、不安なくご親族のハレの舞台にご参列いただけます。
▲多様な人達が参列しやすいよう配慮されている
編集部
高齢化社会が進む中で、傾斜のないフラットな造りやバリアフリーはとても重要ですよね。挙式会場を選ぶ上での、大きなポイントになると思います。
桜吹雪が舞う春の挙式がおすすめ
編集部
若松惠比須神社の境内にはたくさんの植栽が見られますが、季節によってどのような景色が見られますか?
谷さん
若松惠比須神社では、四季を通して様々な自然の彩りをお楽しみいただけます。春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉に囲まれ、冬は凛とした空気の中で結婚式を行うことができますよ。
編集部
春夏秋冬、それぞれ魅力的ですね。谷さんが一番お気に入りの季節はいつですか?
谷さん
春ですね。境内を囲む何本もの桜の下で行う神前式はとても幻想的でした。桜吹雪の中で撮影する集合写真は、一生忘れられない宝物になるのだろうなぁと思っています。
▲早春の境内にはピンク色が濃い河津桜が美しく咲き誇る
編集部
趣ある神社と幸せ色の桜、最高のシチュエーションですね!和装姿が一層美しく映えることでしょう。
幻想的な雰囲気の「宵の神前結婚式」
編集部
若松惠比須神社では、夜も挙式ができるそうですね。夜の神前式は珍しいと思うのですが、内容やきっかけについて聞かせてください。
谷さん
若松惠比須神社では、4月から9月の春夏の時期に限り「宵の神前結婚式」を実施しています。1日1組限定ですが、17時から20時の間でご都合にあわせて斎行いたします。
新郎新婦のおふたりが土日祝日に休みがとれない場合や、平日に休みをとって結婚式を行うと職場や周囲に迷惑をかけてしまうのではと懸念される場合などの対応策になれば、と考えております。
「宵の神前結婚式」を斎行された方からは「ふたりの都合がつかなくて、夕刻に実施してもらい助かりました。薄暗い中、本殿前のかがり火や竹明かりが幻想的で本当に良かったです。」と喜びの声をいただき、感無量でした。
▲夜の境内は神秘的な雰囲気に満ちていて素敵♪
「宵の神前結婚式」は特に初夏におすすめです。昼と違って涼しく、参拝者の姿も少なくなった夕刻から落ち着いた雰囲気で厳粛に斎行することができます。
「今は私達だけの空間というような雰囲気で、なんだか独占感がありました(笑)」という感想もいただいております。
編集部
神社を貸切にしたような贅沢な感覚も味わえるのは、宵の神前結婚式ならではの魅力ですね。
挙式の後は境内を自由に使える!
編集部
神前式の参列経験が無い方も多いと思いますが、若松惠比須神社では、神前式をより楽しんでもらうために工夫されている点などはありますか?
谷さん
作法や所作が分からず不安になるのは皆様同じ、当たり前のことです。そこで若松惠比須神社では、リハーサル(習礼)を挙式1週間前までに行っています。
編集部
リハーサルをしていただけるのは心強いと思います。いきなり当日を迎えるよりも、落ち着いて挙式に臨めそうですね。
谷さん
神前式は、難しいことは何もありません。当日もほとんど神職が先導いたしますので、先導に添って動いていただければ大丈夫ですよ。
また若松惠比須神社では、神前式の後は境内を自由にお使いいただけます(※要相談)。先日は斎行後、本殿前で若松伝統の「五平太ばやし」を新郎様とご友人で奉納演奏したこともありました。
郷土芸能を皆さんで楽しみ、おふたりを送り出す姿は、見ていて感動的でした。
▲若松惠比須神社の神幸祭の様子:郷土芸能を楽しむ風土がある
編集部
歴史ある神社で行う郷土芸能の演出は、ひときわ絵になるでしょうね。新郎新婦や参列者の皆さんに境内を解放されている若松惠比須神社の懐の深さを感じます。
挙式料は5万円~、衣裳は自由に持込可能
編集部
若松惠比須神社の挙式料について教えてください。
谷さん
初穂料として以下を納めていただいております。
神前結婚式 | 初穂料:5万円~ |
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宵の結婚式 | 初穂料:7万円~(要相談) |
編集部
日中の結婚式と宵の結婚式では初穂料が変わるのですね。
ちなみに、衣裳やヘアメイク、着付けなどもお願いすることは可能でしょうか。
谷さん
衣裳や美容着付については、特に提携会社はありませんので、ご自身での手配になります。レンタル衣裳店やブライダル会社をご紹介することは可能です。
また、若松惠比須神社には着付け室がありませんので、ご自宅か衣裳サロン等で着付けを済まされてから当神社までお越しいただくようになります。
編集部
決まった提携店が無いということは自由に選べるというメリットもありますね。また、お母様や祖母様が持っていた花嫁衣裳を着るのもとても素敵だと思いますので、ご親族含め一度聞いてみると良いかもしれませんね。
親子の狛犬と一緒に笑顔の撮影を!
