【京都】金閣寺(鹿苑寺)周辺でのおすすめデートプラン!

【京都】金閣寺と各寺社仏閣を巡るカップルにおすすめのデートプランを2つ紹介!

金色に輝く金閣で有名な鹿苑寺、通称金閣寺。学生の頃、修学旅行で訪れた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、京都市内の北側に位置する金閣寺周辺でのデートプランを紹介します。

このデートプランにオススメのカップル
  • 金閣寺を満喫したい
  • 世界遺産めぐりをしたい
  • 体を動かすのが好きだ

そんな方々におすすめのデートプランです。ぜひこの記事を読んで、金閣寺でのデートに役立ててください。

「金閣寺→龍安寺→仁和寺」を巡るデートプラン

きぬかけの路

※こちらのデートプランはハイキングがてらまぁまぁ歩きますし、道路も若干の高低差がありますので歩きやすい・動きやすい服装で行ってくださいね。

時間 内容 予算
10:00 金閣寺前到着
10:05 金閣寺境内散策 400円
11:30 おむらはうすでランチ 1~1500円
12:30 きぬかけの路を進み龍安寺へ
12:45 龍安寺散策 500円
14:00 きぬカフェで一休み 500~1000円
15:00 仁和寺散策 500円
16:15 御室さのわでほっこり 500~1000円
17:30 妙心寺駅へ、帰路につく

>>奈良の世界遺産デートはこちら

一応こちらのプランでは京都駅なり祇園四条駅なり、どこかしらで集合してからバスで一緒に金閣寺へ行くことを想定しています。

しかし、もしも比較的近隣の人で現地集合する方がいらっしゃったときに、待ち合わせしやすい場所を紹介しておきますね。

待ち合わせは「やまざき庵」という売店の前がおすすめ!

やまざき庵

乗ったバスによって到着するバス停が少し異なります。

なので現地で待ち合わせる場合は金閣寺の前にある、『やまざき庵』という売店の前が確実です。

こちらのお店の前に休憩用のベンチが沢山ありますので、ここで座ってお相手を待つといいですよ。

こちらのお店にも軽食やお茶などが販売されていますので、合流したあと一服してから行くのも良いですね。

世界遺産金閣寺を満喫しましょう!
詳しい内容は上で説明しましたので省略します。

オムライス専門店「おむらはうす」で名物『とろ湯葉オムライス』を堪能しよう

おむらはうす

おむらはうすは出町柳とこちら金閣寺の2ヶ所にお店を構えるおむらいす専門店です。外観は昔ながらの街の洋食屋さんの雰囲気です。

名物はこちらの『とろ湯葉オムライス』!

とろ湯葉オムライス

オムライスの中はチキンライスでもバターライスでもなく、なんとひじきご飯!わさびの有無を選ぶことが出来ます。

わさびは火を通すと辛味が弱くなるので、わさびの爽やかな風味はそのままに刺激がマイルドになってるのでとても美味しくいただけます。

わさびが大の苦手でない限りは是非わさびありで食べてください。ひじきのほんのりとした甘さとの絶妙なバランスが最高です。

ひじきご飯を始め全てのライスに、少し大きく切られた玉ねぎ・人参・セロリ・えのきが入っていて、このライスだけでもパクパク食べられてしまいます。

出汁ベースの和風ソースがかかっていて、ふわふわ卵の上には京都らしくたっぷりのトロトロ湯葉。洋食として非常に完成度の高い逸品です。

京都は和菓子や抹茶、高級割烹のイメージが強いですが、実は洋食も有名なんです。

数多くの老舗洋食店がある京都。『おむらはうす』で食べるオムライスも、趣向が凝らされたものが多いです。

名物『とろ湯葉オムライス』以外にも

  • 明太子オムライス→明太子ライス+ホワイトソース
  • カレーオムライス→ドライカレー+カレーソース
  • 親子オムライス→鮭入りバジルライス+いくらおろし

