「生身天満宮」で心安らぎ授与品と温泉で大満足するデート|京都府南丹市の神社

今回の記事でご紹介するのは、京都府南丹市の「生身(いきみ)天満宮」を中心に過ごすデートプランです。

生身天満宮は、学問の神様として名高い菅原道真公を生前から祀る、由緒のある天満宮。その逸話は歌舞伎の演目にも登場し、歌舞伎役者も詣でるなど、メディアにもたびたび取り上げられています。また、カップルで持ちたくなるような授与品が豊富なことでも話題なんです。

近隣には道の駅や温泉施設もあるので、デートでまわると有意義な時間を過ごすことができますよ。天満宮へのお詣りを考えているカップルは、ぜひデートプランの参考にしてみてくださいね。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:20歳〜59歳
おすすめカップル:神社、道の駅、温泉好きなカップル
どんなデート?:神社に参拝、お土産購入、温泉

概要:梅と古杉が見守る生身天満宮でしっとりデート

今回ご紹介するのは、京都の「生身天満宮」を中心に過ごすデートプランです。生身天満宮の参道では、見通しの良い景色で清々しい気持ちになりますよ。古杉が立ち並ぶ北の参道も、風情が感じられて散策デートにはぴったりです。

今回のデートのメイン
生身天満宮
周辺のデートスポット
・井筒八ツ橋本舗 新光悦
・道の駅 京都新光悦村
・スプリングスひよし
ランチにおすすめのお店
・せせらぎ亭 八光館
・津多屋
・カナモンヤCafeイヌイシ
・ギャラリーカフェ道の途中

梅の香りを楽しみながら雅楽も聴ける「梅花祭」や、手作り市が並ぶ夏まつりの時期に訪れると、普段の境内とは違った賑わいを味わうことができます。

御守りや御朱印などの授与品も豊富で、カップルがお揃いで持ちたくなるアイテムもきっと見つかると思いますよ。

生身天満宮で癒やしタイムを堪能したら、「井筒八ツ橋本舗」や「道の駅」に足を運んでお土産をチェックしてはどうでしょうか。

ランチには、懐石料理がいただける「せせらぎ亭 八光館」「津多屋」がおすすめです。

軽食の場合は、金物屋とカフェが一体となった「カナモンヤCafeイヌイシ」や音楽とアートが楽しめる「ギャラリーカフェ道の途中」を利用しても良いでしょう。

デートの締めくくりは、「スプリングひよし」の温泉にゆったりと浸かり、生身天満宮で得た安らぎのひとときを振り返ると、良い思い出にできると思いますよ。

ここからは、メインとなる生身天満宮の見どころについて詳しくご紹介していきます。

メディアでも話題の「生身天満宮」

生身天満宮は、京都府南丹市園部町にある神社です。由来は901年(延喜元年)。菅原道真公を生前から祀った天満宮として知られ、全国から多くの人がお詣りに訪れています。

現在、生身天満宮は園部町の中心部に位置する天神山の西山麓に鎮座しています。表参道には67段の石段を構え、本殿のある境内地へと続いています。

生身天満宮の見どころは、参道南側にある梅園と、参道沿いから北側にかけて立ち並ぶ古杉の見事な景観です。樹高20m、樹齢150~200年とも推測されるスギの御神木が訪れる人を静かに見守り、とても神聖な空気に満ちた空間が広がっています。

2008年(平成20年)には、生身天満宮境内全域と境内から天神山山頂へ続く山間部が「文化財環境保全地区」に指定されました。

生身天満宮では伝統行事を守りつつ、神事に合わせて地元の方の出店や、和歌や絵手紙などの作品展、手作り市などを開催しています。また、雅楽、ファイアパフォーマンス、津軽三味線などジャンルを問わない奉納や、工夫を凝らしたオリジナルの授与品も話題となっていますよ。

神聖な御神域に加え、宮司・禰宜を務めるご夫婦の温かい人柄も魅力のひとつです。

今回は、そんな生身天満宮の禰宜(※1)を務める武部さんにお話をおうかがいしました。
(※1)神社における神職の職位の一つ。

歌舞伎の演目にも登場する生身天満宮の由来

生身天満宮の鳥居

編集部

学問の神様として知られる天満宮は、全国各地にあることでも知られていますね。こちらの生身天満宮には、どのような由来があるのか教えていただけますか?

