
【大阪府】バリアフリー対応の「服部天神宮」で叶う!アットホームな神前式
この記事では、大阪府豊中市にある服部天神宮の神前式について解説しています。
「足の神様」として地元で親しまれている服部天神宮は、バリアフリー対応のため車椅子のままでも参列できるのが特徴です。
足の不自由な方や高齢の方を招待する場合に特におすすめの神社です。ぜひ参考にしてください。
プロのアスリートも訪れる「服部天神宮」
服部天神宮は、最寄り駅の服部天神駅から徒歩3分とアクセスの良い場所にあります。医薬の神様である少彦名命(すくなびこなのみこと)を祀っており、「足の神様」として全国的に珍しい神社です。
境内には草履堂や足踏み石など、足にまつわる見どころも。実際に足の病が治った方々から奉納された草履の数から、たくさんの参拝者を救ってきたことが伺えます。
また、神社としては珍しいバリアフリー対応であることも魅力のひとつです。車椅子のまま参列できるので、参列者に足の不自由な方がいても安心です。親しい友人や身内だけの、アットホームな挙式が叶いますよ。
今回は服部天神宮の権禰宜(ごんねぎ)、西川直樹さんに神社の由来や結婚式について詳しくお話を伺いました。
「足の神様」として親しまれる神社
インタビュアー
服部天神宮はどのような神社か教えて下さい。
権禰宜
服部天神宮は、少彦名命・菅原道真公を御祭神としてお祀りしています。
道真公が太宰府に向かわれる途中、足の病にかかり、医薬の祖神・少彦名命の祠をお参りされたところ、足の痛みやむくみは治まりました。以来、当社は”足の神様”として多くの方々の信仰をいただいています。
インタビュアー
平安時代の頃のお話だそうですが、それから千年以上の時を経て、今もなおこの地で”足の神様”として鎮座しているわけですね。
服部天神宮さんの長い歴史を感じるお話ですね。
足にまつわる見どころ「草履堂」と「足踏み石」
インタビュアー
結婚式以外でも、訪れた場合の見どころやおすすめなどはありますか?
権禰宜
手水舎の所にある草履堂がございます。
ここには、足の守護祈祷を受けた後、お礼参りの際に奉納された草履、スリッパを納めています。
また、本殿裏に履物を脱いで座ったままお参りいただく「足踏み石」という祈願台座がございます。
インタビュアー
「足の神様」だけあって、足の健康にまつわる見どころですね。
服部天神宮で執り行う神前式の特徴・魅力
インタビュアー
服部天神宮で神前式を行うようになったのはいつ頃からですか?
権禰宜
昭和24年頃から神前式をスタートしました。地域に神前結婚式場が無く、地域の方々の要望が多かった為、先代宮司が開始されました。
インタビュアー
地元の方の要望に応えるかたちで神前式を始められたのですね。
そもそも地元の方からの信頼がなければ服部天神宮さんにお願いすることもないでしょうし、それだけ地元の皆さんから信頼されている証ですね。
バリアフリー対応で車椅子のまま参列できる
インタビュアー
服部天神宮ならではのメリットなどはありますか?
権禰宜
結婚式の際、天神様にちなんだ「紅わらべ」という巫女舞を奉納しております。
また車椅子のままご参列される場所にご案内が可能です。
他には新郎新婦様と参列者との距離が近く、拝殿内以外でも外から挙式の様子を見る事が可能です。
インタビュアー
神社でバリアフリー対応ができているところは少ないので、体の不自由な方やご高齢の方には喜ばれるでしょうね。服部天神宮さんの優しさを感じます。
実際の神前式の流れ
インタビュアー
神前式では実際にどのようなことを行うのでしょうか?
権禰宜
服部天神宮では、次のような流れで行います。
斎主一拝
祝詞奏上
三献の儀(三三九度)
誓詞奏上
指輪交換
巫女舞奉納
玉串拝礼
親族固めの盃の儀
斎主一拝
祭典の所要時間は約40分ほどです。
インタビュアー
日本の文化や伝統を感じることのできる挙式スタイルですね。
挙式をした夫婦や参列者から寄せられた感想
インタビュアー
ご夫婦、または参列者の方々はどのような感想が多いですか?