編集部
神前式中の写真撮影について、何か決まりごとはありますか?
谷さん
若松惠比須神社では、神前式中の撮影は本殿内に1名のみカメラマンの入殿を許可しています。事前に来社して撮影範囲等の打ち合わせを行っていただくとスムーズです。
おふたりのハレの舞台ですので口うるさく云うことはありませんが、神様の前ですので失礼のないよう配慮いただければと思います。
編集部
せっかくのハレの日を楽しく過ごすためにも、事前の打合せでしっかりと撮影場所などを確認し、節度をもって当日に臨んでほしいですね。
谷さんおすすめの撮影スポットはありますか?
谷さん
狛犬の前がおすすめですね。若松惠比須神社の狛犬は珍しく、数匹の仔が親狛犬にじゃれついています。
家内安全、子宝を祈念したものですので、ぜひおふたりと一緒に写真を撮って、幸せな未来を想像してもらえたらと思います。
▲じゃれ合う姿がほっこりする親子の狛犬
編集部
狛犬の表情がユニークでなごみます!可愛らしい狛犬と一緒に、微笑ましい一枚が撮影できそうですね。
若松惠比須神社の口コミや評価
編集部
若松惠比須神社で実際に結婚式を挙げたカップルで、印象に残っているエピソードなどがあれば教えてください。
谷さん
足の具合が良くないお祖母様が車いすで参列されたことがありました。最初お祖母様は「皆に迷惑かけるから本殿には上がらない、外で見守っておくね」と昇殿を頑なに拒否されていました。
新婦様は「絶対おばあちゃんに近くで見ていてほしい。神主さんも参列を了承してくれているから」と懸命に説得されていました。
私達も、お祖母様のことは事前に伺っていましたので、お席を広めにご用意し、バリアフリー用の階段を設置して準備しておりました。
その後、申し訳なさそうに、そして不安がるお祖母様を横目に新郎様が「僕が車椅子を押して昇段しても良いですか?」とおっしゃられました。
本来であれば参進の際、神主、新郎新婦、ご親族の順で昇殿していくのですが、折角の晴れの舞台ですから、新郎様の申し出を快く了承しました。
無事に挙式が終わった後、お祖母様が目を潤ませながら「本当にありがとうござました。素敵な式を見ることが出来ました」と何度も私に頭を下げに来られたことを今でも忘れません。
新郎様のご英断が新婦様の願いを叶え、お祖母様にもしっかりと近くで挙式を見ていただくことができたのです。
神社側も前例や慣習にこだわるのではなく、とっさの出来事に柔軟に対応する力や多様性がなければならない、と勉強させていただいたエピソードです。
編集部
お祖母様は周りに気を遣い、新郎新婦はお祖母様の本当の気持ちに寄り添い…、お互いを思いやる愛にあふれた素敵なエピソードですね。新郎新婦とお祖母様はもちろん、ご両家にとってかけがえのない思い出になったことでしょう。
ほかにも、結婚式に参列されたゲストの方からの声で、印象に残っている言葉などはありますか?
