自然豊かな串本町で映えスポットめぐり！港町の魅力を満喫するデート｜和歌山県

この記事で紹介するのは、南紀串本観光協会の事務局長・宇井さんから教えていただいた情報を元に作成した、串本町の撮影スポットをめぐる、“映え”デートプランです。

和歌山県東牟婁郡に位置する串本町は、黒潮の影響を受けた港町です。海の自然を生かした絶景スポットはもちろん、水族館やマリンスポーツなど、体験型の観光施設も充実しています。

そんな串本町でも、特に撮影におすすめな観光スポットを厳選し、デートプランを作成してみました。ぜひ、デートの参考にしてみてくださいね。

串本町の映えスポットめぐり・おすすめルート

今回提案するのは、JR「串本駅」を起点に、車で映えスポットを周るルートです。串本駅の近くにはレンタカーショップもあるので、自家用車がない場合には利用を検討してみましょう。

それでは早速、映えスポットごとの特徴と撮影のポイントを紹介します。

おすすめ“映え”スポット1「潮岬」

「潮岬」があるのは、JR「串本駅」から車で約15分の場所です。断崖絶壁の半島に位置する潮岬からは、180度に広がる水平線を望めます。

撮影におすすめなのは、潮岬から6分ほど歩いた場所にある展望スポットです。展望スポットから眺められる景色は、（※）「日本の夕陽百選」に選ばれているほど。
（※）参考：串本町「日本の夕陽百選」

▲潮岬灯台と夕陽のコラボレーション。絵画のような美しさは写真家たちにも人気

展望スポットからさらに5分ほど歩いた場所には、「本州最南端の碑」が建っています。「本州最南端」と刻印された石碑は、記念撮影にピッタリです。石碑を取り入れ、ツーショット写真を撮影してみてはいかがでしょうか。

「潮岬観光タワー」で絶景・グルメを堪能

潮岬から歩いて15分ほどに位置する「潮岬観光タワー」は、デートの休憩にピッタリです。海抜100メートルの展望台からは、潮岬灯台を含めたパノラマ状の絶景を満喫できます。

公式サイト：南紀串本観光ガイド「潮岬観光タワー」

1階のカフェ「TSUBAKI COFEE AND MORE」では、おいしいコーヒーやケーキを味わえます。広大な芝生が望めるカウンター席に座って、撮影した写真を見せ合うのも楽しそうですね。

公式SNS：TSUBAKI COFEE AND MORE

ランチタイムの来訪なら、「潮岬観光タワーレストラン」もおすすめ。串本町の特産品・近大マグロがたっぷりと載った「近大マグロ丼」は、観光客はもちろん、地元の方からも人気のメニューです。

参考サイト：食べログ「潮岬観光タワー」

「潮岬」の基本情報（アクセス）

住所	〒649-3502 和歌山県東牟婁郡串本町潮岬
電話番号	0735-62-3171 （南紀串本観光協会）
最寄り駅 アクセス	JR「串本駅」から車で約15分
公式サイト	南紀串本観光ガイド「潮岬（しおのみさき）」

おすすめ“映え”スポット2「樫野埼灯台」

潮岬から25分ほど車を走らせると、「樫野埼灯台（かしのざきとうだい）」が見えてきます。1870年から建つ西洋式の灯台は、周囲に植えられた水仙も魅力。樫野埼灯台は自由に登れるので、高い位置からパノラマの絶景を撮影できますよ。

デートを盛り上げる周辺スポット

樫野埼灯台の周辺は、カップルで立ち寄れるスポットも豊富。観光スポットと、飲食店をピックアップして紹介します。

トルコの軍艦・記念館・雑貨店

樫野埼灯台の周辺は、トルコと縁の深いエリアです。明治時代に、樫野埼灯台の沖でトルコ軍艦が沈没したことから、慰霊碑や記念館、トルコ雑貨を販売するお店などが建ち並んでいます。

整備された遊歩道を2人で散歩しながら、目に入った景色を撮影するのもおすすめです。

海と岩のコントラストが美しい「海金剛」

樫野埼灯台から車で約5分の場所に、「海金剛（うみこんごう）」があります。海の中にそびえ建つピラミッド型の巨岩は、波の荒さによって様子がガラリと変わるそう。

ランチに便利な飲食店もチェック

「トルコ記念館」の近くにある「カフェ・ラパン」では、軽食やドリンクなどを味わえます。落ち着いた雰囲気のお店は、休憩にもピッタリ。

公式サイト：カフェ・ラパン〜串本町紀伊大島にある喫茶店〜

「カフェ・ラパン」から、樫野串本線を挟んで反対側に位置する「蕎麦とジビエ 福樹」は、手打ちそばと鹿料理が人気の飲食店です。季節によっては、「鹿カレー南蛮」などの珍しい料理も食べられます。

