【沖縄県】北谷町美浜の「ボクネン美術館」で圧巻の木版画を満喫するデートプランを紹介

「美術館めぐりデート特集」第24弾でご紹介するのは、沖縄県北谷町美浜(アメリカンビレッジ内)にある「ボクネン美術館」です。

「ボクネン美術館」は、作家のボクネン(名嘉睦稔)自身がプロデュースを手がけた「AKARA(アカラ)」という施設内にある美術館です。

今回は、「ボクネン美術館」の広報担当である平川亮吾さんに、美術館の魅力について話を伺いました。

展示作品の素晴らしさはもちろん、建物から展望台などのアートアトラクションの楽しみがつまった空間です。

アメリカンビレッジがあるデポアイランド内に所在しているので、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

※記事中の金額は全て税込表示です

「ボクネン美術館」では作家ボクネンの版画を鑑賞できる

ボクネン美術館の展示の様子

ボクネン美術館は沖縄県北谷町美浜にある、作家のボクネン(名嘉睦稔)自身がプロデュースを手がけた「AKARA(アカラ)」という施設内にある美術館です。作家ボクネンの木版版画2,300点の中から企画展、テーマごとに展示されています。

美術館一の見どころは、常設展示作品として一年ごとに交互に展示される、ボクネンの大作「節気慈風」と「大礁円環」です。2021年度の展示作品は「節気慈風」です。畳12枚分の大きさの紙に描かれた舞い踊る風や揺らめく木々は、圧倒されてしまうほどのド迫力。ファンが多いのも納得の、見応え抜群な大作です。

展示品以外では、東シナ海を見渡せる展望台に上がったり、美術館周辺に咲くハイビスカスを鑑賞したりするのもおすすめです。フォトジェニックな撮影スポットが多いので、たくさんの思い出を写真に残すことができますよ。

今回は、「ボクネン美術館」の広報担当である平川亮吾さんに、美術館の魅力について話を伺いました。

ボクネン美術館のコンセプトや展示品を紹介

インタビュアー

ボクネン美術館のコンセプトや展示品について教えてください。

平川さん

作家ボクネンの作品が鑑賞出来るミュージアムです。ボクネンの木版画作品2,300点の中から企画展、テーマごとに作品を厳選し、展示しております。

インタビュアー

2,300点も作品があるんですね!何度訪れても、その時の企画展によって、初めて見たと思えるような作品に出会えるのは楽しみですね。

ボクネン版画についての解説

ボクネン版画について説明してくださる平川さん

インタビュアー

ボクネン版画の見どころを教えてください。

平川さん

版画は通常、モノクロをイメージされている方が多いかと思います。

しかし、ボクネンの版画は彩色が施されているため、作品全体の風合いと、作品の鮮やかなコントラストは見るものを魅了します。

インタビュアー

確かに、ボクネン版画の墨色と鮮やかな色彩のコントラストはとても迫力があり、とても惹きつけられました。作品それぞれが違ったパワーを与えてくれる気がしました。

ボクネンの木版画の制作方法を紹介

インタビュアー

ボクネンの木版画の制作方法を教えていただけますか?

平川さん

初めて作品を見た時、一体何版作ってこの複雑な色を出しているんだろうと不思議に思う方々がとても多いです。

作品は「裏手彩色」と呼ばれる技法で、世界的に有名な版画家の棟方志功と同じ技法で制作されています

最初に版木に向かって、墨で下絵とは言えない程度の「あたり」をつけて、大まかな位置取りをします。

そして自身の頭の中に見えてきたイメージを一気呵成に版木に彫り込むのです。

彫りが終わると、和紙に墨色を摺り、最後に紙を裏返して鮮やかな色彩を一気につけて作品は完成します。

インタビュアー

作品を見た時、まずボクネンさんの勢いのようなものを感じました。「あたり」をつけた後は、ボクネンさんの頭の中のイメージや色彩を勢いよく表現されているんですね。

ボクネン美術館は時期ごとに異なった作品が展示される

ボクネン美術館で人気の作品である節気茲風

インタビュアー

ボクネン美術館の中で人気のある作品や展示物を教えてください。

平川さん

おすすめは、常設展示作品として一年ごとに交互に展示される、大作「節気慈風」と「大礁円環」です。

2021年度の展示作品は「節気慈風」で、畳12枚分の大作となっております。

インタビュアー

常設展示が始まる前は、わざわざ本土から来館された方が「『節気慈風』か『大礁円環』を見たかったんですが…」と残念がられることが結構あったと聞きました。

ファンの方からしても待望の常設展示だったでしょうね。確かに畳12枚分の大きさの迫力は言葉に表せないほどです。

この2つの作品は絶対見逃せないですね!

普段見られない作品を鑑賞できる企画展は年に3回開催

インタビュアー

常時閲覧できる展示物以外に企画展も開催されていますか?

