
【静岡県】下田開国博物館で幕末ロマンを感じる・楽しむデートプラン
今回は、静岡県下田市の「下田開国博物館」を中心に、下田市の観光スポットをめぐるデートプランを紹介します。
静岡県下田市といえば、幕末にペリーが黒船で来日した地として有名です。そのため、下田開国博物館には幕末に関する資料がたくさん展示されています。また、下田市内には幕末当時の風情を残す史跡や観光スポットがいくつもあるので、歴史好きカップルなら話が尽きることなく楽しめるはずです。
おすすめカップル:歴史や史跡に興味があるカップル
どんなデート?:見る、知る、楽しむ
目安時間:半日
目安予算:約4,000円前後
概要:幕末の歴史ロマンを感じる!静岡県・下田エリアのデート
今回のデートコースは下田開国博物館で幕末の歴史に触れ、その後で周辺の散策やランチを楽しむデートコースです。
9時半~10時 | 伊豆急下田駅で待ち合わせ・移動 |
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10時〜11時 | 下田開国博物館を見学 |
11時~12時 | 吉田松陰拘禁の跡→了仙寺→ペリーロード周辺 |
12時~13時 | ランチタイム |
13時~15時 | マイマイ通り周辺の史跡・観光スポット |
15時~ | 伊豆急下田駅へ |
下田開国博物館の周辺には、幕末に関連した史跡や寺院・観光スポットが数多くあります。下田開国博物館で幕末について学んだあと、実際にその舞台となった地を巡ります。
または、街中の史跡・観光スポットを早めに切り上げ、伊豆急下田駅の近くにある下田ロープウェイに乗って、寝姿山の山頂から下田の町並みを眺望するのもおすすめです。
それでは、まずは下田開国博物館から詳しく紹介していきます。
日本の開国にまつわる歴史を学べる下田開国博物館
下田開国博物館がある静岡県下田市は、千石船が季節風や暴風雨などを避け、順風を待つための「風待港(かぜまちみなと)」として栄えた地です。
あの有名なペリー率いる黒船も訪れ、日本で最初に外国に開かれた港です。そんな下田の開国にまつわる歴史を余すことなく展示しているのが下田開国博物館です。展示品は当時のエピソードと共に丁寧でわかりやすく展示され、「当時を生きた人たちの思い」も知ることができます。
今回は、下田開国博物館のキャラクターで、広報担当として修行中の「なまこかべぇ先生」にお話しを伺いました。
見どころ:教科書で見た姿と印象が違う「ペリー」
編集部
下田開国博物館には開国にまつわる様々な展示品があるそうですね。しかも解説がとても丁寧で、教科書だけでは知ることができない「開国当時の背景」などもわかり、とても見応えがあると聞いています。
そんな博物館なので見どころはたくさんあると思いますが、「下田開国博物館に来たらココを見てほしい」というポイントがあれば、ぜひ教えてください。
なまこかべぇ先生
ペリーの似顔絵や、ロシアとの交渉をした川路聖謨(かわじとしあきら)などについて深く学べるきっかけになったらと思います。ペリー・ハリス・プチャーチンなどに関する資料を見て歩き、歴史散歩を楽しんでみてください。
▲よく見るペリーの顔とはまた違う鬼のような顔をした似顔絵
▲ロシアコーナーでは川路聖謨について学べます
▲プチャーチンが乗船していたディアナ号の模型
また、博物館の入口にある「歴史クイズ」は、どなたでもチャレンジできます。全問を正解目指して頑張ってください。
編集部
ペリーの似顔絵は、よく見るペリーの姿とは印象が違いますね。似顔絵の他にもペリーの日本遠征記や、ハリスが使用したコップなど様々な展示があると聞きました。
日本遠征記には、ペリーから見た日本の印象などが書かれていて、当時の日本がペリーの目にどのように映っていたのかなどがよくわかり、面白いです。教科書でしか知らなかった人物も、実際に使用していた物などを見ることで、少し身近に感じます。
歴史的に有名な人物の展示が多いので、カップルで話が盛り上がるでしょうね。
下田開国博物館のホームページでは「今月の逸品」として展示品の詳しい説明が掲載されているので、こっそり予習しておいて、当日彼女にわかりやすく解説してあげると知的な面をアピールできるかもしれませんね。
その他にも、なまこかべぇ先生が特に好きな展示やおすすめのコレクションがあったら教えてください。
なまこかべぇ先生
2点あります。まず1つ目、辻村ジュサブロー作のハリス・お吉の人形は必見です。
お吉は村松春水の小説「実話唐人お吉」に登場する「唐人お吉」として知られ、ハリスに仕えた看護人です。
下田市内には唐人お吉の記念館もあります。お吉についてもっと詳しく知りたい人は訪れてみてはいかがでしょうか。
2つ目は当館には400年続く下田の伝統的なお祭り「下田八幡神社例大祭 下田太鼓祭」に関する展示です。
下田のお祭りの時期(8月)に合わせて来ると楽しいかも!(いつでも楽しいですが)
▲下田太鼓祭で使われる太鼓台の展示も見ることができます
編集部
ハリス・お吉の人形を制作した辻村ジュサブロー(現:辻村寿三郎)氏は有名な人形作家と伺っております。
高名な作家の人形をこの場所で見ることができるのも魅力的ですね。
歴史を知り今を見つめるきっかけにしてほしい
編集部
昨今は幕末に関する映画やドラマがあり、多くの人々が幕末の歴史ロマンに思いをはせていると思います。そういったみなさんに対し、幕末の歴史を通じてどういったことを感じ取ってほしいですか?
