【喜多方市】への移住!まちの魅力・仕事・住まい・子育て環境|福島県
この記事では、福島県喜多方市への移住を考えている方に向けて、まちの魅力や暮らしの様子についてご紹介します。
喜多方市は、「喜多方ラーメン」「蔵のまち」、さらに「花でもてなす喜多方」をテーマにまちづくりを進めるなど、観光資源を豊富に有しているまちです。
歴史や文化が残るまちなみや、自然を身近に感じられる環境であることに加え、都市機能がしっかり備えられているため、移住希望者からの注目を集めています。
子育て関連の補助金制度や、住まいに関する支援が手厚いので、「マイホームを手に入れて、のびのびと子育てしたい」というファミリー世帯にとくにおすすめです。
今回は、喜多方市役所の地域振興課で主査をつとめる小林浩紀さんにインタビューを行い、まちの魅力や仕事、生活環境のほか、移住に役立つお話をお伺いしました。
喜多方市の暮らしの特徴3つ
喜多方市の特徴としてとくにご紹介したいのが下記の3つです。
それではこれらの特徴について詳しく見ていきましょう。
特徴1:グルメ通必見!喜多方ラーメンや日本そばなど美味しいものがたくさん
喜多方市といえば、「喜多方ラーメン」を想像する方が多いのではないでしょうか。市内には、ラーメン店が100店舗ほど点在しており、ラーメン目当てに喜多方市へ訪れる方が多くいます。
また、ラーメンだけではなく、日本そばも有名で、そばの作付面積はなんと、本州1位、全国では4位だそう。※参照:そばの郷 喜多方
そのほかにもアスパラガスや米などの農産物、11蔵元の日本酒など、豊富な食材と特産品に恵まれています。
喜多方市は、「美味しいものを探すのが好き」「毎日、新鮮な食材でテーブルを囲みたい」というグルメ通の方にもぴったりな移住地といえます。
特徴2:自然が身近にある暮らし。春夏秋冬がはっきりしているまち
喜多方市は、会津盆地の北部に位置しています。盆地特有の気候によって寒暖差が大きいため、春夏秋冬をはっきりと感じられるまちです。
春には、旧日中線跡地にある3km程の遊歩道にしだれ桜が咲き誇り、夏には、三ノ倉高原に満開のひまわりが見られます。
冬は雪が降るので、スキーやスノーボードなどのアクティビティも体験できます。
花や山々のみどり、雪景色など、季節の移り変わりを身近に感じられる喜多方市での暮らしは、慌ただしい毎日に癒しを与えてくれることでしょう。
特徴3:市街地にアクセスしやすく生活に困らない
喜多方市は、市内の約7割が山林であり、東・西・北部エリアはおおむね山々に囲まれています。一方で、市の中心部から南部にかけては田園地帯が広がる平坦地です。
市街地はコンパクトですが、スーパーやドラッグストアも点在しており、小児科、内科などを含む医療機関もあるので、生活する上で困ることはありません。
山林や、田園地帯、市街地と、多種多様な生活環境のある喜多方市。車があればすぐに市街地へと行けるので、田舎すぎない便利な生活が実現します。
喜多方市の暮らしに関する情報
▲蔵のまち喜多方夏まつり
続いては喜多方市の暮らしに関するデータを見ていきましょう。
気候 | 1月:平均気温:-1.0℃ 8月:平均気温:24.5℃ ※参考:気象庁 |
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人口 | 41,886人 (2024年7月時点) |
病院 | 一般診療所:15、病院:6、歯科:22 |
学校 | 小学校:17、中学校:7、高校:4 |
交通 | 【電車】 ・東京から約3時間5分(東北新幹線+JR磐越西線) ・仙台から約2時間25分(東北新幹線+JR磐越西線) ・新潟から約2時間20分(JR磐越西線) 【車】 ・東京から約3時間55分 (東北自動車道+磐越自動車道+国道121号線) ・仙台から約2時間10分 (東北自動車道+磐越自動車道+国道121号線) ・新潟から約1時間55分 (磐越自動車道+国道121号線) 【高速バス】 東京から約5時間(磐越自動車道) 仙台から約3時間10分(磐越自動車道+路線バス) |
近隣都市 | 会津若松市、西会津町、磐梯町、山形県米沢市など |
喜多方市は、医療・教育機関も充実しているまちです。市内では治療できない病気をした場合は、となりの会津若松市にある大きな病院へ行く方が多いそう。会津若松市までは車で30分ほどの距離なので生活圏内といえます。
また、映画館や大型のショッピングセンターへ行きたい場合は、車で約1時間ほどの山形県米沢市や新潟市へ足を運ぶと良いでしょう。「週末にドライブがてら家族でお出かけ」という楽しみもできますよ。
【子育て】支援制度充実&小学校に農業科がある
喜多方市は、子育て世帯へのサポートが手厚いです。18歳まで子ども医療費を助成しているほか、学校給食費の軽減事業も実施しています。
そのほか、子育て応援パスポートや、きたかた子育てサポート・センターで行っているファミリーサポート事業を利用する場合の利用料が半額になる制度など、家計を助けてくれる支援が盛りだくさん!