武部さん

生身天満宮は、全国に1万2,000社を座す天満宮の中で唯一、御祭神菅原道真公を存命中からお祀りした日本最古の天満宮です。

当宮始祖である武部源蔵が、菅公存命中に菅公の木像を彫り生祠(いきほこら)としてお祀りしたのが始まりです。その由来から「生身天満宮」と称しています。

編集部

「生身」という名称は、ご由来につながるものだったのですね。とても覚えやすいです。創建に関わった武部源蔵氏は、どのような人物だったのですか?

武部さん

武部源蔵は当時、この土地の代官として菅原道真公をお迎えする立場にありました。現在では、日本三大歌舞伎のひとつ「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」(※2)に描かれる人物として知られています。
(※2)武部源蔵と菅原伝授手習鑑について

武部家は代々社家(※3)として宮司を受け継いできました。現宮司で38代目なんです。
(※3)社家とは代々特定神社の奉祀を世襲してきた氏族

豊原国周筆「菅原伝授手習鑑」
▲豊原国周筆「菅原伝授手習鑑」。真ん中の図の左側に描かれている人物が武部源蔵。

編集部

歌舞伎の演目で知られている人物だったのですね。ちょっと演目内容を拝見したのですが、緊迫したシーンもあり、傑作と言われる作品のようで興味を惹かれました。宮司にとっては、ご先祖の逸話が歌舞伎の世界で語り継がれてきたということになるわけですね。

武部さん

そうしたご縁もあり、市川亀治郎丈(現・猿之助丈)や尾上松也丈などの歌舞伎役者さんに参拝していただき、テレビ取材も受けているんですよ。

編集部

日本三大歌舞伎の由来につながる天満宮となれば、歌舞伎界とのご縁が深いのもうなずけます。

メディアでも多数取り上げられているようですから、たくさんの見どころがありそうですね。お話を聞くのが楽しみです。

参道の先に広がる御神威に満ちた境内

生身天満宮の参道

編集部

ロケーションや周りの環境についてもご紹介いただけますか?

武部さん

生身天満宮は京都府南丹市の園部町に鎮座しています。JR嵯峨野線「園部駅」西口からは徒歩12分、無料駐車場も完備しています。

本殿は、古杉が並ぶ天神山の中腹に座し、なだらかな階段のある表参道とは別に、お車用の参道もあります。

全国から多くの方が学業成就・合格・就職出世祈願などでお詣りされますが、緑豊かで御神威に満ちた境内に身を置くことで、心身ともに癒やしを感じて頂けていると思います。

編集部

この園部の地には、徳川の時代にお城が建てられたそうですが、その後お城から見下ろす形になるのは畏れ多いとして、生身天満宮は現在の場所に遷座されたとうかがいました。創建から今日に至るまで、多くの崇敬を集めてきた御神域なのですね。

2月から3月は梅園が見どころ!合格梅も授与される

生身天満宮の梅花祭

編集部

生身天満宮の見どころについて、ご紹介ください。

武部さん

境内には梅園があります。2月初旬から3月下旬頃にかけて、早咲き遅咲き、八重一重など、様々な紅白梅が入り混じり、順々に咲く梅の香りで境内が満たされます。1年のうちの見どころと言えますね。

生身天満宮の梅の開花
▲生身天満宮では2月に入ると梅便りが届きます。

毎年3月25日に近い日曜日には、菅原道真公慰霊祭として「梅花祭」を開催しています。当日はお茶席を設け、雅楽や津軽三味線などの演奏が奉納されます。

生身天満宮の雅楽奉納
▲梅花祭での雅楽奉納の様子。梅の香りと雅楽の音色は風情があります。

またこの梅園で採れる梅は、神職が手作りで漬込む「合格梅」として授与していますよ。

生身天満宮の合格海
▲合格祈願の祈祷やお守りを受けた方に無料で授与される合格海。

編集部

梅の時期は、境内が一気に華やかになりますね。梅の甘い香りがただよう境内で雅楽が流れる雰囲気は、とても癒されそうです。

菅原道真公は梅をこよなく愛されたということですから、春の境内はいっそう神聖な空気が感じられそうですね。優雅な雰囲気を好むカップルにとっては、ぜひ訪れてみたい季節だと思います。

緑豊かな境内を静かにまわりパワースポットで手を合わせる

編集部

境内は、どのように見てまわったらよいでしょうか?

