北海道江別市|郷土愛あふれる神前式が行える「錦山天満宮」とは

今回は、北海道江別市に鎮座する「錦山天満宮(にしきやまてんまんぐう)」をご紹介します。

春には桜と梅が花をつけ、冬には地元の学生さんたちが合格祈願に訪れて賑わうこちらの神社では、神前式を挙げることができます。

この度は、錦山天満宮の宮司である山口 亨さんのご厚意により、神前式の内容や錦山天満宮の魅力について話を伺うことができました。

神前式を挙げたい方や、どんな結婚式にしようか迷っている方もぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

錦山天満宮の神前式について

錦山天満宮の神前結婚式について

錦山天満宮で結婚式を行うようになったのはいつ頃からですか

宮司

神前挙式は、創建時(約130年前)より受けております。むしろ受けていなかった時期はありません。

インタビュアー

130年前ということは、明治時代頃でしょうか。当時から変わらず神前結婚式を執り行っているんですね。

錦山天満宮の結婚式ならではの良さを教えてください

宮司

神社の鎮座する江別市は、札幌の隣町で人口は約12万人、いわゆる札幌のベッドタウンですが市内にはブライダル系の企業はありません。

そのため、披露宴を行う場合は札幌まで行かないとできない場合が多いです。

そのような環境の中、あえて自ら選び「自分の住んでいる地元で挙式を行いたい」という方が神前式を地元で行うことで、郷土愛を育むとともに地域への理解を深めるきっかけとなると思います。

また、そのことが安定した家庭を築き、夫婦円満・家内安全に繋がっていくと考えております。

本来の挙式の趣旨は、「住んでいる地域の守り神(氏神様)への報告と感謝」です。住んでいる地元の神社の神前で誓いを立てることで、改めて自分の住んでいる地域の一員としての自覚が芽生えると思います。

その上で、家庭円満と地域の発展を願うことができると考えています。

インタビュアー

地域によっては、ブライダル企業や式場そのものがない場合もありますよね。

私も地元で挙式したいタイプなので、地域に受け入れられている神社での結婚式を選ばれる気持ちはよく分かります。

錦山天満宮における神前式の流れについて教えてください

錦山天満宮における神前結婚式の流れについて

宮司

  • 修祓
  • 献饌(けんせん)
  • 祝詞奏上
  • 三献の儀(三三九度)
  • 指輪交換(希望により)
  • 誓詞奏上
  • 玉串拝礼
  • 撤饌(てっせん)
  • 親族固めの盃
  • 親族紹介(希望により)

ここまでで、参列者数にもよりますがおおよそ20~30分です。

インタビュアー

結婚式というと華やかなイメージがありますが、神前式の場合はしめやかで厳かな雰囲気がありますね。自然と気も引き締まりそうです。

お式の時間も集中力が切れないくらいで、ちょうど良いですね。

錦山天満宮の神前式における申込予約について

錦山天満宮の神前結婚式における申込予約について

挙式申し込みまでの流れを教えてください

宮司

電話予約で可能です。

様々な希望などについても、相談に応じています。

当社は神職が1人のみなので、神職2人以上の奉仕、巫女舞を付けたいなどのご要望がありましたら事前に打ち合わせを行います。

インタビュアー

お式を挙げたい日程がおおよそ決まったら、電話で予約するのが良いですね。また、要望についても柔軟にご対応いただけるのは有難いです。

挙式予約は何ヶ月前頃から可能ですか

宮司

予約はいつの予定の挙式でも可能です。ごく最低限の挙式の場合、3日前の予約でも可能です。

その場合、大安の日曜などはすでに別の祈祷などで予約が埋まっていることが多く、ご希望の時間にできない等の制約がありますのでご了承ください。

また、挙式を豪華にしたいなどのご要望がある場合は、なるべく1ヶ月前くらいまでにはご予約をお願いしております。

インタビュアー

簡素なお式であれば3日前でも予約できるんですね。内容をきちんと詰めたい方や計画的に進めたい場合はなるべく早めに予約しておくと良いですね。

参列は何名まで可能ですか

錦山天満宮の神前結婚式に参列できる人数について

宮司

本人たち(2名)・媒酌人(2名)・新郎方親族(8名)・新婦方親族(8名)までは、全員着席ができます。

立ったままの参列でよろしければ、あと新郎方新婦方それぞれ10名くらいずつは参列可能です。

参列者は、友人など親族以外でも可能です。

インタビュアー

新郎新婦を含めて、20名ほど着席できるスペースがあるんですね。

当日ですが、雨が降った場合でも挙式は可能ですか?

宮司

はい。天候の制限は特にありませんので、中止ということはありません

外からの参進を設定している場合は、建物内のみとなります。

着付けやヘアメイク、写真などはお願いできますか

宮司

ご希望の場合、手配は可能です。手配後の打ち合わせなどは業者様と直接打ち合わせをお願いしております。

インタビュアー

当日は控室などのご用意はありますか?

