
宇和島市の映えスポットを厳選!歴史・絶景・海の幸を堪能するデート|愛媛県
この記事では、宇和島市観光物産協会・観光事業部の松勢さんにうかがった情報を元に作成した、宇和島市の撮影スポットをめぐる、“映え”デートプランを紹介します。
愛媛県の南西部に位置する宇和島市は、伊達十万石の城下町として知られる地域です。リアス式海岸を生かした養殖産業も盛んで、飲食店では新鮮な海の幸を使ったグルメを味わえます。宇和島城をはじめとする文化財や自然豊かな島などもあり、撮影をしながらのんびりとした時間を過ごせますよ。
今回は、そんな宇和島市でも特に撮影におすすめな観光・グルメスポットを集めて、デートプランを考えました。おすすめルートや撮影のポイントも紹介するので、ぜひデートにお役立てください。
宇和島市の映えスポットめぐりおすすめルート
ご提案するのは、JR「宇和島駅」を起点に、車で市街地、郊外の映えスポットを周るルートです。紹介するグルメスポットは宇和島駅周辺にあるので、2人の好みに合ったお店を選びましょう。
それでは早速、各スポットの特徴と映えポイントを紹介します。
おすすめ“映え”スポット1「宇和島城天守」
宇和島城の登城口は、JR「宇和島駅」から車で約6分の場所にあります。宇和島市の中心部に位置する宇和島城天守は、全国でも数少ない(※)「現存12天守」のひとつです。(※参考:宇和島市「宇和島城のあらまし」)

天守は北西向きに建っているので、午後のほうが太陽の光がほどよく当たったきれいな写真を撮影できますよ。
▲青空と白い天守が上品な雰囲気を演出
約400種類の植物に囲まれた城山で、森林浴を楽しみながら自然の風景を撮影しましょう。
▲宇和島城の石垣に、緑あふれる植物が映える
登城口から20分ほど石段を登った先にある本丸からは、宇和島市の街並みと海を一望できます。
▲港町ならではの船が行き交う光景。爽やかな景色を写真に残そう
本丸には約30本ものソメイヨシノが植えられており、3月後半から4月前半にかけて、桜の花が満開に咲き誇ります。近くの「辰野川桜街道」を2人で歩きながら、桜を背景にしたツーショット写真を撮影するのもおすすめです。
涼やかな雰囲気の「天赦園」
宇和島城の北側登城口「桑折氏武家長屋門」から10分ほど車を走らせると、「天赦園(てんしゃえん)」が見えてきます。
天赦園は、伊達政宗をルーツとする宇和島藩の7代藩主・宗紀が建造した池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の庭園(※)です。
※池を一周しながら庭園を鑑賞する形式
4月に見ごろを迎える藤の花や、伊達家の家紋にも使われている竹は、爽やかな雰囲気を演出します。
▲歩く様子を撮影してもおしゃれ
参考サイト:うわじま観光ガイド「天赦園(てんしゃえん)」
郷土料理・宇和島鯛めしを味わえる「海鮮割烹 一心」
宇和島城北側登城口の「桑折氏武家長屋門」近くにある「海鮮割烹 一心」では、「宇和島鯛めし」が味わえます。宇和島鯛めしは、真鯛の養殖生産量が日本一(※)の宇和島市が誇る郷土料理です。(※参考:宇和島市「産地応援企画 #鯛たべよう」)
新鮮な鯛のお刺身を生卵の入った特製の醤油たれに漬け込み、アツアツのご飯にかける宇和島鯛めしは、まさに「贅沢な卵かけご飯」といえる一品です。
▲のり・ごま・漬物を組み合わせると違った味を楽しめる

同じ宇和島鯛めしでも、味つけは店ごとに異なります。ぜひ宇和島市内の郷土料理店をまわって、食べ比べてみてください!
参考サイト:食べログ「一心」
「宇和島城天守」の基本情報(アクセス)
住所 | 愛媛県宇和島市丸之内 |
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電話番号 | 0895-22-2832 |
最寄り駅 アクセス |
登城口まで:JR「宇和島駅」から徒歩約15分 登城口から天守まで:徒歩約20分 |
営業時間 | 【開門】 11月〜2月:6:00~17:00 3月~10月:6:00~18:30 【天守】 11月〜2月:9:00~16:009:00~17:00(3月~10月) |
定休日 | なし |
公式サイト | 宇和島市「宇和島城(城山)について |
おすすめ“映え”スポット2「遊子水荷浦の段畑」
宇和島城から車で40分ほどの場所には、「遊子水荷浦の段畑(ゆすみずがうらのだんばた)」が広がっています。山の斜面に約60段もの石垣を積み上げて造った畑地で、下から見上げた景色は「耕して天に至る」と形容されるほど。
▲絶妙なバランスで積み上げられた石垣。青空と石垣をバックにした構図もおすすめ!
国の重要文化的景観(※)にも選ばれている広大な風景を、2人で心ゆくまで撮影しましょう。(※参考:宇和島市公式HP)
段畑では早掘りのジャガイモが育てられており、11月ごろに植えた苗が2月から3月にかけて一面に生い茂ります。
▲緑いっぱいの段畑の周辺には、宇和海が広がる

