【茨城県筑西市への移住】まちの魅力・仕事・住まい・子育て環境

この記事では、茨城県への移住を考えている方に向けて、「筑西市」をピックアップしてご紹介します。

筑西市からは筑波山を望むことができ、市内には鬼怒川や小貝川が流れる自然豊かなまちです。一方で充実した交通網を有しているため、近隣の県や都市部へのアクセスが良いのが魅力です。

また、ファミリー世帯に向けた資金面での支援が充実している点や、新鮮で美味しい食べ物に恵まれている点も、移住先に選ばれる理由にあげられます。

今回は、筑西市役所の地方創生課で主任をつとめる髙橋さんに、まちの特徴や実際の暮らしの様子についてお伺いしました。

筑西市の暮らしの特徴3つ

茨城県筑西市の暮らしの特徴

筑西市の特徴としてとくにご紹介したいのが下記の3つです。

  • アクセス良好!ほどよい田舎と生活利便性の高さが魅力
  • 子育て世帯必見!補助金制度が手厚い&新しい教育環境がある
  • グルメのまち!鮮度抜群の野菜や果物が身近にある

これらの特徴について、具体的にご紹介していきます。

特徴1:アクセス良好!ほどよい田舎と生活利便性の高さが魅力

筑西市の街並みの空撮写真

筑西市は、JR東日本水戸線・真岡鐵道真岡線・関東鉄道常総線の3つの路線が走っており、市内各所はもちろん市外への交通アクセスが良好です。

東京駅まで新幹線で最短70分でアクセスできるため、週に数回通勤するテレワーカーや、週末にショッピングに行くのも便利!国道が東西南北に走っているので、車での移動も苦にならず、移住者からの評価を得ています。

また、人口約10万人の筑西市は、交通網の充実に加え、生活利便性の高さも魅力です。市内には、病院やスーパー、コンビニなど生活に必要な施設や買い物環境が揃っています。

隣町の下妻市やつくば市には、大型ショッピングモールがあり、車で20~30分ほどでアクセスできるので、大きな買い物や、おしゃれな雑貨、流行りのファッションアイテムなども生活圏内で手に入ります。

一方で、市内には四季折々の景色が見られるスポットも多く点在しています。筑西市は、「利便性を保ちつつも、ほどよい田舎に住み、身近に自然を感じたい」という方にぴったりの移住地といえます。 

筑西市にある筑波山と田んぼの写真
▲広々とした田んぼに筑波山が写る様子。筑西市に移住すれば日常的に自然風景が見られる

特徴2:子育て世帯必見!補助金制度が手厚い&新しい教育環境がある

筑西市にある「ちっくんひろば」のボールプールで遊ぶ
▲筑西市役所内にある「ちっくんひろば」大型すべり台やボルダリングのほか、100冊を超える絵本などが置かれた親子の憩いの場

筑西市は、妊娠した時点から、子どもが大きくなるまで、経済面でのサポートが充実しています。保育料は県内の他市町村比較しても低く設定(※)されているのが特徴。第2子以降の保育料を全額助成するなど、近隣市ではなかなか見られない取り組みをいち早く取り入れています。(※)筑西市独自の支援制度(PDF2ページ目の比較データ参照)

それでは、筑西市の子育て支援を表で簡単にご紹介していきます!

妊婦応援給付金 妊婦さん一人あたり5万円を支給
(妊娠届出時の面談後に申請)
子育て応援給付金 お子さま一人あたり5万円を支給
(生後4ヶ月ごろまでに申請)
誕生祝い金 お子さま一人あたり20万円を支給
母乳育児応援グッズ 授乳服やマザーズバックなど、1万円相当をプレゼント
保育料軽減 3歳未満の第2子以降の保育料を全額助成
(所得制限なし)
小学校入学祝品 新1年生にランドセルと学用品をプレゼント(5万円相当)
中学校入学祝品 新1年生に通学用ヘルメットと学用品をプレゼント(2万円相当)