武部さん

境内では京都府指定文化財である本殿の他、美人と芸能の神「厳島神社」、伊勢神宮を祀る「大神宮」、京都府登録文化財の「秋葉愛宕神社」、当宮始祖を祀る「武部源蔵社」など、摂末社15社をお祀りしています。

生身天満宮の本殿
▲生身天満宮の本殿。京都府指定文化財。

生身天満宮の拝殿幣殿
▲生身天満宮の拝殿と幣殿は一体的な構造形式で希少とされています。京都府登録文化財。

生身天満宮内の厳島神社
▲「弁天さん」の愛称で親しまれている「厳島神社」。参道を進むと左手側に見えてきます。

生身天満宮内の大神宮
▲大神宮は、本殿からさらに階段を上がった所に鎮座。伊勢神宮をお祀りしています。

生身天満宮内の秋葉愛宕神社
▲秋葉愛宕神社は大神宮の更に右手奥に、火災除けの神社として鎮座しています。京都府登録文化財。

生身天満宮内の武部源蔵社
▲武部源蔵のお墓と武部源蔵社。境内北側の参道沿いにあります。

本殿へお詣りはもちろんですが、他のお社へもぜひお詣りください。順番に細かい決まりはありません。ご都合の良い時間内で、ご自身のお気持ちの向くままに、ご自由にどうぞ。

編集部

境内にはたくさんの神社があるのですね。緑豊かな境内を2人でゆっくり見てまわるごとに、心が癒やされていきそうです。

デートで訪れるカップルには、どのように過ごしてほしいとお考えですか?

武部さん

天神山に座します境内は、古杉が並び、梅園があり、緑に囲まれる癒やしの空間です。

境内では、力が授かるように感じることも多いのでしょう。高く伸びた御神木に手を当てて、パワーを受けておられる方も時折見受けられます。

生身天満宮の北の参道
▲生身天満宮の北の参道。古杉に囲まれ清々しい空気が満ちています。

日常の喧騒から離れて、お散歩をしながら、お二人でゆっくりと過ごされることをおすすめします。ご神木に触れるのも良し、お堀に囲まれた美人祈願の厳島神社にお詣りするのも良いと思いますよ。

編集部

厳島神社は生身天満宮よりも古くから、この土地の守り神として祭祀されていたそうですね。開運招福、芸能の神として崇められ、女の子がお詣りすると美人になるといわれるパワースポットとしても有名だとか。

こじんまりとしながらも立派な鳥居やお堀に囲まれた様子は、厳かな雰囲気が感じられますね。2人でお詣りして静かに手を合わせると、気持ちがひとつになれそうです。

地域の人と共に受け継がれてきた伝統行事

生身天満宮の春季例祭

編集部

先程、梅花祭のお話が出ましたが、生身天満宮では他にどのような行事が行われているのですか?

武部さん

生身天満宮では、主に下記のような年間行事を行っております。

  • 1月:初詣
  • 2月:節分祭
  • 3月:梅花祭
  • 5月:春季例祭
  • 6月:夏越(なごし)の大祓式
  • 8月:弁天祭
  • 10月:秋季例祭
  • 11月:七五三詣り
  • 12月:年越の大祓式

5月の春祭りでは子供神輿と稚児行列が巡幸します。6月の夏越の大祓式では、茅の輪(ちのわ)くぐりの神事を行い、境内では手作り市を開催します。

生身天満宮の茅の輪くぐり
▲夏越の大祓式に設けられる「茅の輪」。この輪をくぐり心身を清めて残り半年の無病息災を願います。

10月の秋祭りには、神幸行列と御神輿が巡幸します。

生身天満宮の秋祭り
▲秋祭りでは、お神輿が出て地元が賑わいます。

また、8月の弁天祭りと年越しの大祓では万灯会(まんとうえ)も執り行います。そのほか年間を通じ、様々な神事を斎行しています。

生身天満宮の万灯会
▲万灯会では約200個の行灯に火がともります。

編集部

1年中、お祭りや行事で賑わっている様子がうかがえますね。それぞれ特色があって、地域の人も楽しみにされているのではないでしょうか。

1年のうちで最も多くの方が訪れるのはどのお祭りでしょうか?

