静岡県三島市で暮らす良さとは?移住のための仕事・住居・支援情報

この記事では、地方への移住を検討されている方へ「静岡県三島市(みしまし)」の魅力をご紹介します。

三島市は静岡県東部、伊豆半島の北部に位置するまちです。

三島駅は新幹線が通っており、新幹線ひかり号を利用すれば品川駅まで最短37分、東京駅まで最短44分で行くことができます。今都心で働いている方も、お仕事を続けながら三島市に移住することもできてしまうくらい、都心へのアクセスが良いのが特徴です。

それでは早速、三島市の特徴や暮らしの情報を詳しくお伝えしていきます。

本日お話を伺った方
白坂優樹さん

三島市 企画戦略部 政策企画課
地方創生推進係 主事

白坂 優樹さん

佐野天音さん

三島市 企画戦略部 政策企画課
地方創生推進係 主事補

佐野 天音さん

三島市での暮らし「3つの特徴」

静岡県三島市の暮らしの特徴

三島市は「水の都」とも呼ばれています。富士山から流れてくる美しい水が市内を流れ、水に親しむことができる公園なども整備されています。

都心へのアクセスが良く、地方都市として生活の利便性も高い環境ながら、先述のように自然の豊かさを感じられる公園などもあるため、伸び伸びと子育てをしたい方にもお勧めです。子育てに関連する、数々のサポートも用意されていますよ。

まちで新たな人間関係を築くためのイベントなども開催されています。起業に挑戦したい方も応援しているため、新しいことに挑戦したい方にもぴったりです。

そんな三島市への移住は、特にこのような方におすすめです。

  • 東京都心部で仕事をしており、移住後も仕事を続けたい
  • 安心して子育てできる、手厚いサポートが欲しい
  • 自然を感じられる環境で、子どもを伸び伸びと育てたい

それでは、詳しくご説明します。

特徴1:充実した子育て支援がある上、病院にも学校にも困らない

三島市では子育て支援に力を入れており、子どもを地域の宝として大切にしています。母子保健コーディネーターと呼ばれる専任の保健師さんに相談ができるほか、独自の電子母子手帳「みしまっこ」や、「すくすくファイル」と呼ばれる子育て記録を支援するサービスを提供しています。

お子さんの成長を記録することで、医療や福祉、教育など包括的なサポートを受ける場合などにスムーズな情報共有が可能になります。

他にも、出産祝金を支給する「みしまっ子すくすく祝金」制度によって、第1子の場合は1万円、第2子の場合は5万円、第3子以降の場合は15万円の支給を受け取ることができたり、町内会によるお祝いを受けられる「子どもは地域の宝事業」などが用意されています。

ようこそ三島で子育て応援サロンの様子
▲ようこそ三島で子育て応援サロンの様子

また、出産後の相談先として「子育てコンシェルジュ」を配置したり、「ようこそ三島で子育て応援事業」として子育て中の親同士のつながりを作るサロンを開催したり、授乳やおむつ替えのできる設備がある民間事業所などを「あかちゃんのへや」として利用できる「街中で子育て応援事業」なども展開しており、不安なく子育てをできる環境整備に取り組んでいます。

三島市内の源兵衛川で遊ぶ子ども
▲三島市内の源兵衛川で遊ぶ子ども

順天堂大学スポーツ健康科学部と連携した「スポーツ保育」も特徴的です。順天堂大学の協力を得て、幼児という早い段階から、体力測定や運動遊びに親しむことで、遊びを通じた基礎体力向上を図っています。

三島駅から徒歩5分のところに生涯学習センターがあり、児童センターや図書館が設置されているほか、子ども向けのイベントなども開催されています。子どもを連れて行きやすい、立地の良い場所に施設が整備されていることで、気軽に足を運びやすくなっています。

生涯学習センターの外観
▲生涯学習センターの外観

特徴2:生活に不自由しない都市でありながら自然にふれ合える

三島市は、新幹線ひかり号を利用することで品川駅まで最短37分、東京駅まで最短44分でアクセスできることから、現在首都圏でお仕事をされている方であっても、転職せずに三島市に移住することが可能です。