子育て支援についてもっと詳しく知りたい方は、下記URLをご覧ください。
参考:きたかた子育て支援サイト
また喜多方市では、経済的な支援だけでなく、食育にも力を入れており、市内のすべての小学校に「農業科」を設け、お米や野菜をつくり、収穫し、食べるという授業を1年通して行っています。
田んぼや畑での作業体験を通じて、子どもに食の大切さを伝えるとともに、健やかな成長へとつなげています。この取り組みは、多数のメディアでも取り上げられ、さまざまな賞を受賞しているそう。
さらに、給食は地産地消を推進し、地元産の農産物を多く取り入れたり、喜多方市の特産品である「漆器」を汁椀に使用したりと、子ども達に「感謝の心」や「郷土愛」も育んでいます。
【遊び場】市内には公園多数!いちおしスポットは屋内施設「めごぷらざ」
喜多方市では、身近にある自然の中で自由自在な遊びができます。市内に大小さまざまな公園や施設を有しているため、家族で週末を過ごす場所の選択肢が多数あります。
なかでも今回ここで紹介したいのが、夏の暑い日も、雨の日も雪の日も思いっきり遊べる、全天候型の屋内施設「めごぷらざ」です。
めごぷらざには、東北地方最大級のネット遊具のほか、大型遊具を設備。また、子ども達へ遊び方の掲示や提案をしてくれる「プレイリーダー」が常駐しています。
75分間と時間が区切られているので、人が多くて遊具で遊べない!ということもありません。スムーズに遊びたいなら、事前予約がおすすめです。
【仕事】市内で働いている方多数!喜多方市役所の求人募集も
大手求人情報サイトで喜多方市の求人を検索すると、1,000件以上の仕事が見つかりました。また、車で30分の通勤圏(25km以内)まで条件を広げると、7,000件以上がヒット。(2024年11月時点)
参考:求人情報の一例(喜多方市のみ)
参考:求人情報の一例(喜多方市から25キロ圏内)
喜多方市では、市内で働いている方が大半で、市外なら会津若松市に通勤している方が多いそう。製造業や医療福祉系の仕事のほか、市役所でも社会人経験者の求人を募集しているそうなので、喜多方市に深く関わりたい方は、一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
また、「移住してなにか新しいことをはじめたい!」という方には、コンスタントに募集している地域おこし協力隊へ参加してみるのがおすすめです。
福島県には、「特定地域づくり事業協同組合」によるマルチワーカーに対する労働者派遣事業に取り組んでいる地域があります。喜多方市では、「協同組合ジョイフルワーク喜多方」という団体が移住者向けに積極的に活動されているので、「お仕事があれば今すぐにでも移住したい」とお考えの方は、ぜひお話を聞いてみてください。
名称 | 協同組合ジョイフルワーク喜多方 |
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電話番号 | 0241-23-9339 |
公式サイト | 福島県の企業情報ポータルサイト『感働!ふくしま』プロジェクト https://kando-fukushima.jp/companies/2543 |
【住まい】空き家バンクも実施中。住宅取得に関する支援が手厚い
喜多方市の物件を大手住宅情報サイトで検索すると、約92件が見つかりました。(2024年11月時点)
※参考:物件情報の一例
民間の不動産会社で探すも良し、空き家バンクも実施しているため、こまめにサイトをチェックしてお気に入りの物件を見つけるのもおすすめです。
公式:空き家バンクについて
住宅取得で最大400万円の補助金を交付!
喜多方市は、住宅に関する支援が手厚いです。空き家バンクを通じて住宅を購入&賃借した場合には、最大で50万円のリフォーム補助金が交付。そのほか、喜多方市に移住して、住宅を取得した場合にも補助金が用意されています。
補助基本額は40歳未満の方は100万円で、配偶者・子育て加算のほか、県外移住者加算・市内建築事業所への依頼で、最大で400万円が交付されます。
喜多方市でマイホームがほしいと考えている方は、ぜひ活用して、お得に移住してください。
詳細は下記URLをチェック。
喜多方市へ移住した人の感想や口コミ
ここでは、実際に喜多方市へ移住した方の声をご紹介します。
- 喜多方市で起業する際に、まちのひとがとても力になってくれた
- 夜は星が近くてとてもきれい
- 子ども達といっしょにのびのびと自然と触れ合える
- 歴史や文化を感じられるまちなみが魅力
- 移住する際に、周辺の環境や暮らし方の提案など、とても丁寧に相談にのってもらえたことで移住を決めた
- 喜多方ラーメンはもちろん、食べ物がおいしい!
喜多方市への移住者からは、まちの人のやさしさに触れる声が多く聞かれました。
移住前に喜多方市の方々とお話してみたいという方は、ぜひ下記で紹介する「喜多方暮らし体験ツアー」を利用してみてください。
移住前の支援も充実!宿泊費の助成&喜多方暮らし体験ツアー
喜多方市では、移住を検討している方に向け、宿泊費を補助する支援を実施しています。
連続6泊まで利用可能で、補助金額は一人一泊2,500円(上限)です。
また、実際に喜多方市の暮らしを体験できるよう、市の職員が案内してくれる「いつでも喜多方暮らし体験ツアー」も実施中。
買い物環境や子育て環境、先輩移住者へ訪問するなど、オーダーメイドのツアーが可能!喜多方市の人たちと直接交流したい方、喜多方市の暮らしを効率的に知りたい方に適したサポートです。
喜多方市の移住に関するお問い合わせ
喜多方市への移住については、下記の担当課へお問い合わせください。
担当課 | 喜多方市地域振興課 |
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住所 | 〒966-8601 福島県喜多方市字御清水東7244-2 |
電話番号 | 0241-24-5306 |
公式サイト | 喜多方市移住・定住ポータルサイト「きたかたぐらし」 https://www.city.kitakata.fukushima.jp/site/iju-info/ |