なまこかべぇ先生
歴史はその時々で感じ方が違ってきます。今の自分や世の中の事を考えるのも良し、その時代に自分を置いて考えるのも良し、みなさんそれぞれで「幕末」を見る・知ることで楽しんでください。
編集部
なまこかべぇ先生のおっしゃる通り、歴史は後の時代によって評価がガラリと変わることもしばしばあります。
ですが、みなさんには一般的な歴史観に縛られることなく、自由に幕末という時代を感じ取って、考えてもらえるといいですね。
企画展:日本最古の石造灯台の記念展を開催中
編集部
下田開国博物館ではペリーの資料などを展示した常設展とは別に企画展も実施されています。過去に行われた企画展やイベントなどはありますか?
なまこかべぇ先生
2021年に日本最古の石造りの神子元島(みこもとじま)灯台150周年記念展を開催していました。
神子元島灯台は貿易の為横浜にやってくる外国船のために造られた洋式石造灯台です。
幕末の日本と外国の交流を語る上で神子元島灯台はとても重要な役割を担っていたことを、みなさんに知っていただく良い機会になりました。
編集部
私はこの企画展ではじめて神子元島灯台の存在を知りましたが、国の文化財(史跡)や神子元島灯台「世界歴史的灯台100選」にも選ばれていますよね。
歴史的にも重要な役割を果たした灯台を後世に伝えていくためにも、ぜひ多くの方々にこの記念展に足を運んでいただけるといいですね。
下田開国博物館のショップおすすめは地酒「黒船マシュー」
編集部
下田開国博物館の中にショップはありますか?お土産に最適なおすすめの商品があればぜひ教えてください。
なまこかべぇ先生
当館の隣には「お土産処豆州庵(ずしゅうあん)」があります。地酒や地場産品をじっくり見て買っていってほしいです。特に下田の地酒である『黒船マシュー』がおすすめ!
▲お土産としても最適!「黒船マシュー」
酒類以外にも下田の歴史にまつわる書籍や、下田や伊豆地場産品も取り揃えております!
編集部
お酒好きの人に幕末にちなんだお土産をチョイスするなら、『黒船マシュー』がいいかもしれませんね。
写真スポット「ナマコ壁」は可愛さと歴史を感じる
編集部
下田開国博物館でカップルで思い出の写真を撮影できるおすすめスポットはありますか?
なまこかべぇ先生
当博物館の外観は「ナマコ壁」といって、大雨や嵐から家を守るため漆喰で補強した下田らしい建物です。よく訪れた方々が写真を撮っていきます。
▲博物館のナマコ壁は撮影スポットとしても人気
外観もそうですが館内各所には撮影スポットがいっぱいあります!ぜひ写真を撮ってください。
下田開国博物館の感想や口コミ・評価
編集部
下田開国博物館は幕末の歴史ロマンがいっぱい詰まった場所ですが、訪れた方々からはどのような感想をいただくことが多いですか?
なまこかべぇ先生
来館した方からよく「開国・ペリーくらいしか覚えてなかったけど、下田って実はすごい歴史のある所だねー」と言われます。
編集部
下田はやはりペリーや黒船のイメージがありますが、他にも日露和親条約の締結や、吉田松陰にまつわるエピソードがあることも忘れないでおきたいですね。
編集部でリサーチしたところ、他にも以下のような感想や口コミがありました。
- 日本のペリー来航はもちろん、日露交流の歴史や吉田松陰に関する展示が多い。
- クイズの答えを考えながら見て回るのも楽しいです
- 先人達の希望や野心・無念を展示品から感じ取ることができました。
なまこかべぇ先生からカップルのみなさんへのメッセージ
編集部
カップルや夫婦で来館される方の割合と、デートで来館しようとしているカップルやご夫婦へ、なまこかべぇ先生からメッセージがあれば教えてください。
なまこかべぇ先生
和服で来館する方もいますが、下田では着物レンタルショップもあります。タイムスリップしたと思って楽しんでいただけると幸いです。
編集部
ありがとうございました。
下田開国博物館の基本情報
住所 | 〒415-0024 静岡県下田市4-8-13 |
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アクセス | ■車 沼津IC⇒国道414号線・天城峠経由⇒ 河津より国道135号線⇒白浜⇒下田方面へ 伊豆急下田駅⇒国道136号線・南伊豆方面へ、 「下田メディカルセンター」交差点を左折しすぐ。 ■電車 伊豆急下田駅より徒歩10分/車で3分。 ■バス 伊豆急下田駅よりバス乗り場7番 下田海中水族館行に乗車、「下田開国博物館」下車。 |
営業時間 | 8:30~17:30 (入館は17:00まで) |
休館日 | 年中無休(臨時休館有り) |
駐車場 | 乗用車30台 |
料金・予算 | 大人(高校生以上):1,200円 ※前売り:1,000円 小人(小・中学生):600円 ※前売り:500円 |
問い合わせ | TEL:0558-23-2500 FAX:0558-23-3288 予約フォーム:https://www.shimoda-museum.jp/contact/ |
予約 | 団体で館内案内をつける場合は要予約 |
公式サイト | https://www.shimoda-museum.jp/ |
空いてる時間帯 | 平日の夕方 ※閉館までの残り時間に注意 |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です
併せて寄りたい下田のおすすめデートスポット
下田開国博物館の平均的な滞在時間は1時間ぐらいです。
下田開国博物館を訪れた後は、ぜひ美しい下田の海を眺め、歴史ロマンあふれる下田の街を散策するのがおすすめです。
下田開国博物館の公式HPでは下田の観光スポット巡りのコースが紹介されています。そこで紹介されている、「行っておきたい」史跡やおすすめの観光スポットをいくつかご紹介しましょう。
ちなみに、下田に詳しいなまこかべぇ先生は街歩きがおすすめとのこと!
