富良野市博物館から知られざる地元の自然や歴史を発見するデート|北海道

この記事では、北海道富良野市にある「富良野市博物館」を見学してノスタルジックな気分に浸ってから、地元ならではの魅力にあふれた周辺スポットも巡るデートプランを紹介します。

富良野市は、メロンやラベンダー、ウィンタースポーツ、ドラマ「北の国から」のロケなどで、道外の観光客からも人気。富良野市博物館では、そんな地元の自然や歴史、文化について、分かりやすく学べますよ。

市営博物館で、入館無料なのも嬉しいポイント。富良野に魅力を感じるカップルには、ぴったりのデートコースになると思います。富良野市界隈でのデートを計画するときは、ぜひ参考にしてくださいね。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:18歳〜49歳
おすすめカップル:富良野に魅力を感じる、自然が好き、歴史・文化に興味がある
どんなデート?:昭和レトロ、ガラス工房、制作体験、富良野オムカレー、蕎麦、メロン

概要:富良野の自然や歴史・文化に親しむデートプラン

「富良野市博物館」では、縄文~平成まで各時代の庶民生活・文化、開拓、農業・林業、シベリア抑留などの実物資料のほか、迫力ある野生動物の剥製なども多数展示されていますよ。

今回のデートのメイン
富良野市博物館
周辺のデートスポット
・グラス・フォレストin富良野
・フラノマルシェ
・中田(なかた)農園直売所
ランチにおすすめのお店
・ちいさなログカフェふらわ
・薫風庵(くんぷうあん)
(フラノマルシェ内の食事処を利用)

昔おばあちゃんの家で見かけたような、昭和レトロな家電や生活道具なども目の前で眺められ、思わず見入ってしまうかも。富良野に関わった人々と自然の歩みをリアルに体感できる博物館なんですよ。

お昼時になったら、山部駅前のお洒落な「ちいさなログカフェふらわ」に移動して、いろいろなバリエーションがあるご当地グルメ・富良野オムカレーをランチにいただくのもいいですね。

>>富良野オムカレー推進協議会「富良野オムカレー公式サイト」

お腹が満たされたら、ご当地ガラス工房の「グラス・フォレストin富良野」に足を延ばしてみましょうか。二人で各々ガラス作品を制作して、富良野デートの記念に交換すれば、忘れられない思い出になりそうです。

ここからは、今回のデートでメインとなる「富良野市博物館」について、具体的に見ていきましょう。

先人たちの日常をリアルに体感できる富良野市博物館

「富良野市博物館」内部の常設展示室の様子(野生動物の剥製)
▲展示される生息する野生動物たちの剥製。なかなかの迫力!

「富良野市博物館」が建つのは、富良野市中心部から、国道38号線を車で20分ほど南下した山部地区。JR根室本線・山部駅からは徒歩約15分で、メロンやトウモロコシの直売所も目立つエリアです。

富良野市博物館は、閉校した農業高校の校舎を再利用し、富良野市生涯学習センターの中に設けられました。あらゆる切り口から富良野の歩みを見せてくれる施設で、一度ですべてを見学できず、再訪する方も珍しくありません。

今回は、そんな「富良野市博物館」で学芸員を務められる泉さんにインタビュー取材を行い、同館の特徴や魅力について、お話しを伺いました。

特別展も開催!あらゆる切り口から富良野の歩みを紹介する博物館

「富良野市博物館」内に再現された終戦直後の富良野の街角
▲リアルに再現された終戦直後の富良野の街角

編集部

「富良野市博物館」に今回初めて伺いましたが、元々は農業高校の建物だったそうですね。そこかしこに学校だった気配を感じるためか、ちょっと懐かしい気もします。

最初に、メインの展示内容や特別展について、大まかなところをご紹介ください。

泉さん

当館は、かつての富良野農業高等学校の校舎を再利用していますから、水飲み場などの様子に、懐かしい雰囲気を感じられるでしょう。

私どものスタートは、発掘調査で出土した考古資料を展示する郷土資料館でした。動物剥製などの自然史資料や、郷土の歴史資料も合わせて、小規模ながら幅広い分野の展示品を備える総合博物館です。

