伊予市の海沿いの景色と夕日を楽しむフォト映えデート｜愛媛県伊予市

今回ご紹介するデートプランは、伊予市観光協会のスタッフにお尋ねした情報をもとに作成した、愛媛県伊予市の撮影スポットをめぐる“映え”デートプランです。

伊予市は愛媛県のほぼ中央に位置するまち。海も山も近いため、多彩な自然の美しさを楽しむことができます。中でも「しずむ夕日が立ち止まるまち」を謳う双海町エリアには「恋人の聖地」に認定されている「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」をはじめ、カップルのデートに最適なスポットがたくさんあります。

そこで今回は、伊予市の中でも特に双海町に注目し、撮影におすすめなデートプランを考えました。

伊予市の映えスポット巡りおすすめルート

伊予市は愛媛県のほぼ中央に位置し、松山市街地や松山空港からは車で約25分で行くことができます。JRや私鉄が乗り入れるなど公共交通でのアクセスも抜群です。

伊予市の特徴は、まちの中に海も山もあること。豊かな生命力を感じられる山々、優しく包み込んでくれるような穏やかな海、民力で築いた懐かしい匂いのする町並み、そんな多様な風土に彩られたまちを楽しむことができます。

そんな伊予市の中でも、今回は海沿いの「双海町」に注目。伊予灘と呼ばれる伊予市の美しい海を眺めながら自転車で巡るデートコースを考えてみました。

自転車を漕ぎながら自分のペースで巡ることで、広大な海や懐かしさを感じる風景・お店をゆったりとした速度で楽しむことができます。もちろん車で回ることも可能です。双海町以外の見どころもたくさんある伊予市ですので、今回紹介した場所以外もいろいろと足を伸ばしてみたいという方はドライブデートもおすすめです。

それでは早速デートコースをご紹介していきます。まずは松山駅からJR予讃線に乗り、「伊予上灘駅」で下車しましょう。するとすぐ目の前に「海に恋する、泊まれる喫茶店ポパイ」が見えます。こちらはその名の通り、ゲストハウスの機能も持った喫茶店です。まずはここでお腹を満たすのも良いかもしれません。

▲レトロな雰囲気がかわいい「海に恋する泊まれる喫茶店ポパイ」

伊予上灘駅から5分程歩くと、「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」に着きます。「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」は“恋人の聖地”に認定されている、まさに格好のデートスポット。そして道の駅でもあるため、景色だけでなく飲食店も楽しむことができます。

「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」ではレンタサイクルの利用が可能です。ここでは電動アシスト機能付きの自転車を借りられるため、体力に自信のない方でも安心して自転車デートを楽しむことができますよ。

▲美しい海の横を自転車で走るデートがおすすめ

自転車に乗ったら、海沿いの国道378号線「夕やけこやけライン」を、海風を感じながら走っていきましょう。途中にある「閏住（うるすみ）の菜の花畑」は2月中旬から3月にかけて見頃を迎えるため、時期を合わせて行ってみるのも良いでしょう。

▲200mの区間にわたって咲き誇る「閏住の菜の花畑」

少し道を離れると、高台の絶景神社「三島神社」があります。歴史を感じる重厚な建造物と、眼下に広がる広大な海の景色を同時に拝めるという、ぜひチェックしておきたいスポットです。

▲神社と海のコントラストを絶対に写真におさめたい「三島神社」

折り返し地点となるのはJR下灘駅。夕方に差し掛かる時間には、駅のベンチに座って海に沈む夕日を眺めることができます。JR下灘駅は「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」から自転車で約25分の位置にあります。「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」を出発してJR下灘駅を折り返し地点にすれば、途中いろいろなところに立ち寄りながら、1時間超の自転車デートを楽しむことができます。

▲数々のドラマのロケ地にもなっているJR下灘駅

ちなみに今回ご紹介するデートコースからは外れますが、「伊予灘サービスエリア」も恋人の聖地として認定されています。ハート形のモニュメントやきれいな夜景を楽しめるため、こちらも伊予市から車でお帰りの際にはぜひ立ち寄ってほしいおすすめスポットです。

それでは各スポットの“映え”スポットを詳しく見ていきましょう。

▲ハートのモニュメントの前は絶好の撮影スポット

おすすめ“映え”スポット1「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」

▲双海町に行くなら絶対に押さえておきたいスポット「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」

まずは恋人の聖地、「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」をご紹介します。「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」は美しい伊予灘を眼前に眺めながらさまざまな楽しみ方ができる施設です。

「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」には飲食店や雑貨屋など見どころがたくさんあるため、昼間の時間に行ってそれらを楽しみながら明るい海を見るのも良いでしょう。しかし何といっても、「日本の夕日百選」に選ばれた双海町の海に沈む夕日はぜひご覧いただきたい風景です。