などがあります。

ぜひお好みの一品を見つけてください。

定休日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日代休)
営業時間:11:00〜15:30
電話:075-462-9786
住所:京都市北区衣笠総門町10-9

全長約2.5kmの「きぬかけの路」を通って世界遺産を観光しよう

『きぬかけの路』とは、金閣寺・龍安寺・仁和寺と3つの世界遺産を結ぶ全長約2.5kmの観光道路です。

金閣寺を出てしばらくはいたって普通の道路ですが、下りから上りに転じるあたりで道路から山麓の綺麗な景色を眺めることができます。

道路の起伏が多いので、必ず動きやすい靴と服装で行ってくださいね。

また『きぬかけの路』周辺には沢山のお店がありますので、詳しくはこちらの公式HPからチェックしてみてください。

石庭でお馴染みの龍安寺。何かしらの写真で、見られたことある方は多いのではないしょうか。

きぬかけの路を進んで行くと、右手に龍安寺への入口が見えてきます。道なりに進んで右へ行くとお手洗いや喫煙所があります。

喫煙所はここにしかないのでタバコを吸う方はこちらで吸い溜めしておきましょう。トイレは一応中にもありますが、混雑するのでここで行っておくことをおすすめします。

左手に行くと拝観受付。拝観料500円を払って中へと進んでください。

ここでは世界遺産に登録されている龍安寺の特に見所な部分を3つ紹介します。

世界遺産に登録されている「龍安寺」の『石庭』を見にいこう

石庭

石庭で有名な龍安寺ですが、石庭のことを正しくは方丈庭園と呼びます。

庭一面に敷き詰められた白砂の上に大小様々な15個の石が配置された代表的な枯山水の庭園です。

禅の美を極めた空間として国の史跡及び特別名勝に指定されているその姿は、見る者の心を掴んで離しません。

しかし、実はこの庭園は作者が誰か諸説はあるものの誰かはハッキリとしていないのです。そのためどういう意図でこの庭園が設計されたのかもわかっていません。

あくまで想像するしかないのです。

白砂の上に複数の石を配置するという至極シンプルなこの造形には作者のどんな想いが込められていたのか。

  • 「虎の子渡しの庭」
  • 「七五三の庭」
  • 大海や雲海に浮かぶ島々
  • 「心」の字の配石
  • 中国の五岳の象徴
  • 禅の五山の象徴

など諸説ありますが、その真意は誰にも分かりません。

あなたにはどんな風に見えるか、お連れさんにはどのように見えるか。ぜひそんなことを話し合いながらご覧になってみてください。

「鏡容池」は龍安寺の境内南半分を占めるほどの大きな池

鏡容池

鏡容池は龍安寺の境内南半分を占めるほどの大きな池。

池の周りでは春に桜、秋には楓が生い茂り、夏には水面にスイレンが咲き誇ります。

池のほとりではカモや白鷺が羽を休め佇んでいます。石庭のモノクロで落ち着いた雰囲気とは対照的なカラフルで季節感のある姿は格別ですよ。

またこの池では、かつて貴族が船を浮かべて遊戯にふけっていたという記録もあり、池を囲う回遊式庭園は石庭よりも有名だったそうです。

つくばい

方丈の北東に据えてある銭形のつくばい。

つくばい(蹲踞、蹲)とは日本庭園の添景物の一つで露地(茶庭)に設置される。茶室に入る前に、手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えたもの。手水で手を洗うとき「つくばう(しゃがむ)」ことからその名がある。

