野球好きカップルのデートにおすすめ!愛媛県松山市にある野球歴史資料館「の・ボールミュージアム」

『博物館・資料館めぐりデート』企画。今回は、野球王国とも呼ばれている愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアム内にある野球歴史資料館「の・ボールミュージアム」を紹介します。

基本情報

「の・ボールミュージアム」では甲子園球場のベンチに座って記念撮影ができる

「の・ボールミュージアム」で楽しめるバーチャルピッチング

「の・ボールミュージアム」の入り口にある正岡子規の野球像

の・ボールミュージアムのおすすめポイント
  • 野球の歴史がよく分かる
  • イチロー選手や松井秀喜選手ゆかりの展示物あり
  • 甲子園球場にあったベンチに座って写真撮影できる
  • 動体視力や反射神経が測定できる装置が面白い
種類 野球資料館
アクセス ■電車
 JR予讃線市坪駅から徒歩2分
■バス
 松山市駅よりバス中央公園行き約15分
 下車のち徒歩5分
■車
 ・松山ICから10分
 ・伊予ICから20分
 ・JR松山駅から15分
予算目安 入館料:無料
※バーチャルピッチング:100円/1プレイ

坊っちゃんスタジアム以外にも、テニスコートや運動広場、プール、屋内運動場、武道館など、さまざまなスポーツ施設のある松山中央公園にある「の・ボールミュージアム」の魅力について、公益財団法人「松山市スポーツ協会」の主任である野本浩樹さんにお話を伺いました。

野球ファン以外も楽しい「の・ボールミュージアム」

の・ボールミュージアムのプロ野球グッズが飾られる館内

野球ファンならば、時間を忘れて楽しめる「の・ボールミュージアム」。プロ野球展示コーナーとアマチュア展示コーナーに分かれており、どちらもそれぞれに楽しむことができます。

「の・ボールミュージアム」の一番の特長は、愛媛野球の歴史を深く学べることです。プロ野球コーナーでは愛媛県出身の歴代プロ野球選手に関する展示などが見られます。

また、アマチュア野球コーナーでは明治22年に俳人・正岡子規が故郷である松山市の中学生らに野球を教えたことや愛媛代表の甲子園出場高校の名場面シアターがあるなど、愛媛を愛する野球ファンなら一度は観ておきたい野球資料が満載です。

「の・ボールミュージアム」の魅力はそれだけではありません。プロ野球コーナーには、野球ファンでなくても楽しめるゲームがたくさん!野球好きの彼氏と、野球に詳しくない彼女がデートで訪れたとしても、彼女も一緒に二人で楽しめます。

そんな「の・ボールミュージアム」について、野本さんに詳しくインタビューしてきましょう。

「の・ボールミュージアム」の名前の由来は、俳人・正岡子規!

編集部

「の・ボールミュージアム」のネーミングの由来を教えてください。

野本さん

「の・ボールミュージアム」という名前は、松山市出身であり愛媛に野球を伝えたとも言われる、俳人・正岡子規の雅号「野球(の・ぼうる)」にちなんで命名されました。正岡子規の幼名である「升(のぼる)」をもじったものだと言われています。

編集部

「の・ボール」とは野球を指す意味だったのですね。そのネーミングの由来に驚きました。

「の・ボールミュージアム」にデートで向かう道中で一緒に行く相手にクイズとして出すと、訪れる前からひと盛り上がりできそうです。正岡子規は、野球殿堂入りするほどの野球好きだったそうですね。

イチローや松井秀喜など、スター選手ゆかりの展示物も多数あり!

編集部

「の・ボールミュージアム」は坊っちゃんスタジアムに設置された資料館だということですが、どのようなものが展示されているのでしょうか?

野本さん

資料館は「愛媛の野球エリア(アマチュア展示コーナー)」と「プロ野球エリア」に分かれています。

「愛媛の野球エリア」では、明治から現在までの愛媛の野球の歴史を学ぶことができる「愛媛野球歴史年表」をはじめ、高校野球史に残る愛媛代表校の試合をダイジェスト映像でお楽しみいただける「高校野球名場面シアター」があります。

また、甲子園を目指す愛媛県内の出場校を紹介する「わが校野球部」の上映、さらには資料館名の由来である正岡子規の像などを展示しています。

愛媛がなぜ野球王国と言われるのか、その秘密を、栄光の歴史をたどる貴重な資料の数々から学ぶことができます。

「プロ野球エリア」では、坊っちゃんスタジアムで開催された2度のプロ野球オールスターゲームの感動が感じられる大型パネルや、愛媛出身の歴代プロ野球選手をはじめ、元メジャーリーガーのイチロー選手や、松井秀喜選手などスター選手ゆかりの品を数多く展示しています。

また、坊っちゃんスタジアムで毎年開催されている、東京ヤクルトスワローズ秋季キャンプの様子も展示しています。

編集部

イチロー選手のグラブや、松井秀喜選手の手形が拝見できるのはとても嬉しいですね。野球ファンはもちろんのこと、誰もが知っている有名な二人の展示物ですから、野球に詳しくない彼女でもテンションが上がってしまいそうです。

バーチャルピッチングや野球クイズなど、デートで楽しめる展示も!

編集部

カップルデートで楽しめる展示物はありますか?