下田の海はとってもきれい。自然と歴史、ぜひその両方をご堪能下さい。
市内の道も狭いけど味のある道です。街歩きも楽しめます。
日米和親条約の舞台となった「了仙寺」
了仙寺は日米和親条約の締結の舞台となったお寺です。5月ごろには数百株のアメリカジャスミンの花が咲き乱れ、辺り一面にはうっとりするような花の香を楽しめます。
アメリカジャスミンの開花の時期は「香りの花祭り」が行われ、撮影スポットとしてもおすすめです。口コミでは御朱印・御首題の文字の美しさも話題になっています。
名前 | 伊豆・下田 国指定史跡 了仙寺(りょうせんじ) |
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住所 | 〒415-0023静岡県下田市七軒町3-12-12 |
アクセス | 下田開国博物館から約4分 |
営業時間 | 情報なし |
問い合わせ | 電話:0558-22-0657 |
公式サイト | https://ryosenji.net/ |
柳並木沿いにおしゃれなお店が立ち並ぶ「ペリーロード」
ペリーロードは川沿いに柳の並木が続き、おしゃれなカフェや土産物屋が立ち並ぶ道です。ペリー艦隊が下田に上陸した際、約300名の部下を連れて了仙寺まで行進したというエピソードもあるので、当時を思い浮かべながら恋人と散策するのもいいですね。
ナマコ壁など歴史を感じさせるレトロな街並みは、思わずカメラに収めたくなるほど。ペリーロードの先にはアジサイで有名な下田公園やペリー上陸記念碑があり、撮影スポットとしても知られています。
金目鯛の姿煮が口コミで好評の「活魚料理 新田」
海に近い下田は海鮮丼をランチで提供しているお店が少なくありませんが、「活魚料理 新田」は海鮮丼だけでなく、金目鯛の煮つけも用意。口コミでも「金目鯛の煮つけがおいしい!」と話題です。
海の幸を堪能できる豪華なランチを楽しみたい方におすすめです。
名前 | 活魚料理 新田 |
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住所 | 〒415-0023静岡県下田市3丁目2-12 |
アクセス | 下田開国博物館から徒歩で約4分 |
営業時間 | 11:00 ~15:00/17:00 ~ 21:00 ※不定休 |
問い合わせ | 電話:0558-22-1672 |
公式サイト | https://izu-shinden.jimdofree.com/ |
うろこ壁が目印のレトロな雰囲気の洋食店「平野屋」
平野屋はステーキやハンバーグなど洋食がメイン。ステーキは特に口コミでも好評で、中でも伊豆牛のサーロインステーキがおすすめです。
店内はアンティーク&レトロな雰囲気で、ちょっとした非日常感も楽しめるレストランです。
名前 | 平野屋 |
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住所 | 〒415-0023静岡県下田市3丁目1-4 |
アクセス | 下田開国博物館から徒歩で約3分 |
営業時間 | 11:00~16:00 ※火曜定休 |
問い合わせ | 電話:0558-22-2525 |
公式サイト | https://japanized-western-food- restaurant-192.business.site/ |
インスタ映えするオシャレなランチタイムなら「cubstar」
パスタやパニーニなど、インスタ映えしそうなおしゃれなランチを楽しみたいなら「cubstar」がおすすめ。観光に訪れた人はもちろん、地元の人からも人気のイタリアン・カフェです。
テイクアウトもできますが、電話かLINEで事前の予約・注文が必要です(詳細は店舗へ要確認)。
名前 | cubstar |
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住所 | 〒415-0024静岡県下田市4丁目7-22 |
アクセス | 下田開国博物館から徒歩で2分 |
営業時間 | 11:00~22:00 |
問い合わせ | 0558-27-3225 |
公式サイト | https://ja-jp.facebook.com/cubstar/ |