引用:Wikipedia

つくばいに書かれている漢字は、一見すると不十分のように見えますが、実は中心部の口とそれぞれの字を合わせると読むことができるようになっています。

上から時計回りに読むと「吾唯足知(ワレ タダ タルコトヲ シル)」となり、仏教の真髄、また茶道の精神をも表しているのです。

きぬカフェ

龍安寺を出たら、歩き疲れたかと思うので一旦休憩にしましょう。

南へ少し下り、仁和寺へ曲がる交差点を曲がらずにもう少しまっすぐ行ったところにある小さなカフェです。

2018年8月にオープンしたばかりの新しいお店で、地域密着を掲げたほっこりするお店です。

お店に入ったら先に奥のカウンターで注文と支払いを済ませます。その後好きな席に座ると、注文した品をテーブルまで持って来てくださいますよ。

コーヒーは400~500円とチェーン店価格でありながら、味わいは本格的。通をも唸らせる深みのある味わいです。

金閣寺を出てから歩きっぱなしで疲れたでしょうから、ここで一休みして行ってください。

定休日:不定休(主に毎週木曜日)
営業時間:8:00~17:00(変更の場合あり)
住所:京都市右京区龍安寺塔ノ下町12-6

左右に阿吽の二王が置かれた「仁和寺」で圧巻のスケールを体感しよう

二王門

いよいよ3つ目の世界遺産です。

仁和寺は仁和4年(888年)に建立された寺院で、現在は真言宗御室派の総本山。数多くの国宝や重要文化財が立ち並びます。

見所の一つ目はこちらの二王門(におうもん)。

1637年から1644年にかけて、左右に阿吽の二王を置き平安時代の伝統様式で作られたものです。門の荘厳さは圧巻の一言。

二王門を入ってすぐ左手に行くと御殿を拝観できます。御殿へ上がるには拝観料500円が必要。

御殿

御殿は2019年現在一部工事中ではありますが、歴史ある渡り廊下や庭園を望むことができ、タイムスリップしたかのような感覚を味わえます。

他にも沢山の見所がありますので、ゆっくりと見学して行ってください。

トイレは仁王門のすぐそばと中門のところに、喫煙所は東門近くにある御室会館の入口横にありますよ。

3つの世界遺産を周り終わり、せっかくなので帰る前にもう一息ついて行きましょう。

仁和寺から駅の方へ南下したところにこちらのお店はあります。和洋折衷の日本茶を中心としたカフェ。

一杯一杯丁寧に淹れられる日本茶が心を落ち着かせます。お土産用に焼菓子や雑貨もありますので、ぜひ思い出の一つに買ってみてください。

定休日:毎週月曜日
営業時間:10:00~18:00
電話:075-461-9077
住所:京都市右京区御室樫町25-2 デラシオン御室 1階

御室さのわを出れば、あとは駅へ向かい帰路につきましょう。

まだ余力があったり帰路につくのがもっと早い場合には、このまま電車に乗って嵐山や太秦へ向かうのも良いですね。

せっかく朝から京都の奥地まで来てるんですから、体力の限り遊びつくしても楽しいですよ!

行けそうであれば、ぜひ行ってみてください!

「北野天満宮→金閣寺」を回るデートプラン

北野天満宮

続いてこちら!

北野天満宮を抜けて金閣寺となるべく手短に、それでいてしっかりと堪能するデートプランです。

時間 内容 予算
10:00 北野白梅町駅に到着
10:10 北野天満宮へ 500~1000円
11:30 北野天満宮を北門から抜けて金閣寺方面へ
11:40 茶房 金閣庵 1~4500円
12:40 金閣寺へ
12:45 金閣寺境内散策 500円