「富良野市博物館」内に展示される埋蔵文化財発掘調査時の出土物
▲展示される埋蔵文化財発掘調査時の出土物の数々

また、2階の展示ホールでは、夏季などに毎年テーマを変えて、特別展を開催しています。いつもと内容の違う展示を閲覧していただくことも可能ですよ。

調査研究・資料収集の成果をベースに、地域の自然史・歴史文化を紹介したり、アートギャラリーと題して、地元ゆかりの作家の美術作品を展示したりもしています。

編集部

先に軽く館内を歩かせていただきましたが、展示品がバラエティに富んでいますね。「戦後のあゆみ」コーナーなど、昭和の高度成長期に関する展示も充実していているようでした。

レトロな雰囲気を好むカップルが、前提知識なしでデートで訪れたとしても、かなりハマってしまうかもしれません。懐かしの白モノ家電や、終戦直後の店先など、思わず見入ってしまいました。

「富良野市博物館」に展示中の氷式冷蔵庫と高度成長期の電気冷蔵庫に並ぶ学芸員の泉さん
▲氷式冷蔵庫と昭和高度成長期の電気冷蔵庫に並ぶ学芸員の泉さん(今回インタビュー取材をお願いしました)

泉さん

学校で習う大きな歴史の流れも、実際には身近な小さな郷土史の記録の積み重ねからできています。

郷土の歴史や自然環境に関する資料は、今を生きる私たちの暮らしを豊かにし、自然環境を過度に損なうことなく、持続的に暮らすためのヒントにあふれたものなんですよ。

編集部

日本の歴史・文化を眺めると、とりわけ一般庶民の生活は、近代以前から持続可能性をしっかり意識したものだったと感じます。展示されている郷土史の資料は、それを裏付けてくれそうですね。

特別展の開催も

「富良野市博物館」で開催中の特別展「森の心、そして祈り」導入部
▲2022年9月25日(日)まで開催される特別展「森の心、そして祈り」の導入部

編集部

「富良野市博物館」で、現在(2022年9月)開催されている特別展についても、ご説明いただけますか?

泉さん

9月25日(日)まで、第42回特別展「森の心、そして祈り(どろ亀さん・ニコルさん追悼展)」を開催しました。富良野市域の面積の約3割は、東京大学北海道演習林となっています。

演習林の森作りの方針を模索し、現在の形に作り上げた髙橋延清さん(どろ亀さんというニックネーム)の歩みや、森作りの方法を紹介している特別展です。

「富良野市博物館」で開催中の特別展「森の心、そして祈り」のどろ亀さんパート
▲2022年9月25日(日)まで開催される特別展「森の心、そして祈り」のどろ亀さん(髙橋延清さん)パート

編集部

東大演習林さんは、今回の特別展のご後援もされていましたね。演習林は、一般の方でも見学できるチャンスが毎年設けられているそうで、森の生態に興味があるカップルは、公式サイトをチェックしてみるといいかもしれません。

>>東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林公式サイト

泉さん

また、作家兼環境保護活動家として名を馳せたC.W.ニコルさんは、後半生でどろ亀さんと出会い、お互いに影響を与え合いました。本展では、長野県で荒廃した里山を再生させるなど、ニコルさんの実績や歩みも紹介中です。

二人の取り組みを見比べることで、現代の私たちが自然とどのように向き合えばよいのかを考えるきっかけになるのでは、と考えています。ぜひご覧になってくださいね。

「富良野市博物館」で開催中の特別展「森の心、そして祈り」のチラシ
▲「富良野市博物館」で開催中の特別展「森の心、そして祈り」のチラシ。お二方とも笑顔が素敵!

