静岡県伊東市「まぼろし博覧会」でキモかわいい世界を楽しむカップルデート

この記事では、静岡県伊東市にある独特なテーマパーク「まぼろし博覧会」をメインとしたデートプランを紹介します。普通のデートに飽きたカップルにおすすめの、ユニークな体験ができるスポットです。

まぼろし博覧会広報部の坂井いずみさんに、見どころや近隣のおすすめスポットについて詳しく聞きました。

このデートプランの特徴
向いている年代:20歳〜39歳
おすすめカップル:サブカルチャー好き、レトロ好き
目安時間:1~2時間
どんなデート?:不思議な展示を楽しんだあと、自然豊かな環境で森林浴を楽しむデート

不思議な展示とカフェでゆったり楽しむまぼろし博覧会デート

今回紹介するデートプランは、ドライブしつつまぼろし博覧会まで行き、展示をみて楽しんだあと、周辺にあるカフェやレストランでくつろぐコースです。湖が近いので、テラスカフェでおいしいソフトクリームを食べながら、ゆったりした時間を過ごしてみてください。

10時~12時 まぼろし博覧会に車で到着
館内の「不思議な」展示物をおっかなびっくり、じっくり見学
12時~13時 周辺のカフェやレストランでランチタイム
13時~14時 車で10分弱の一碧湖へ。森林浴をしながらお散歩
14時~15時 湖でバードウォッチングやボートを楽しむ

まずはメインの「まぼろし博覧会」の解説からです!

サブカルチャーファン必見!「キモかわいいパラダイス」まぼろし博覧会の魅力

坂道の上にある門をくぐればそこは「キモ可愛いの楽園」「怪しい秘密基地」などとも称される、まぼろし博覧会

まぼろし博覧会の入り口

広大な館内には「いったいこれは何だろう?」と首をかしげたくなるような不思議な展示物が満載です。

まるで夢かまぼろしの中でさまよっているような異次元空間の中では、そこにいる2人にしか理解し合えない、ちょっと奇妙で濃い体験ができること間違いなし!サブカルチャーが好きな若いカップルにおすすめのスポットです。

まぼろし博覧会は、伊豆にあった熱帯植物園跡地を整備して、2011年に開館しました。敷地面積は約14,500平方メートルと広大で、東京ドームのグラウンドほどもあります。また坂道や階段があり、起伏に富んだ立体的な地形で、子どもの頃に憧れた「秘密基地」のような雰囲気がある場所です。

この施設をプロデュースしたのは、総合出版社データハウスの社長である鵜野義嗣さんで、ご本人が館長を務めています。

鵜野さんの目的は「世間にある面白いものをジャンルを問わずすべて集め、子どもからご年配の方まで、どんな人もここに来れば笑顔になるような施設にしたい」ということで、スタッフ全体にその思いが共有されています。

館内にある展示物は、廃止になったテーマパークや骨董品店、ネットオークションなどで集めたもので、まさに何でもアリ!「キモ可愛い」をコンセプトに、巨大なオブジェから壊れた人形まで、ありとあらゆるものがひしめき合っている様は壮観です。

入り口にたどり着くまでにも、少々奇抜に思える数々の人形が飾ってあり、来館者は否が応でも好奇心を駆り立てられます。いったいこの先何が待っているのか・・・ドキドキワクワク、盛り上がること間違いなしです。

新春には「お正月祭り」、春と夏には「文化祭」など、イベントも定期的に開催されています。また、主に土日には館長さん扮する「セーラちゃん」がお客さまをもてなします。

まぼろし博覧会の個性豊かな展示ゾーン紹介

まぼろし博覧会は、複数のゾーンに分かれており、来館者は決められた順路に沿って館内を巡ります。各ゾーンには特徴的なテーマや展示があり、訪れる人々に独特な体験を提供しています。ここでは、主要なゾーンとその特徴について紹介します。

圧巻の10メートル巨大聖徳太子像

館内に入るとまず目に飛び込んでくるのが、まぼろし博覧会の象徴である巨大な聖徳太子像です。その圧倒的な存在感に、多くの来館者が驚きの声を上げます。

10メートル以上ある巨大な聖徳太子像

館内は、まるでジャングルのように生い茂る植物に囲まれています。その中に、モアイ像や埴輪(はにわ)、古代民族を思わせるマネキン、エジプトのスフィンクスなど、時代も地域も異なる展示物があちこちに配置されています。この不思議な空間では、まるで時空を超えたような感覚に陥り、自分がどこにいるのか一瞬戸惑ってしまうかもしれません。

ノスタルジックな「昭和の町」ゾーン

昭和の時代を通りぬけゾーンの入り口
▲昭和レトロな家具調度品やポスターなどが展示されている

このゾーンでは、昭和30年代の暮らしを当時のグッズやマネキンで再現しています。懐かしいレコードジャケットやポスター、銭湯の風景、インベーダーゲーム、任天堂の初代ファミリーコンピューターなど、豊富な展示物があります。昭和時代の雰囲気を存分に味わえるため、レトロ好きにはたまらないゾーンとなっています。