北野白梅町駅

こちらも少ないとは思いますが、北野白梅町駅で待ち合わせた時用におすすめの待ち合わせ場所を紹介しておきます。

駅の改札は一つだけで。出て正面の写真がこちらです。

向かって右手、宝くじ売り場の前などで待ち合わせると良いですよ。

北野天満宮は、菅原道真公をご祭神として祀る
天神信仰の発祥の地で、全国で約1万2000社の天満宮、天神社の総本社です。

北野天満宮にまつわる話はたくさんあり過ぎて書ききれないので、興味のある方はこちらの公式HPから見てください。

ここでは北野天満宮の季節によって変わる見所を紹介します。

行く時期に合わせて参考にしてみてください。

毎月25日に開催される縁日

北野天満宮では、毎月25日に境内で縁日とライトアップが行われます。菅原道真公の誕生日6月25日と亡くなられた2月25日に由来していると言われています。

「天神さんの日」として親しまれ、参道には数多くの露店が並び賑わいます。

お祭りが好きな方であれば、せっかくなのでこの日に予定を合わせて行ってみるのもいいですよ。縁日の日は朝6時~21時までやっています。

2月初旬~3月下旬 梅苑公開

梅の咲く時期にだけ公開される梅苑。

白梅、紅梅、一重、八重と、咲き乱れる様々な梅の間を歩き、鑑賞することができます。9時~16時まで開いていて、梅苑の中にはこの時期だけに開かれる茶店があり凄まじい人気を誇ります。

入場料は800円ですが、入場券を持って行くと茶店で茶菓子をいただくことが できるので見に行かない手はありません。

5月上旬~下旬 青もみじ公開

春の梅、秋の紅葉が二大人気の北野天満宮ですが、実は初夏にも絶景を楽しむことができるのです。

それが新緑の季節、青もみじが生い茂る頃。

頭上にアーチを描くように佇む青もみじの清々しい美しさに息を呑みます。まるで山奥深くで大自然に囲まれているかのような体験ができますので、ぜひ行ってみてください。

梅と紅葉に比べて公開期間も短いので、行ける人はラッキーですよ。

入場料は500円です。

約350本の紅葉が生えている「もみじ苑」で幻想的な世界を体感しよう

もみじ苑

先程の青もみじが秋になり色づいた頃に公開。

鳥居をくぐり一本道を真っすぐ進み、楼門を超えて左へ行くともみじ苑の受付があります。入場料は1000円で、梅苑と同様に茶菓子付き。

茶菓子は中にある茶店でお茶と一緒にいただくことが出来るので、好きなタイミングで食べに行ってください。

ただし一度もみじ苑から出ると再入場できませんのでご注意を。

茶店では他にもお団子などがあって追加注文することもできますので、紅葉を見ながらゆっくりくつろぐのがおすすめです。

もみじ苑には約350本もの紅葉が生えていて、そこに訪れる人を幻想的な世界に引き込みます。

日没から20時まではライトアップもされ、昼間とはまた違った装いに。紅葉の中には樹齢600年を超えるものもあるので、ぜひ紅く染まった世界を満喫してください。

宝物殿公開

宝物殿の公開時期はまちまちで基本的には下記日程で公開されています。

  • 毎月25日
  • 観梅・紅葉シーズン
  • 1月1日
  • 12月1日
  • 4月10日~5月30日

入場料は800円。

宝物殿には名前の通り、古文書、刀剣、蒔絵や屏風、茶道具といった文化遺産が多数納められ展示されています。

とりわけ国宝に指定されている『北野天神縁起絵巻 承久本』は圧巻。

ぜひ足を運んで北野天満宮の、引いては日本の歴史を感じてみてください。

ここに挙げた時期以外にも、北野天満宮では1年を通してイベントを行っていますよ。

北野天満宮内のトイレは、楼門を右に行ったところと、東門の近くと二か所。またもみじ苑の開催中には、中にも1ヶ所トイレがあります。

喫煙所はもみじ苑の受付近くに広い休憩所があり、そのすぐ隣にあります。休憩所では吸えないので気を付けてください。

北野天満宮を南から北へ抜けたら、金閣寺へと向かいましょう。

歩いて10分弱で到着できますよ。

「金閣庵」で湯葉や豆腐を食べながら休憩しよう

茶房金閣庵

金閣寺の少し手前にあるこちらのお店で早めのランチとしましょう!

金閣庵では価格帯によって異なった趣のメニューになっていますので予算に合わせて食べてみてください。できれば自慢の豆腐や湯葉は食べておきたいところですね!