編集部

極北の民・イヌイットから自然との共生方法を学んだニコルさんが、長年かけて収集したイヌイットアートのコレクションも展示されているそうですね。国内では滅多に見られないので、興味深いです。

ARアプリを使った見学もできる!無料の博物館講座も要チェック

「富良野市博物館」に展示中の昔の林業道具と学芸員の泉さん
▲かつて林業に使われた道具類と泉さん

編集部

カップルがデートの一環で「富良野市博物館」を訪れた場合、館内で何か体験できる工夫がありましたら、ぜひご紹介ください。

泉さん

無料でダウンロードできるARアプリ(※1)を用いて、ご自分のスマートフォンなどで映像を閲覧しながら見学することで、展示をより深く楽しめるようになっています。

(※1)Augmented Reality(AR:拡張現実)技術を用いたアプリケーションのこと。スマートフォンやタブレット型端末のカメラをかざすと、現実世界の対象物に重ねて動画が再生されたり、関連情報を取得できたりする仕掛け。

例えば、展示テーマ1「富良野の自然」では、クマゲラ(※2)の採餌の様子を、テーマ3「富良野の開拓」の稲作道具のコーナーでは、昭和30年(1955年)ごろの水稲を栽培する農家さんの様子を見ることが可能ですよ。

(※2)全長45cmほどもある大型のキツツキ。全身が黒色で、オスは頭頂が、メスは後頭部が赤色となり、まるでベレー帽を被っているように見える。

「富良野市博物館」内でクマゲラの剥製をARアプリでスキャンして画像を閲覧する様子
▲展示中のクマゲラの剥製をARアプリでスキャンし、画像を閲覧している様子

また、海外から来られた方のために、解説文脇にあるQRコードをスマートフォンなどで読み込むと、英訳されたものを参照できるようになっています。

編集部

ARアプリを使って、当時の服装のバーチャル試着などもできるようですね。デート中のカップルで試着すると、相当盛り上がれる気がします。後で自分のスマートフォンで、早速体験してみましょう。

あと、富良野市博物館では、各種のイベントなども開催されていますよね?

泉さん

野外や富良野市内の他施設での実施も含めて、自然観察会や歴史的建造物の見学会、さまざまな講演会などを折に触れて開催しています。

「富良野市博物館」内で開催されるイベントの一コマ
▲富良野市博物館では、年間を通じてさまざまなイベントも企画・開催されている

編集部

例えば、今年(2022年)の10月には、プロの洋画家さんをお招きしての水彩画を学ぶワークショップや、占冠(しむかっぷ)村で富良野の自然に親しむ観察会が開かれるとお聞きしています。

今後開催されるイベントの内容やスケジュール、場所については、公式サイトの「博物館講座」コーナーを参照すればよろしいですね。

>>「富良野市博物館」公式サイト「博物館講座」コーナー

基本は参加無料とのことで、地元のカップルは、興味ある講座をチェックしておくのもいいでしょう。

「立体地図」が深い!富良野を理解するコアになる展示に注目

「富良野市博物館」内に展示される各時代で使用された暖房機
▲各時代で使用された暖房機(ストーブ)の展示

編集部

「富良野市博物館」の中で、泉さんが個人的にお好きな展示内容などがあれば、教えていただけますか?

泉さん

私のお気に入りは、展示テーマ1のコーナーにある「立体地図」です。この地図は、富良野地域の断層の場所などが示されており、脇にある壁一面サイズの地層剥ぎ取り標本と合わせて、地史を学べるようになっています。

「富良野市博物館」内に展示される地層の剥ぎ取り標本と立体地図
▲展示される地層の剥ぎ取り標本と立体地図

この地図の魅力は、それに留まりません。まず、以前の企画展で、幕末に北海道を探検してその姿を幕府に報告し、北海道のありようを広く知らしめた松浦武四郎(まつうらたけしろう)を紹介しました。

その際に、武四郎の探検ルートにポイントを落とし、道程を見て取れるようにしたのです。

「富良野市博物館」内に展示される立体地図にプロットされた松浦武四郎の探検ルート
▲展示中の立体地図にプロットされた松浦武四郎の探検ルート

編集部

松浦武四郎といえば、浮世絵や古物にも通じた多才な幕末の探検家で、北海道だけではなく、択捉(えとろふ)島や樺太(からふと)までも訪れていたようですね。

泉さん

また、富良野地方を現代のような豊かな農業地帯にするに当たって、兜谷徳平(かぶとやとくへい)が中心となり、大正期に行われた排水路と用水路の整備事業を忘れるわけにはいきません。