朝の通勤通学の時間帯には、三島駅を始発とする新幹線も運行されています。

三島駅上空の様子
▲三島駅上空の様子

三島駅周辺には、スーパーやドラッグストアがあり、日常生活には困りません。病院や診療所も多数あるため、不便なところで生活するのは不安だとお考えの方でも、移住しやすいまちです。

これだけ利便性の高い都市でありながら伊豆半島の玄関口に位置しており、富士山や箱根も近いことから、周辺には自然豊かなレジャースポットが沢山あります。まちにも四季を感じられる公園がいくつも整備されている点も魅力の1つです。

市民憩いの場である楽寿園内の小浜池
▲市民憩いの場である楽寿園内「小浜池」

たとえば、市民憩いの場である楽寿園は、国の「天然記念物及び名勝」に指定されており、四季折々の美しい自然を楽しむことができるほか、お子さんと一緒にお出かけする際に嬉しい、メリーゴーラウンドや豆汽車などの乗り物もあります。

動物も多数飼育しており、ワラビーやポニー、カピバラやアルパカ、うさぎなど、様々な生き物に親しむこともできる場所です。

白滝公園の風景
▲白滝公園の風景

そんな楽寿園の正門前には、白滝公園があります。白滝公園という名前は、湧水が白い滝のように流れていたことから名付けられたのだとか。夏には富士山の雪解け水が湧き出る様子が見られるなど、水に親しむことができる清々しい公園です。

公園で水遊びを楽しむお子さんの姿が見られるほか、近くに図書館があることから、読書を楽しむ大人の方もいらっしゃり、幅広い年齢の方が思い思いの楽しみ方をしています。

中郷温水地から望む富士山
▲中郷温水地から望む富士山

最後にご紹介するのは富士山の絶景スポットでもある中郷温水池です。ここは元々、冷たい湧き水を稲作用水として一定の温度まで温めてから利用するための貯水池として整備されました。

そこが、今では散策路として再整備されており、富士山を眺めながら気持ちよく散策できる人気の場所となっています。散策路の南端には、「逆さ富士」が美しく映る絶景ポイントもありますよ。

特徴3:起業支援もあり、新たなチャレンジや定住におすすめ

三島市では起業を応援しています。商工会議所のサポートで起業する方や、「日本で一番チャレンジできる街へ」を掲げて起業家支援プログラムを提供している民間の「LtG Startup Studio」を活用して起業する方もいます。

LtGスタートアップスタジオの様子
▲「LtG Startup Studio」の様子

まちには、ドロップイン利用が可能なコワーキングスペースもあるので、環境を変えてアイデア出しをしたい場合なども重宝するのではないでしょうか。

「みしま未来研究所」は、コワーキングスペースやレンタルスペースに加えて、国内外80種ものクラフトビールを楽しめるバーも設けられており、地域の方々の出会いと交流の拠点となっています。

こうした場所に足を運ぶことで、刺激を受けられるのはもちろんのこと、まちの仲間を作ることもできるでしょう。親子イベントやワーケーションイベントが開催されることもありますよ。

みしま未来研究所の様子
▲みしま未来研究所の様子

三島市の暮らしに関する情報

三島市の街並み
▲三島市の街並み

ここからは三島市での生活に関する基本情報を、データとともに紹介します。

気候 8月平均気温:27.3℃
1月平均気温:5.9℃
※参考:気象庁HP
人口 人口:約106,000人
世帯:約49,900世帯
(2023年5月31日時点)
病院 一般診療所97、病院6、歯科64(2022年12月末日時点)
薬局68(2023年6月21日時点)
学校 市立小学校:14校、市立中学校:7校、私立中学校:1校
県立高等学校:3校、私立高等学校:1校
交通 【電車】
三島駅〜品川駅:約37分(新幹線ひかり号)
三島駅〜東京駅:約44分(新幹線ひかり号)
近隣都市 熱海市、沼津市、伊豆の国市、裾野市、箱根町、函南町、清水町、長泉町