予算(ドリンク別、税込) 内容
~1000円
  • 京風湯葉ピザ
  • 自家製カレー
  • 衣笠丼(お揚げさんと九条ネギ)

など

1~2200円
  • 二種類の湯葉ピザと湯豆腐のセット
  • 京田辺産 玉露そば
  • にしんそば
  • 玉露そばと湯豆腐のセット
  • 玉露茶漬け

など

3800円コース
(1.5~2時間)
  • 湯どうふ (夏期はおぼろ豆腐にも変更可能)
  • 玉露そば 二種盛り
  • 温泉卵と白ごはん
  • 和菓子(地元ならではの和菓子をご用意)
  • 玉露
4500円コース
(1.5~2時間)
  • 湯どうふ (夏期はおぼろ豆腐に変更可能)
  • くみあげ湯葉
  • 湯葉ピザ 二種
  • 玉露そば
  • 温泉卵と白ごはん
  • 和菓子
  • 玉露

お腹も膨れたところで金閣寺の散策を!

こちらも詳しくは上に書いてますので省略させていただきます。

お腹いっぱいになった後、ゆったり境内を回るのはとても気分が良いですよ。おすすめです!

「金閣寺」周辺の基本情報

金閣寺入口

今回の金閣寺を中心としたデートプランは2パターン用意してあります。

一つは「北野天満宮→金閣寺」を回るプラン。もう一つは「金閣寺→龍安寺→仁和寺」を巡るプランです。

どちらも共通しているのは、歩いて各寺社仏閣を観光して行くこと。体を動かすデートプランです。

なので体を動かしたり、外に出かけるのが好きな方と一緒にぜひ行ってくださいね!

京都の古都デートならこちらもおすすめです↓

『金閣寺』の正式名称は『鹿苑寺』

金閣寺

写真にある舎利殿(しゃりでん)『金閣』があまりにも有名であることから『金閣寺』と一般的に呼ばれていますが、正しくは鹿苑寺(ろくおんじ)。

室町幕府、三代将軍足利義満が造ったと言われる金閣寺の魅力を見て行きましょう!

