土湯温泉町で滝&足湯巡りや巨大こけしとの撮影を楽しむ“映え”デート|福島市

この記事では、土湯温泉観光協会のスタッフ・伊藤さんにお尋ねした情報を元に作成した、福島市土湯温泉町の“映え”スポットを巡るデートプランをご紹介します。

土湯温泉町は、JR福島駅からバスで約40分と市街地近郊ながら、山々に囲まれた秘湯の雰囲気漂う温泉街です。荒川沿いに旅館が建ち並ぶ「温泉街エリア」と、標高1,200mの峠に6軒の秘湯の宿が点在する「土湯峠エリア」があり、単純温泉・炭酸水素塩泉・硫黄泉・鉄鉱泉といった多彩な泉質を堪能できます。

今回は、そんな土湯温泉町で特におすすめしたい“映え”スポットを巡るデートプランを考えました。各スポットの魅力や撮影の楽しみ方のほか、周辺の観光スポットもあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

土湯温泉町の“映え”スポットを巡るおすすめルート

今回は、土湯温泉町の“映え”スポットを徒歩と車で巡るコースをご紹介します。

まずは、土湯温泉街近くの観光名所である「滝のつり橋」からスタートです。のんびりと散策を楽しんだら、温泉街にある公衆浴場「中之湯」の敷地内にある無料の足湯「きぼっこの湯」をはじめとする足湯スポットを巡ってリフレッシュしましょう。

その後は温泉街でランチやお土産選びを満喫し、車で約15分の場所にある「女沼(めぬま)」へ。水際を散策しながら、四季折々の花木や美しい滝の絶景をゆったりと眺め、写真撮影を堪能するデートプランです。

なお、温泉街に車を停めて徒歩で巡る場合は、観光交流センター「湯愛舞台(ゆめぶたい)」の駐車場を利用すると便利です。また、福島駅からバスで訪れる場合は「土湯温泉バス停」で降車し、進行方向に50mほど進んだ左手にあるまちおこしセンター「湯楽座(ゆらくざ)」の観光案内所にて地図やパンフレットを手に入れてから巡るコースがおすすめです。

公式:土湯温泉観光交流センター「湯愛舞台」
公式:土湯温泉まちおこしセンター「湯楽座」

ここからは、各“映え”スポットの特徴について詳しく見ていきましょう!

おすすめ“映え”スポット1「滝のつり橋」

滝のつり橋の風景

滝のつり橋は、荒川の支流である東鴉川(ひがしからすかわ)に架けられた橋で、ちょうど滝の上に位置しています。温泉街からは階段をのぼって片道15分ほどですが、途中に東屋や足湯「土(つち)ゆっこ」を備えた親水公園があるため、休憩しながらゆっくりとのぼるとよいでしょう。

つり橋周辺は自然に囲まれており、マイナスイオンたっぷりの癒しスポットとして大変人気を集めています。ぜひ滝×橋の風景をバックに写真撮影を楽しんでください

女性スタッフのアイコン
伊藤さん

春は新緑、夏は清涼スポット、秋は紅葉と、季節ごとに異なる魅力があります。なお、冬季は積雪があると閉鎖になりますので注意してくださいね。

滝のつり橋周辺のおすすめ観光スポット

滝のつり橋を訪れた際は、以下のスポットにも立ち寄ってみるとよいでしょう。

フォトスポットとして大人気!「巨大こけし」

土湯温泉街の巨大こけし

滝のつり橋から遊歩道を10分ほど下って県道に出ると、荒川に架かる早乙女橋のたもとに「巨大こけし」があります。土湯温泉の歴史と伝統ある特産品「土湯こけし」のシンボル的スポットで、高さ3m・重さ500kgの特大サイズの巨大こけしは見応え抜群です。

巨大こけしの前には「こけしの顔出しパネル」もあるので、ぜひカップルで記念撮影を楽しんでくださいね。

公式:土湯の巨大こけし

足湯に浸かりながら食事を楽しめる「足湯Cafe Casval(キャスバル)」

足湯Cafe Casvalの内観

土湯温泉街で土日のみ営業している「足湯Cafe Casval」は、店内に常設された源泉かけ流しの足湯に浸かりながら飲食を楽しめるユニークなカフェです。オリジナルカレーやカレーうどん、スフレパンケーキなどの食事メニューのほか、淹れ立てコーヒーや福島産ジュース、コロナビール、ワインといったドリンク類も充実しています。

ふたりで足湯に浸かりながら食事を楽しむ時間は、きっと素敵な思い出になるでしょう。

公式インスタグラム:足湯Cafe Casval

おしゃれ空間でヘルシーランチを味わえる「Tsuchiyu Cafe & Crafts Lotus(つちゆ カフェ&クラフト ロータス)」

食事や休憩には、土湯温泉街にある「Tsuchiyu Cafe & Crafts Lotus」もおすすめです。こけしに囲まれた店内でマクロビオテック・オーガニック・ベジタリアン料理が提供されているほか、アジア雑貨や工芸品の販売も行われています。

内装も飲食メニューもすべてがおしゃれなので、“映え”写真をたくさん撮影できますよ。なお、こちらのお店も土日のみの営業です。

公式:Tsuchiyu Cafe & Crafts Lotus

滝のつり橋の基本情報(アクセス)

住所 〒960-2157
福島市土湯温泉町字上ノ町
電話番号 024-595-2217(土湯温泉観光協会)
最寄り駅
アクセス
バス:福島駅東口バス乗り場(7番)より土湯温泉行バスにて約45分→土湯温泉下車