シュールな世界観「まぼろし神社」ゾーン

カオスでシュールな、ちょっとホラーテイスト風情もあるゾーンです。展示物も骸骨(がいこつ)や丑の刻参り(誰かを呪うためのおまじない)など、過激なものがあるので注意が必要です。

懐かしのおもちゃに出会える「ほろ酔い横丁」

少年少女時代を思い出させる、懐かしいおもちゃなどが展示されているゾーンがあります。子どもの頃に大切にしていたぬいぐるみや、当時流行していたゲーム機なども展示されており、懐かしさと温かさを感じられる空間となっています。ここでは、カップルで互いの思い出話に花を咲かせることができるでしょう。

さらに、このゾーンには未確認生物博覧会「村崎百郎館」が併設されています。ここでは、ユーモアあふれる展示を楽しみながら、お互いの想像力を刺激し合うことができます。

かわいいの宝庫「メルヘンランド」ゾーン

かわいくてキュートなものを集めたゾーンです。開放的な場所にテラスやベンチも設置されているので、季節の花々を眺めながらゆっくり休憩するのにぴったりですね。

日本の懐かしさを感じさせる「おばあちゃんの部屋」が併設されています。

まぼろし博覧会「おばあちゃんの部屋」
▲レトロ感漂うおばあちゃんの部屋

さらに「現在整備中」のゾーンもあり、絶え間なく進化を続けているのがまぼろし博覧会の特徴です。常に新しい展示物が登場するため、多くのリピーターに愛されているそうです。

そんな魅力あふれる「まぼろし博覧会」について、広報部の坂井いずみさんにお話を伺いました!

国籍不明の文化遺産が満載!博覧会のメイン会場

編集部

さっそくですが、まぼろし博覧会で、メインとなる展示内容を教えていただけますか?

坂井さん

東京ドームほどの広大な敷地に、10mを超す世界最大の「聖徳太子像」が展示されています。他にも、「サーカス」をテーマにした展示、懐かしい古いポスター、朽ちたマネキン、珍しい標本、古代遺跡の模型などがあります。現在では失われてしまった、かつての様々な文化遺産が数万点以上展示されています。

編集部

10mの聖徳太子像は圧倒的な迫力ですね!

まぼろし博覧会の聖徳太子像
▲下から見上げると圧巻の迫力「聖徳太子像」

このような展示を通して、来館者にどんなことを感じてほしいですか?

坂井さん

「みんなの夢の痕跡。そして明日幸せになる装置」をモットーにしています。日常の狭い世界から離れて、お子様からお年寄りまで、すべての来館者が無邪気な笑顔になれることを願っています。

ディープな世界観と圧巻の展示品数が魅力

編集部

坂井さんが感じる、まぼろし博覧会の魅力や見どころはどんなところでしょうか?また、坂井さんのお気に入りの展示を教えてください。

坂井さん

全てを観て回るのに、2時間は必要なほどの圧倒的なボリュームがあります。展示品の数が非常に多く、人の心の中にある無限の広がりを体験できます。

私のお気に入りは、メルヘンランド内にある日本のメルヘン「おばあちゃんの部屋」です。これは実際に亡くなられた方のお孫さんが寄贈した、本物の「おばあちゃんの部屋」なんです。昭和時代の雰囲気が漂う、とても貴重な展示です。

昭和のメルヘンおばあちゃんの部屋
▲坂井さんお気に入りの「おばあちゃんの部屋」

編集部

レトロなものから不思議なもの、貴重なものまで、本当に様々な展示物があるんですね。子どもから大人まで、自分たちが育った時代や趣味に合わせた懐かしい夢の世界を楽しめそうです。カップルで訪れると、お互いの知らなかった一面を発見できる良い機会になりそうですね。

自由で楽しいと大好評!姉妹施設にも注目

編集部

来館者さんからは、どんな感想が聞かれますか?

坂井さん

「とにかく面白かった!」「こんなに自由な施設は他にはない」とのありがたいお声を頂戴しております。来館者の皆様には、他では体験できない自由な雰囲気を楽しんでいただいているようです。

編集部

皆さん満足されているということですね。特に20代の若い女性の来館者が多いようで、「一度来たらはまってしまってリピーターになってしまった!」という口コミも見られます。

館内では季節ごとのイベントを開催したり、特別ブースを設けたりと、来館者を飽きさせない工夫がされています。そのため、多くの方が面白いと感じられる施設になっているのでしょう。

まぼろし博覧会は「誰が訪れても楽しめる」施設づくりを目指しているとのことです。「キモ可愛いパラダイス」をテーマにしているので、普段とは一味違う独特な雰囲気のデートが楽しめそうです。

昭和時代を思い出すなつかしいレコードジャケットの数々 ▲昔懐かしのレコードジャケット。これだけでもお宝もの。

また、近くに姉妹施設「ねこの博物館」「怪しい少年少女博物館もあります。この不思議な空間をもっと味わいたいと思った方は、これらの施設も併せて訪れてみるのがおすすめです。