平川さん

ボクネン美術館では、通常年に3回の企画展を開催しております。2021年は2回の予定です。

インタビュアー

2,300点の中からどんな作品が展示されるのか、とても企画展が楽しみですね。全ての企画展に足を運びたくなってしまいます。

ボクネン美術館ならではの特徴はユニークな風貌の赤瓦屋根

インタビュアー

ボクネン美術館ならではの魅力や良さを教えてください。

平川さん

「アカラ」の屋根はこの施設の一番の特徴だと言えるでしょう。あとは東シナ海を見渡せる展望台からの眺めですね。

うねる「赤瓦屋根」枚数はなんと28,000枚。「赤瓦」の数もすごいけど、もっとおもしろいのは、そのうねりかたです。

インタビュアー

確かに、初めてこの建物を見たときは「アカラ」の屋根がとても印象的でした。美術館というよりも、絵本の中のお家のようで、テーマパークに来たような気持ちになりました。

ボクネンさんが、自らの世界観を表現するために、赤瓦を惜しまずに敷き詰めたんだなと、この建物への思いが伝わって来ました。

鮮やかなカラーでSNS映え抜群の館内は全館撮影可能

ボクネン美術館の記念撮影スポットであるワルミ通り

インタビュアー

館内には記念撮影スポットや写真撮影可能なエリアはありますか?

平川さん

全館内撮影OKです。公式Instagramも開設しています。「#ボクネン美術館」をつけ、投稿されるお客様も多数いらっしゃいます。

インタビュアー

全館内撮影可能なんですね!

後から作品を見返すこともできて、ハッシュタグ付きでSNSで発信もできるのは、ファンとしてはとてもありがたいですね。

デートでのおすすめスポットは東シナ海を見渡せる展望台

インタビュアー

展示物以外の見どころやデートでのおすすめスポットはありますか?

平川さん

東シナ海を見渡せる展望台からの眺めはおすすめです。

当館周辺のハイビスカスをバックに写真を撮ったり、「ワルミ通り」という当館施設内の通りで写真を撮ったりと、フォトジェニックなスポットがたくさんあります。

インタビュアー

展示の写真撮影もOKですし、展望台やその他写真スポットなど、来客を楽しませようとする工夫がたくさん詰まっていますよね。

デートで来ても、たくさん写真を残せるのが嬉しいです。

ボクネン美術館の施設やオリジナルグッズの紹介

ボクネン美術館のお土産を購入できるミュージアムショップ

インタビュアー

グッズやお土産を購入できるミュージアムショップはありますか?

平川さん

ミュージアムショップでは、ボクネンアートグッズや、展示会グッズだけでなく、沖縄Tシャツの先駆的ブランド「HabuBox」のデザイナーによるアートグッズも取扱いいたしております。

インタビュアー

HabuBoxのアートグッズを購入することもできるんですね!ボクネンのグッズに加えて、お土産のレパートリーが増えるのは、観光客としても嬉しいですね。

ちなみにボクネン作品を購入することはできますか?

平川さん

同店舗内のアカラギャラリーで、ボクネンの木版画セリグラフィーリトグラフ作品を展示販売しております。

季節ごとに作品を入替え、自由にお楽しみいただける空間を提供いたしております。

インタビュアー

自宅に飾ってインテリアとしても楽しめるデザインなので、作品を購入できるのはとても嬉しいです。

季節ごとに作品が変わるのであれば、購入の目的だけでなく、作品を楽しむという意味でもギャラリーに足を運びたくなってしまいます。

オンラインストアでオリジナル作品などの購入も可能

インタビュアー

オンラインストアでの販売はありますか?

平川さん

オンラインストアでもオリジナル作品、レプリカ、アーティストグッズなどご購入いただけます。

インタビュアー

オンラインショップを拝見しましたが、品揃えも豊富ですし、業者の方が家まで届けてくださると思うと自分で持って帰るよりも便利ですよね。

ボクネン美術館へのアクセスと駐車場情報

ボクネン美術館のフォトスポットである展望台

インタビュアー

公共交通機関で行く場合の最寄り駅やアクセス方法を教えてください。

平川さん

路線バスと徒歩で来ていただけます。

桑江バス停か軍病院前バス停下車した後、徒歩で約15分から20分で到着します。

インタビュアー

15分から20分程であれば散歩気分で歩けますね。

約200台収容できる無料駐車場あり

インタビュアー

駐車場はありますか?

平川さん

ございます。駐車場には、車を約200台収容可能です。車でお越しの方は那覇空港から一般道を北の宜野湾方面へ約1時間で来ていただけます。

インタビュアー

駐車場があるのは助かりますね。収容台数も多いので、停める場所がないという心配もなく安心です。道もわかりやすいので困らなさそうですね。

ボクネン美術館の来館予約や料金

ボクネン美術館の受付

インタビュアー

来館予約は必要ですか?