車:東北自動車道福島西ICより約15分
※駐車場は観光交流センター「湯愛舞台」を利用可能
公式サイト https://www.tcy.jp/exp/22

おすすめ“映え”スポット2「きぼっこの湯(足湯)」

きぼっこの湯

公衆浴場「中之湯」の敷地内にあるきぼっこの湯は、かけ流しの温泉で足湯を楽しめるスポットです。土湯温泉のマスコットキャラクター『きぼっこちゃん』の石像が足湯に入っているユニークなつくりになっているので、足湯に浸かりながらきぼっこちゃん像と一緒に記念撮影を楽しんではいかがでしょうか。

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伊藤さん

春夏秋冬それぞれに楽しめるスポットですが、足湯に浸かりながら心地よい風と新緑を感じられる「初夏」の季節がおすすめです。日が長い時期なので、ほかのスポットを回ったあとで夕方以降に訪れるのもいいですね。

きぼっこの湯周辺のおすすめスポット

ここでは、きぼっこの湯の前後におすすめしたいスポットを厳選してご紹介します。

13年連続で“水質日本一”に!清流「荒川」

荒川と遊歩道の風景

きぼっこの湯のすぐ横には、13年連続で水質日本一に輝いた清流「荒川」が流れています。荒川沿いに整備された遊歩道「ゆ~ろ」を散策すれば、雄大な自然とゆったりとした川の流れを身近に感じることができますよ

飛び石を渡って対岸に行ける場所など童心に帰って楽しめるスポットもあるので、ぜひカップルで会話を楽しみながら散策を堪能してくださいね。

公式:福島市観光ノート「荒川が13年連続で水質日本一に選ばれました」

「かじかの湯」「月のゆぶじぇ」で足湯巡りを満喫!

土湯温泉街には、先述の「土ゆっこ」「きぼっこの湯」以外にも無料の足湯が2か所あります。場所によって異なる景色を味わえるので、ぜひ足湯巡りを楽しんでみてください。

  • かじかの湯:荒川大橋を渡った先にある足湯で、温泉×川のせせらぎによって心身ともにリラックスできるスポットです。
  • 月のゆぶじぇ:月乃湯橋を渡った先にある足湯で、上段と下段で温度が異なります。屋根付きなので雨の日でも楽しめますよ。

土湯温泉街で大人気のそば処「味工房ひさご」

「味工房ひさご」は、土湯温泉街唯一のそば処です。十割手打ちそばが看板メニューとなっており、なかでも天ぷらや温泉卵、季節のお料理が添えられた「五種よくばりそば」が人気を集めています。

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伊藤さん

味工房ひさごの店主は、実は土湯こけしの工人さんのひとりです。ぜひ絶品蕎麦を味わいながら、土湯こけしの魅力についてお話を伺ってみてくださいね。

公式:味工房ひさご

エビ釣り体験を楽しめるカフェ「おららのコミセ」

「おららのコミセ」は、温水地熱発電時に発生する冷却水を利用し養殖したオニテナガエビの釣り体験ができるカフェです。釣った後はその場で焼いて食べることができ、「まったく臭みがない!」「頭やしっぽもカリカリで美味しい!」などと評判です。

おしゃれな店内でのエビ釣り体験はとても写真映えするので、ぜひカップルでお互いに写真を撮り合って楽しい時間を過ごしてくださいね。

公式:おららのコミセ

きぼっこの湯(公衆浴場「中之湯」)の基本情報(アクセス)

住所 〒960-2157
福島県福島市土湯温泉町下ノ町5
電話番号 024-595-2217(土湯温泉観光協会)
最寄り駅
アクセス
バス:福島駅東口バス乗り場(7番)より土湯温泉行バスにて約45分→土湯温泉下車    

車:東北自動車道福島西ICより約15分
※駐車場は観光交流センター「湯愛舞台」を利用可能
営業時間 9:00~18:00(日没終了)
※清掃時休止
定休日 火曜日
公式サイト https://www.city.fukushima.fukushima.jp/kankou-onsenchi/kanko/kankojoho/nakanoyu.html

おすすめ“映え”スポット3「女沼」

初夏の女沼

女沼は、土湯温泉の温泉街から3kmほど山道を進んだところに位置する一周約2kmほどの沼です。水際まで徒歩で行くことができるため、ぜひ沼の絶景をバックに写真撮影を楽しんではいかがでしょうか。

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伊藤さん

春はカタクリの群生、夏は鮮やかな緑、秋は紅葉、冬は雪をかぶった山々など、四季折々に変わる背景の中で撮影をお楽しみください。

また、女沼から600mほど奥に行くと「思いの滝」があるので、ぜひそちらにも立ち寄りましょう。二段に落下する珍しい滝で、撮影スポットとしても大人気です。

思いの滝の風景
▲「思いの滝」には、会津城落城時の若武者と姫の悲恋にまつわる伝説が残っています

女沼周辺のおすすめスポット:つつじの名所として有名な「土湯つつじ山公園」

女沼を訪れたら、そこから400mほどのところにある「つつじ山公園」にも足を運んでみるとよいでしょう。徒歩5分程度で頂上まで登れる小高い丘に整備された公園で、毎年5月上旬~中旬には群生するつつじの花が一斉に咲き誇り、山全体が淡いピンク色に染まります

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伊藤さん

5月には山頂に雪が残っていることが多く、つつじ×雪山の風景は格別の美しさです。つつじ山から女沼を見下ろした景色もまた絶景ですよ。

女沼の基本情報(アクセス)

住所 〒960-2157
福島県福島市土湯温泉町女沼頭
電話番号 024-595-2217(土湯温泉観光協会)
最寄り駅
アクセス
バス:福島駅東口バス乗り場(7番)より土湯温泉行バスにて約45分→土湯温泉バス停より徒歩約1時間

車:東北自動車道福島西ICより約30分
公式サイト https://www.tcy.jp/exp/10

取材協力:土湯温泉観光協会(https://www.tcy.jp/