来場者の声:まぼろし博覧会の口コミと評価

Googleマップでは、550件以上の口コミや感想が寄せられ、評価は星4点以上と高評価です。これは、施設の人気と満足度の高さを示しています。

寄せられている意見のうち、特に多かった声を簡単に紹介します。多くの来場者が共感している点がよくわかります。

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ここまで充実した展示を1,200円で見られるのはお得です。敷地も広くて満足感があります。
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レトロで懐かしい雰囲気が魅力的です。かわいいものから不気味なものまで、幅広い展示物を興味深く見学できました。
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珍しいものがたくさんあってびっくりしましたが、意外と怖いものはなくて安心しました。幅広い年齢層が楽しめそうです。
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独特の世界観を味わいながら、じっくりゆっくり細かいところまで見るのがおすすめです。時間をかけて楽しむ価値があります。
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あの有名なセーラちゃんのお出迎えに感激しました!懐かしさと新鮮さを同時に味わえる貴重な体験でした。

基本情報とアクセス

住所 〒413-0231
静岡県伊東市富戸1310-1
電話番号 0557-51-1127
開館時間 <春分の日~秋分の日>
9時30分~17時30分
<8月>
9時~17時30分
<上記以外の期間>
9時30分~17時
※入館は閉館時間の30分前まで
休館日 なし(年中無休)
アクセス 【車】
小田原から下田方面へ国道135号線沿い「梅ノ木原」交差点すぐ
公式サイト https://maboroshi.pandora.nu/
入場料 大人:1,200円
小中学生:600円
滞在時間目安 1時間~2時間
レストラン・売店 なし

※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

まぼろし博覧会周辺で楽しむデートスポット

まぼろし博覧会は伊東市にあり、伊東市は温泉やグルメなど魅力的な観光スポットが豊富な場所です。そこで、坂井さんにまぼろし博覧会と一緒に楽しめるおすすめスポットを教えていただきました。

■坂井さんのおすすめスポット

まぼろし博覧会から徒歩圏内に、おいしいパン屋さんマーブルココがあります。こちらにはカフェも併設されているので、ゆっくりと休憩するのにぴったりです。またランチには伊豆高原ビールがおすすめで、新鮮な海鮮料理と地ビールを楽しむことができます。

伊豆高原のカフェと一碧湖でのんびりデート

まぼろし博覧会周辺には、カフェのほか宿泊施設も点在しています。このため、滞在時間を延ばしてゆっくりと楽しむことができます。

また、近くにはカルデラ湖である一碧湖(いっぺきこ)があります。湖の周りには整備された遊歩道があり、森林浴をしながらデートを楽しめます。時間に余裕があるカップルなら、湖周辺で一泊するのもおすすめです。静かな朝の湖畔を散歩すれば、二人の絆をより深められるでしょう。

人気ベーカリー「マーブルココ」でテイクアウトランチ

フロマージュパン専門店のマーブルココは、まぼろし博覧会から車でわずか1分の距離にあります。店舗限定の生食パントーストは、マーブルココ特製の食パンにチーズやベーコンを贅沢にのせた逸品です。

メニューは豊富で、甘い系のチョコバナナやはちみつバターから、しょっぱい系のたまごベーコン、チーズトーストまで多彩です。ランチにもスイーツにも最適で、幅広い時間帯で楽しめます。

名前 フロマージュパン専門店 Marble Coco.
住所 〒413-0231
静岡県伊東市富戸1309-21
電話番号 0557-35-9960
アクセス 【車】
・伊豆ぐらんぱる公園から国道135号線熱海方面へ直線で3分
・伊豆急行線「富戸駅」から5分
・伊豆急行線「伊豆高原駅」から11分
・JR線「熱海駅」から56分
営業時間 8時~17時(不定休)
公式サイト http://r.goope.jp/marble-coco

地ビールと海鮮を楽しむ「伊豆高原ビール」

ビール愛好家なら、伊豆高原ビールの本店がおすすめです。まぼろし博覧会から車でわずか5分程度の距離にあり、アクセスも便利です。

運転手の方は飲酒できませんが、伊豆名物のニューサマーオレンジを使ったスペシャルドリンクなど、ノンアルコール飲料も充実しています。食事メニューも豊富で、ボリューム満点の海鮮丼や静岡名物のしらす・桜海老の丼など、新鮮な海の幸を楽しめます。

名前 伊豆高原ビール
住所 〒413-0231
静岡県伊東市富戸1103
電話番号 0557-51-3000
アクセス 無料駐車場あり(100台)
※「伊豆ぐらんばる公園」の500mほど北に位置
営業時間 11時~20時(不定休)
公式サイト https://izubeer.com/

ゆったりと周辺を散歩散歩。一碧湖は湖畔の遊歩道でゆったり過ごせる

自然に触れるのが好きなカップルは、まぼろし博覧会から車で数分、小さめの湖の一碧湖(いっぺきこ)もおすすめです。

火山の火口に水が溜まってできた湖で、お魚や鳥も多く生息しています。スワンボートに乗ることもできるので、ゆったりとした二人だけの時間もすごせそうです。

名前 一碧湖
住所 〒414-0051
静岡県伊東市吉田815-360
アクセス 車で5分
駐車場あり
公式サイト https://itospa.com/spot/detail_
54018.html