3月ごろは段畑までの沿道沿いや山々が桜で彩られ、4月中旬には「だんだん祭り」というじゃがいもの収穫祭が開催されます。ぜひお2人で足を運んでみてくださいね。
段畑のジャガイモ・特産品を販売する「だんだん屋」
「遊子水荷浦の段畑」のふもとにある「だんだん屋」では、4月に収穫されたジャガイモを購入できます。海からの照り返しと石垣の地熱、日光の恵みで育てられたホクホクのジャガイモは、家族・友人へのお土産にもおすすめです。

ジャガイモを原料にした焼酎「段酌」をはじめとする、地元の特産品も販売していますよ。
山・海の幸グルメが自慢の「だんだん茶屋」
だんだん屋の隣にある「だんだん茶屋」は、地元のお母さんたちが運営するアットホームな食堂です。基本的に土日限定で、11:00〜14:00のランチタイムに営業しています。
収穫の時期に提供される段畑のジャガイモ料理はもちろん、宇和海で獲れた新鮮な魚を使ったメニューも人気。収穫の春に訪れ、遊子エリア自慢の海・山の幸を味わいましょう。

私のおすすめは「鯛のピチピチ丼」です!魚好きのカップルは、ぜひ食べてみてくださいね。
参考サイト:えひめグリーン・ツーリズム「お食事処『だんだん茶屋』・特産品直売所『だんだん屋』」
「遊子水荷浦の段畑」の基本情報(アクセス)
住所 | 〒798-0103 愛媛県宇和島市遊子水荷浦2323-3 |
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電話番号 | 0895-62-0091 (NPO法人 段畑を守ろう会) |
最寄り駅 アクセス |
JR「宇和島駅」から車で約40分 |
定休日 | なし |
公式サイト | NPO法人 段畑を守ろう会「遊子水荷浦の段畑ガイド」 |
おすすめ“映え”スポット3「九島」
「遊子水荷浦の段畑」から40分ほどドライブすると、「九島」が見えてきます。JR「宇和島駅」から車で約15分の場所に位置する九島は、人が住んでいる「有人島」です。
2016年に「九島大橋」が完成し、宇和島市駅周辺からも気軽に往来できるようになりました。橋を渡る際、正面に見える九島と両側に広がる海も、絶好の撮影ポイントです。

毎年7月中旬から8月末まで、地元の方々が九島大橋にイルミネーションを装飾しています。橋を渡る手前と渡った先に無料駐車場がありますので、彩られた橋の上をゆっくり歩くのもいいですし、橋を降りた陸から海に反射した灯りを見ることも出来ます。ぜひ夏だけの特別な景色で、素敵な思い出を作ってくださいね。
島内は車で周れないため、レンタサイクルの利用が便利です。「本九島」のバス停前にある「宮本たばこ店」では、1日・1回300円で島民が使っていた自転車を貸し出してもらえます。
▲九島を撮影して周るには、小回りがきく自転車がピッタリ
旧九島小学校のグラウンドが無料駐車場となっているので、レンタサイクルで島を探検してみてはいかがでしょうか。沿岸に並ぶ漁船を眺めながら、のんびりとした島の風景を撮影するのもおすすめです。
九島の南端で美しい夕日をパシャリ
九島に上陸して三叉路を右手に2.5キロメートルほど進むと、南端に移動できます。九島の南端は、美しい夕日を望める撮影スポットです。