三島駅から品川駅や東京駅まで、新幹線(ひかり号)を利用すると1時間以内の距離です。休日に日帰りで都内に出かけることはもちろん、通勤通学も可能です。熱海や箱根など、周辺に観光地が多いことも魅力の1つです。

【仕事】多数あり。近隣都市まで広げて探すと求人数がさらに増加

大手求人情報サイトで「三島市×正社員」で調べてみると、約3,900件の求人情報が見つかりました。三島市内だけでもこれだけの求人があるので、市内で働きたい方にとっても希望の職種を探しやすい環境でしょう。
参考:求人情報の一例

また、車で30分以内(市内から25km以内)で検索したところ、求人情報は約40,600件まで一気に増加しました。新幹線通勤を念頭においた場合、東京駅や品川駅など都心部の求人にも応募できるようになり、求人数はより増加します。

【住まい】賃貸物件の選択肢は多い

大手住宅情報サイトで三島市の物件を検索してみると、賃貸マンション・アパートは1,400件以上ありました。ワンルームから2LDKまでの物件が特に見つけやすく、築浅の物件も紹介されていました。
参考:物件情報の一例

家賃相場の平均は、ワンルーム、1K、1DKの場合で約4.5万円、1LDK、2K、2DKの場合で約7.3万円となっています。

三島市に移住される方の中には、補助金を活用して住宅を取得される方もいます。

「住むなら三島移住サポート事業費補助金」では、県外または市外から一定の基準を満たして転入する若い夫婦などを対象に補助金を交付しています。

公式:住むなら三島移住サポート事業

また「三島市移住・子育てリフォー ム事業費補助金」では、子育て世帯等が住宅のリフォーム工事を発注する場合に費用の一部を補助しています。

公式:三島市移住・子育てリフォーム事業費補助金

「住むなら三島 中古住宅情報サイト」では、中古住宅の情報も提供されているので参考にしてみてください。

公式:住むなら三島 中古住宅情報サイト

また、東京圏から三島市に移住後、所定の働き方に当てはまる方に補助金を交付しています。詳しくはHPをご覧ください。

公式:移住・就業支援補助金について

三島市へ移住した人の感想や体験談

静岡県三島市に移住した人の声

実際に三島市へ移住した方々は、どのような生活を送っているのでしょうか。移住者の方々のリアルな声を一部ご紹介します。

  • 飲食店や商業施設もあり生活する上で不便を感じない
  • 不便を感じない環境ながら、自然を感じられる場所が沢山ある
  • 出産や育児を応援してくれる雰囲気があり、子育てがしやすい
  • 移住者が多いので助け合えたり繋がりが作りやすい

公式:三島市・移住定住応援サイト(三島で暮らす)

生活する上での利便性が高い環境にも関わらず、自然を感じられる場所が多く、子どもをのびのびと育てられるといった声があがっていました。移住者が多いまちでもあることから、地域に溶け込みやすい面もあるようです。

三島市へ移住してみたいと思ったら

三島市の魅力を知り、移住してみたいとお考えの方もいらっしゃると思います。もっと知りたい!と思うことや、移住にあたって不安に感じていることがあれば、まずはオンライン移住相談を活用するのがおすすめです。

公式:オンライン移住相談

住居一体型のコワーキングスペースを運営している企業もあるので、いきなり移住の決断をするのはハードルが高いと感じている方は、このような気軽に一定期間移住を体験できる仕組みを活用してみるのもおすすめです。

公式:三島クロケット

三島市への移住に関するお問い合わせ

記事ではお伝えしきれない情報はまだまだあります。三島市への移住について気になることや相談したいことがあれば、お気軽に以下の窓口へご連絡ください。

担当課 三島市 企画戦略部 政策企画課 地方創生推進係
住所 〒411-8666 
静岡県三島市北田町4-47
電話番号 055-983-2698
対応時間 8:30〜17:15(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
公式サイト https://www.city.mishima.shizuoka.jp/iju/index.html