権禰宜
「心の依り所として、今は離れて住んでいてもまた帰ってこられる思い出のある場所が出来て嬉しい」とのお言葉を頂く事がございました。
インタビュアー
心のよりどころですか…とても満足のいく結婚式になったという事ですね。きっと忘れられない結婚式だったのでしょうね。
印象的な神前式でのエピソード
インタビュアー
印象に残る神前式のエピソードなどあれば教えて下さい。
権禰宜
「車椅子に乗った祖父母も一緒に結婚式に参加することが出来て、大変嬉しかった」とお言葉を頂戴したことがございました。
足の神様という事で早くから車椅子でも拝殿に入れるようになっていて、一生に一度の新郎新婦様の思いに寄り添えたかと、こちらもうれしく感じました。
インタビュアー
神社でバリアフリー対応できているところはなかなかありません。
「神社で神前式を挙げたい」と思っても車椅子では参加できないということは多いと思います。祖父母様はもちろんですが、新郎新婦さんも、その両方が叶うとあって、とてもうれしかったでしょうね。
「足の神様」ならではのエピソードですね。
服部天神宮の神前式についてよくある質問
インタビュアー
挙式予約は何ヶ月前頃から可能でしょうか?
権禰宜
当社の祭典日等と重ならなければ、予約の受付は可能です。
出来れば2ヶ月前くらいには日程が分かると、ご希望の日時で可能かと思います。
インタビュアー
祭典と重なっておらず、予約が入ってなければ大丈夫なのは嬉しいです。
でも大安の日などは人気があるので、そういった日に挙式したい場合は早めの予約が必須ですね!
毎月1組程度の夫婦が挙式を行っている
インタビュアー
毎月、何組くらい挙式が行われますか?
権禰宜
月に1組程度の挙式がございます。
インタビュアー
伝統的な挙式スタイルに魅力を感じて、神前式を挙げたいと考えているカップルは多いので、希望の日が決まっている場合には早めの予約をしておくと安心ですね。
挙式申し込みまでの流れ
インタビュアー
挙式申し込みまでの流れを教えてください。
権禰宜
まずは日程をご確認いただきます。その後、申込書に住所、氏名等ご記入いただきます。
結婚式当日までに新郎新婦様にご来社いただき、式次第の説明・誓詞の確認・作法の確認をすませ、本殿内の見学をいただいております。
時間としては、30分程度です。
またこの時にご参列の方の人数、写真撮影のご要望等お伺い・確認をしています。
インタビュアー
挙式スタイルへの憧れはあっても、神前結婚式の作法など知らないカップルは多いと思います。事前にきちんとご説明いただけるのは安心ですね。写真撮影もお願いできるのはうれしいです。
貸衣裳・着付け・ヘアメイクは手配が必要
インタビュアー
貸衣裳や着付け・ヘアメイクなどはお願いできますか?
権禰宜
服部天神宮では対応出来ませんが、8畳ほどのお部屋を1部屋、控室としてお貸しすることが出来ますので、そちらをご利用ください。
インタビュアー
控室をご用意いただけるのであれば、貸衣装や着付けなどは、自分たちの好きなところへ別で予約しておくといいですね。
雨天でも挙式可能
インタビュアー
雨天でも挙式はできますか?
権禰宜
社殿の前にテントを張っておりますので、待合所から御本殿まで濡れずに斎行出来ます。
インタビュアー
雨でも挙式できると聞いて安心しました。天候だけはどうしても予想できないので、影響がないのは嬉しいですね。
結婚が決まった方へのメッセージ
権禰宜
服部天神宮では、親族やご友人など身内だけの結婚式もお手伝い致します。
お二人の華やかな門出を祈念し、神職・巫女が厳粛且つ心を込めてご奉仕致します。
インタビュアー
千年以上の歴史がある服部天神宮さんでの厳粛な神前式。
素敵な巫女舞も見ものですが、鮮やかな朱塗りのお社で行う挙式は、白無垢がよく映えて素晴らしいものになりそうですね。
今日はお忙しいなか、貴重なお話をありがとうございました。
服部天神宮の基本情報
住所 | 〒561-0851 大阪府豊中市服部元町1-2-17 |
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電話番号 | 06-6862-5022 |
FAX | 06-6862-4241 |
公式サイト | https://hattoritenjingu.or.jp/ |