季節によっては、日没の際に太陽がくびれて見える「だるま夕日」を見られる場合もありますよ。ぜひカメラを持ってチャレンジしてみてくださいね。
ただ、「九島開発総合センター」付近から向こうへは車で進めないため、旧九島小学校の無料駐車場を活用するのも手です。
島グルメを味わえる飲食店もチェック
九島には、撮影の合間に立ち寄れる飲食店が2つあります。ランチ・ディナーと、利用シーンに応じて好きなお店を選びましょう。
ふるさとの味が自慢の「島の思い出ピアノ」
旧九島小学校の音楽教室を活用した「島の思い出ピアノ」は、どこか懐かしいふるさとの味を楽しめるレストランです。九島で収穫された魚などの食材を使ったおすすめ定食や、島のお母さん手作りのお土産が購入できます。
営業時間は9:30〜15:00(火・水定休)です。撮影の合間にちょっと豪華な給食タイムを楽しみましょう。
公式SNS:社会法人正和会 地方事業部 ユニバーサルレストラン「島の思い出ピアノ」
レトロな雰囲気の古民家レストラン「nicco」
古民家を改装した「nicco」は、九島に移住したご夫婦が営業しているお店です。11:30〜14:00のランチタイムの他、18:00〜22:00にも営業しています(月曜定休、隔週火曜休)。
▲古民家を活用したお店は島の隠れ家的空間。入口で記念撮影するのもおすすめ
その日獲れた魚やジビエが、思わずニッコリしてしまうおしゃれな料理に生まれ変わります。
▲シンプルな食器に、彩り豊かな料理が映える
シェフ選りすぐりのワインや日本酒とのペアリングもお楽しみいただけます。落ち着いた雰囲気の店内で、こだわりの九島グルメを堪能しましょう。
公式SNS:nicco〜島を体験するごはん屋さん〜
「九島」の基本情報(アクセス)
住所 | 【無料駐車場(旧九島小学校)】 〒798-0097 愛媛県宇和島市百之浦1262-6 【レンタサイクル(九島楽園案内人)】 〒798-0096 愛媛県宇和島市本九島1434 |
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電話番号 | レンタサイクル 【島内】九島楽園案内人 0895-23-0635(宮本たばこ店) |
最寄り駅 アクセス |
JR「宇和島駅」から車で約15分 |
参考サイト | うわじま観光ガイド「九島」 |
食べる“映え”スポット1「菊屋」
麺類が好きなカップルはぜひ、JR「宇和島駅」から徒歩10分ほどの場所にある「菊屋」に足を運んでみてください。
明治創業の「菊屋」は、休日には行列ができるほどの人気店。宇和島のソウルフード・じゃこ天を載せたうどんやラーメン、そばなどを味わえます。ラーメン・カレー・ざるそばがセットになった「味くらべ」は、しっかりと食べたいカップルにもおすすめな満腹メニューです。
魚介と野菜のうまみが染み込んだ「ちゃんぽん」
宇和島の新鮮な魚介と甘めの出汁がマッチしたちゃんぽんは、宇和島市民から長く愛されている一品です。野菜もたっぷりと入っているので、栄養バランスが気になる人にもピッタリ。

1人が味くらべを注文し、もう1人がちゃんぽんを頼むと、「菊屋」の人気メニューを制覇できます。
「菊屋」の基本情報(アクセス)
住所 | 〒798-0040 愛媛県宇和島市中央町2丁目3-33 |
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電話番号 | 0895-22-1145 |
最寄り駅 アクセス |
JR「宇和島駅」から徒歩約10分 |
営業時間 | 昼:11:00〜15:00 夜:17:30〜21:30 |
定休日 | 木曜日 |
参考サイト | うわじま観光ガイド「食事処」 |
食べる“映え”スポット2「回転寿司すしえもん宇和島本店」
JR「宇和島駅」から歩いて15分ほどの場所にある「回転寿司すしえもん宇和島本店」は、宇和島の近海で獲れた地魚など、厳選された魚介類を使ったお寿司が自慢です。

海に近い宇和島市は、「魚介の宝庫」ともいわれています。高級寿司店にも負けないほどの新鮮なネタを、リーズナブルに食べられますよ。
お寿司のお供にピッタリな「漁師汁」
魚の出汁がしっかり詰まった「漁師汁」は、お寿司のお供に欠かせない一品です。出汁の深みを味わいながら、撮影した写真を紹介し合うのはいかがでしょうか。

うずらの卵を使った「鯛めし風軍艦」など、宇和島らしい創作お寿司もありますよ。
▲「回転寿司すしえもん宇和島本店」の「鯛めし風軍艦」
「回転寿司すしえもん宇和島本店」の基本情報(アクセス)
住所 | 〒798-0006 愛媛県宇和島市弁天町2丁目1-60 |
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電話番号 | 0895-24-1000 |
最寄り駅 アクセス |
JR「宇和島駅」から徒歩約20分 |
営業時間 | 10:30〜22:00 |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | 回転寿司「すしえもん」 |
食べる“映え”スポット3「oro de Ocho」
JR「宇和島駅」から10分ほど歩くと、「oro de Ocho(オロデオーチョ)」が見えてきます。「oro de Ocho」は、松山市内のバーで修行をしたソムリエ資格をもつシェフが営む洋食レストランです。

鹿肉を煮込んだジビエ料理など、おしゃれな料理がそろっていて、デートの締めくくりにピッタリの雰囲気ですよ。
オマール海老を使った料理。見た目もおしゃれ
▲ブルーを基調にした食器にオマール海老が鮮やかに映える
「oro de Ocho」では、地元の食材を使って一品一品丁寧に作られた写真映えする料理に出会えます。新鮮でプリプリのオマール海老を使ったグリルやパスタが人気のメニューです。
「oro de Ocho」の基本情報(アクセス)
住所 | 〒798-0040 愛媛県宇和島市中央町1丁目7-16 |
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電話番号 | 0895-65-9923 |
最寄り駅 アクセス |
JR「宇和島駅」から徒歩約10分 |
営業時間 | 18:00〜23:00 ※金曜日・土曜日は24:00まで営業 |
定休日 | 月曜日 ※その他、臨時休業あり |
公式SNS | oro de Ocho |
取材協力:宇和島市観光協会(https://www.uwajima.org/)