季節によって日没の時間も異なるため、夕日の時間に合わせてデートのプランを考えると良いのではないでしょうか。

砂浜を海に向かって歩く「恋人岬」

▲砂浜の中を海に向かって歩く「恋人岬」。付け根部分には恋人同士で手を置くと願いが叶う「願い石」も

「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」には、砂浜のほぼ中央、海に向かって突き出している約40mの突堤「恋人岬」があります。恋人岬の先端には高さ4mのオブジェがあり、春分の日・秋分の日の前後にはモニュメントの穴にきれいに重なる夕日を見ることができるそうです。時期があえばぜひ写真を撮りたい、人気の絶景スポットです。

海に沈む夕日を座って眺める「夕日の観覧席」

▲沈む夕日を座って眺めながら二人の時間を過ごせる「夕日の観覧席」がおすすめ（伊予市観光協会のサイトから引用）

「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」では遮るもののない風景の中で海に沈む夕日を眺めることができます。海岸に下りる部分は階段状になっており、「夕日の観覧席」と呼ばれています。夕日が海に沈みきるまでの間、ゆっくりと恋人同士の時間を過ごすことができそうです。

「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」の基本情報（アクセス）

住所	伊予市双海町高岸甲2326
電話番号	089-986-0522
最寄り駅	JR伊予上灘駅
アクセス	【公共交通】 JR伊予上灘駅から徒歩で5分 【車】 松山自動車道「伊予IC」から約15分
営業時間	9:00～18:00（海山産直あさひさん・テナント各店） 11:00～18:00（渚のレストラン「モンド・ブルー」／ラストオーダー17:30）
定休日	第3火曜日
公式サイト	https://www.futamiseaside.com/

おすすめ“映え”スポット2「閏住の菜の花畑」

▲黄色いじゅうたんをレトロな電車が走る風景は必見

海沿いの国道378号線「夕やけこやけライン」を走っていると閏住地区の沿道に「閏住の菜の花畑」が現れます。花の見頃を迎える2月中旬から3月には、まさに黄色のじゅうたんのように約200mの区間にわたって菜の花が咲き誇る美しい風景が見られます。

閏住の菜の花畑があるのは、「JR愛ある伊予灘線」の沿線です。土・日・祝（行楽シーズンは金曜も含む）には、観光列車「伊予灘ものがたり」の限定運行があります。レトロな趣のある列車と菜の花のコラボレーションの写真も狙ってみてはいかがでしょうか。

「伊予灘ものがたり」の運行日・空席状況：https://iyonadamonogatari.com/timetable/

花の景色を楽しみたいなら「日本水仙花開道」の水仙もおすすめ！

▲伊予灘をバックに咲き誇る水仙畑（伊予市観光協会のサイトから引用）

同じく海沿いの国道378号線「夕やけこやけライン」を走り、下灘駅を超えた先で下灘の丘陵地に目をやると、「日本水仙花開道」があります。こちらは約30アールの大きさに約20万株の水仙が咲き誇る水仙畑で、12月から1月の時期が見頃となっています。

坂道を登って行く必要があるので少し大変ですが、白い水仙の花と伊予灘の眺望を同時に眺めることができます。頂上にはベンチが設置されているので、一休みしながら水仙の眺めと良い香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

閏住の菜の花畑・日本水仙花開道の基本情報（アクセス）

▼「閏住の菜の花畑」の基本情報

住所	伊予市双海町大久保648-1
電話番号	089-994-5852（伊予市観光協会）
アクセス	松山自動車道「伊予IC」から約18分
営業時間	散策自由

▼「日本水仙花開道」の基本情報（アクセス）

住所	伊予市双海町串194
電話番号	089-994-5852（伊予市観光協会）
アクセス	松山自動車道「伊予IC」車で22分+徒歩15分
営業時間	散策自由

おすすめ“映え”スポット3「三島神社」

三島神社は高台にある神社で、眼下に伊予灘を見渡すことができます。神社の趣ある建物と海を一緒に写真におさめることができる、とても珍しいスポットです。

「狛犬」ならぬ「狛亀」がお出迎え

▲神社の由来にちなんだ「狛亀」が鎮座する三島神社

三島神社の由来は「背中に金幣を載せた亀が泳ぎ着き、森の中に駆け上がったことからこの地に社を建てて祀ったこと」とされています。そのため普通なら狛犬のところを、「狛亀」が鎮座してます。海の近くの神社ならではの特徴ともいえるこの珍しい守り神も、ぜひ写真に収めてみてください。

三島神社の基本情報（アクセス）

住所	伊予市双海町高岸甲1320
電話番号	089-986-1577
アクセス	松山自動車道「伊予IC」から約20分
営業時間	参詣自由

おすすめ“映え”スポット4「下灘駅」

▲眼前に遮ることなく海が広がる無人駅「下灘駅」

JR下灘駅では、海を目の前に臨む全国的にも珍しい駅。ホームから眺める美しい伊予灘の景色は、鉄道ファンの間でもとても人気です。駅のベンチにカップルで座り、沈みゆく夕日を眺めながらロマンチックなひと時を過ごすことができます。