金閣寺の入口を入って真っすぐに進んで行くと右に分かれ道があります。右手に進むと休憩広場やお土産屋さんがあり、この辺りはまだ無料エリア。

曲がらず道なりに真っすぐ進んで行くと、拝観受付があります。そこで入場料400円を払って門をくぐるとすぐのところに金閣が見えてきます。

拝観ルートは一方通行になっていますので、ここで心行くまで金閣を楽しんでから奥へと進みましょう。

金閣寺と言えば誰もがこれを想像するのではないでしょうか。拝観受付をして進むとすぐ目の前に現れます。

入って左手は少し広い溜まり場になっていて、そこで金閣を正面から撮影することができます。

観光客の方が本当に多いので、撮影する際も押し合わないように注意してくださいね。

ちなみにこの舎利殿とは、元々何の場所だかご存知ですか?寝食をする場所ではないのですよ。仏の遺骨を安置する堂のことなのです。

「登竜門」をイメージして作られた『龍門滝』と『鯉魚石』で出世祈願をしよう

龍門滝と鯉魚石

拝観ルートの中頃ほど、金閣の裏手に位置するこの龍門滝(りゅうもんたき)と鯉魚石(りぎょせき)。これらは中国の故事『登竜門』をイメージして作られたもの。

写真中央にある、滝に打たれている大きな石が鯉魚石と呼ばれる鯉をイメージして置かれたものなのです。

登竜門は、「作家への登竜門」「エリートへの登竜門」というように「出世や成功するための関門」といった意味で使われることが少なくありません。

しかし元々の意味は少し違っていて、「関門を通ること」を指すのです。

中国の歴史書『後漢書』には、「中国にある『竜門』と呼ばれる激流があり、そのふもとに集まる鯉に竜門を登ることは不可能だ。

もしも登れるようなことが起きたら、鯉は竜になれる」という言い伝えが記されていました。ここから登竜門という言葉が生まれたのです。

龍門滝と鯉魚石には出世祈願に訪れる方が多くいますので、ぜひお祈りしてみて下さい。

『白蛇の塚』で弁財天様に願いを叶えてもらおう

石像とお椀

写真にある石像とお椀は『白蛇の塚(はくじゃのつか)』近くにあるものです。

石像周りに散らばっているものは小銭。お椀目がけて人々が投げ入れようとしているのです。

お椀はお賽銭入れとしての役割があり、このお椀に投げたお金が見事入ると弁財天様が一つだけ願いを叶えてくださるそうな。

拝観ルートの途中で道も狭いので、あらかじめ小銭を用意して前を通る時にぜひチャレンジしてみてください。

『豆政』で「金粉掛け宇治抹茶ソフト」を食べて休憩しよう

豆政

金閣寺の入口を抜けて右手のところに『豆政』という売店と、出店がいくつかあります。

こちらの豆政では

  • とうふ豚まん
  • お好み焼まんじゅう
  • 金粉掛け宇治抹茶ソフト

などの一風変わった品々を楽しめます。

写真のように、中で食べるというわけではなく目の前のちょっとした広場にあるベンチに腰掛けて休憩がてら食べてください。

この豆政からもう少し奥に行ったところには土産屋さんもあります。

金閣寺にちなんだグッズから、漬物や八つ橋などの定番京都土産を買うことができますよ。

この二つは無料エリアにありますが、拝観料を払って中の参拝ルートを抜けた出口近くにもちょっとした土産物屋やお茶屋さんがあります。

お守りなども中でないと買えません。

拝観ルートは一方通行で逆戻りできませんので、買い忘れがないようにしてくださいね。

金閣寺周辺のトイレ・喫煙所情報

先程紹介した無料エリアにある土産物の近くにトイレが1ヶ所と、有料エリアの終盤、売店近くにもトイレがあります。

金閣寺の中にはこの2ヶ所のみです。また、地図に記してあるセブンイレブンとローソンにもトイレがありますよ。

喫煙所は金閣寺前にあるバス停のすぐそばにあります。広々としていて自販機もあるので、コーヒーを飲みながら一服もできます。

ただし喫煙所に椅子はないので、あまり長居はしにくいですね。喫煙コーナーを出ればすぐ隣にベンチはあるので、さっとタバコを吸って座って休憩するのがおすすめです。

今回は2パターンのデートプランを紹介します。

バスで金閣寺へ行き、金閣寺を回った後に『きぬかけの路』と呼ばれる観光道路を歩いて龍安寺、仁和時と世界遺産を巡るコース。ルートは大体こんな感じ。

もう一つは電車で北野白梅町まで行き、そこから北野天満宮を経由して金閣寺へ向かうパターン。帰りはバスで帰ることを想定したデートプラン、このようなルートです。

金閣寺へのアクセスは電車がオススメの理由3選

金閣寺への行き方は大きく分けて電車かバスの2通り。

電車で行く場合の最寄り駅は京福北野線 北野白梅町(きたのはくばいちょう)駅です。嵐山界隈に住んでいる人でない限りは、阪急京都線大宮駅から嵐山線に乗り換えて行きます。

大阪方面から来る方にとっては西院駅の方が近いのですが、一つ隣の大宮駅まで行ってから嵐山線に乗り換えるのがおすすめです。

電車の値段は阪急京都線も嵐山線も変わりませんし、西院-大宮間も2分ほどで行けますが、そのひと手間で席に座れるかどうかが大きく変わります。

嵐山線の始発駅が大宮駅なんですよ。

なので阪急に乗る段階から一緒の場合は、あえて西院を通り過ぎて大宮駅まで行ってから乗り換えることをおすすめします。

金閣寺の最寄り駅(と言っても徒歩15分ほど)にあたる北野白梅町駅へ行くには、阪急大阪梅田駅を経由して阪急線で行くか、JR京都駅を経由してかのどちらかです。

出発駅 行き方 所要時間
大阪・
神戸方面
阪急京都線 大阪梅田→大宮/京福嵐山本線 四条大宮(→帷子ノ辻)→北野白梅町 約87分
京都駅 JR嵯峨野線 京都→太秦/京福北野線 撮影所前→北野白梅町 約32分