武部さん

たくさんの方がお詣りされるのは、初詣ですね。地元園部町の総氏神であり、内外から多数お詣りくださいます。元旦から15日まで、暖を取っていただけるよう御神木を焚き上げてお待ちしています。

また春祭りには、どなたでも参加できる稚児行列があるため、地元の小学校は半日授業となり、子供さんのお詣りも多く露店も多数出て賑わいます。

特別限定授与品の「雷除御神札・御守」を授与しますので、遠方からも地域をあげて行事として求めてこられるなど、多くの皆様にお詣りいただいています。

生身天満宮の春祭り
▲5月の春祭りでは稚児行列や伊勢神楽の奉納などがあり、地元はお祭りムード一色です。

編集部

生身天満宮の春祭りは、100年以上も続く伝統の行事なのですね。小学校が半日で終わるということからも、地域に根付いた大イベントだということがわかります。大切に受け継がれてきたお祭りとして、地域が活気づく様子が浮かんできました。

カップルで楽しめるイベントも満載!6月の手作り市がおすすめ

生身天満宮の舞楽奉納

編集部

地元の人でなくても楽しめる行事はありますか?カップルにおすすめのイベントがありましたら、ご紹介ください。

武部さん

カップル限定というわけではありませんが、初詣でお神酒、節分祭で甘酒、梅花祭でお抹茶など、2人一緒に味わっていただくことができると思います。

また、雅楽や様々な演奏、絵画展や献花などは、神事と共に楽しんでいただける催しではないでしょうか。

さらに、6月30日の「夏越の大祓」に開催する手作り市もデートにおすすめですよ。アクセサリーや陶器など、自然に優しい素敵な作品が揃うブースがたくさんあり、オーガニック野菜や無添加お寿司などの美味しいもの、ワークショップなども並びます。雅楽の調べと白拍子の舞が雅な「今様謌舞楽」、楽器や歌のミニライブも奉納されます。

生身天満宮の手作り市
▲夏越の大祓式で開催される手作り市の様子。

編集部

季節を五感で体験できる催しものがあるのは嬉しいですね。境内で雅楽を聴く機会などは、そうないと思います。

「夏越の大祓」では、ワークショップ開催や舞楽奉納もあるようで楽しみ満載ですね。「茅の輪くぐり」は、以前写真で見て気になっていたものです。願いを込めながら3回、8の字を描くようにくぐると良いと聞きました。

いろいろな体験ができそうな夏越の大祓式は、カップルで訪れたら素敵な時間が過ごせそうですね。

まっすぐに伸びた参道や「使いの牛の石像」が撮影スポット

生身天満宮の境内参道
▲生身天満宮の入り口からまっすぐに伸びる表参道階段。

編集部

境内を散策する際、ここがおすすめ!というスポットや、カップルが記念撮影できそうな場所はありますか?

武部さん

境内入口からは長い参道が見渡せます。壱の鳥居前は撮影スポットですよ。

また、「使いの牛」の石像の前もおすすめです。これは菅原道真公の使者となる牛で、さすると身体の悪いところが治るとの言い伝えがあります。石像を触ったり、この前で記念撮影される方も多いですね。

生身天満宮の牛の石像
▲表参道沿いと本殿横の2か所に佇んでいる「使いの牛」の石像。

広い境内には、心惹かれる撮影ポイントがたくさんあります。境内の摂末社15社を含め、お気に入りの場所は必ず見つかると思いますよ。

編集部

この「使いの牛」というのは、どこの天満宮でもあるそうですね。初めて知りました。菅原道真公との縁については諸説あるということで、とても興味深いです。

生身天満宮では、訪れる方々の願いが届くようにと、あらたに「金色の牛」の授与を始められたそうですね。金色の牛に願い事を記して、使いの牛と自身を交互になでると良いのだとか。