宮司

はい。ご用意しております。着付けをご希望している場合は、控室とは別に着付けの部屋が1つあるだけなので、新郎新婦が順に行う形となります。そのため、時間に余裕が必要です。

インタビュアー

控室があるのは有難いです。お仕度もその場で行う場合は、早めに準備を始めた方が良いですね。

印象に残っている神前式のエピソードを教えてください

錦山天満宮の神前式で印象に残っているエピソードを教えてください

宮司

自分の結婚式のお話になります。

自分の時は、すべてを市内でまかなう必要がありました。地産地消をコンセプトに料理などにも地物を使うなど、すべてを自分で手配し手作りの結婚式披露宴を地元で開催しました。

とても準備に労を要しましたが、大変良い経験になりました。

250人規模の披露宴を行う宴会場が市内にはありませんので、公民館のホールを利用しました。

以下が、このときに打ち合わせをした業者になります。

  • 写真屋(前撮り含)
  • 貸衣装+着付け+ヘアメイク
  • 着付け(着物学院様)
  • 仕出し料理業者
  • 司会者
  • 引出物仕入れ業者
  • ホールスタッフ(公民館)
  • 知り合いの別神社の神職さん(自分では出来ない為)
  • 印刷業者
  • 招待状の宛名筆書き業者

着付けについては、前撮りの際に本物の十二単を着たかったのですが、いつもの貸衣装さんにはできないと言われてしまいました。そのため、着物学院に赴き、お願いしました。

これらが、普通はホテルにお任せするとすべてを行ってくれるものですが、手作りで調えるとなるとすべて自分で行わなくてはなりません。

しかし、これを経験しているので、神前挙式を希望して御来社された新婚様にはご相談に応じる時にイメージをしやすい形で説明をすることができるようになりました。

自分の思い通りの挙式披露宴をすることができた反面大変でしたが、妻などは「もう一度披露宴だけやりたい」などと言うくらい好評だったらしく、大変思い出深い良いものでした。

本音を言うと、とても大変なのでできればもう自分で準備はしたくないですね…笑

インタビュアー

参考になるお話をありがとうございます。聞いているだけでもその大変さが伝わってきました!

結婚式の準備を自分ですべて進めようとなると、業者の手配や打ち合わせだけでへとへとになってしまいますよね。

ただ、神前式を挙げたいと考えているカップルにとっては、そういった経験をされている方のアドバイスは心強いものだと思います。

錦山天満宮について

錦山天満宮について

どのような神社か教えてください

宮司

当社の御祭神は、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)・菅原道眞公(すがわらのみちざねこう)です。

明治18年と翌19年、九州各県・山口・広島・岡山・鳥取の各県から野幌屯田兵の入植により原始の密林を開拓し、入植者の「心のよりどころ」として明治22年伊勢皇大神宮から御分霊を奉斎したのが始まりになります。

昭和62年には御鎮座100年を迎えました。

創祀当時は「錦山神社」として野幌地域の鎮守、五穀豊穣の神として崇拝されていました。

昭和48年、九州太宰府天満宮から菅原道眞公の御分霊を奉戴し、錦山天満宮と改名して以来「天神さま」の御神徳を仰ぎ今日に至ります。

平成2年には、太宰府天満宮より御神納の梅の苗木を賜り、境内には梅園が造成されました。また、受験シーズンになると、近くの中学・高校生を始め道内各地の受験生が合格祈願に訪れます。

9月17日には例大祭があり、御輿渡御祭や演芸大会など様々な神振行事を催しております。

インタビュアー

北海道の開拓史とともに歩んできた神社なんですね。例大祭もそうですが、受験シーズンの合格祈願など地元の方々に親しまれていることが伝わってきます。

錦山天満宮を訪れた際の見どころはどこですか

宮司

地元の特産品としてレンガがあります。御社殿の基礎部分にはレンガが使われています。

おみくじにもレンガをモチーフとした「えぞみくじ」があります。「えぞみくじ」は文面も北海道弁で書かれており、現在道内各地にある神社8社で引くことができます。

春の連休付近で毎年境内の桜が満開になります。境内には多数の梅と桜がありますので、多くの花見客で賑わいますよ。

インタビュアー

「えぞみくじ」というのはユニークですね。ご当地おみくじとして、一度引いてみるのも記念になって良いかもしれません。

北海道の桜はゴールデンウィーク頃に咲き始めるので、その頃に参拝するのも良さそうですね。ぜひ来年の春にまた足を運びたいと思います!

結婚が決まったカップルへのメッセージ

錦山天満宮で神前結婚式を考えているカップルへメッセージ

宮司

「結婚は当人たちだけが幸せになればいい」という訳ではありません。

結婚するということはお互いの生活環境・人間関係を受け入れなければ、少なくとも日本に住み、そこで生業を立てて生活をする以上は本当の意味での幸せな結婚はないと考えております。

お互いを尊敬し合い、苦楽を共にして子孫繁栄に励むことは、日本における伝統文化様式としての結婚観です。日本人の道徳観念と併せて、今はまだ社会通念上の一般的な観念だと思います。

そのようなことを「面倒くさい」という風にとらえる方が、現状は増えているのではないでしょうか。確かに面倒なことだとは思います。

しかしながら、その「面倒なこと」を経験体得することが、長い人生の中で見たときに人格形成する上で重要なことの一つだと思います。

今は少子化が進み、結婚観も変わりつつあります。晩婚カップルも増えていますが、本質的には結婚というものは今も昔も変わっていないと思っております。

「相手の尊重」は「相手の考えに立ち入らないこと」とイコールではありません。

個人主義の時代といわれておりますが、パートナーとの意思疎通はしっかりと行い、物に対する意識や感覚を共有すべきだと思います。

良い意味で相手に妥協することは必要で、それが相手への歩み寄りであり思いやりとなるのではないでしょうか。

妥協する事は「あきらめること」ではありません。そうやってお互いに歩み寄り、意識を共有することが結婚であり、喜びであると思っております。

インタビュアー

本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

錦山天満宮の基本情報

住所 〒069-0817
北海道江別市野幌代々木町38番地1
電話番号 011-383-2467
公式サイト http://www.nishikiyama.or.jp/

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