微妙な高低差しかない地形に引かれた水路の位置や、先人の技術と労苦のお陰で水路が引かれ、今があることを理解できますよ。噛めば噛むほどに味が出る、まるでスルメのような展示です。

編集部

兜谷徳平は、不毛の泥炭地を豊かな農業地帯に生まれ変わらせた、まさに今の富良野の立役者とも言える人物ですね。

「立体地図」を拝見しましたら、横の地層剥ぎ取り標本と合わせて、かなり没頭して見入ってしまいました。富良野の成り立ちを理解しようと思ったら、外せない本質的な展示なのだと思います。

富良野を誇りに思えるように!自身の言葉で語る材料を集める場所

「富良野市博物館」から望める芦別岳
▲天気がよければ、富良野市博物館からも望める芦別岳

編集部

デートの一環で「富良野市博物館」に来館するカップルには、何を感じ取り、学んで欲しいと思いますか?泉さんの感覚で教えていただければ嬉しいです。

泉さん

当館では、現在の富良野地域の暮らしのルーツとなった郷土の歴史や、その歴史を形作った自然環境について学べる展示物を数多くそろえています。

地元出身のカップルであれば、現代に暮らす自分たちの生活スタイルと合わせて、「富良野」とはどんなところなのか、自らの言葉で語る材料としてもらえたら嬉しいですね。

郷土のことを一層誇りに思えるきっかけになるのではないでしょうか。

「富良野市博物館」に展示される開拓時代の生活用具など
▲展示される開拓時代の生活用具など

「富良野市博物館」に展示される開拓時代の農業用具など
▲展示される開拓時代の農業用具など

編集部

東京で生まれ育った人間から見ると、富良野のようなところで多感な時期を過ごし、故郷である方はとても羨ましいです。土地が広く自然も豊かで、何より人々の心にゆとりを感じますから。

泉さん

遠方から来てくださったお二人には、富良野地域の魅力を知ることで、一層周辺の観光資源を楽しんで欲しいと思います。

また、ご自身の住む地域との違いを知ることで、改めて自らの郷土の魅力に目を向けるきっかけにしていただければ幸いです。

編集部

自分が住む土地や故郷の魅力は、住んでいる時は意外と意識していなかったりします。離れて他の土地と比べるプロセスを経て、やっと魅力に気付いて、言葉で語れるようになることも多いです。

富良野を訪れて、こちらを好きになったカップルには、一度は富良野市博物館に足を運んでみて欲しいと感じます。富良野の成り立ちを立体的に、俯瞰して眺められるようになって、一層愛着も湧くでしょう。

館内での撮影は自由!ARアプリを使ったバーチャル試着もできる

「富良野市博物館」に展示される林業の道具類や暖房器具
▲展示される林業の道具類や暖房器具。当時の服装はバーチャル試着できる!

編集部

デート中のカップルが記念写真を撮りたい場合、「富良野市博物館」の館内に適したスポットはありますか?

泉さん

一部の美術展などを除いて、館内では基本的に自由に写真撮影が可能ですよ。リアルなジオラマや、レトロな昔の道具などを背景にして、記念写真の撮影をお楽しみください。

「富良野市博物館」に展示される手動ポンプの消防車
▲貴重な手動ポンプの消防車も展示中。原則撮影自由の館内で、インスタ映えする1枚を狙えそう!