願い事があるカップルは、大願成就を込めて金色の牛に託すと良いかもしれませんね。

花の季節は自然あふれる境内で癒やされる

生身天満宮の春の景色

編集部

境内ではおすすめスポットに加えて、季節の移り変わりも楽しめますね。季節ごとに、どのような景色になるのか教えてください。

武部さん

春には、見どころとしても申し上げましたが、境内のあちこちで順々に咲く梅の香りでいっぱいになります。木々の新緑も美しく、天神山で宮司が朝堀りするタケノコを本殿前に置き、お参りされる方に差し上げたりもしています。

境内では、季節ごとに咲く椿、梅、藤、ツツジ、黄菖蒲などが目の保養になります。そうした草花や木々を背景にすると素敵な写真が撮れると思いますよ。

夏は鎮守の森を抜ける風が涼しく、秋には紅葉が赤や黄色にキラキラと色付きます。堀にはカエルが鳴き、自然にあふれた境内は本当に素晴らしいですよ。

生身天満宮の秋の景色
▲秋には紅葉がきれいな生身天満宮。

編集部

行事のときの賑わいもいいですが、ひっそりと静かな境内は、より神聖で清々しい空気が感じられそうですね。花の季節は視覚や嗅覚も刺激を受けて、体の中からリラックスできそうです。

境内では、カップルがゆっくり過ごせる場所などはありますか?

武部さん

参道沿いに、机と椅子が並ぶ絵馬堂があります。梅や新緑の美しい季節には、お弁当を食されている方もあり、癒やしで心満たされつつ気持ち良くお過ごしいただけると思います。

編集部

絵馬堂は、参道を入って右手の梅園に面してある場所ですね。梅を見ながらくつろぐには絶好のポイントです。ひと通り境内を巡ったあと、2人でゆっくりと語り合うこともできそうです。

人気の御守り「天 晴れる」&カップルにおすすめ「天から 福梅」

編集部

カップルにおすすめの授与品などがありましたら、ご紹介ください。

武部さん

学業、合格のお守りや交通安全お守りなど、生身天満宮限定の授与品を多彩にご用意しています。仕事のお守り「天 晴れる」は、Google検索で1位になるなど人気のお守りですよ。

生身天満宮の仕事のお守り
▲人気のしごとのお守り「天 晴れる」は、お財布などに入れやすいサイズです。

また、とんぼ玉とちりめん製の紐のお守りは、色や柄が全て違う世界にひとつだけのお守りです。

生身天満宮の合格お守り
▲「とんぼ玉合格お守り」。とんぼは「勝ち虫」とよばれ縁起物とされてきました。

願いを結ぶ「梅結び」もありますよ。

生身天満宮の梅結び
▲水引の梅結びには“固く結ばれてほどけないように”との願いがこめられています。

老舗の匂ひ袋専門店とコラボした「美人御守」は、色柄を選ぶのも楽しく、デートのお土産にもおすすめです。

生身天満宮の美人お守り
▲美人祈願の神様「厳島神社」の美人お守り。

また生身天満宮では、幸福祈願の踊る石首飾り御守「天から 福梅」の授与を始めました。ダンシングストーンを用い、白色・水色の2色をご用意しています。

カップルでお揃いで身に付けていただくと、御祭神・菅原道真公のご加護により、天から福が舞い降りてお二人の幸せを後押ししてくださることでしょう。カップルでお詣りの方はぜひ、手に取ってご覧いただければと願います。

生身天満宮の踊る石首飾り御守「天から 福梅」
▲踊る石首飾り御守「天から 福梅」

編集部

お守りがたくさんあるのですね。見た目がきれいで身に付けたくなるようなものばかりです。「しごとのお守り」は彼氏に、「美人お守り」は彼女に、それぞれプレゼントしてもいいなと思いました。

石の首飾りのお守りも素敵ですね。2人でお揃いで持つと絆が深まりそうです。

ちなみに生身天満宮では、どのような御朱印がいただけるのでしょうか?