季節の花と海と駅のフォトジェニックな風景

駅の構内には夏はひまわり、秋はコスモスが咲き、プランターには季節ごとの美しい花が植えられています。海と花という自然が織りなす多彩な色の中にポツンとある無人駅という、ここでしか出会えないとてもフォトジェニックな風景は必見です。

青い海を見ながらのコーヒーブレイクもおすすめ

JR下灘駅での一休みのお供に最適なのが、駅のすぐそばにあるコーヒースタンド「下灘珈琲」。駅のベンチに腰掛けながらハンドドリップのこだわりコーヒーで喉をうるおしてみてはいかがでしょうか。シンプルでおしゃれなロゴは、伊予灘の海の青にもとても映えるため、写真を撮りたくなるはずです。

JR下灘駅の基本情報（アクセス）

住所	伊予市双海町大久保
電話番号	089-943-5101（JR松山駅）・089-994-5852（伊予市観光協会）
営業時間	散策自由

食べる“映え”スポット1：「海に恋する、泊まれる喫茶店ポパイ」

▲レトロで落ち着く「喫茶店ポパイ」の店内

「海に恋する、泊まれる喫茶店ポパイ」は、JR予讃線「伊予上灘駅」を降りたら目の前にある喫茶店。創業60年以上のこちらの喫茶店は、3代目となる現店主が大学生だったときに祖母の経営していた頃の喫茶店を復活させたいという思いで引き継いだ場所です。

小高い場所に立つ建物の2階に位置していることから、店内の窓からは伊予灘の景色が広がります。海を眺めながら食事を楽しむことができる、レトロでおしゃれな雰囲気の喫茶店です。

レトロな喫茶店で食べる懐かしの中華そばがいちおし！

喫茶店というと洋風メニューのイメージがありますが、喫茶店ポパイの人気メニューは「中華そば」となっています。いりこをたっぷりと使った昔懐かしい中華そばは創業から続く味とのことで、地元の人にも愛されるメニューです。

喫茶店ならではのメニューもたくさん

喫茶店ポパイでは「鉄板ナポリタン」もおすすめです。熱々の鉄板の上で、ケチャップソースのコクと卵を絡めて食べられる絶品ナポリタンは、懐かしさも感じられる人気メニューです。

また、レトロかわいい雰囲気満載のクリームソーダもおすすめ。とても写真映えするので、伊予灘の海の青色越しに、ビビッドな色のソーダを置いて写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

「海に恋する、泊まれる喫茶店ポパイ」の基本情報（アクセス）

住所	愛媛県伊予市双海町高岸甲956-5
電話番号	050-6870-5413
アクセス	【公共交通】 JR伊予上灘駅すぐ 【車】 松山自動車道「伊予IC」から約15分
営業時間	喫茶：11:30-16:00 ゲストハウス：16:00-
定休日	喫茶：火曜定休 ゲストハウス：なし
公式サイト	公式サイト：https://popeye.futamizukan.com/ 公式Instagram：https://www.instagram.com/futami.no.popeye/

食べる“映え”スポット2：ふたみ渚のレストランMonde Bleu（モンドブルー）

「モンドブルー」は「ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ」内にあるレストランです。全面ガラス張りの店内で、海と空の青に囲まれて食事をすることができます。

双海産の食材を使用した、思わず写真を撮りたくなるメニュー

▲地元食材を使った写真映えするメニューがたくさん（ふたみ渚のレストランモンドブルー公式Instagramから引用）

「ふたみ渚のレストランMonde Bleu」では地元双海直送の新鮮な野菜や魚介類をふんだんに使用しています。新鮮な食材を使っているからこそ期間限定のメニューも多く、どんな料理に出会えるのかという楽しみもあります。

味だけでなく見た目も楽しむことができます。伊予灘の海と空に囲まれながら、地元の恵みをおいしくいただくことのできるおすすめスポットです。

ふたみ渚のレストランMonde Bleu（モンドブルー）の基本情報（アクセス）

住所	伊予市双海町高岸甲2326（ふたみシーサイド公園　道の駅ふたみ内）
電話番号	089-909-6620
アクセス	【公共交通】 JR伊予上灘駅から徒歩で5分 【車】 松山自動車道「伊予IC」から約15分
営業時間	【7月～8月】11:00～19:30（ラストオーダー19:00） 【9月～6月】11:00～18:00（ラストオーダー17:30） ※日替わりランチは時間限定　11:00～14:00
定休日	第3火曜日　※7・8月は無休
公式サイト	公式サイト：https://www.futamiseaside.com/ 公式Instagram：https://www.instagram.com/futami_mondebleu/

取材協力・写真提供：伊予市観光協会（https://iyokankou.jp/）