豪雪地帯の酒蔵「玉川酒造」の日本酒でおうちディナー!雪国が育んだ極上の味わい
おうちデートをおすすめする本記事では、新潟県の酒蔵「玉川酒造」で製造している日本酒を紹介します。
江戸時代から続く玉川酒造では、「雪中貯蔵 大吟醸原酒 越後ゆきくら」をはじめ、多彩な日本酒やリキュールを製造しています。
今回は、玉川酒造の歴史や製造しているお酒の特徴、日本酒愛好家におすすめの銘柄などをまとめました。おうちディナー用のお酒選びの参考にしてください。
飲酒は二十歳になってから
飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や乳児期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量を。飲んだ後はリサイクル。
1673年創業の玉川酒造の歴史と特徴
寛文13年(1673年)第四代将軍・徳川家綱公の時代より続く玉川酒造では、伝統的なお酒から「お酒を通じて新しい楽しみや喜びを生み出そう」というコンセプトのお酒まで、多様な種類を製造しています。
豪雪地帯として知られる魚沼の自然に育まれた日本酒は、キレがよく後味も爽やかです。雪国の風土が育んだ日本酒を味わいたいカップルにもおすすめです。
また、玉川酒造では予約不要で酒蔵見学ができる直売所「越後ゆきくら館」を運営しています。冬の時期には間近で酒造りを見学でき、夏の時期には雪中貯蔵庫「ゆきくら」に入って気温3度を体感できます。見学後は10種類のお酒を無料で試飲することができます。
今回は、玉川酒造の代表取締役である風間勇人さんに、玉川酒造の魅力やおすすめの日本酒について詳しくお話を伺いました。
雪国ならではの仕込み水と製法
編集部
玉川酒造は新潟でも指折りの歴史ある酒蔵だと伺いました。酒蔵の歴史やお酒造りへの思いなどを教えていただけますか?
代表取締役の風間さん
1673年より酒造りをしています。酒蔵の所在する魚沼市(旧北魚沼郡守門村)は米どころで知られるほかに、日本有数の豪雪地でもあります。
仕込み水には雪解けの伏流水(超軟水)を使用しており、口当たりがよく飲み込むと消えてしまうようなキレのよいお酒を目指して酒造りをしております。
▲酒造は冬にはすっぽりと雪で覆われる
編集部
玉川酒造は江戸時代から続く酒蔵なのですね。歴史の重みを感じます。
冬の魚沼は、それはもうすごい雪らしいですね。3mもの雪が積み重なると聞いたことがあります。また、仕込み水に雪解けの伏流水を使っているところが、豪雪地帯の酒蔵ならですね。
玉川酒造では、製造したお酒を雪の中に貯蔵して保管すると伺いました。雪の降る地方では雪室といって、野菜などを貯蔵する手段として使われることがありますが、お酒でも同じことを行うのですね。
冬の厳しさに耐え忍んだお酒はどのような味がするのでしょうか。私もぜひ飲んでみたいです!
玉川酒造の銘柄ラインナップと特徴
編集部
玉川酒造で製造されているお酒の特徴を教えてください。
代表取締役の風間さん
大きく分類して2つの種類のお酒を造っています。ひとつは代表銘柄「玉風味」をメインとした、長い歴史の中で継承されてきた伝統の味わいのお酒です。
もうひとつは、「お酒を通じて新しい楽しみや喜びを生み出そう」というコンセプトで造られる革新の味わいのお酒です。
編集部
伝統的なお酒を造りつつ、新たなお酒の可能性も模索されているのですね。時代が変わるにつれ、お酒の楽しみ方も変わってきたように思います。特に若者の飲酒離れの話はよく聞きますね…。
その一方で、お酒が食卓にあるとお料理も美味しくなりますし、場の雰囲気も和むように思います。お酒を通してカップルの距離も縮まるかもしれませんね。伝統的なお酒と新しいお酒を飲み比べて、感想を言い合うのも楽しそうです♪
玉川酒造の商品紹介
玉川酒造では、日本酒を中心に、さまざまな種類のリキュールも製造しています。ここでは、お客様に特に人気のある銘柄をいくつかご紹介します。
雪中貯蔵が生む極上の味「越後ゆきくら」
天然の雪の貯蔵庫「ゆきくら」で熟成させた玉川酒造の出品用大吟醸酒「越後ゆきくら」は、玉川酒造のお酒の中でも特に人気の高い銘柄です。
- 2020年秋 関東信越国税局 酒類鑑評会 優秀賞受賞酒
- 2021年春 全国新酒鑑評会 入賞酒
- 2023年秋 関東信越国税局 酒類鑑評会 首席第一位 最優秀賞受賞
- 2024年春 全国新酒鑑評会 金賞受賞
「関東信越国税局 酒類鑑評会」と「全国新酒鑑評会」は、現在の日本酒の鑑評会において最も歴史と権威がある2大鑑評会とされています。その2大鑑評会で「越後ゆきくら」は優秀な成績をのこし、中でも「2023年秋 関東信越国税局 酒類鑑評会」では、関東信越国税局内の酒造会社189場の頂点に輝きました。
風間さんからのコメント
お酒が搾られたあとに瓶詰めし、年間を通して気温3度の雪中貯蔵庫に入れます。新酒の香りが広がり柔らかく熟成されているところが魅力です。
強烈な個性の「越後武士46度」
辛口のお酒が好きな方には、リキュールの「越後武士46度」がおすすめです。以前は「日本一アルコール度数が高い日本酒」として販売されていましたが、現在は酒税法の改正によりリキュール分類となりました。雪国越後の寡黙で逞しい武士をイメージした大辛口のお酒で、その強さと風味が特徴です。
原料米 | 五百万石・こしいぶき(精米歩合60%) | |
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日本酒度 | +66 | |
アルコール分 | 46度 | |
価格 | 1.8L:6,200円 720ml:3,000円 |
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味わい | 大辛口 | |
飲み方 | 冷凍庫で冷やし、オンザロックで。ライムやグレープフルーツなどの柑橘系果汁を数滴加えるとより美味しく楽しめます。 |
※最新の情報は公式ホームページでご確認ください。
爽やかな甘口「純米吟醸イットキー」
・ワイングラスでおいしい日本酒アワード メイン部門 最高金賞受賞酒
酒造がプロデュースする「ゆきくら化粧品」
玉川酒造では、日本酒だけでなく化粧品も製造しています。「蔵人の手はなぜ白いのか?」という疑問から生まれた「ゆきくら化粧品」シリーズは、スキンケア愛好家必見です!