武部さん

生身天満宮の御朱印は、古来より永代保存と守り引き継がれてきた、シンプルながら格調ある社名印です。ご朱印帳は、木製の社紋・印柄、梅柄布表紙の2種類をご用意しています。

期間限定で、御祭神・菅原道真公のご神詠をしたためた特別御朱印を授与することもあります。

生身天満宮の御朱印

編集部

しごとの御守りや首飾り御守にも記されている社名印ですね。特別御朱印も気になります。菅原道真公が詠まれた和歌の入った御朱印は、いただけたら大切な宝物になりそうですね。

「生身天満宮」を訪れた方の感想や口コミをチェック

編集部

生身天満宮を訪れた方からは、どのようなお声が聞かれますか?

武部さん

さまざまなお声をいただいています。

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お詣りすると良いことが続いた
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境内が自然豊かでとても気持ち良い
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人にお薦めされたので来ました

また境内産自家製の心願成就祈願「合格梅」についてのの感想をいただくこともあります。「合格梅を食べたら合格したので、あの梅が欲しくてまた来ました」と、おっしゃる方も多いですよ。

編集部

皆さん、報告に来られるのですね。合格梅を授与した方から感謝の言葉を聞かれたら、これほど嬉しいことはありませんね。

宮司の温かい対応と神秘的な空間に癒やされる

編集部でも「生身天満宮」を訪れた方の口コミをチェックしてみましたので、要約してご紹介します。

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境内は意外と広く、木々に囲まれたなかで凛とした空気が感じられる
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訪れてみて自然と無心になっていくことに気付かされた、神秘的で不思議な空間だった(
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宮司さんの親切すぎる応対が温かかった

境内の不思議な空気を感じたという声が多く見られました。また、宮司さんご夫婦の人柄にもコメントが多く、「お賽銭だけの参拝なのに、わざわざご祈祷で使う曲をかけてもらえた」などの感想も見られました。

生身天満宮の神聖な空気とともに、迎えてくれる方の温かい雰囲気にさらに癒やされる様子が伝わってきましたね。静かな場所でデートしたいカップルにおすすめできる神社ではないでしょうか。

「生身天満宮」からカップルへのメッセージ

生身天満宮の宮司と禰宜

編集部

これから訪れるカップルへメッセージをいただけますか?

武部さん

生身天満宮本殿の前で感謝の心を伝えると、きっと心が安らいでいきます。大切な方と心安らぐひと時をご一緒に過ごしていただくことで、次の一歩を共に過ごしたいとお互いに感じていただけるはずです。

ぜひお揃いでお詣りください。

編集部

生身天満宮で得られる心の安らぎは、長い歴史のなかで大切に受け継がれてきた、人々の篤い信仰心による恩恵ではないかと感じられました。生身天満宮へのお詣りが初めての方も、心身ともに洗われて安堵を感じるひとときに共感できると思います。

今回は、生身天満宮の魅力についてお話をいただきまして、ありがとうございました。

「生身天満宮」の基本情報

住所 〒622-0002
京都府南丹市園部町美園町1号67番地
アクセス JR嵯峨野線「園部駅」西口より徒歩約12分
駐車場 無料駐車場あり
営業時間 年中無休
※授与所は常識の範囲内であれば何時でも可。
電話番号 0771-62-0535
飲食施設 なし
公式サイト https://www.ikimi.jp/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

「生身天満宮」周辺のデートスポットをチェック

生身天満宮の周辺には観光スポットもたくさんありますよ。ここでは、地域の銘菓や特産物が買える道の駅、温泉施設、レストランをご紹介します。

周辺のおすすめデートスポット

銘菓でおなじみの「井筒八ツ橋本舗」で製造工程を見学

「井筒八ツ橋本舗」は「生身天満宮」から車で3分ほどの距離にある、八ツ橋の工場兼売店です。京都の老舗和菓子屋で、八ツ橋の銘菓で知られています。

広々とした店内は品揃いが豊富で、ゆっくりとお土産を選ぶことができますよ。隣接した工場の様子も見学できて、喫茶でお茶することもできます。

公式URL:井筒八ツ橋本舗 新光悦(店舗情報)