そして、先に話題になったARアプリ(無料)をダウンロードすることで、館内の衣服資料(林業の作業服や商店の前掛けなど)をバーチャル試着して、記念写真を撮ることもできますよ。

「富良野市博物館」のARアプリを用いた展示衣装のバーチャル試着の様子
▲ARアプリを用いた展示衣装のバーチャル試着をする泉さん(今回インタビュー取材を受けていただきました)

編集部

展示された衣服資料を疑似試着してデートの記念撮影ができるなら、富良野市博物館らしい思い出の1枚を狙えますね。インスタ映えする写真が撮りたいカップルにも、ウケそうなコンテンツです。

ちなみに、館内にショップやカフェの設置はないようですが、販売されているオリジナルのアイテムはありますか?

泉さん

富良野の歴史や自然に関する当館発行の書籍を販売中ですよ。

編集部

公式サイトの「博物館刊行物」のコーナーを拝見しましたら、これまでに十数冊の書籍を発行されているのですね。歴史や自然に関心があるカップルなら、デートで訪れる前にチェックしておくといいかもしれません。

>>「富良野市博物館」公式サイト「博物館刊行物」コーナー

「富良野市博物館」の口コミ・評価をチェック!

「富良野市博物館」に展示中の昭和期のレコードプレイヤーなど
▲展示中の昭和期のレコードプレイヤーなど

編集部

「富良野市博物館」を見学された皆さんから、しばしばお耳にされる声や、目にされる反応がありましたら、ぜひ教えてください。

泉さん

当館の充実した歴史資料や、迫力ある動物剥製などに感心した、と仰っていただけるいことが多いです。

あと、アンケートを記入いただいた方にお配りするミュージアムカードが、現在32種類あります。富良野地域で見られる動植物などを紹介しており、展示内容を振り返る記念品として、喜んでいただいているようです。

編集部

富良野市博物館は、規模こそ大きくないですが、富良野の成り立ちを立体的に、3次元的に理解できる総合博物館なんだなと改めて感じました。デートの一環で訪れても、予想以上の見応えだと思います。

「予想以上の展示内容!」「富良野の穴場スポット!」の声も多数

編集部でも取材させていただく前に、富良野市博物館についてWeb上でリサーチしました。デートで訪れるカップルの参考になりそうなコメントも見かけたので、いくつか要約して紹介しましょう。

アイコン
期待以上の内容でした。外国人ウケもしそうです。
アイコン
入館無料でありがたいけど、内容はお金を払ってよいレベル。
アイコン
混み合わない穴場スポット。訪ねて後悔はしないと思う。

実際に見学した皆さんからは、基本的に高い評価を受けている印象です。展示品の充実が期待以上で、入館無料なのが信じられない、という趣旨のコメントを多く見かけました。

富良野についての前提知識があまりないカップルがデートの一環で訪れても、充実したひと時を過ごせそうに感じます。

「富良野市博物館」からカップルへのメッセージ

「富良野市博物館」内の常設展示室入口付近の様子

編集部

最後になりますが、今後デートの一環で「富良野市博物館」を訪れようとしているカップルに向けて、メッセージをお願いします。

泉さん

近年、観光旅行などでも一般的レジャーだけでなく、知識を深めることを求める方が増えているように感じます。富良野市博物館は、そんな皆さんに楽しんでいただけそうな展示物が豊富です。

太古の造山運動を知ってから山川を見て、川下りを楽しんだり、土壌の水はけをイメージしながら畑を見て、メロンや玉ねぎをいただいたり、香料としてかつての一大産業だったことを想起して、ラベンダー畑を観賞したり。

そんなふうに「富良野を満喫」してもいいのではないでしょうか。

編集部

デート中に二人で楽しむアクティビティや食事も、周辺知識・関連知識を持ってから向き合うと、一層深く本質を味わえることでしょう。結果的に、充実したひと時を過ごせると思います。

泉さん、本日は業務の合間にお時間を作っていただき、大変ありがとうございました。

「富良野市博物館」の基本情報

住所 〒079-1582
北海道富良野市山部東21線12番地
電話 0167-42-2407
アクセス 【車】
・富良野駅周辺から約20分
【公共交通機関】
・JR山部駅下車で徒歩約15分
・ふらのバス・西達布線「22線バス停」下車すぐ
※ふらのバス・西達布線は、上下合わせて一日10本程度の運行
駐車場 無料駐車場あり
※普通車40台分程度
開館時間 9:00~17:00
休館日 毎週月曜日・年末年始(12月30日~1月5日)
入館料 無料
飲食施設 なし
平均滞在時間 30~60分程度
混み合う時間 なし
公式サイト http://furano.sub.jp/
公式SNS Facebook