※対象者の詳細や申請方法は、各URLからご確認ください。

筑西市からプレゼントされる小学校の入学祝品(左)、中学校の入学祝品(右)
▲筑西市からプレゼントされる入学祝いの品

経済的な支援は、子育て世帯にとって家計も大助かり!その分を子どもたちのやりたいことに回すこともでき、なおかつ心の余裕にもつながりそうです。

市内には、子育て支援センターも点在しているので、同年代の子を持つパパママとの出会いにも期待できますよ。

公式:子育て支援センター

小中一貫校が開校!自分らしい生き方が学べる新しい教育環境

筑西市は令和6年4月に、小中一貫校である「筑西市立 明野五葉学園」を開校しました。小中一貫校は、異学年とのコミュニケーションの機会を増やせることや、小学校から中学校への接続がスムーズに行えるため、中1ギャップの減少にもつながります。

郷土愛の醸成・キャリア教育・グローバル教育を教育の柱として、独自の教育課程である「明野未来デザイン科」を創設し、次世代を担う子どもたちが自分らしい生き方を習得することを目指しています。

筑西市の教育環境は、「子どもの視野を広げたい」「多様な価値観にふれてほしい」と考えている家庭におすすめです。

公式:筑西市立 明野五葉学園

特徴3:グルメのまち!鮮度抜群の野菜や果物が身近にある

筑西市の名物:常陸秋そば(観音そば)

筑西市は、広大な平野と河川に囲まれていることから、鮮度抜群の野菜や果物の宝庫と言われています。

香りや風味、甘みのある「常陸秋そば」をはじめ、こだますいかや梨、いちご、トマト、米など、県内出荷量が上位の農産物が多数あります。

筑西市のいちごが3つ並んだ写真

筑西市のハウスで撮影されたすいか

筑西市で育てられた梨がぶらさがっている写真

市内には直売所が複数あり、新鮮な農産物を気軽に手に入れられるため、グルメ通の移住希望者にとっても魅力的な移住地といえるでしょう。

筑西市にある道の駅の内観と宮山直売所に並ぶ野菜の写真

そのほか、筑西市には名品・名産も数多くあるので、暮らしの中に「食」という楽しみが増え、生活に彩りを与えてくれそうです。

筑西市の暮らしに関する情報

筑西市で見られるダイヤモンド筑波の写真
▲筑波山頂から太陽が出る瞬間。ダイヤモンドが光り輝くような光彩が見られることから「ダイヤモンド筑波」と呼ばれている

つづいては、筑西市の暮らしに関するデータを見ていきましょう。

気候 1月:平均気温:2.6℃
8月:平均気温:26.1℃
※参考:気象庁(下館)
人口 97,328人
(2024年7月1日時点)
病院 一般診療所:79、病院:6
学校 認定こども園:23、保育園:2、地域型保育:1、小学校:15、中学校:5、小中一貫校:1、高校:4、専修学校:1
交通 ■新幹線
東京駅から下館駅まで:約70分
秋葉原駅から下館駅まで:約80分

■車
・東北自動車道:佐野藤岡ICから国道50号を通り約60分
・常磐自動車道:谷和原ICから国道294号を通り約60分
・首都圏中央連絡自動車道:常総ICから国道294号で約30分
近隣都市 結城市、つくば市、下妻市、桜川市、栃木県真岡市、栃木県小山市

筑西市は、交通アクセスや買い物環境のほか、医療・教育機関においても申し分ありません。

筑西市での暮らしに車は必須といえますが、都内からの移住で、これまで運転をあまりしてこなかった方も安心です。バスやデマンドタクシーが運行しているので、慣れるまで利用できる交通機関は揃っています

子どもたちに人気の遊び場や、大人も楽しめるイベントも多数あるので、詳しくご紹介します。

【遊び場&イベント】自然環境を生かしたスポット&ユニークなイベント

筑西市は、親子で楽しめる遊び場もたくさん!

まずは、自然体験ができる里山「五郎助山」をご紹介します。五郎助山では、キャンプや植物観察などが体験できるほか、ターザンロープやハンモックなどがあり、自由な発想で一日中遊べる人気のスポットです。木登りをするツリークライミングなど、多彩なイベントも開催されているので、アクティブなことが好きな親子におすすめ!