谷さん
「神前式の祝詞は、よく分からないことが多いのに、今回は新郎新婦だけでなくご両親や、育ての親御さんのお名前が詠まれてびっくりした。感動して涙が出ました。」という声が印象的でした。
編集部
聞き慣れない祝詞の中に、具体的なお名前が聴こえてくることで、よりしっかりと新郎新婦とご両家を結ぶ儀式だという実感が沸くのでしょうね。
商売繁盛の祈願といえばココ!の声多数
編集部ではさらに、若松惠比須神社に参拝に訪れた方の口コミをGoogleマップなどで調べてみましたので、一部を要約してご紹介します。
- 毎年、十日惠比須の日に参拝
- 宮司さんが気さくで話が面白い
- 若戸大橋を下から見上げる圧巻の眺め
- 親子の狛犬が可愛かった~
他には、やはり商売の神様である惠比須様をお祀りしてあることから、商売繁盛や宝くじ運を授かりに参拝する地元の方からの声が多くあがっていました。
また、海が近く清々しい雰囲気、いつ訪れてもキレイに整頓されているという声も多数挙がっており、訪れる参拝者に気持ちよく過ごしてもらえるよう、手入れが行き届いている神社だということが分かりました。
結婚が決まったカップルへのメッセージ
編集部
最後に、結婚が決まってこれから結婚式のことを考えるカップルへメッセージをお願いします。
谷さん
個が尊重され、周囲との関係性が希薄になりつつある現代だからこそ、相手を思いやる気持ちや人同士の繋がりを求める人が増えているのではないかと思っています。
そんな方にこそ、神様におふたりの結婚を奉告し、ご両家の繋がりを強く感じる神前式は向いていると思います。
神前式は決して難しくありません。いくつかの所作を覚えて、開始時間さえ守っていただければ大丈夫です。
もちろん事前にご教示いたしますし、どんな些細なことでも疑問や不安がないように、お打合せ時にしっかりお話しさせていただきます。
編集部
神前式は形式やしきたりが重視されると思われがちですが、大切なのはおふたりの気持ちだということが改めて分かりました。
本日は参考になるお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました!
若松惠比須神社の詳細情報
住所 | 〒808-0024 福岡県北九州市若松区浜町1丁目2-37 |
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アクセス | 【電車】JR(筑豊本線・若松線)「若松駅」下車、徒歩10分 【バス】「若松駅」から市営バス「若松区役所前」下車、徒歩2分 |
電話 | 093-771-1156 |
駐車場 | 若干の駐車スペースあり |
付帯設備 | 控室等なし |
衣裳・ヘアメイク | 提携店無し、紹介可能 |
写真 | 提携カメラマンあり |
予約・申込 | 仮予約は2か月前まで 本予約は1か月前まで(挙式代2週間前まで) |
挙式可能時間 | 神前式:10:00~14:30 宵の結婚式:17:00~20:00 ※4月から9月のみ |
公式サイト | https://wakamatsu-ebisu.jp/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
まとめ:歴史ある神社で心あたたまる神前式を叶えよう
今回は、福岡県北九州市にある「若松惠比須神社」で行う神前式についてご紹介しました。
若松惠比須神社は、若松のシンボル的存在の「若松大橋」の真下にあり、存在感抜群の赤い鉄橋を真下から眺めることができます。
本殿で行われる神前式は、大きな惠比須さまの笑顔に見守られる中、厳粛ながらも心あたたまる雰囲気で行われます。
境内は傾斜や段差もないフラットな造りなので、美しい植栽や自然の景色を眺めながらお散歩するにもぴったりですよ。
福岡県で結婚式を考えているカップルは、お散歩がてらぜひ下見に行ってみてくださいね。