※最新の情報は公式サイト等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

「富良野市博物館」と合わせて訪ねたいデートスポット

ここからは、「富良野市博物館」を見学する前後に立ち寄りたい周辺スポットを紹介しましょう。ランチ向けのお店や、二人で手を動かして楽しめる施設もあるので、要チェックですよ。

おすすめのデートスポット

ガラス作品の制作体験ができる「グラス・フォレストin富良野」

「グラス・フォレストin富良野」は、富良野市博物館から車で北東に25分弱走ったところにある、カップルにも人気のガラス工芸館。予約をしておけば、二人でガラス作品の制作を体験できますよ。

とんぼ玉やサンキャッチャーなどの作品は、基本的に当日持ち帰りが可能です。富良野でのデート記念に、お互いの作品を交換してみれば、忘れられない思い出になるでしょう。

制作体験をしなくても、美しいガラス製のアクセサリーや食器を展示販売しているので、記念の一品を選ぶのにもぴったりのスポットだと思います。品揃えが非常に豊富なことも、人気の理由ですよ。

公式URL:グラス・フォレストin富良野

地元客にも観光客にも使い勝手のよい「フラノマルシェ」

「フラノマルシェ」は、富良野市博物館から車で約15分北上した富良野市の中心部にあります。地元の特産物や農産品、お土産などを扱っているほか、カフェやレストランも整備された複合商業施設です。

地元の方だけでなく、観光客からも人気のスポットで、お買い物やお食事はここだけで済んでしまうほど。スケジュールがタイトなデートや、土地勘に乏しいカップルには、強い味方になってくれます。

ドライブデート・おうちデート用におやつやお惣菜を買うこともできて、使い勝手のよいスポットです。フラノマルシェでのみ入手できる「ふらのワイン」など、限定商品も見逃せませんよ。

公式URL:フラノマルシェ

ご当地グルメ富良野オムカレーなら「ちいさなログカフェふらわ」

富良野市博物館から車で2~3分の山部駅前にある「ちいさなログカフェふらわ」は、ご当地グルメ・富良野オムカレーの名店。野菜盛り富良野オムカレーや 、オムハンバーグカレーが人気メニューです。

ボリューム感たっぷりで、濃厚なお味にはリピーター客も多く、しっかりとランチをいただきたいカップルにおすすめ。新鮮な野菜や乳製品など、地場の食材をふんだんに使ったメニューがそろいます。

デザートには、自家製ラズベリーソースを添えたアイスクリームを楽しんでみてください。隠れた人気メニューなんですよ。可愛らしいログハウス建築で、ゆったり落ち着ける雰囲気も人気の理由。

公式URL:ちいさなログカフェふらわ

その他の周辺デートスポット

  • 中田農園直売所(5月~9月限定!地元常連さんが多い富良野メロンの直売所。メロン食べ放題コースも好評)
  • 薫風庵(こだわりの石臼挽き手打ち蕎麦が地元食通に人気。平屋一戸建てのお店でリラックス)

まとめ:富良野の歩みと魅力を体感して気付く一日

「富良野市博物館」で展示される昔のスキー用具など

この記事では、北海道富良野市にある「富良野市博物館」を訪ね、地元の歴史や文化、自然について体感してから、富良野らしい魅力にあふれたスポットも巡るデートプランを紹介しました。

地元出身のカップルならば、改めて富良野に愛着が湧くデートになると思います。富良野以外から訪れた二人ならば、初めての富良野でも、親しみを持ってその土地柄を理解できるようになるでしょう。

土地勘がないカップルがデートで富良野市博物館を訪れても、足を運んでよかったなと感じられるスポットです。富良野界隈でのデートを計画しているカップルに、この記事が参考になりますように。