参考サイト：南紀串本観光ガイド「蕎麦とジビエ 福樹」

「樫野埼灯台」の基本情報（アクセス）

住所	〒649-3631 和歌山県東牟婁郡串本町樫野1006-1
電話番号	0735-62-3171 （南紀串本観光協会）
最寄り駅 アクセス	JR「串本駅」から車で約20分
公式サイト	南紀串本観光ガイド「「樫野埼灯台（かしのざきとうだい）」

おすすめ“映え”スポット3「橋杭岩」

樫野埼灯台から車で約20分の場所にある「橋杭岩」は、（※）国の天然記念物にも指定されています。（※参考：文化庁「国指定文化財等 橋杭岩」）海の中に並ぶ40以上の巨大な岩は、神秘的かつ迫力ある光景です。

撮影におすすめなスポットは、橋杭岩から徒歩約1分に位置する道の駅「くしもと橋杭岩」の駐車場です。道の駅のフードコートでは、きんかんソフトや南端蜜姫ソフト、尾鷲の牛乳ソフトなど、串本の名産を使ったソフトクリームも味わえます。

特に、日の出前後の朝焼けは美しく、日本各地のカメラマンが撮影に訪れるほど。スマホを片手に、日本有数の日の出シーンを写真に残してくださいね。

▲6月〜9月の景色は特におすすめ！日の出の時間を調べて、芸術的な朝焼けを撮影しよう

周辺の体験・グルメスポットを紹介

橋杭岩を訪れた際には、周辺の体験・グルメスポットにもぜひ足を運んでみてください。デートにおすすめなスポットと、特徴をチェックしましょう。

「橋杭ICO」でトルコランプ製作を体験

道の駅「くしもと橋杭岩」の向かい側にある「橋杭ICO」では、トルコランプの製作体験ができます。モザイク模様が美しいトルコランプは、デートの記念にもピッタリ。完成したトルコランプと一緒に、記念撮影をするのも楽しそうです。

公式：橋杭ICO

串本グルメを味わえる飲食店も充実

橋杭岩から徒歩15分圏内には、串本の食材を使った料理を提供する飲食店がそろっています。イタリア料理店の「シーサイドバルナンシーズ」は、串本食材を生かしたピザなどが人気。

公式SNS：シーサイドバル ナンシーズ

「おざきのひもの」は、港町・串本の魚を使った定食が好評なお店です。サバのみりん干しやアジの開きなど、家庭的な魚料理を食べられます。

公式SNS：おざきのひもの

うどん好きのカップルには、老舗店の「はし杭」もおすすめ。橋杭岩を眺められる店内で、じっくりと手作りうどんを堪能しましょう。

参考サイト：南紀串本観光ガイド「はし杭」

「橋杭岩」の基本情報（アクセス）

住所	〒649-3511  和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川（くじのかわ）
電話番号	0735-62-3171 （南紀串本観光協会）
最寄り駅 アクセス	JR「串本駅」から車で約5分
定休日	年中無休
公式サイト	南紀串本観光ガイド「道の駅くしもと橋杭岩（はしぐいいわ）」

おすすめ“映え”スポット4「串本海中公園」

▲海中展望塔へ渡る橋の上からは、潮岬が見える

橋杭岩から国道42号線に沿って15分ほどドライブすると、「串本海中公園」が見えてきます。串本の海をそのまま再現した水族館では、サンゴをはじめとする海中生物が展示されています。

常時体験できる赤ちゃんウミガメとのタッチングは、記念撮影にもおすすめ。海中を眺められる展望塔や観光船、水族館以外のアクティビティも充実しています。また、海中公園内の「アクロポーラ」というレストランでは、海鮮丼からハンバーグ、麺類、スイーツまで、幅広いグルメを味わえます。

「串本ダイビングパーク」で海中散歩

串本海中公園に併設された「串本ダイビングパーク」では、スノーケリングやダイビングの体験が可能です。

スノーケリングは4月下旬から10月までの期間限定ですが、ダイビングは年間を通して体験できます。いずれもライセンスは不要で、串本の海を熟知したスタッフに見どころを案内してもらえますよ。

公式サイト：串本ダイビングパーク

「串本海中公園」の基本情報（アクセス）

住所	〒649-3514 和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
電話番号	0735-62-1122
最寄り駅 アクセス	JR「串本駅」より車で約15分 ※無料のシャトルバスあり
営業時間	【水族館・海中展望塔】 9:00〜16:30 ※最終入館は16:00まで 【アクロポーラ】 9:00〜16:30 ※10:00までは喫茶メニューのみ提供 ※急遽、営業時間を変更する可能性あり
定休日	年中無休
公式サイト	串本海中公園

取材協力：南紀串本観光協会（https://kankou-kushimoto.jp/）