風間さんからのコメント
当社では、日本酒に含まれるアミノ酸を5倍以上濃縮した独自の日本酒を開発し、製法特許を取得しました。この成分を使用した化粧品は、肌への浸透が早く、効果を実感しやすいのが特徴です。
・ゆきくらモイスチャーミルク(100ml):3,700円
・ゆきくらエッセンスソープ(90g):3,200円
・ゆきくらエッセンスクリーム(30g):4,700円
※価格や商品情報の最新情報は公式ホームページでご確認ください。
玉川酒造 日本酒好きおすすめ3選
日本酒好きにおすすめの銘柄を風間さんに厳選していただきました。甘口から辛口まで、さまざまな味わいの日本酒を取り揃えています。おうちでゆっくりと日本酒を楽しみたいカップルの方々は、ぜひこちらを参考にしてみてください。自宅での特別な時間を、こだわりの日本酒で彩ってみてはいかがでしょうか。
1位:最高峰「雪中貯蔵 大吟醸原酒 越後ゆきくら」
「雪中貯蔵 大吟醸原酒 越後ゆきくら」はゆったりとした気持ちで楽しめる日本酒です。原料米には新潟県産の山田錦を100%使用しています。350年以上の歴史の中で培ってきた技術が結集された逸品です。
原料米 | 山田錦(精米歩合35%) | |
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日本酒度 | +3 | |
アルコール分 | 17.2度 | |
価格 | 1.8L:12,000円 720ml:6,000円 |
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味わい | 特に芳醇でフルーティかつ旨口の味わい |
※最新の情報は公式ホームページでご確認ください。
2位:地元愛される「吟醸酒 十九代 玉風味」
「吟醸酒 十九代 玉風味」は玉川酒造の代表銘柄です。地元魚沼市で晩酌酒として愛されているお酒で、様々な料理との相性が良いのが特徴です。
原料米 | 60%精米の五百万石・こしいぶき | |
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日本酒度 | +4(やや辛口) | |
アルコール分 | 15.3度 | |
価格 | 1.8L:2,800円 720ml:1,400円 |
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味わい | しっかりとした旨味とふくらみのある味わい | |
飲み方 | 温めても冷やしても楽しめる |
・全国燗酒コンテストでプレミアム燗酒部門 最高金賞受賞を受賞しています。
※最新の情報は玉川酒造の公式ホームページでご確認ください。
3位:受賞歴ある「純米吟醸 イットキー」
「純米吟醸 イットキー(It's the key)」は、特に軽快な味わいのお酒です。楽しい雰囲気で気軽に飲むのにぴったりです。アルコール度数も日本酒の中では低めの12度なので、お酒に慣れていない方も飲みやすいでしょう。さらに、洋食との相性も良いのが特徴です。
日本酒度 | -40 |
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アルコール分 | 12度 |
価格 | 1.8L:3,600円 720ml:1,800円 |
味わい | 甘口 |
飲み方 | 5度以下の冷酒がおすすめ。 50度以上の熱燗にするとホットレモネードのような味わいに |
※最新情報は公式ホームページをご確認ください。
風間さんからのコメント
お酒は、お二人が楽しい時間を過ごすための素晴らしい演出役になると思います。料理に合わせた日本酒を選ぶこと、そしてお二人の雰囲気に合ったお酒を選ぶことが大切です。
もし好みに合わなかったとしても、「このお酒にはこんな特徴があったね」と楽しんでいただけたら嬉しいです。
玉川酒造の商品購入方法
玉川酒造の商品は、直売所「越後ゆきくら館」または公式サイトの「越後ゆきくら館オンラインショップ」で購入できます。玉川酒造の日本酒に興味がある方は、ぜひこれらの販売所をチェックしてみてください。実際に店舗で味わうか、オンラインで便利に購入するか、お好みの方法でお楽しみいただけます。
まとめ:雪国魚沼が育む玉川酒造の銘酒
玉川酒造のお酒は、伝統的なものから度数の高いリキュール、女性も飲みやすい日本酒まで多岐にわたります。料理との相性も良く、晩酌にぴったりの選択肢となるでしょう。
「ゆきくら化粧品」は女性へのプレゼントに最適です。家庭でのディナーデートの際に、玉川酒造のお酒とゆきくら化粧品をセットで持参するのも素敵なアイデアかもしれません。
さらに、玉川酒造が運営する「越後ゆきくら館」では酒蔵見学ができるため、カップルでのデートスポットとしてもおすすめです。
玉川酒造の基本情報
住所 | 〒946-0216 新潟県魚沼市須原1643 |
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お問合せ | 025-797-2017 (お買い物・酒蔵見学)025-797-2777 |
営業時間 | 9:00~16:00 ※1月1日のみ休業 |
公式サイト | http://www.yukikura.com/ |
※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。