野本さん

「プロ野球エリア」で楽しめる、バーチャルピッチング(ストラックアウト)や野球クイズなどのゲームがおすすめです。動体視力や反射神経などの測定ができる装置も人気ですよ。

野球経験のある彼氏は、彼女に良いところを見せるチャンスなのではないでしょうか。そうでなかったとしても、わりと白熱できる内容なので2人でワイワイと楽しめると思います。

編集部

2人で記念撮影ができるような場所はありますか?

野本さん

「愛媛の野球エリア」で、甲子園で数々の感動的なドラマを間近で見守ってきた阪神甲子園球場の旧ダグアウトのベンチを展示しています。甲子園球場のパネルを背に、ベンチに座っての記念撮影が可能です。

また「プロ野球エリア」でも、坊っちゃんスタジアムで開催されたプロ野球オールスターゲーム時のパネルを背に、グラウンドに立った気分での記念撮影が可能です。

編集部

甲子園球場に実際にあったベンチに座って記念撮影ができるなんて、かつて高校球児だった彼氏なら嬉しくて仕方ないですよね。そうでなくてもインスタ映えしそうなので、これは外せないポイントです。

グラウンドに立った気分での記念撮影も、撮った写真を思わず友だちに自慢したくなりそうですね。

「の・ボールミュージアム」デートは、無料で楽しめるのも魅力!

編集部

「の・ボールミュージアム」の入館料など、料金について教えてください。

野本さん

入館料は無料です。ただし「プロ野球エリア」のバーチャルピッチング(ストラックアウト)をプレイされる場合には、1プレイ100円が必要となります。

編集部

これだけ充実した展示があって無料なんて驚きです。坊っちゃんスタジアムや、松山中央公園を訪れた際にふらっと気軽に立ち寄ることができるのも魅力ですね。

またバーチャルピッチングが1プレイ100円というのも格安だと思います。お金がない学生カップルでも存分に遊べるお値段ですね。

「の・ボールミュージアム」デートのおすすめコース

「の・ボールミュージアム」の東京ヤクルトスワローズコーナー

編集部

「の・ボールミュージアム」を含む、野本さんおすすめのデートコースを教えてください。

野本さん

野球歴史資料館「の・ボールミュージアム」でデートしたあと、道後まで足をのばして街を散策、道後温泉に浸かって体を癒すなどのコースがおすすめです。車で30分、電車でも1時間ほどで行くことができます。

もっと近場で楽しみたいなら、「の・ボールミュージアム」のある松山中央公園は「坊っちゃんスタジアム」や「マドンナスタジアム」といった野球場をはじめ、テニスコートやプール、さらには多目的な利用が可能な運動広場などのスポーツ施設がございますので、そういった施設を利用してみてはいかがでしょうか。

(例えば、「の・ボールミュージアム」で展示品を見たりバーチャルピッチングなどを楽しんだあと、「アクアパレットまつやま」でプール、等)

編集部

「の・ボールミュージアム」からの道後温泉デート!宿泊しなくても、足湯を楽しんだり、道後商店街を二人で練り歩いたりするのも楽しそうですね。

空の散歩道は、夜になるとフットライトがつき、ロマンチックな展望遊歩道に様変わりするのだとか。道後の街の夜景を眺めながら、遊歩道を二人で歩くのも良いですね。

野球資料館のあとにプールなどでスポーツを楽しむのも、とても素敵なデートプランです。

お腹が空いたら、国道56号線や松山環状線沿いにレストランや食事処がたくさんあるので、食べる場所には困らないですね。

野球資料館「の・ボールミュージアム」の口コミ・感想

野球を楽しむ正岡子規の像

編集部

「の・ボールミュージアム」を訪れた方から、よく聞く感想や口コミを教えてください。

野本さん

活躍されたプロ野球選手のバット・グローブや、甲子園伝説の「名勝負」の1つでもある「松山商業対三沢」のスコアブックを見れたことに感動したという感想をよく聞きます。

また、バーチャルピッチングや野球クイズ・動体視力のゲームが体験できて楽しかったという感想も多いです。

来館者は幅広い世代の野球ファンのお客様が多いですが、一緒に来館された野球ファンでない方も、動体視力ゲームなどは他ではあまり体験できないので、楽しんでいただけると思います。

編集部

「自分の動体視力がどのくらいなのか」、私も知りたいです。私がポータルサイトで拝見した口コミでも、「動体視力や反射神経が測定できる装置が楽しかった」「展示がとても充実していた」「自治体がもっとアピールしても良い施設だと思った」などの声がありました。

どの口コミも高評価だったので、それだけ地元の方に愛されていることが分かりました。

これから利用される方へのアドバイス

「の・ボールミュージアム」のフォトスポットである甲子園のベンチ

野本さん

「の・ボールミュージアム」「坊っちゃんスタジアム」「マドンナスタジアム」など、松山中央公園をお散歩しながらの『の・ボールデート』を満喫してください。

編集部

本日はお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

この施設の詳細

住所 〒790-0948
愛媛県松山市市坪西町625番地1坊っちゃんスタジアム内
電話番号 089-965-3000
(公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団)
公式ページ https://matsuyama-sightseeing.com/spot/122-2/
開館時間 9:00〜17:00
開館日 土・日・祝日
※年末年始(12/29〜1/3)は休み
入館料 無料
駐車場 松山中央公園の駐車場を利用可
入館予約 予約不要
注意事項 展示品の破損や紛失のないよう注意