複合型ハイブリッド道の駅と言われている「道の駅グランテラス筑西」には、新鮮野菜が並ぶ直売所に、グルメ・スイーツ店のほか、手ぶらでBBQが楽しめるスポットやドッグラン、スラックラインも併設されています。

また、1年を通してさまざまなイベントを開催中です。県内外からも多くの人が訪れる「下館祇園まつり」や「ちくせい花火大会」のほか、梨と相撲の祭典である「どすこいペア」などユニークなイベントもあります。

移住前に筑西市を知りたい方は、直近のイベントを探して訪れると良さそうです。

公式:行事予定

【仕事】筑西市内に求人多数!業種も多種多様

大手求人情報サイトで筑西市の求人を検索したところ、約4,000件以上が見つかりました。市内に求人は多数あり、製造業や看護系、介護系のほか、配達、営業など業種も多種多様でした。(2024年7月時点)

参考:求人情報の一例(筑西市内

アクセスが良いことから、近隣都市へ通勤される方もいますが、約7割の方が市内で勤務しているそうです。筑西市へ移住しても、こだわらなければ働き口は多いでしょう。

【住まい】物件豊富!住まいに関する補助金制度にも注目

大手住宅情報サイトで筑西市の物件を検索すると、約1,900件がヒットしました。(2024年7月時点)
※参考:物件情報の一例

多くの物件が登録されているため、移住を検討する際に様々な選択肢を検討できるでしょう。

また、筑西市は、空き家バンクも実施しています。新築するより費用が安いことや、自分好みにリノベーションができると注目を集めている空き家物件。運命的な出会いがあるかもしれないので、空き家バンクは随時チェックしておくことをおすすめします。

公式:空き家バンク

マイホームを建てるなら!「若者・子育て世代住宅取得奨励金制度」

筑西市では、新築または中古住宅を取得した若者・子育て世帯を対象に、奨励金を交付しています。

すでに筑西市に住んでいる方であれば、1世帯あたり40万円の交付ですが、市外からの移住を伴う場合は1世帯あたり50万円の交付を行っています。

マイホームにかかる費用を軽減してくれる奨励金を活用して、お得に移住してください。詳細は下記URLへ。

公式:令和6年度 若者・子育て世代住宅取得奨励金制度について

筑西市の移住者の感想や口コミ

筑西市の移住者の声

ここでは、実際に筑西市へ移住した方の声をご紹介します。

  • 贅沢しなくても豊かな暮らしができるようになった
  • 都市的な良さと田舎暮らしの良さのどちらも得ることができた
  • 景色を遮るものがほとんどなくて、日常的に美しい景観が見られる
  • ご近所さんに優しい方が多い
  • 農家の方から採れたてのお野菜をいただける
  • スーパーで売っている食材がとてもおいしいことに衝撃を受けた

生活利便性の高さや、自然の風景に癒されているなど、さまざまな口コミの中でも、地域の方との交流に触れる方が多くいたのが印象的でした。実際に移住者の中には、地域に溶け込むために自治会へ加入し、人とのつながりを深めたという方もいるそう。

各地域で行事なども盛んに行われているので、積極的に参加するとより良い移住ライフが送れるでしょう。

移住する前のサポート!「移住希望者滞在費補助制度」あり

筑西市には、2024年度から「移住コンシェルジュ」を配置しています。移住コンシェルジュは、実際に移住をした経験者であるため、住まいや仕事のほか、まちのリアルな話を聞けます

また、子育て・買い物環境・農業・田舎暮らしといった、移住希望者が気になる点に重きをおいたオーダーメイド型の「移住体験ツアー」も実施しています。筑西市のことを効率的に知りたい方に嬉しい支援です。

移住体験ツアーをするにあたって宿泊・滞在する方には、補助金が支給されるサポートもあります。ぜひ活用して、筑西市の魅力を自分の目で確かめてください。

公式:「移住希望者滞在費補助制度」でお得に宿泊を!

筑西市の移住に関する問い合わせ先

筑西市への移住については、下記の担当課へお問い合わせください。

担当課 地方創生課
住所 〒308-8616
茨城県筑西市丙360
電話番号  0296-22-0500
公式サイト https://www.city.chikusei.lg.jp/