特産品をチェックしたい「道の駅 京都新光悦村」

「道の駅 京都新光悦村」は、生身天満宮から車で5分ほどです。特産品、新鮮野菜をはじめお弁当も販売しています。レストランもあって軽食もいただけますよ。八ツ橋本舗とあわせて、お土産チェックに訪れてみてはいかがでしょうか。

公式URL:道の駅 京都新光悦村

温泉やアクティビティも欲張れる「スプリングひよし」

生身天満宮から少し離れたところには温泉施設「スプリングひよし」があります。

日吉ダムと桂川に隣接して天然温泉と温水プール、レストランが揃い、BBQやアクティビティも楽しめちゃうキャンプ&スパリゾート施設です。

お土産をチェックした後は、温泉や岩盤浴でさらにリラックスしてみてはいかがでしょうか。生身天満宮から車で15分。

【利用料金】

温泉・温水プール:大人800円
岩盤浴:大人550円 など

公式URL:スプリングひよし

京・丹波の四季を味わえる「せせらぎ亭 八光館」

「せせらぎ亭 八光館」は創業75年の老舗料亭です。夏は鮎料理、秋は松茸料理と京・丹波の四季を味わえる懐石料理を提供しています。手軽に食べられる「板前さんのカレーパン」は試行錯誤の末生まれたメニューで、大変人気だそうです。

また、タイミングが良ければ個室を利用することができます。高級感溢れるプライベートな空間でゆったりとお食事を楽しみたいカップルは利用してみてはいかがでしょうか。

公式URL:せせらぎ亭 八光館

上質な懐石料理を提供「津多屋」

「津多屋」は懐石料理を提供している日本料理店です。平日限定ランチは見た目も華やかで、園部文化観光協会主催のサイクリングツアーでは「お城弁当」として出されるなど人気を集めています。

また、夏に嬉しいかき氷やお土産にぴったりな笑日餅もありますよ。期間限定(6月~9月末)で「笑日餅カフェ」を開催しており、和風パフェなどのスイーツが味わえるのが特徴的です。

和の雰囲気を味わいたいカップルはぜひ利用してみてくださいね。

公式URL:津多屋

金物屋でコーヒーがいただける「カナモンヤCafeイヌイシ」

「カナモンヤCafeイヌイシ」は金物屋さんとカフェが一体となったユニークなお店です。ヤカンや鍋といった金物が所せましと並んでいる店内にはカウンターが置かれ、コーヒーやスイーツをいただけます。

メディアにも取り上げられたことがあるお店で、一風変わった喫茶店として地元の方に親しまれているそうです。カップルで訪れれば、ユニークな店内に会話も弾むと思いますよ♪

公式SNS:カナモンヤCafeイヌイシ

アートと音楽が楽しめる「ギャラリーカフェ道の途中」

「ギャラリーカフェ道の途中」は築160年の古民家を再生したカフェです。店内では、雑貨をはじめさまざまな作品を展示販売しています。ベーグルが美味しいと評判ですが、現在(2022年7月時点)は提供を休止されているそうです。

夜には(たまに昼間にも)ライブを開催することもあり、音楽が楽しめるカフェとしても親しまれています。古民家の雰囲気の中でまったり過ごしたいカップルはぜひ足を運んでみてくださいね。

公式URL:ギャラリーカフェ道の途中

まだまだある周辺施設

さらに近隣には博物館や「スプリングひよし」とは別方向にもリゾート施設がありますので、あわせてご紹介しておきます。

縁結び大学では「京都るり渓温泉」へのインタビューも行っていますので、こちらも合わせてご覧ください。

まとめ:神聖な境内で心癒される天満宮デート

今回ご紹介した「生身天満宮」では、菅原道真公への人々の崇高な思いが大切に受け継がれていることが感じられました。普段は静かな境内と行事での賑わいぶりの対比も、とても印象的に映りました。バラエティに富んだ授与品も魅力的でしたね。

すぐ近くには京都の銘菓を買ったり、のんびりできる温泉施設もあるので、デートプランも立てやすいと思いますよ。京都の南丹市で天満宮を訪ねてみたいカップルは、生身天満宮にぜひ足を運んでみてくださいね。