京都方面にお住いの方や京阪電車を利用する方は、次で説明するバスと組み合わせて行くのがおすすめです。

「電車だけで移動したい!」という人は、京都の駅近デートプランもおすすめです。

まず先に断っておきますが、金閣寺へ行くのにバスはおすすめしません。

一般的にはバスの方が良いと言われていますが、デートで行く場合はバスの利用を避けるべきです。

理由は3つ。

1:バスはとてつもなく混む

「桜や紅葉の観光シーズンになるとバスは混みますが~」という文言をよく目にしますが、バスを何本も見送らなければならないほど、混雑します。

通常時期でもバスの中は人でパンパンになります。これが観光シーズンになると、バスを数本見送らないと乗れなくなるという意味なのです。

もちろん時間帯や場所によっても差はありますが、淡い期待など抱かず押しくらまんじゅうするつもりでいた方が賢明。

京都を走るバスは市内をぐるぐる回っているので、観光客関係なくそもそもの一般利用者だけでもかなり多いのです。

2:バスは渋滞のリスクが大きい

実は大宮からバスで金閣寺まで行くこともできます。

この場合、「大宮駅→北野白梅町駅→歩いて金閣寺」と「バスで大宮→金閣寺」だと後者の方が確かに早いです。スムーズに行けばの話ですが。

電車の遅延に比べて、バスの渋滞による到着の遅れは頻繁に起こり得ます。

それこそ観光シーズンは特に。渋滞に巻き込まれてしまうと下手をすれば1時間以上かかることも。

しかも1度乗ってしまった以上、途中で引き返すのは困難を極めるため、デートのスケジュールが大幅に乱れてしまいます。

バスにゆったりと座れていればまだ良いかもしれませんが、渋滞に巻き込まれるような交通状態であれば、バスの車内もしっかり混雑しているでしょう。

3:バスは行き先を間違えてしまう可能性が高い

デートで行く場合、最も避けたいのがこれ。

バスは行き先や回り方などが非常に多いため、誤って逆回りのバスに乗ってしまったり全然違うバスに乗ってしまう危険性があります。

しかもバスの乗り間違えは、大体乗ってしばらくしてからでないと気づかないので膨大な時間を無駄にしてしまいます。

バスは混んでる上に行き先を間違えて時間を無駄にした。

京都デートにおいてこれ以上の失態は無いというくらいに、避けたいミスです。そのミスを避けるためには初めからバスに乗らないのが一番です。

市内各地からバスは出ていますが、上記3つの理由からおすすめしませんでした。

唯一おすすめできるのが、地下鉄北大路駅からバスに乗る場合です。

比較的渋滞にもなりにくいですし、乗車時間も約12分ほどと短く、バスターミナルもかなりシンプルなので間違えずに乗れます。

京阪電車や京都市営地下鉄を利用される方は、北大路駅からバスに乗るといいですよ。バスターミナルでは、下記のいずれかのバスに乗れば金閣寺まで行けます。

F乗り場

  • 101系統(金閣寺・二条城・京駅行き都)
  • 102系統(金閣寺・銀閣寺行き)
  • 205系統(金閣寺・京都駅行き)
  • M1系統(大徳寺・金閣寺行き)

G乗り場

  • 204系統(大徳寺・金閣寺行き)

今回のデートプランはどちらも沢山歩くプラン。なので行きと帰りの移動にはなるべく体力を使わないべきです。

北大路駅から金閣寺まで、タクシーで行くと1000~1500円ほど。バスに比べるともちろん安くはないですが、この後のデートを快適なものにするためには必要な出費だと考えても悪くありません。

ぜひ前向きに検討してみてください。

まとめ

金閣寺を含む各世界遺産や北野天満宮を回ると、歴史面での京都を沢山感じられます。

もちろんこの記事で紹介したように美味しいお食事のお店もありますが、京都の歴史や自然を肌で感じるそんなデートをぜひしてみてください。

京都ならではの心地良いひとときを過ごせますよ。