平川さん

予約なしで当日来ていただいても大丈夫ですよ。

インタビュアー

予約ってついつい忘れてしまいがちなので不要なのはありがたいです。

入館料は大人1人800円

インタビュアー

入館料について教えてください。

平川さん

入館料は以下の通りです。

未就学児 無料
高校生以下 500円
一般 800円
シニア(65歳以上) 400円

インタビュアー

展示だけでなく、展望台やフォトスポットもあってこの値段はお手頃ですね。

公式LINE友達追加でクーポンを受け取れる

インタビュアー

チケットをお得に購入する方法はありますか?

平川さん

公式LINEアカウントを開設しました。友達登録でクーポンを受け取ることができます。

インタビュアー

美術館で、公式ラインの友達登録でクーポンをもらえるのは珍しいですよね!是非利用したいです。

付近のお食事処や観光スポットの紹介

ボクネン美術館に咲いているハイビスカス

インタビュアー

近くでおすすめのお食事処や観光スポットを教えてください。

平川さん

ボクネン美術館は、沖縄の観光名所でもある、北谷町美浜のアメリカンビレッジにあります。

ボクネン美術館でゆっくりした後に、アメリカンビレッジでショッピングやグルメを楽しむのがデートコースとしておすすめです。

中でも、夕方のサンセットは一押しですよ!

インタビュアー

アメリカンビレッジの近くにあるのであれば、ボクネン美術館周辺で丸一日楽しむことができますね。

こんな素敵な場所で夕日を見ながらデートだなんて、憧れます。

広報担当おすすめのデートプランを紹介

インタビュアー

カップルにおすすめのテーマパークでのデートプランを教えてください。

平川さん

美術館観覧した後、デポアイランド内の周辺ショップを散策し、デポアイランドシーサイドのレストランで食事をするのがおすすめです。

その後に北谷温泉のレクー沖縄北谷スパで体を癒すのもいいですね。

インタビュアー

シーサイドレストランで夕日を見られたら最高ですね。せっかくなので少し贅沢して、スパにも足を運びたいです。

ボクネン美術館の利用者は家族連れやカップルが多い

ボクネン作品を購入できるアカラギャラリー

インタビュアー

どのような利用者が多いでしょうか?

平川さん

家族連れ、カップルなどが多いです。

インタビュアー

フォトスポットもたくさんあるとのことなので、デートでくるのが楽しそうです。

高校生以下やシニアの料金がとてもお手頃なので、家族で来るのもいいですね。

美術館デートを考えているカップルへメッセージ

インタビュアー

最後に美術館デートを考えているカップルに一言メッセージをお願いします。

平川さん

沖縄でのデートスポットとして、是非ご来館頂きたいです。

インタビュアー

ボクネン美術館は展示物が素晴らしいだけでなく、建物の設計やフォトスポットなど、見所がたくさんありました。

カップルで来ると写真をたくさん残せるので、ボクネン美術館は美術館デートにぴったりですね!

本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました。

ボクネン美術館の基本情報

住所 〒904-0115
沖縄県中頭郡北谷町美浜9-20
開館時間 11:00〜19:00(最終入館18:30)
定休日 火曜日
新型コロナ感染症対策 ・混雑時の入場制限
・館内・展示ギャラリーの消毒液噴霧作業
・消毒液によるドアノブ、手すりなどの清掃
・館内の適切な換気
・来館時の検温
・発熱、風邪症状の方の入館をお断り
・咳エチケットとしてのマスクの着用
・入館前のアルコール消毒
・展示内でのお客様同士の間隔確保
公式サイト https://museum.bokunen.com

ボクネン美術館周辺のおすすめデートスポット

ボクネン美術館と合わせて行って欲しい、おすすめのスポットを2つ紹介します。このスポットは今回お話ししてくれた平川さんもおすすめのスポットです。

「美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジ」で観覧車から夜景デートを楽しむ

美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジは、アメリカ合衆国の雰囲気を模したショッピング、エンターテイメントエリアです。東京ドーム5個分の広さの土地には、観覧車がある「カーニバルパークミハマ」、商業ビルが集まる「デポアイランド」など複数のエリアに分かれています。

また、アメリカンビレッジは夜景がきれいなことでも有名です。観覧車に乗れば、地上60mの高さからロマンチックな夜景デートを楽しめますよ。

URL:https://www.okinawa-americanvillage.com/

「レクー沖縄北谷スパ&リゾート」の天然温泉で日頃の疲れを癒す

レクー沖縄北谷スパ&リゾート内にある「北谷温泉 天然温泉大浴場」は、沖縄では珍しい天然温泉です。温泉以外にも、インフィニティプール、展望ジャグジー、水中ベッドなど、様々な施設で楽しめますよ。

大浴場は西海岸の絶景が広がるオーシャンビューで、ワンランク上のリラックス感を堪能できます。スキンケアグッズやクレンジングなどのアメニティが豊富なので、手ぶらでも気軽に立ち寄れますよ。

URL:https://www.vessel-hotel.jp/lequ/okinawa/spa/hot_spring/